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この記事の共著者 : Nicole Moore. ラブ・リレーションシップ・コーチのニコル・ムーアは、最適なパートナーを見つけたいと思っている女性向けのプライベート・コーチングとオンライン学習コース「Love Works Method」の創設者兼CEOです。専門はボディランゲージ指導。恋愛をコントロールし、パートナーを惹きつけ、強固な関係を築けるようにクライアントのサポートをして、経験は10年以上。Cosmopolitan誌、Forbes誌、USA Today紙など、数多くのメディアで紹介されています。また、恋愛やデート、人間関係についてのアドバイスを求める現代女性のためのポッドキャスト「Love Works with Nicole Moore」の司会も務めています。シラキュース大学にてパブリックリレーションズとスペイン語の学士号を、ニューヨーク大学にてパーソナルコーチングの資格を取得。
この記事には10件の参照文献があり、文献一覧は記事の最後に表示されています。
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セックスについて考えるのは自然なことです。人類はホルモンの影響により、性行為を経て繁殖するようにできています。それでも、セックスのことを考えすぎてしまい、何も手につかないことが時折あるかもしれません。しかし、日常生活を送る上で、性的衝動や願望に気を取られ過ぎないようにすることは可能です。自分のキャリアや健康、趣味や家族、友人やお金等について考えなければいけない時には、特に気を逸らされないことが重要でしょう。セックスについて考えすぎないようにするには、どうすればいいのかということを学習しましょう。
ステップ
- 引き金となる事柄を理解して予期する 上で取り上げたような、引き金となる特定の事柄や状況を識別するのは簡単ですが、それらの事柄から距離を置くことができるかどうかを試してみましょう。こうした点を理解することで、性的な思考を減少させるために避けなければいけない事柄に対して、積極的な見方を持つことができます。
- 視覚的なものと聴覚的なもののどちらが引き金になりやすいですか?例えば男性の場合には、視覚的なものにより煽られる傾向がある一方で、[1] 女性の場合は、聴覚的なものに影響されがちです。
- 自分にとっての引き金が何かを知る 特定の人や、特定の時間帯、または特定の感情により、セックスについて考えてしまうような場合には、吸引力となる原因を識別します。引き金となる対象の一覧を製作してみましょう。もしかしたらこういった状況下でいつもセックスについて考えているかもしれません。
- 朝一番
- ジムやヨガといった特定の教室
- バスの中
- 勉強や仕事中
- 異性や同性といる時
- ベッドの中
- ポルノを見ないようにする 衝動的な性的願望を抑える上で効果的な手段のように思えますが、ポルノに不健全な仕方で依存すると、性的な願望に縛り付けられてしまう可能性があり、それにより抜け出すのが非常に困難になります。
- 家の中にあるポルノ関係の映像や雑誌、カレンダーや他の物品を処分し、ポルノへの願望を努力して抑えましょう。
- コンピューターにファイアウォール機能が付いていれば、ペアレンタルコントロールを設定し、プロファイル部分に未成年と記入することで、ポルノ画像に偶然出くわす危険を排除できます。当然、ペアレンタルコントロールは子供だけを対象としたものではないので、ブラウザーやその他のデバイス上で設定することができます。[2]
- セックスと関係のないトピックスの一覧を作る これは性関係とは真逆にある事柄の一覧です。セックス関連の事柄を考えそうになったら、セックスとは全く関係のない事柄について考えるように自分を訓練します。セックス関連とは無関係と思えるものなら何でも、気晴らしとして役に立ちます。
- 屋外の景色や、水中の景色、子犬、スポーツの試合でのミス、チェスの戦略といった、中立的で、気持ちが落ち着くような題材について考えるようにしましょう。
- 雪または冬、もこもこした冬服など、寒さに関連した題材について考えるのもよいでしょう。
- 引き金となるようなトピックスを、他の思考やトピックスと置き換える 別のトピックスについて思いを巡らすことで、セックスについて考えないように自ら歯止めをかけましょう。しばらくすれば、それを自然と行うことができます。
- 気晴らしとしてすぐにできる事柄を見つけます。例えばバスに乗っている時に、セックスについていつも考えているようであれば、乗車中に宿題を終わらせる、新しい本を読む、友達と話すなど、少し努力して他のことをしてみましょう。退屈な授業やミーティング、また仕事中にセックスについて考え始めるようなことがあれば、メモを取るようにします。ペンを動かしていれば、会話に集中することを余儀なくされるため、他のことに集中することはできないでしょう。
- 話題にする題材を常に頭に置いておきましょう。特定の誰かに会う時にいつもセックスのことを考えてしまい、あまり気恥ずかしい思いをするようであれば、次回出会った時にその人に聞いてみたい3つの事柄を準備しておきます。さらに、最近の事件や世界情勢、また政治といった、大半の人々に関係している、思考を刺激する題材を準備しておくのもよいでしょう。[3]
- 自分に誓う 性的な思考を抑えることを最低限のゴールとして設定し、仕事や学校といった日常的な活動に支障を来たさないようにすることを自分に誓いましょう。
- 誓いを忘れないようにするために助けが必要な場合、アクセサリーや普通の紐を手首に装着することで、性的な思考に陥らせようとする誘惑に立ち向かうことができます。
- 他の人に自分の目標について知らせます。信頼のおける友人や家族の誰かに自分が努力している点について知らせることは、責任感を保つ上で良い方法です。定期的に観察してもらったり、必要に応じて、助けやアドバイスを差し伸べてくれるようにお願いしましょう。
- 立てた制約を守っている自分にご褒美をあげましょう。これは分かりやすい方法です。お気に入りのデザートや、ショッピング、またはお気に入りの何かで自分にご褒美をあげます。
- あまり自分に厳しく当たらない セックスについて考えてしまうことは、思春期や大人にとってごく普通のことなので、きまり悪く感じる必要はありません。ただ、集中すべき事柄に思いを向けられないほどになっているとしたら、それは問題と言えます。それが決して困難ではないということと、現時点で抱えているような願望はやがて消え失せるということを覚えておきましょう。[4]
- 特定の計画を立てる 予定の中の空いている時間を、予め埋めておきましょう。リラックスする時間は誰にでも必要ですが、何もしないで長時間過ごしていると、後戻りしてしまい、セックスについてまた考えすぎてしまうことになります。一日の予定を、たくさんのイベントや活動で埋めておくと役立ちます。一日の終わりに、その日の活動を振り返ったり、くつろぐ時間を少し残しておきましょう。ただ、あまり長い時間を設定すると、退屈してセックスのことを考えてしまうことになりかねません。
- クリエイティブになる セックスに対する願望を、創意力に変換しましょう。セックスについて考えている時間を、創意性に富む趣味に費やすことができます。自分が本当に楽しめるものを通して気持ちを発散させて、代替的な満足感を得るようにしましょう。常に頭を動かして、忙しい状態でいましょう。
- 日記など、何か文章を書いてみましょう。
- 歌や楽器の演奏、またDJ活動などが挙げられます。
- 絵を描いたり、スケッチをしたり、彫刻に取り組んでみます。
- 編み物や刺しゅうもよいでしょう。
- 本や映画を選ぶ 本や映画の世界に入りこむ行為自体が楽しいものですが、簡単で大した労力もかけず、短期的に性的な考えを防ぐことができます。
- セックス関連の映画は避け、ロマンス系の小説や性的描写を含むものは選ばないようにします。
- アニメやアクション系、冒険もの、スリラー、またミステリーを扱った映画や本が効果的です。
- ショーや展示会に行く イベントに出かけると、それに没頭でき、楽しい時間を過ごすことができます。友達との外出も気晴らしには効果を発揮し、より楽しい時間を過ごせます。さらに、イベント終了後友人たちと感想を共有することもできるでしょう。
- コンサートやミュージカル、演劇、講義、朗読会などに参加するのもよいでしょう。
- その他にも美術館や展示会、水族館や動物園なども挙げられます。
- 必ず食事を摂る 性的思考や渇望は、空腹状態から生じる場合があります。そのため、食事を抜くことは止めましょう。バランスの取れた食事を一日当たり3回摂ることと、特に暑い時期には水分補給を欠かさないようにします。セックスについて考えないようにしっかりと頭を働かせる上で、セロリやほうれん草、くるみ、またひまわりやカボチャの種、ビート、またダークチョコレートといった頭脳食を摂取することを心がけます。[5]
- チーム競技に参加する 個人競技に参加しても、なかなかセックスについて考えるのを止めることができないかもしれません。チーム競技に参加することで、他の人たちとの社会的交友を通して、この手の問題を克服することができるでしょう。
- 相応しいタイプのスポーツ競技とチームを選びましょう。もちろん、チームやリーグにいる誰かに惹かれてしまう可能性があります。その場合には、競技への参加とセックスについて考えてしまうことのどちらにプラスの効果があるのかについて考えてみるのは賢明でしょう。同性の人たちだけで構成されるチームや、別のリーグに参加するという選択肢もあります。
- パートナーと話し合う もし交際をしているのであれば、健全なセックスライフを実現する上で、会話は欠かせないものです。考えていることを外部に出すことで、頭の中でモヤモヤとした状態が続くのを防ぐことができるだけでなく、セックスライフも改善されることでしょう。
- もし性欲が高い場合、双方が満足した状態を保つ上で、健全かつオープンな性的関係が持てるように良く話し合いましょう。会話は口から出る言葉だけで成り立つという訳ではありません。手紙を書いたり、カップルとして、自分の考えに近い本を読んだり、映画を一緒に観たりするとよいでしょう。[9] もしパートナーとセックスについて話すことにあまり乗り気がしないようであれば、気分を盛り上げる上で会話は不可欠であるということを忘れないようにしましょう。[10]
- あまり性欲が強くないとしても、会話は大事です。性欲が強くないのにセックスについて考えてばかりいるとしたら、もしかしたらセックスライフにおいて何かが欠けているか、不満があるのではないでしょうか? パートナーを信頼してオープンに話し合いましょう。自分が望んでいることと、相手が望んでいることが一致しているかを確認します。お互いの気持ちや、どのタイミングでセックスしたいのかを理解するようにします。
- セックスをロマンチックなものとして捉える 交際をしているのであれば、性的欲求を利用して、パートナーに愛情や気遣いを示すようにします。セックスという行為に固執するのではなく、ロマンチックな雰囲気づくりを心掛けます。そうすることで、感情的な意味で互いに親密さを共有することができるでしょう。
- マスターベーションに関して健全な見方や習慣を保つ マスターベーションは自分の性的思考や願望をチェックする上で役立つため、気恥ずかしさを感じる必要はありません。常にセックスの相手を探しているようであれば、定期的なペースでデートをしたり、マスターベーションをすることで性欲を部分的に抑えることができます。これにより、その他の重要な事柄に集中できるでしょう。しかしマスターベーション依存症にならないように気を付けましょう。
- セックスが全てでないということを覚えておく 頭の中にいつも浮かんでいるようなトピックスや、強迫観念に縛り付けられてしまうことがあるかもしれません。確かにセックスは大切で普遍的なものですが、人生においてセックスや性欲が全てであるというわけではありません。人間は複雑で、多面性を持った存在です。そのようなわけで、様々な思考や、興味の対象、また能力を尊重するようにしましょう。
- 信頼できる家族の誰かに伝える 10代の若者にとって、親に相談など非常に恐ろしく思えるかもしれませんが、この手の問題に関して、親も同じ道を通ってきたということを忘れてはいけません。10代であれば、信頼できる両親と話し合うことで、問題の解決には至らないにしても、より落ち着いて、正常な気分になることができるでしょう。セックスについて考えるのは10代にとって普通のことであり、打ち明ければ気が楽になるでしょう。
- 家族の他の人に話してみましょう。両親に打ち明けるのが嫌であれば、年上の身内やいとこに話してみましょう。年齢が近いことから、良く理解してもらえるかもしれません。
- 信頼できる友人に抱えている問題を打ち明ける あまりいい案には思えないかもしれませんが、これは最も強力で有効なアプローチの1つです。独断的ではなく、目指している目標と理解し、尊重してくれるような友人がいるのであれば、自分が取り組んでいる事柄を打ち明けてみましょう。自分が考えたり、するべきではない事柄を行うように強いられていると感じる時に、オープンに打ち開けることで、友人たちから助けを受けることができるでしょう。
- 宗教指導者やカウンセラーに相談する 特定の宗教に加入しており、性欲を抑える上で葛藤を抱えているのであれば、牧師やその他の宗教指導者に相談しましょう。これは普通の問題であり、恥ずかしがる必要はありません。カウンセラーはこの手の問題を沢山扱った経験があるため、目標を達成する上で必要な助けを差し伸べてくれるはずです。
- セラピストや学校のカウンセラーに相談する これには心理学者、精神科医、ソーシャルワーカー、また別の種類のセラピストが含まれます。
- 大抵の場合、セラピーやカウンセリングの治療費には保険が適用されません。学生で学校にカウンセラーがいれば、無料で相談できるでしょう。診察費用に関わりなく、診察や話し合った内容が外部に漏れることはなく、セラピストが守秘義務について詳しく説明してくれることでしょう。セラピストやカウンセラーは、性的なことに限らず、抱えている強迫思考に対処するノウハウを持っているので、助けになってくれることでしょう。
- セラピストやカウンセラーに相談することに対する偏見は近年かなり減少しており、定期的にカウンセリングを受ける人は驚くほど多くいます。そのため、カウンセリングを受けることを躊躇する必要はありません。
- 自分が抱えている思考がセックス中毒に関係していると思われる場合, 公認のセックスセラピストに相談して、症状を治療しましょう。強迫観念に駆られて破壊的または危険な行動に出ることがあってはいけません。
ポイント
- 性的な考えに負けないようにしましょう。他の人もセックスについて考えているということを覚えておきましょう。大切なのは、セックスといった重要度が低い事柄に邪魔されずに、日常生活を送ることは可能だということです。
- 女性にとって、ピル(ホルモン剤)による避妊は性欲を高める副作用があります。医師に相談して、アンドロゲン量がより低い薬剤に変更できるか尋ねてみましょう。アンドロゲンはテストステロンに関係しており、それは性別に関わりなく性欲を高める効果があります。
- 瞑想に励んでみましょう。
注意事項
- 重度の場合において、セックスに関する強迫観念はセラピーや投薬によってコントロールすることが可能です。実際のところ、自分が思っているほどはセックスについて考えていないかもしれません。しかし、自分の手には負えないと思われる場合には、医師に相談しましょう。
出典
- ↑ https://www.psychologytoday.com/blog/evolution-the-self/201205/the-triggers-sexual-desire-men-vs-women
- ↑ http://lifehacker.com/5868750/how-do-i-set-up-non-annoying-parental-controls-on-all-my-devices
- ↑ http://learning.blogs.nytimes.com/2012/06/12/163-questions-to-write-or-talk-about/?_r=0
- ↑ http://www.calmdownmind.com/overcoming-obsessive-thoughts/
- ↑ http://www.forbes.com/sites/jennifercohen/2015/02/05/12-best-foods-to-boost-brain-power/
- ↑ http://www.webmd.com/depression/guide/exercise-depression
- ↑ http://www.cosmopolitan.com/health-fitness/advice/a30333/ways-to-boost-your-endorphins/
- ↑ http://www.webmd.com/sleep-disorders/excessive-sleepiness-10/emotions-cognitive?page=1
- ↑ https://www.psychologytoday.com/blog/fixing-families/201308/five-ways-communicate-about-sex
このHow.com.vn記事について
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