カミソリの刃を手入れする方法

PDF形式でダウンロード

PDF形式でダウンロード

この記事には：

蓄積物や汚れを取り除く

カミソリの刃を消毒する

カミソリの保管とメンテナンス

関連記事

参照

シェービング用品を頻繁に使用すると、毛や角質、その他の汚れなどが蓄積されていきます。やがて性能が落ちて不衛生な状態になり、怪我や感染を引き起こす可能性が出てきます。適切な手入れやメンテナンスをすれば毎回毛を短く剃ることができ、気持ちよくシェービングができるはずです。ストレートカミソリや安全カミソリ、複数刃のカミソリなど、どれを使用しても基本的な手順は同じです。お湯で刃を洗い流して大半の汚れを取り除き、残りの汚れを硬い剛毛ブラシで取り、別の溶液で殺菌消毒します。

ステップ

パート 1

パート 1 の 3:

蓄積物や汚れを取り除く

PDF形式でダウンロード

1. 
   1
   カミソリの刃を洗い流し、シンクの縁でカミソリを叩く　カミソリの刃の部分に強い水圧の流水をかけます。手入れのために刃を取り外す必要があれば、慎重に外しましょう。カミソリの刃の裏側に水を直接あてると、毛や残っているシェービングクリーム、刃についたべとべとした汚れを洗い流せます。カミソリを回しながら洗い流し、様々な角度から水をあてるとよいでしょう。数回軽く衝撃を与えるだけで詰まっている汚れを振り落とすことができます。カミソリを洗い流す際に、定期的に軽く叩きます。勢いよく叩くとカミソリの刃の部分やフレームが破損するため、注意しましょう。

   • 水よりもお湯の方が乾燥した汚れを浮かしやすいため、効果的です。
   • 大抵の場合、軽く洗い流すだけでカミソリの刃はきれいになります。
   • 刃の上や周りについている粉などがなくなるまで、叩き続けて汚れを流しましょう。
   • どんな場合でも刃を手で扱ったり叩いたりしては絶対にいけません。注意を怠ると簡単に怪我をしてしまいます。
2. 
   2
   ブラシで残りの汚れを取り除く　水だけで刃がきれいにならない場合は、特別なカミソリブラシが便利です。ブラシを刃に垂直にあて、滑らかな動きで滑らせます。ブラシの毛の一部が刃の隙間に深く入り込み、通常では取れない汚れを掃きだせます。

   • カミソリ用のブラシは通常ほとんどの薬局やスーパー、衛生用品が売られている店などで購入できます。
   • カミソリ専用のブラシがなければ、未使用の歯ブラシでも効果があります。歯ブラシがきれいな状態であることを確認してからカミソリの刃に使用しましょう。
3. 
   3
   カミソリの刃を完全に乾燥させる　可能な限りの蓄積物を取り除いたら、カミソリを屋外のどこかに置いて乾燥させます。換気がよく、常に空気の流れがある場所に置くのが最適です。その後はカミソリを普段の保管場所に片付けましょう。

   • 長時間湿気にさらしたままにすると刃が錆びる原因となり、安全面の問題が生じたり切れ味が格段に悪くなります。
   • 水浸しのままのカミソリも、不衛生なカビが繁殖する原因となります。
   • 素早く乾燥させるには、吸収性の高いマイクロファイバークロスで刃を拭くか、ヘアドライヤーを低温にセットして風をあてるとよいでしょう。
   広告

パート 2

パート 2 の 3:

カミソリの刃を消毒する

PDF形式でダウンロード

1. 
   1
   浅い容器に消毒用アルコールを入れる　一般的なイソプロピルアルコールには天然の抗菌特性があるため、カミソリなどの個人衛生用品に付着している細菌を取り除く効果があります。カミソリの刃の部分が完全に浸かる量のアルコールを入れましょう。

   • 最善の結果を得るには、最低でも純度が70％のアルコールを使用します。
   • 消毒用アルコールは便利で簡単に手に入り、安全に使用できます。自宅の薬品棚の中を探せばアルコールの在庫が見つかる場合が多く、カミソリをきれいに消毒できるでしょう。
   • 手元にアルコール類が全くなければ、蒸留白酢か過酸化水素でも代用できます。
2. 
   2
   カミソリの刃の部分をアルコールに浸す　カミソリを勢いよく前後に振ります。数秒で刃に付着している厄介な細菌を取り除けるはずです。

   • アルコールが刃の隙間を通るため、残りの汚れも落ちやすくなるでしょう。
3. 
   3
   刃を5～10分間浸したままにする　カミソリの手入れをしばらくしていなかったり、蓄積物が大量に付着している場合は徹底的に手入れをするのが得策です。カミソリをアルコールに長く浸けておくほど、頑固な汚れが分解されやすくなります。

   • カミソリ全体をアルコール、酢または過酸化水素水に浸しても問題ありません。こうするとカミソリの持ち手や刃の根元部分の乾燥した汚れが剥がれ落ち、カミソリ全体が効果的にきれいになります。
4. 
   4
   カミソリを乾燥させる　カミソリをアルコールに浸けた後は洗い流す必要はありません。代わりに余分なアルコールを振り落とし、乾燥するまで広い場所に置きますが、それほど時間はかからないはずです。消毒用アルコールは素早く蒸発するため、カミソリは短時間で乾くでしょう。

   • 水とは異なり、アルコールは金属に錆がつくのを実際に防ぎます。
   • 安全な場所にカミソリの刃をしまい、事故を防ぎましょう。
   広告

パート 3

パート 3 の 3:

カミソリの保管とメンテナンス

PDF形式でダウンロード

1. 
   1
   定期的にカミソリの手入れをする　毎回カミソリの使用後に刃を洗い流す習慣をつけましょう。こうすると皮膚、毛くず、石けんかす、その他の汚れなどの蓄積を最初から防ぐことができます。

   • 定期的に手入れをすると、カミソリが使い捨てタイプのものでも寿命が長くなります。
   • 週に1回程度、カミソリを消毒用アルコールに浸して消毒しましょう。
2. 
   2
   カミソリは乾燥した清潔な場所で保管する　バラバラのカミソリの刃を保管するには、しっかりと閉まる密閉ケースや同様の容器に入れるのが最もよい方法です。髭剃りなどにカミソリを使用する場合は別の台座やスタンドに置くか、カップに縦にして入れて水が流れ落ちるようにします。風通しのよいところで刃を乾燥させ、破損や怪我の原因にならない場所に片付けましょう。

   • カミソリをシンクの縁や、薄暗いシャワー室のニッチ収納（壁のくぼみにある棚）に置くと直接石けんカスや細菌に触れてしまうため、置いてはいけません。
   • このような場所は湿気が高くなりやすいため、刃が錆びつく可能性が高まります。
3. 
   3
   切れ味の悪いカミソリ、または錆びついたカミソリを交換する　カミソリの状態を確認するには、切れ味に注目します。最初に剃った瞬間にきれいに剃れない、または引っかかりや摩擦、刺激を感じる場合には、恐らくカミソリを処分する時期がきています。一般的には数週間ごとに古いカミソリを処分して新品の刃やカートリッジを用意するのが得策です。

   • 一部の衛生専門家は、カミソリを6～8回使用するごとに替え刃の購入を推奨しています。
   • 使い捨てではないカミソリでも劣化の兆候が出始めたら、切れ味のよい状態に戻すか交換する必要があります。
   広告

ポイント

• カミソリが乾燥したら、棚や持ち運び用ケースなどにしまって安全に保管しましょう。
• カミソリの刃に薄くミネラルオイルを塗って保管すると、刃の切れ味を保てるかもしれません。
• 予期せずカミソリが壊れたり切れ味が悪くなった時のためにカミソリを複数購入し、いつでも使えるようにしておきましょう。

広告

注意事項

• カミソリの刃がバラバラのものや取り外し可能な場合は、特に慎重に扱いましょう。扱いを誤ると大きな怪我の原因となる恐れがあります。

広告

必要なもの

• 水
• 消毒用アルコール
• カミソリ用ブラシ
• 広い保管場所または適切な収納容器
• 吸水性の高いタオルまたはヘアドライヤー（任意）
• ミネラルオイル（任意）