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量が多く重い髪は、どのようなスタイルを試しても維持が難しいものですが、幸い、自分で量を減らすと扱いやすくなります。すきばさみを用いて量を調整し、より量を少なく見せるようなスタイリングを心がけましょう。また、日々のお手入れ方法を変えることで髪を軽くしましょう。

方法 1
方法 1 の 3:

すきばさみを用いる

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 すきばさみを購入する 
    すきばさみとは美容師の間で一般的に用いられている道具で、分厚い鋸歯状の刃がついたはさみのような見た目をしています。髪の15%ほどを切ることができるよう作られているので、髪型をくずすことなく量や重みを減らすことができます。[1]
    • 美容品の専門店、デパートのヘアケア用品のコーナーで探してみましょう。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 髪を洗い乾かす 
    髪をすくまえに、まずシャンプーで洗髪し通常通りに乾かしましょう。普段から自然乾燥をしている人は、この際も自然乾燥で問題ありません。ヘアドライヤーを用いている人も、いつもと同じように乾かしましょう。つまり、普段通りの質感に可能な限り近い状態にすることが大切です。こうすることで、すき過ぎを防ぎます。[2]
    • 髪をすくまえにスタイリング剤はつけないようにしましょう。ハサミの刃が詰まるだけでなく、髪の見え方を変えてしまいます。結果的に、適切にすくことができなくなります。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 5~8センチ程の毛束を手に取る 
    少しずつ、同じようにすいていきましょう。まず、1つ目の毛束を作り、残りの毛をクリップなどで留め落ちてこないようにします。これで毛束の毛先だけに集中することができます。[3]
    • 髪が比較的短い人は、頭皮に近い位置の髪をすくことが難しいので毛束の数も少なくなるかもしれません。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 すきばさみで毛束をすく 
    毛先から5~8センチほど位置で鋸歯状の刃が下を向くようにして、45度の角度ですきばさみを構えましょう。次に、はさみで髪をはさみ、再び開きます。2.5センチほど毛先の方向へ位置をずらして、再びはさみを閉じ、そして開きましょう。毛先に到達するまで、この手順を繰り返します。[4]
    • 鋸歯状の刃が下に向いていると内側の毛がすかれていますが、より長い髪によって隠れます。
    • 根元に近い位置からすかないよう注意しましょう。すきばさみを用いることで髪は実際に部分的に切れています。つまり、あまりに根元近くからすいてしまうと、頭頂部に向かって、かなり短い毛ができでしまいます。髪型が崩れてしまわないよう、毛先からすいてみましょう。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 すいた部分を櫛でとかす 
    すきばさみを用いた部分に櫛を通し、切れた髪を全て取り除きましょう。そして、すいた場所を確認してみます。残りの髪と見比べて、充分すくことができているか判断しましょう。[5]
    • まだ重たく感じられる場合は、再び2~3回すきましょう。同じ場所を何度もすいてしまわないよう、必要に応じて毛先からさらに少し根元の方に範囲を広げても良いでしょう。
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 残りの髪でも同じ手順を繰り返す 
    少しずつ、頭部を一周するように同じ方法で減らしていきましょう。見た目が均一になるように、毛束毎のすく回数を合わせましょう。[6]
    • すいた後はかならず櫛を通し、すいた場所と残りの髪を比べましょう。こうすることで、均一になり、すき過ぎを防ぎます。
    • 後頭部にかけてが見えづらい場合は、鏡に背を向けて、目の前で手鏡を持ち鏡越しに確認しましょう。あるいは、この部分だけは誰かに頼んでみましょう。
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方法 2
方法 2 の 3:

スタイリング方法を変える

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 毛先が重くなりやすい人は長めのレイヤーを入れる 
    ショートヘアにしていると、量が多く、ふさふさとした毛先が頭頂部付近で跳ね上がり見た目のバランスが悪くなることがあります。レイヤーが入っていると量や重みを再分配することができるので、全体的な見た目につやが出るだけでなく、すっきりとするでしょう。[7]
    • 担当の美容師に、毛先の毛量が多く、重く感じられると伝え、長めのレイヤーを入れて、少し軽く見せたいという希望も加えましょう。
    • 先を丸くしたような切り方をすると、量の多い部分は特に逆効果になる傾向があるので避けましょう。すでにそのような髪型になっている場合、髪を伸ばそうとしている人は特に、より多くのレイヤーを入れてほしいということを伝えましょう。
    専門家情報
    How.com.vn 日本語: Yan Kandkhorov

    Yan Kandkhorov

    ヘアスタイリスト
    ヤン・カンドコロフはニューヨーク市のミートパッキング地区にて「K&S Salon」を経営するヘアスタイリストです。ヘアスタイリストとして20年以上の経験があり、業界における象徴的なトレンドの仕掛け人として知られています。2017年より自身のサロンを運営しており、2019年にはExpertiseよりニューヨーク市における「Best Hair Salons」に選ばれました。現在まで数々の有名人や、Marie Clair USA、Lucy Magazine、Resident Magazineなどの一流ファッション誌とのコラボレーション企画に携わってきました。
    How.com.vn 日本語: Yan Kandkhorov
    Yan Kandkhorov
    ヘアスタイリスト

    専門家の技:髪が長く、量を減らしたい場合はレイヤーを入れるとよいでしょう。すきばさみを使うと、毛先よりも根元の方が太くなり、アンバランスな髪形になることがあります。ショートヘアであればそれほど問題ありませんが、ロングヘアの場合は、レイヤーを入れることでバランスの悪い部分を隠す効果が期待できます。

  2. How.com.vn 日本語: Step 2 ブロードライで手軽にスタイリングをする 
    まず、根元から乾かし始め、徐々に毛先に向かって移動しましょう。丸型のヘアブラシを髪の下からあて、髪の外側から熱を加えながら下に動かします。毛先に到達したらブラシを少し回転させて小さめのカールを作っても良いでしょう。あるいは、そのまま真っすぐに整えることも、もちろん可能です。[8]
    • 乾かしながらブラシで髪を引き上げてしまうと、根元にボリュームが加わり重い見た目になってしまうので注意しましょう。
    • 量の多い髪を乾かすと、水分が蒸発することによって逆立ったような見た目になることもあります。髪のアルガンオイルや縮れ毛を防止する美容液などを用いることで落ち着かせ、終日、つややかさを維持しましょう。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 ストレートアイロンでさらに毛量を少なく見せる 
    ストレートアイロンは、熱した金属製のプレートを髪にあて真っすぐに伸ばすための器具です。ストレートアイロンを用いる際は、まず髪を完全に乾かしましょう。そして、2.5センチほどの毛束をとり、ゆっくりと1~2回アイロンをあて、完全に真っすぐにしていきましょう。[9]
    • 必ず事前にヒートプロテクト効果のある整髪料を髪につけ熱によるダメージを防ぎましょう。
    • 同じ毛束にアイロンあてるのは2回までにしましょう。それ以上用いるとアイロンで髪が引っ張られ、切れ毛が生じる恐れがあります。2回アイロンをあてても真っすぐにならない髪がある場合は、温度を上げましょう。それでも効果が見られない場合、セラミック、チタニウム、トルマリンといった素材をプレートに用いているストレートアイロンと取り替えると良いかもしれません。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 縮毛矯正といった処置を検討する 
    ブラジリアンブローアウトやケラチンストレートパーマといった、化学構造を用いて髪をよりつややかに薄く見せる方法もあります。美容師が薬品を髪につけ、複数の手順(熱をあてるなど)を経て、より滑らかで真っすぐな髪になります [10]
    • 「パーマ」という名前が付いているので、処理の効果が半永久的に持続するような印象を受けるかもしれませんが、用いた方法や髪の状態次第で2~3か月おきのリタッチや手直しが必要になることもあります。
    • こうした方法は高価で、薬品を髪につける際に臭いが気になることもあります。予算が厳しい人や、化学薬品に対して体が反応してしまったことのある人は、他の方法を検討したほうが良いかもしれません。
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方法 3
方法 3 の 3:

お手入れ方法を変える

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 冷水で洗髪する 
    温水で髪を洗うと毛幹が開き、縮れ毛になったりボリュームが出る原因となります。冷水で洗髪すると毛幹が寝るので、よりつややかで輝くような滑らかな髪に仕上がります。[11]
    • 冷たいシャワーが好きでない人はぬるま湯を使ってみましょう。やや水温が下がるだけでも、髪の見た目は変わります。
    • 体全体で冷たいシャワーを浴びるのではなく、髪をシャワーキャップなどにまとめて、温水で体を洗ってから冷水に切り替えても良いでしょう。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 シャンプーは週に2~3回までとする 
    3~4日おきに髪を洗い、天然の油分で髪の健康を守り維持しましょう。シャンプーを用いない日は、冷水ですすぐのみとしましょう。この方法に慣れるまでしばらく時間がかかるかもしれませんが、ドライシャンプーなどの製品を用いると次のシャンプーまで清潔な気分で過ごすことができるでしょう。[12]
    • シャンプー(ボリュームを与える種類ではないもの)を用いる際は、500円玉程の量を手にとり、髪ではなく頭皮を洗うよう意識しましょう。
    • 毎日シャンプーで洗髪をすると、髪につやを与え健康を維持するために必要な天然の油分も取れてしまいます。その結果、縮れたような、ふさふさとした重みのある見た目になるでしょう。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 コンディショナーの代わりにアップルサイダービネガーを用いる 
    空になったコンディショナーの容器やスプレー容器に酢と水を半分ずつ注ぎ、混ぜ合わせましょう。これをシャンプー後の髪に噴きかけ、シャワーの最後に洗い流しましょう。髪を乾かすと柔らかくつややかに仕上がっている様子が分かるでしょう。[13]
    • コンディショナーには、髪の表面に膜をつくる成分が含まれていて、これによって髪がより重く見えることがあります。アップルサイダービネガーを用いると、膜を作ることなくコンディショナーと同じような効果を得ることができます。
    • アップルサイダービネガーは強い臭いを放つということも覚えておきましょう。まずは控えめに使い、髪や頭皮に臭いが浸透しないか確認しましょう。一つの対策として、香り付きの洗い流さないヘアケア用品(コンディショニングスプレーなど)をシャワーの後で用い、ビネガーの香りを隠してみましょう。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 ボリュームを減らすヘアケア用品を用いる 
    ジェル、クリーム、美容液といった、髪を落ち着かせる効果のある様々な製品が販売されています。製品の使用方法に従い、スタイリング前、あるいはスタイリング後に髪につけることで縮れを抑え、輝きを与え、あるいは滑らかなウェーブを実現しましょう。[14]
    • くせ毛の人は、くせ毛専用の製品を探してみましょう。自然なウェーブを損なうことなく髪の縮れや膨らみを落ち着けることができるでしょう。
    • ムースといったボリュームを加えることを目的とした製品は使わないようにしましょう。
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ポイント

  • すきばさみを購入し自分ですく前に、サロンを訪れ美容師にすいてもらいましょう。美容師のテクニックを観察し、自宅で試してみましょう。
  • すきばさみを用いる時は、うっかりすき過ぎてしまうことのないよう、必ずゆっくりと注意深く行いましょう。
  • 髪の量が多く、まとまりの悪さに困っているという時は、適した製品、ヘアスタイル、あるいはスタイリング方法について美容師に相談してみましょう。また、現状の髪型に満足していない時も、その旨をはっきりと伝えましょう。
  • 髪の多い人用のシャンプーも販売されています。こうした製品は、髪を滑らかにし縮れ毛を防ぐことで、毛量を少なく見せています。ボリュームアップのためのシャンプー、あるいは薄い髪用のシャンプーは毛量を多く効果があるので用いないようにしましょう。
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このHow.com.vn記事について

How.com.vn 日本語: Arthur Sebastian
共著者 ::
Arthur Sebastian Hair Salon経営者
この記事の共著者 : Arthur Sebastian. アーサー・セバスチャンはサンフランシスコにてヘアサロン、「Arthur Sebastian Hair Salon」を経営しています。セバスチャンはヘアスタイリストとして20年以上働いており、ヘアスタイリストの「真の仕事」はへアスタイリングへの愛と情熱から生まれるものであると信じています。アーサーは1998年に認定美容師の資格を取得しています。 この記事は2,039回アクセスされました。
カテゴリ: 髪とネイル
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