ギブスをつけた状態でシャワーを浴びる方法

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脚や腕を骨折すると、入浴の仕方に悩むかもしれません。ギブスをつけた状態でのシャワーは難しいかもしれませんが、不可能ではありません。ただし、シャワーを浴びている間にギブスが濡れてしまわないよう注意する必要があります。入浴の際は予防策を講じましょう。また、ギブスが濡れてしまった場合は担当の医師に連絡し対処方法を確認しましょう。

方法 1
方法 1 の 4:

ギブスに防水措置を施す

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 ギブスカバーを購入する 
    様々な手間が省けるので防水方法としては最も簡単な選択肢と言えるでしょう。医師や薬剤師にギブスカバーについて聞いてみましょう。複数のメーカーが製造、販売をしています。[1]
    • ギブスカバーは、一般的に防水素材で作られた長い袋のような作りになって、ギブスの上に装着します。異なる種類のギブスに対応できるよう様々な大きさのカバーが販売されています。破れにくい素材が用いられているので、他の方法よりも安心感があるでしょう。
    • 内部の空気を抜くためのポンプがついているカバーもあります。カバーの内側が真空状態になるので、より防水効果が高まります。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 ビニール製の袋を用いる 
    ギブスカバーがない場合は家に常備されているもので代用しましょう。例えば、密閉式のビニール製袋でギブスを覆ってみましょう。[2]
    • 新聞が入っていた袋、パンが入っていた袋、あるいは小さなゴミ袋なども使用することができます。袋を被せ、口の部分を輪ゴムやガムテープなどで固定しましょう。輪ゴムの方が肌に優しいく、袋も再利用できます。
    • ギブスに被せる前に穴が空いていないか、よく確認しましょう。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 食品用ラップを使う 
    しっかりときつく巻くことができれば食品用ラップを使ってギブスを水から守ることもできます。ギブス全体に隙間なく巻いていきましょう。剥がれたり緩むことがないよう、最後にガムテープや輪ゴムで固定します。[3]
    • ラップは他の方法よりも効果が低いという点に留意しましょう。比較的安価な選択肢ではあるものの、隙間から水が入ってしまう可能性があります。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 ギブスの端にタオルや布を巻く 
    上記のどの方法を用いても、この手順は大切です。ギブスの上の端をタオルや布で巻き、肌とギブスの隙間からの水の侵入を防ぎましょう。ギブスの内側に水が入ると、皮膚感染につながる恐れがあります。
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方法 2
方法 2 の 4:

脚にギブスをつけた状態でシャワーを浴びる

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 椅子を用意する 
    脚を骨折した状態でシャワーを浴びる際は椅子が必要です。庭やキャンプ用の折りたたみ椅子を推奨する人も少なくありませんが、実際に使用する前に医師の了承を得ましょう。また、どのような種類の椅子が自宅のシャワーに適しているのか病院スタッフに相談しましょう。[4][5]
    • 安定性の高い椅子を選びましょう。浴室内で動いたりずれたりすることがあると、さらに怪我をしてしまうかもしれません。
    • 滑り止めとして椅子の下にバスマットを敷いた方が良いかもしれません。
    • 怪我をしていない人に椅子を試してもらい、安定性を確認してから実際に使用しましょう。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 椅子に腰かける 
    杖や歩行器があれば、体を支えながら浴室内を移動しましょう。シャワーに背を向け、椅子に腰かけます。[6]
    • つかまって体を支えられるものは何でも利用しましょう。シャワーの両側、あるいは安定性が高ければシャワーバーにつかまっても良いでしょう。シャワーバーによっては壁にしっかりと取り付けられていないものもあるので注意しましょう。実際につかまる前に安全かどうか必ず確認しましょう。
    • ゆっくりと椅子に腰かけ、流水から脚を遠ざけましょう。シャワーを調整できるよう体の向きを変えましょう。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 取り外し可能なシャワーホースを用いる 
    シャワーヘッドを手で持つことができると、椅子に腰をかけた状態でのシャワーもぐっと楽になります。必要な部位のみにシャワーの水をあてられるので、ギブスを避けることができます。[7]
    • シャワーヘッドが固定されている場合は、ボディタオルも取り入れて工夫しましょう。ギブスが濡れてしまわないよう十分に注意し、必ずカバーなどで覆ってからシャワーを浴びましょう。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 座った状態で水気を拭き取る 
    シャワーを浴び始める前に、近くにバスタオルを用意しておきましょう。座った状態で水気を拭き取りましょう。手や脚が濡れていると、タオルを取ろうとして立ち上がった際に滑る恐れがあります。[8]
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 椅子から立ち上がる 
    進行方向に身を向けて杖、松葉づえ、歩行器などにつかまり体を支えましょう。ゆっくりと椅子から立ち上がります。[9]
    • 車椅子がある人は、浴室を出て、ゆっくりと体の位置を下げて車椅子に腰かけましょう。
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 事前に医師に相談する 
    椅子に腰かけてシャワーを浴びる方法は比較的安全ですが、実際に試してみる前に必ず医師に相談しましょう。現在の怪我の状況をもとに安全かどうかの適切な判断を下すことができるのは担当医のみです。身をかがめて椅子に腰かける動作が好ましくないという理由で、他の方法を勧められるかもしれません。
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方法 3
方法 3 の 4:

その他の方法も試してみる

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 ギブスを水に近づけない 
    どんなにしっかりと防水措置を施していても、水が入ってきてしまう可能性はゼロではありません。ギブスをつけて入浴する際は、水からできるかぎり遠ざけましょう。[10]
    • シャワーではなく、湯船に浸かりましょう。腕の骨折であれば、湯船の方がギブスを水から守りやすいでしょう。浴槽のへりに腕を休ませて、ゆっくりと浸かることができます。
    • シャワー派の人は、流水がギブスにかからないよう工夫しましょう。シャワーの水がかからない位置に脚や腕を突き出した姿勢を維持しなければならないかもしれません。
    • このように水がかからないように注意する場合でも、ギブスは何らかのカバーで覆うようにしましょう。少量の水でも悪影響を及ぼす可能性があります。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 シャワーを浴びる代わりに体を拭く 
    怪我をした状態でシャワーを浴びると、ギブスが濡れてしまう恐れがあるだけでなく、動きが制限されているためシャワーが扱いづらい可能性もあります。特に脚を怪我していると不便です。可能であれば、体を拭く「スポンジバス」に切り替えてみましょう。[11]
    • 小さな子供がギブスをつけている場合は、本人がギブスに慣れるまで大人が体を拭いてあげましょう。
    • 大人であれば、シンクのそばで自分で自分の体を拭いてみましょう。気兼ねなく頼ることのできる相手がいる場合は、手助けを求めても良いでしょう。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 防水ギブスを使えないか医師に相談する 
    防水ギブスであれば水がついてしまった時も、より安心です。高い確率でギブスを濡らしてしまいそうな時は、医師に相談してみましょう。[12][13]
    • 防水ギブスには素材別にいくつかの異なる種類があります。どの素材が自分に最も適しているのか医師と相談してみましょう。合う素材と合わない素材があるので、説明してもらうと良いでしょう。
    • 防水ギブスは100%安全というわけではありません。普通のギブスと比べて耐水性は高いものの、入浴、シャワー、水泳といった場面では十分な予防措置を取る必要があります。できる限り濡らさないようにしましょう。
    • 治すために患部を動かさなければならい骨折もあります。こうした場合、防水ギブスは適さないかもしれません。
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方法 4
方法 4 の 4:

ギブスが濡れてしまった時

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 ギブスを乾かす 
    ギブスが濡れてしまった時は速やかに乾かすことが大切です。しっかり乾かすと、ギブスを傷めることがなく、感染症の発症リスクも下がります。[14]
    • ヘアドライヤーを用いましょう。冷風に設定することがポイントです。温風を用いると火傷をする恐れがあります。
    • ヘアドライヤーがない場合は掃除機にホースをつけて代用してみましょう。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 医師に相談する 
    濡れてしまったギブスは交換しなければならないかもしれません。うっかり濡らしてしまった時は、すぐに医師に連絡しましょう。できるだけ早く診察を受けましょう。水がギブスに染み込み、肌が感染症を起こす恐れがあります。[15]
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 ファイバーグラス製ギブスでも油断しない 
    ファイバーグラス製ギブスは耐水性が高く、表面が濡れても簡単に水分を拭き取ることができます。ただし、内側が濡れて感染症を起こす可能性はゼロではありません。ファイバーグラス製ギブスであっても、濡らしてしまった場合は医師に相談しましょう。
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ポイント

  • シャワーホースを取り付け、シャワーヘッドを動かせるようにしましょう。特に脚を骨折してギブスをしている時に役立ちます。
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このHow.com.vn記事について

How.com.vn 日本語: Luba Lee, FNP-BC, MS
共著者 ::
治験審査委員
この記事の共著者 : Luba Lee, FNP-BC, MS. ルーバ・リーはテネシー州に住む家庭医療を専門とするナース・プラクティショナー(一定レベルの診断や治療を行うことが許可されている上級看護師)です。2006年にテネシー大学にて 看護学修士号を取得しています。 この記事は11,491回アクセスされました。
カテゴリ: 個人衛生
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