車のタイヤに空気を入れる最高の方法

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自宅やガソリンスタンドにあるエアコンプレッサーを使えば、手早く簡単に車のタイヤに空気を入れることができます。どのくらい空気を入れるべきかを正確に知るために、タイヤの空気圧を測るエアゲージも用意しておきましょう。タイヤの空気圧を適正に保つことで、空気圧の急激な低下によるパンクを防ぐことができます。また、燃費も向上し、省エネにもつながるでしょう。

パート 1
パート 1 の 3:

タイヤの空気圧を測定する

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  1. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 車のタイヤに空気を入れる
    オートバックスやイエローハットなどのカー用品店で、エアゲージを探しましょう。安価で持ち運びも楽なポケットサイズの製品も販売されています。数百円のアナログタイプから、3000円を超えるデジタルタイプまで、種類も価格帯も様々です。また、減圧機能付きのものや、音声通知機能が付いたしゃべるエアゲージなどもあります。[1]ポケットサイズのエアゲージは、ダイヤルタイプとペンシルタイプの2種類から選択可能です。
    • ペンシルタイプのエアゲージは、鉛筆ほどのサイズの細長いメタリックな形状が特徴です。タイヤのエアバルブに装着すると、空気圧により筒状の部分から目盛り付きの棒が押し出される仕組みになっています。
    • ダイヤルタイプの場合、エアバルブへの装着方法はペンシルタイプと同じですが、針が示す文字盤の目盛りの数値で空気圧がわかる仕組みです。
  2. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 車のタイヤに空気を入れる
    タイヤの空気圧をチェックする ホイールの内側のリムに沿って、ゴム製または金属製の小さなエアバルブを探しましょう。キャップを外すとバルブの本体が現れます。エアゲージの口金をエアバルブに押し当て、そのまましっかりと固定しましょう。空気圧の測定の際には、軽くプシュッと音がします。少し待ってからエアゲージを外し、側面にある小さな画面で数値を確認しましょう。
  3. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 車のタイヤに空気を入れる
    車のタイヤの空気圧は通常、200~250kPa(キロパスカル)程度ですが、軽トラックの場合はこれより高い空気圧にする必要があるでしょう。[2]すべてのタイヤを同じ空気圧にする車もあれば、フロントタイヤとリアタイヤでは空気圧が異なる車もあります。タイヤは自然に空気が抜け、毎月約7kPaずつ減圧していきます。周囲の温度も空気圧に影響するので、最低でも毎月1度はタイヤの空気圧のチェックを行いましょう。わずかな空気の減り具合を把握することができます。ガソリンを給油する際に、タイヤの空気圧をチェックするのもよいでしょう。ガソリンを入れている間に、エアゲージでタイヤの空気圧をチェックします。スペアタイヤの空気圧も年に2回はチェックするようにし、いざ使用するときに空気が抜けているということがないようにしましょう。
    • それぞれの車に適したタイヤの空気圧については、車の取扱説明書または運転席側のドアとボディの間に貼ってあるラベルを確認しましょう。ラベルには、Kpa(キロパスカル)またはkgf/㎠の数値が記載されています。
    • タイヤが完全にパンクしている場合、どこからか空気が漏れているかもしれません。タイヤに空気を入れてみて、空気が抜けないかどうか確認しましょう。空気が抜けていかないようなら、しばらく走らせてみてから空気圧を再度確認します。この時点で空気圧が低下していた場合は、徐々に空気が漏れているということです。タイヤの専門店に持って行って漏れを修理してもらいましょう。空気を入れている時に空気が抜けていく音がしたら、スペアタイヤに取り替えます。複数のタイヤがパンクしている場合は、レッカー車を呼ばなくてはいけないかもしれません。
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パート 2
パート 2 の 3:

エアコンプレッサーを用意する

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  1. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 車のタイヤに空気を入れる
    後で閉める時のために、キャップはタイヤの横に置くか、ポケットに入れておきます。それぞれのタイヤに空気を入れる直前に、キャップを外すようにしましょう。キャップをなるべく外さないようにすることで、失くす心配も無くなります。
  2. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 車のタイヤに空気を入れる
    電動のエアコンプレッサーは高価ですが、はるかに速く作業が完了します。自転車の空気入れのような手動のものを使っても構いませんが、かなりの時間と労力がかかるでしょう。エアコンプレッサーを自分で購入するか、持っている友人から借りてきます。どちらも難しい場合は、セルフのガソリンスタンドへ行きましょう。日本の場合、ほとんどのガソリンスタンドで空気入れを無料で利用できます。
    • 自転車用の空気入れを使用する場合は、シュレーダーバルブに対応しているかどうか確認します。また、1人ですべてやらずに済むよう、誰かに作業を手伝ってもらいましょう。車のタイヤは自転車のタイヤよりもずっと大きく、空気を入れるのも大変です!
    • カー用品店でエアゲージを購入するときに、車にある12Vのコンセント(シガーソケット)に差し込むタイプのエアコンプレッサーを一緒に購入しましょう。
  3. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 車のタイヤに空気を入れる
    作業は朝一番、あるいはパンクしてからの走行距離が3.2km未満の時点で行いましょう。1.6~3.2km以上走行した後だと、タイヤが温まり、エアゲージで正確な空気圧を測定することができません。
  4. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 車のタイヤに空気を入れる
    据え置きタイプの空気入れを利用する場合、大抵ガソリンスタンドのどこかに空気入れ用のスペースが設けられています。場所がわからない場合は、店員に尋ねましょう。空気入れの側に車を停めて利用します。また、持ち運べるタンク型のエアキャリーを貸し出している場合もあるでしょう。いずれの場合もほとんどのガソリンスタンドで、無料で利用可能です。
    • 空気入れのホースが4つのタイヤすべてに届くよう、空気入れに車を近づけて停めましょう。空気を入れるタイヤが1つか2つの場合には、4か所全部に届くように停車する必要はありません。
    • ガソリンを入れる際にタイヤの空気圧をチェックするようにしましょう。セルフ式のガソリンスタンドで、自分で作業する場合には当てはまりませんが、店員のいるフルサービスのガソリンスタンドの場合、空気圧のチェックなどに料金がかかることがあります。ただしその場合でも、ガソリンを入れていれば、料金を免除してくれるところがほとんどです。フルサービスのガソリンスタンドを利用する場合は、給油の際に空気圧のチェックも一緒に頼んでみましょう。
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パート 3
パート 3 の 3:

タイヤに空気を入れる

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  1. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 車のタイヤに空気を入れる
    車の運転席側に貼ってあるラベルをチェックし、それぞれの空気入れの指示に従って、推奨されている空気圧(推奨空気圧)に設定しましょう。ガソリンスタンドの据え置きタイプの空気入れを使う場合、エアホースを最も近いタイヤ(または空気を入れる必要があるタイヤ)のところまで伸ばし、エアホースの先端の口金部分をタイヤのエアバルブの先端に押し当て、そのまましっかりと押さえます。空気がタイヤに入っていくときの音に注意しましょう。空気を入れている間、空気入れ本体から信号音が出るタイプもあるので、説明をよく読んでから作業を行います。
    • 空気が激しく噴き出るような音がしたら、口金が安定するよう調整しましょう。ホースの口金がバルブに対して垂直になっていない可能性があります。
  2. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 車のタイヤに空気を入れる
    タイヤの空気圧が低くなっている場合、それぞれのタイヤに空気を入れるのに数分かかることがあります。過去数ヶ月以内にタイヤに空気を入れた、あるいは空気を入れて間もないというタイミングであれば、10~20秒ほどで済むでしょう。入れる空気の量が少ないことが予想される場合は、手動の空気入れを使ってもよいかもしれません。
  3. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 車のタイヤに空気を入れる
    十分な空気が入ったと思ったら(あるいは信号音が止んだら)、バルブからホースを外し、エアゲージで空気圧を確認します。繰り返しになりますが、多くの場合、タイヤの空気圧は200~250kPa(キロパスカル)程度に保つ必要があります。車種によって推奨空気圧が違うため、確認してから作業を行いましょう。エアゲージの値が推奨空気圧より低い場合はさらに空気を入れ、高い場合は空気を抜きます。適切な空気圧になったら空気を入れる作業は完了です。
    • タイヤから空気を抜く際は、指の爪や工具でエアバルブのセンターピンを押し下げましょう。空気圧の高いタイヤから圧縮された空気が噴き出る際には、一定のシューという音がします。空気を抜きすぎないように、小刻みに空気を抜いていきましょう。数値をこまめに確認しながら、徐々に空気圧を下げていきます。
    • タイヤの空気圧の低下が7~14kPaほどとわずかな場合でも、推奨空気圧になるように空気を入れましょう。規定の空気圧より21kPa程度下回るごとに、消費燃料が1%多くなり、タイヤの摩耗も最大で10%増加すると言われています。[3]
  4. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 車のタイヤに空気を入れる
    それぞれのタイヤに空気を入れ終わったら、必ずエアバルブのキャップを閉めましょう。エアバルブは基本的に、小枝や指など、何かで押されない限り空気が抜けない構造になっています。そのため必ずしもバルブをカバーで覆う必要はありませんが、キャップをすることで空気が抜けにくくなるでしょう。
  5. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 車のタイヤに空気を入れる
    据え置きタイプの空気入れを使用していて、タイヤにホースが届かない場合は、車を近づけたり向きを変えたりしてみましょう。
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ポイント

  • それぞれのタイヤの適正空気圧は、運転席側のドアとボディの間に貼られたラベルに記載されています。ラベルが見つからない場合は取扱説明書を確認しましょう。通常は説明書の後半部分に記載されています。
  • 空気圧は、タイヤが冷えているタイミングでチェックするようにしましょう。1.6~3.2km以上走行するとタイヤが温まり、正確に測定できくなることがあります。
  • 事前にエアコンプレッサーの操作方法を確認しましょう。一般に、エアコンプレッサーのホースの先端にはエアバルブに接続する口金がついていて、空気を入れる際に握るハンドル(またはスイッチ)も付いています。ハンドルを離すと、ゲージにその時点の空気圧が表示されます。空気を入れている間はハンドルを握ったままにし、時々ハンドルを離して推奨空気圧に達しているかどうかを確認しましょう。
  • 車のタイヤは、平均で毎月約450gの空気が抜けていくので、最低でも月に1度はタイヤの空気圧をチェックするようにしましょう。
  • 初めて作業する場合の注意点:ガソリンスタンドで空気を入れる際には、手早く作業を進めましょう。時間を節約するために、事前にエアバルブのキャップを外しておきます。また、据え置きタイプの空気入れの場合、車は空気入れに近い位置で、縁石と平行に停めるようにしましょう。
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注意事項

  • ガソリンスタンドのエアコンプレッサーは、使用頻度が高いため、搭載されているゲージの値が正確ではない場合があります。できれば自分のエアゲージを使いましょう。
  • ガソリンスタンドで急いで空気を入れなくてはいけない場合は、念のために(エアコンプレッサーのゲージの表示を確認しながら)多めに空気を入れましょう。空気を入れ終わってから、自分のエアゲージで各タイヤの空気圧をチェックし、必要に応じて少し空気を抜くなどして調整します。
  • 適正空気圧をはるかに超えた空気を入れないように注意しましょう。空気圧がおよそ275kPaを超えると、ほとんどの車でタイヤが破裂する危険性が高まります。空気を入れる際には、安全のため、推奨空気圧から34kPa以上オーバーしないように注意しましょう。
  • ガソリンスタンドの空気入れのホースに、金属製で目盛が彫られているタイプのゲージが付いていることがあります。このタイプは夜間には数値を読みにくいため、確認のために自分のエアゲージを持参しましょう。
  • (ガソリンスタンドなどにある)高圧のエアコンプレッサーで自転車のタイヤに空気を入れる場合は、空気圧が上がりすぎてタイヤのチューブが破裂しないよう、小刻みに空気を入れるようにしましょう。
  • タイヤの空気圧を適切に保ちましょう。空気圧が高すぎると、タイヤ中央部の摩耗が進み、ハンドリングや乗り心地に影響を与えることがあります。逆に空気圧が低すぎるとタイヤが歪み、摩擦でタイヤが熱くなってパンクの危険性が高まるでしょう。これは、SUVなどの重心の高い車の場合には横転の原因となります。また、タイヤの摩耗も激しくなり、ガソリンも浪費してしまうでしょう(つまり燃費もかなり悪くなります)。一般にタイヤが耐えられる空気圧の最大値は、車のラベルなどに記載されている空気圧よりも高く設定されています。車のラベルに記載されている値よりも低くなることがないよう、空気圧を調整するようにしましょう。
  • 空気を入れている時に、タイヤに寄りかかるなどして上から圧力をかけないようにします。推奨空気圧よりほんの少し空気圧が高くなったとしても、タイヤが破裂することはありませんが、ケガをしないよう、念のためタイヤに上から体重をかけないようにしましょう。
  • タイヤ(およびその他の車のパーツ)の整備の際には、ネックレスなどの首にかけるタイプのアクセサリーや、ぶらぶら揺れてどこかに引っかかってしまうようなアイテムは外しておきましょう。
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必要なもの

  • エアゲージ(最も正確なのはダイヤルタイプ)
  • 空気入れ・エアコンプレッサー

このHow.com.vn記事について

How.com.vn 日本語: Mike Parra
共著者 ::
熟練整備士
この記事の共著者 : Mike Parra. マイク・パーラはアリゾナ州在住の熟練整備士です。ASE公認自動車技術士の資格および自動車工学の準学士号を取得し、20年以上自動車整備の仕事に従事しています。 この記事は6,794回アクセスされました。
カテゴリ: 自動車
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