PDF形式でダウンロードPDF形式でダウンロード

火鍋は、箸を使って鍋(一人または複数名で使用)の中の辛いスープに生肉、野菜、麺、豆腐、魚介類や餃子などを入れて煮たもので、中国風フォンデューまたは中国鍋などと呼ばれることもあります。煮た具材を箸や穴杓子を使って取り出し、スープ、ご飯、中華バーベキューソース(サテーやサチャと呼ばれるもの)でいただきます。

好みに応じて様々な種類の肉や魚、麺を使うと良いでしょう。かつての中国では、地域によって火鍋の具材は異なっていました。例えば、海際に住んでいれば魚介類をふんだんに使い、内陸に住んでいれば豚、羊や山羊の肉を使うといった具合です。火鍋には1,000年以上の歴史があります。現在では火鍋は中国の旧正月を祝う料理となっていますが、寒い冬の料理としてもよく食べられています。以下のステップで、火鍋の作り方を見てみましょう。

  1. How.com.vn 日本語: Step 1 中華鍋などの大きな鍋にスープを用意して材料を煮ます。
    出汁の取り方に正解はありません。豚骨、豚骨とココナッツミルクを合わせたもの、麻辣ソース(辛さの段階は様々です)、トマト、カレー粉、味噌など、想像力を発揮して自分の好みのものを用意しましょう。中華料理店から出来合いのスープを購入するか、アジア食材店で人気の火鍋店のスープを入手しても良いでしょう。
    • 簡単なスープの作り方としては、お湯を沸騰させて骨や魚の頭、ハーブ類(しょうが、クコの実、紅なつめ、月桂樹の葉、クローブ、八角、乾燥唐辛子、桂皮、フェンネル)、香辛料(ホワイトペッパー、花椒)、野菜(わけぎ、ニンニク、白菜、きのこ)等を煮ます。水分が減り、素材の出汁が充分出るまで煮出してから漉します。
    • 伝統的なレシピ
      • 1)白湯スープ:鶏がらまたは豚骨、しょうが、クコの実、紅なつめ、白こしょう、わけぎ。白菜やきのこを足しても良いでしょう。
      • 2)麻辣スープ:牛骨、しょうが、ニンニク、チリオイル、乾燥唐辛子、月桂樹の葉、八角、シナモンスティック、クローブ、豆腐パフ(油揚げやがんもどき)。
      • どちらのレシピでも、ベジタリアンやビーガン向けには肉の代わりに野菜の出汁を使えば良いでしょう。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 肉や魚を薄切りにしましょう。
    薄く切ると、早く確実に材料に火が通ります。
    • 好みのタンパク質(肉、魚、豆腐)を選びましょう。火鍋によく使われるのは、薄切りの牛肉、豚肉、羊肉(赤ワインでマリネにしておくと良いでしょう)、鶏、おろした魚、いか、海老、ほたて、ムール貝、はまぐり、かまぼこや練り物(肉や魚卵が入っていることもあります)、海老団子、つみれ、海老または魚のペースト、牛肉団子、豆腐、厚揚げ、凍り豆腐、湯葉、がんもどき、うずらの卵などです。伝統的な方法で、地産の肉や魚介類を使った火鍋を作ることができます。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 野菜を選んで調理しましょう。
    • 葉野菜を選んで洗いましょう。よく使われるのは、クレソン、チンゲンサイ、春菊、ほうれん草、白菜、キャベツ、レタス、サヤエンドウの葉、大根、タロイモ、レンコン、冬瓜、かぼちゃ、トマト、トウモロコシ(四つ切)などの野菜です。エリンギやしいたけ、えのき、しめじなどのあらゆる種類のきのこも火鍋に向いています。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 麺類も存分に用意して、火鍋のお供として食べたり、最後に鍋に残ったスープに入れて食べましょう。...
    麺類も存分に用意して、火鍋のお供として食べたり、最後に鍋に残ったスープに入れて食べましょう。具材から出た良い出汁が麺に充分にしみこみます。
    • 麺はどのような種類のものでも良いでしょう。刀削麺、米粉麺、卵麺、ラーメン、うどん、春雨など様々な選択肢があります。種類を豊富にそろえるのも一興ですが、麺にたどり着く前に満腹になる人や、最初から麺はいらないと言う人もいるでしょう。
    • ご飯も同様で、いらないと言う人も多いでしょう。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 好みに応じて材料を足しましょう。
    水餃子等の粉もの、餅、湯円(甘い粉もの―中身はタロイモ、砂糖または塩漬けの卵、あんこ、または具なし)などが良いでしょう。
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 様々な調味料や薬味を食卓に用意して、各々好みのたれを作るように薦めましょう。
    一般的によく使われるのは、サテーソース、エゾネギ醤、ねりごま、からし、醤油、黒酢、海鮮醤、ごま油、チリオイル、スイートチリソースなどです。刻みニンニク、あさつき、生卵も良いでしょう。たれを混ぜるための小皿は人数分用意します。
    • サチャソースの基本的なレシピは次のとおりです。中華バーベキューソース、醤油、黒酢、刻みニンニク、刻んだあさつきに生卵を乗せます。卵の黄身部分だけを調味料に加え、白身は肉などと一緒に火を通して食べる人もいます。
  7. How.com.vn 日本語: Step 7 漉したスープを鍋に入れます。
    皆がめいめい素材を煮て食べやすいように、口が広くて浅い中華鍋や土鍋などが良いでしょう。電気コンロを食卓に起き、スープの入った鍋を置いて温めます。
    • 卓上ガスコンロを使っても良いでしょう。
  8. How.com.vn 日本語: Step 8 食卓に並んだものを取りやすいように、席は円形に配置しましょう。
    火鍋を囲むというのはとてもアットホームな共同体験です。皆で鍋を囲み、食材を入れ、煮えるのを待ち、好みの調味料を混ぜてたれを作りながら会話を楽しむのです。少しずつ煮て少しずつ食べるので、火鍋を食べ終わるまでには何時間もかかるのが普通です。
    • 鍋は個々に用意しても、あるいは複数使っても良いでしょう。サイズにもよりますが、家庭用の鍋が一つあれば4~8人分は調理できます。
    • 鍋から取り皿に具材を取るために、取り箸や穴杓、お玉などを用意しましょう。取り皿に具材を取る時にはこれらを使うのが礼儀です。
  9. How.com.vn 日本語: Step 9 めしあがれ!
    広告

ポイント

  • 水で戻したしいたけは歯ごたえがあり、火鍋に最適です。
  • 色々な種類のスープや肉、野菜、たれを試してみましょう。
広告

注意事項

  • 肉には充分火を通すよう、皆に注意しましょう。半透明な魚や海老を食べてはいけません。鍋から上げる前に、肉に火が通っているか確かめましょう。
広告

必要なもの

  • 中華鍋、土鍋またはしゃぶしゃぶ鍋
  • スープ
  • 薄切りの肉
  • 小さく切った海老、ホタテ、薄切りの魚
  • (副菜として)葉野菜、麺、きのこ、豆腐、餃子
  • たれ用のごま油、海鮮醤、醤油、スイートチリソース等
  • 箸か小さな穴杓子
  • 電気コンロ
  • たれ用の小皿

このHow.com.vn記事について

How.com.vnは「ウィキ」サイトの一つであり、記事の多くは複数の著者によって共著されています。 この記事は、匿名の筆者を含む26人が執筆・推敲を行い、時間をかけて編集されました。 この記事は2,627回アクセスされました。
このページは 2,627 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

⚠️ Disclaimer:

Content from Wiki How 日本語 language website. Text is available under the Creative Commons Attribution-Share Alike License; additional terms may apply.
Wiki How does not encourage the violation of any laws, and cannot be responsible for any violations of such laws, should you link to this domain, or use, reproduce, or republish the information contained herein.

Notices:
  • - A few of these subjects are frequently censored by educational, governmental, corporate, parental and other filtering schemes.
  • - Some articles may contain names, images, artworks or descriptions of events that some cultures restrict access to
  • - Please note: Wiki How does not give you opinion about the law, or advice about medical. If you need specific advice (for example, medical, legal, financial or risk management), please seek a professional who is licensed or knowledgeable in that area.
  • - Readers should not judge the importance of topics based on their coverage on Wiki How, nor think a topic is important just because it is the subject of a Wiki article.

広告