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この記事の共著者 : Luba Lee, FNP-BC, MS. ルーバ・リーはテネシー州に住む家庭医療を専門とするナース・プラクティショナー(一定レベルの診断や治療を行うことが許可されている上級看護師)です。2006年にテネシー大学にて 看護学修士号を取得しています。
この記事には7件の参照文献があり、文献一覧は記事の最後に表示されています。
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タンポンが抜けにくかったり見つけられずお困りですか?恥ずかしがることはありません。運動やその他の理由でタンポンが抜けにくくなっても、案外簡単に取ることができます。ただし、自分で解決できない場合は直ちに医師の診察を受けましょう。タンポンを長時間入れたままにすると感染症にかかる危険があります。
ステップ
- すぐに始めましょう。直ちに対応する必要があります。恥ずかしがって放っておいてはいけません。健康を害する恐れがあります。[1] タンポンが抜けなくなるというのは、多くの女性が経験していることです。
- 力を抜きましょう。緊張すると、ますます抜けにくくなります。本当にタンポンを入れたか考えます。抜いたのを忘れていませんか?入っている確信があれば、タンポンは「抜けない」のではなく、抜くまで膣の筋肉が適切な位置に保っていると考えましょう。[4]
- パニックになる必要はありません。膣は比較的小さく狭い箇所ですから、タンポンが永久に見つからないということはありません。多くの女性が経験していることですから、慌てる必要はありません。
- まず暖かいシャワーを浴びたり入浴して、緊張をほぐしましょう。深く深呼吸して体の力を抜きます。緊張すると筋肉がこわばり、タンポンが抜けにくくなります。
- 手を洗います。膣腔に細菌を持ち込まないように、手を洗いましょう。適切な衛生を保つと感染症、合併症や病気を予防できます。
- 必要に応じて爪を切りましょう。タンポンを取りだすために膣に指を入れるので、できるだけ痛みを感じないように準備します。
- 一人になれる場所で行います(衛生面からトイレが最適です)。下半身の衣類を取ったほうが作業しやすいでしょう。
- 紐を引っ張ります。両足と膝を開いて床に近づく位しゃがみ(床にお尻がつくほど深くしゃがむ必要はありません)、タンポンの紐があれば軽く引っ張ります。
- まず軽く紐を引いて、タンポンが自然に抜けるか試しましょう。タンポンが適切な位置に挿入されていれば、紐が2cmくらい膣の外側に出ているはずです。抜けにくい場合は、別の姿勢で試しましょう。便座に座り足を踏み台などに乗せたり、片足をバスタブの上に置く姿勢もあります。
- タンポンの紐が膣内に入り込むことがよくあります。紐を見つけるのに数分かかることもあります。紐が見つからなければ、3の方法を試しましょう。
- 座るか、しゃがむ、もしくは横になります。座ったり、しゃがんだり、横になった姿勢で試すとタンポンを抜きやすいでしょう。いきむのも効果があります。すぐに見つからなければ、姿勢を変えて試しましょう。
- 足をゴミ箱やバスタブに乗せたり、衛生面を考慮して便座の上でしゃがみます。排便、出産、ケーゲル体操をするように下腹部に力を入れていきみます。タンポンが抜けることがあります。また、いきむとタンポンが取り出しやすい位置に移動することもあります。深く息を吸ってからいきみましょう。
- 横たわる場合は、ベッドにあおむけに寝て膝を立てます。指1本を膣に挿入し、タンポンや紐を探します。見つかれば、膣の入り口に向かって軽くつつきます。入口に近づいたら人差し指と親指でタンポンをつまみます。
- 息を吐きだしながら、指1本を膣に挿入します。できるだけ深くまで指を入れましょう。子宮頸部と膣の間を指で円を描くように動かします。この部分でタンポンが見つかることがよくあります。必要に応じて人差し指と親指を使います。[5]
- 1本の指でタンポンを探した場合、見つけたらもう1本の指を入れます。2本の指でタンポン本体を挟み引き出します。紐ではなく、タンポン本体を引き出します。あわてる必要はありません。焦ると逆に奥に押し込むことがあります。タンポンを見つけたら、落ち着いて引き出しましょう。[6]
- 10分以上指を膣に入れてタンポンを探さないようにします。見つからなくても慌てずに、医師の診察を受けましょう。紐を見つけたら(膣の内部で紐が団子状にまとまっていることがあります)、指で膣の側面に押し付けて、ゆっくり引いてタンポンを抜きます。
- 一番長い指を使うと簡単ですが、人によって異なるのでどの指を使用しても構いません。
- 潤滑剤を使います。指でタンポンを探すのに潤滑剤を使うと痛みが軽減するでしょう。
- 膣に水を入れたり石鹸を使ってはいけません。感染症を起こす危険があります。また、香料の入ったローションなどを膣に使用すると、肌を痛める恐れがあります。
- 鏡で確認する方法もあります。または、トイレで排尿してみましょう。自然な営みでタンポンが抜けることもあります。
- 指だけを使います。指で探して見つからなくても、金属製のピンセットなどの道具を膣に挿入してはいけません。
- 重要なことなので繰り返しますが、タンポンを取るために道具を使ってはいけません。非衛生的で、膣から取り出せなくなる恐れもあります。
- 道具を使うと膣壁を傷つける危険があります。タンポンを取りすのに健康を害することは避けましょう。
- 医師の診察を受けます。タンポンが見つからなかったり取り出せなければ、直ちに医師の診察を受けましょう。タンポンを入れたままだと感染症を起こす恐れがあり危険です。他の人(恋人や夫など)に頼むこともできますが、恥ずかしくて頼めない人も少なくないでしょう。頼む場合は手袋を装着してもらいましょう。
- 病院では簡単にタンポンを抜いてもらえます。恥ずかしがる必要はありません。よくあることなので、医師は他にもタンポンが抜けなくなった患者を見ているはずです。健康を害する危険を考えて行動しましょう。
- 病院では痛みなくタンポンを抜いてもらえます。まず、医師は引いて抜こうとするでしょう。抜きにくければ、検診に使うのと同じ道具を使用して膣管を少し広げタンポンを取り出します。いずれにしても痛みを感じることはありません。
- タンポンを入れていることを忘れて新しく入れ、最初に入れたタンポンが取り出せなくなることがあります。タンポンを長時間入れたままにすると重篤な感染症を起こす恐れがあるので、タンポンを入れたことを忘れないようにしましょう。膣の腐敗臭、おりもの、めまい、骨盤の圧迫や痛み、腹部の不快感などの症状があれば、直ちに医師の診察を受けましょう。 [7]
ポイント
- ゆっくりそっとタンポンを抜くと、あまり痛みません。
- 体の力を抜きましょう。
- ワセリンでタンポンを取り出しやすくします。
- パニックになる必要はありません。バスタブの左右に足を乗せた姿勢で紐を見つけた人もいます。
- タンポンが抜けにくいときは、トイレで紐を引っ張りながら排尿します。奇妙に感じるかもしれませんが、簡単で痛みを感じない方法です。体の力を抜くことも大切です。
注意事項
- タンポンを8時間以上入れたままにしてはいけません。
出典
- ↑ http://www.healthline.com/health/toxic-shock-syndrome#Overview1
- ↑ http://www.beinggirl.com/article/how-to-take-out-a-tampon/
- ↑ http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/toxic-shock-syndrome/basics/definition/con-20021326
- ↑ http://www.menstruation-info-with-doc.com/tampon-stuck-inside.html
- ↑ http://www.healthdirect.gov.au/retained-object-or-tampon
- ↑ http://blogs.webmd.com/womens-health/2012/05/oh-no-where-did-it-go-when-things-get-lost-in-the-vagina.html
- ↑ http://www.enkivillage.com/tampon-stuck.html
このHow.com.vn記事について
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