この記事の共著者 : Lana Starr, AIFD. ラナ・スターはサンフランシスコ・ベイエリアにて特別イベント、結婚式、祝賀会、そして企業イベントのフラワーデザインを専門に手掛ける会社「Dream Flowers」の経営者です。花屋業界にて14年以上の経験があり、その業績はInternational Floral Art、Fusion Flowers、Florist Review、そして Nacreなどの花の専門書や業界誌にとりあげられました。2012年にカリフォルニア州認定フラワーデザイナー(CCF)の資格を取得。2016年より全米フラワーデザイナー協会の会員として活躍しています。
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冬の間も家の中を花でいっぱいにしたいと思いませんか?そんな時は、好きな花をドライフラワーにすれば、これを実現することができます。ドライフラワーの方法は様々ですが、それぞれの花に最適な方法を見つけるのも楽しみの1つです。
ステップ
- それぞれの束の先端をゴムバンドでまとめましょう。花2〜3本に大きめのゴムバンドを巻き、束全体にも数回巻きます。さらに他の2〜3本にもゴムバンドを巻くと出来上がりです。[7] 茎は乾燥する過程で縮んでいきますが、ゴムバンドを使用することでしっかりと固定されます。
- ゴムバンドは形が残るほどきつく巻いてはいけません。形が付くとその部分が湿って腐る原因になります。これが心配な人は、代わりに麻糸やラフィア紐を使って束をまとめましょう。ただし、麻糸を使用する場合は乾かす途中で縛り直す必要があるかもしれません。
- 2〜4週間待ちましょう。花びらがパリパリとした手触りになれば完成です。時々、4週間よりも長い時間を要することがありますが、それは一般的に部屋の環境が最適でなかったか、花びらが異常に厚いことが原因です。
- 通常、茎は完全にまっすぐの状態で乾燥します。自然なカーブを作りたい場合は、茎が柔らかくなるまでお湯に浸しましょう。そして好きな角度に曲げて、再び乾燥するまで重しを乗せて固定します。[11]
- ヘアスプレーで花を保護しましょう(任意)。エアゾール式ヘアスプレーやフラワースプレーを軽く吹きかけると花の形を固定することができます。これにより、花びらが折れたり落ちたりしにくくなります。[12]広告
- 花にワイヤーを巻きましょう(任意)。電子レンジにかけると茎は柔軟性を失います。花を曲げてアレンジしたい場合は、花の根元に直径0.5〜0.8mmのワイヤーを刺し、茎にらせん状に巻きつけます。ただし、電子レンジに金属を入れることはなるべく避けた方が良いでしょう。[15]
- 花の根元に厚みがない場合は、花の中心から茎にかけてワイヤーを刺しましょう。この時、ワイヤーが見えないようにできるだけ深く差し込んで隠しましょう。
- 花を乾燥剤の中に埋めましょう。花と花の間には少なくとも2cmの空間を空け、そっと横向きに置きます。そしてその上から乾燥剤をゆっくりとかけて花を埋めましょう。[18]
- 花びらがずれた場合は、爪楊枝を使って花びらの形を整えましょう。
- 花びらが焦げてしまった時に備えて初めは1〜2本から始めましょう。花が乾燥するのにどのくらいの時間がかかるのかが分かれば、簡単にできるようになるはずです。
- コップ1杯分の水を電子レンジに入れましょう。浅いコップに水を入れておくと、水は電子レンジのエネルギーを吸収することができます。これで誤って花を焦がしたり乾かしすぎてしまったりする可能性が少なくなります。
- 電子レンジで加熱しましょう。花を入れた容器を電子レンジに入れて2分間加熱します。そして、爪楊枝を乾燥剤の中に差して花が乾燥したかどうか確認します。まだ乾燥していない場合は、1分ごとに確認しながら追加で加熱しましょう。
- 花や電子レンジの種類には様々なものがあるため、この作業には試行錯誤が必要です。ヒナギクなどの薄い花は、「解凍」のすぐ次に低い温度設定で加熱するのが良いでしょう。[19] また、厚めの花であれば中〜高温設定で約8分所要します。
- 乾燥剤を払い落としましょう。容器が冷めたら軽く傾けて花が見えるようにします。そして花を下から支えるようにして丁寧に取り出し、細めの筆で乾燥剤を払い落とします。
- ヘアスプレーやフラワースプレーで花を保護しましょう(任意)。
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- 花を選びましょう。押し花にはパンジーやライラックなどの小さくて平らな花が最適です。水分の肉質の茎や薄い花びらは傷んでしまうため取り除きましょう。[22]
- 濡れていない紙の上に花を置きましょう。新聞紙や段ボール、ティッシュペーパーなどの光沢のない紙の上に花を置きます。花は重ならないように並べ、その上にもう1枚紙を重ねましょう。
- 使用する紙の吸水性が高ければ高いほど、押し花が綺麗に仕上がります。新聞紙の間に花を挟んだらそれを吸い取り紙で挟み、さらにそれを波型の段ボールで挟み、全体をテープで留めてみましょう。[23]
- 花を押しましょう。力が均等に分散するような大きなものの下に花を置きます。一般的には辞書や百科事典などが適していますが、重めの箱や木片を使用することもできます。
- 暖かくて乾燥した場所に置きましょう。
- 1〜3週間待ちましょう。1週間経過したら花を取り出し、濡れていない新しい紙に取り替えます。そして重しの下に花を戻して引き続き押します。
- 重しを取りましょう。花を数週間放置したら、重しと紙を取って花を取り出します。花はパリパリとした感触で紙のように薄く、また光に透けるようになっているはずです。広告
- 花を準備しましょう。亀甲金網もしくは目の細かい金網を、全ての花が収まるほどの大きさに切ります。そして茎を金網の穴に通します。すると花のつぼみが花全体を支え、茎がぶら下がっている状態になります。
- オーブンで乾燥させるのに適しているのは、小さくて花びらが多い花です。例としてはヤグルマギクやキクなどがあります。
- 低温で数時間加熱しましょう。対流式オーブンを約40℃に予熱しておき、金網に通した花を焼き網の上に乗せます。そして花を低温で、数時間かけてゆっくりと乾燥させます。[24] ちなみに、乾燥時間は花の種類と数によって異なります。
- 空気がよく循環する対流式オーブンを使うと最も上手くいきます。一般的なオーブンは使わないようにしましょう。一般的なオーブンでは水分が非常に多く、通常は最低温度が40℃よりもはるかに高く設定されています。
- 花を取り出しましょう。花が完全に乾燥したら、オーブンから取り出し乾燥用の台に乗せて冷まします。花が室温に戻るまで待ってから取り扱いましょう。
- ドライフラワーを丈夫に長持ちさせたい場合は、ヘアスプレーもしくはフラワースプレーを吹きかけましょう。
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- 花を選びましょう。この方法は、ユリなどの大きくて繊細な花を乾燥させるのに最適です。ただし、花びらが簡単に落ちないものに限ります。[25] 花が半分くらい開いたものを選び、すぐに乾燥させるのが理想的です。
- 乾燥剤を選びましょう。乾燥剤とは非常に吸収性の高い素材のことであり、花から徐々に水分を引き出します。どんな乾燥剤を選んだとしても、完全に乾いていないと効果がありません。よく使用される乾燥剤を以下に紹介します。
- シリカゲル:最も速く花を乾燥させることができ、園芸店で購入できます。価格は高めですが何回も再利用できます(下記の「ポイント」参考)。
- ホウ砂とホワイトコーンミール:安くて軽い乾燥剤です。同じ割合もしくはホウ砂:コーンミールが1:6になるように混ぜましょう。どちらにしてもそれほど違いはありません。
- 細砂:これは花の形を支えるだけのもので、花は自然乾燥させることになります。最も時間がかかりますが、最も安価な選択肢でもあります。
- ヨウ素無添加の塩を加えましょう(任意)。これは全員が同意している訳ではありませんが、塩を入れると花びらの色が長持ちすると言う人もいます。乾燥剤1L当たり大さじ3杯(15ml)の塩を加えてみましょう。日本では食品添加物としてヨウ素を加えることが禁止されているため塩の種類に気を遣う必要はありません。
- 容器を選びましょう。乾燥剤が十分にある場合は、茎全体がまっすぐの状態で入る容器を選びます。 ただし、乾燥剤を節約するために茎を切り落とし、浅い容器に収まる花の部分のみを残す人も多くいます。必要な容器は乾燥剤の種類によってやや異なります。[26]
- シリカゲルを使用する場合は密閉できる容器を使います。1本の花をドライフラワーにする時にはコーヒー豆の缶が良いでしょう。
- ホウ砂もしくは砂を使用する場合は、蓋のない容器を使います。丈夫な段ボールが理想的ですが、まず底に隙間がないかどうか確認しましょう。
- 花を慎重に取り出しましょう。容器を横に傾け、花が見えるようになるまで容器の側面を軽く叩きます。そしてドライフラワーを下から支えるようにして優しく取り出します。最後に小さな筆で乾燥剤を払い落としましょう。
- 乾燥剤が花にくっついている場合は、花の約30㎝上の高さから砂を細く振りかけましょう。これでくっついていたものが取れるはずです。[31]
- 花を取り出すのが早すぎると花がしおれる原因になります。花を取り出す前に、花びらの端がパリっとしていて紙のような感触になっているか確認しましょう。
- フラワースプレーやヘアスプレーを使うと寿命を延ばすことができます。
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ポイント
注意事項
- 花は摘み取るとすぐに色褪せていきます。花を最高な状態にするには、切り取ってからすぐに自然乾燥させましょう。
出典
- ↑ https://extension2.missouri.edu/g6540
- ↑ http://www.proflowers.com/blog/how-to-dry-flowers
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- ↑ http://gardenclub.homedepot.com/how-to-dry-and-preserve-flowers/
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- ↑ http://www.finegardening.com/drying-flowers-sand
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- ↑ http://www.finegardening.com/drying-flowers-sand
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- ↑ http://www.sheknows.com/living/articles/814724/how-to-air-dry-flowers-1
- ↑ http://www.save-on-crafts.com/dryintecforf.html
- ↑ http://web.extension.illinois.edu/cook/downloads/9206.pdf
- ↑ http://web.extension.illinois.edu/cook/downloads/9206.pdf
- 動画提供:homeclick
このHow.com.vn記事について
花を自然乾燥させてドライフラワーにするには、まず花の脇芽をすべて取り除きます。花を1本ずつ、または花束にしてから、先端を輪ゴムや麻糸で結びます。次に、束ねた花を上下逆さまにして、暖かく暗い乾燥した場所に吊るします。2週間〜4週間後、花びらに触れてパリパリに乾燥していれば、完成です。さらに長期間、花を保存したい場合は、ヘアスプレーをかけるとよいでしょう。また、押し花にする場合は、パンジーやライラックなどの小さくて平らな花を選びます。新聞紙やティッシュペーパーなど、光沢のないザラザラとした紙の上に、花が重ならないように広げて置き、その上にもう一枚、乾いた紙を置きます。次に、重さが均等にかかるように、花の上に重しをのせます。厚い本が適していますが、重い箱や板などでもよいでしょう。3週間後、花を取り出して、紙を新しく乾いたものに交換します。そして、再び重しをのせましょう。さらに数週間後に重しと紙を取り除けば、パリパリとした感触で紙のように薄く、光に透けるような押し花ができているでしょう。 電子レンジやオーブンを使ってドライフラワーを作る方法については、記事を読み進めましょう!
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