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赤ちゃんの健康的な人生の幕開けを支えることができるのが、授乳です。母乳は赤ちゃんに必要な全ての栄養が含まれていて、赤ちゃんのデリケートな消化器官にも最適です。また、母乳を通してお母さんから赤ちゃんに免疫が与えられるので、母乳は赤ちゃんの免疫システムの発達に欠かせない存在です。[1] 母乳を飲んでいる赤ちゃんは乳児死亡率が低く、幼児期をより健康的に過ごすことができます。しかし、授乳にあたって困難に直面することもあるため、事前に計画しておくのが良いでしょう。授乳から得られるメリットがあるので、ちょっとした計画でも立てる価値があるでしょう。[2]

パート 1
パート 1 の 5:

準備をする

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 出産前に授乳について学ぶ 
    お母さんも赤ちゃんも、出産後に実際に授乳をすることでその方法を学んでいきますが、出産前にできるだけ知識を得ておくと役立つでしょう。家族や周りに授乳経験者の女性がいたら、話をきいてみましょう。授乳経験者の女性が周りに少なくても、問題ありません。授乳についての情報は、インターネットやお住まいの地域でも得られます。[3]
    • ラ・レーチェ・リーグなどの組織は、世界中で個別面談やソーシャルメディアグループで面談を行い、新米ママや妊娠中の女性をつなげています。: https://llljapan.org/
    • 出産前や後に、授乳教室に参加してみましょう。オンラインクラスを探してみたり、医療提供者や病院を通して情報を得ても良いでしょう。
    • 周囲の男性に授乳について話をしてみると、授乳がもたらす健康面でのメリット、授乳方法、どのように授乳をサポートできるかを知る良い機会になるでしょう。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 授乳場所を作る 
    自宅の中に、静かに心地よく授乳できる場所を作ります。まずは、大きい椅子、リクライニングチェア、ソファーなど、どこに座って授乳をしたいかを考えましょう。できればベビーベッドかバシネットのそばに授乳場所を作ると、授乳後に赤ちゃんを戻しやすく、特に夜中の授乳には便利です。以下のアイテムを授乳場所に保管しておきましょう。[4]
    • 母乳パッド、ラノリンが含まれた乳首クリーム
    • 赤ちゃんの着替えとお母さんの着替え
    • 毛布と枕
    • げっぷをさせる時に使う布
    • 無香料のお尻拭き
    • 水やフルーツジュース(砂糖不使用のもの)など、ヘルシーな飲み物
    • プロテインバーや果物など、片手で食べられる栄養のある間食
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 授乳をする母親としての権利を雇用主に伝えておく 
    職場で搾乳をする場合は、勤務中に職場で搾乳できるようにしておくと良いでしょう。日本では、労働基準法67条で育児時間の保証がされており、仕事中に搾乳する際、育児時間を搾乳の時間に利用できます。
    • 海外でも同様の法律が制定されています。雇用主に相談する前に、主張できる権利について調べておきましょう。
    • できるだけ前もって相談しておくと、雇用主も必要な対処をとる時間ができるでしょう。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 着心地の良い授乳服を用意する 
    赤ちゃんが生まれてから最初の数週間または数ヶ月は頻繁に授乳をすることになるので、乳房を出しやすいような服を用意する必要があります。授乳用ブラジャー、タンクトップ、または着心地の良いボタンダウンのシャツを準備しましょう。肌と肌との触れ合いがあると、赤ちゃんも母乳を飲んでくれやすくなることを念頭に置いておきましょう。[5]
    • ラップドレス(体に巻きつけるように纏うワンピース)やカシュクール(胸元が着物のように打ち合わせになった上衣)なども、使いやすいでしょう。
    • アメリカでは普通のブラジャーを授乳用のブラジャーに仕立てることもできるようですが、日本では一般的に普段用と授乳用のブラジャーは分けて使用します。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 授乳にありがちな障害を乗り越える準備をする 
    周囲からの理解不足やサポート不足が、授乳において最も大きな障害の一つです。周囲の人から授乳への理解が得られそうにない場合は、授乳についてサポートグループに教育してもらいましょう。[6]
    • 日本では、妊娠中のお母さんやそのパートナーを対象にした自治体の保健福祉部局が主催する「両親学級」で、授乳や子育てについて学ぶことができます。
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パート 2
パート 2 の 5:

最適な栄養を摂る

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 健康的な食事を摂る 
    赤ちゃんはお母さんの摂る栄養に依存し、お母さんは母乳を通して自分以外のもう一人を養う必要があるので、栄養バランスのとれた食事を摂ることが大切です。母乳を分泌するには、一日に約500キロカロリーを追加して摂取する必要があります。全粒粉の食品、くだもの、野菜、たんぱく質、良質な脂質が豊富に含まれた食事を摂り、ビタミンとミネラルの吸収率を上げましょう。[7]
    • 授乳中は継続して妊婦用ビタミン剤を摂取しましょう。
    • 授乳は多くのカロリーを消費するので、体重を減らすために摂取カロリーの制限やダイエットは避けましょう。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 ビタミンDの補給について医師に相談する 
    母乳には赤ちゃんにとって最高の栄養が含まれているとされてきましたが、近年の研究で母乳を飲む赤ちゃんはビタミンDのサプリメントを飲むと良いということが明らかになりました。赤ちゃんには、1日に400 IUのビタミンDの摂取が推奨されています。かかりつけの医師に液体タイプのビタミンDサプリメントの投与について相談してみましょう。
    • ビタミンDのサプリメントは、薬局や薬店で購入できます。乳幼児用の処方であること、液体タイプであることを確認しましょう。[8]
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 水分補給を怠らない 
    のどが渇くまで待つのではなく、1日を通して一定の間隔で水分を補給しましょう。赤ちゃんのお世話で忙しいと水分補給に意識を向けるは難しいので、飲み物を近くに置いて1日を通して飲むようにすると良いでしょう。授乳やおむつ交換のたびにグラス半分の水を飲むなど、水分補給と作業とを関連付けると、十分な水分を確実に補給できます。[9]
    • 水分は主に水、牛乳、カフェインの入っていないお茶、ジュースで摂取しましょう。ジュースは、できれば砂糖が加えられていないものが良いでしょう。
    • 毎日、コーヒー1~2杯(約300mg相当)またはシングルのエスプレッソを2~4杯など、少量のカフェイン摂取はできますが、母乳を通してカフェインが赤ちゃんに移行することがあるので授乳中のカフェイン摂取は控えましょう。[10] カフェイン摂取後に授乳をして赤ちゃんの機嫌が悪くなるようであれば、授乳後にカフェインを摂取するようにして、カフェインを摂取してから次の授乳までは4時間空けると良いでしょう。[11]
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 アルコール摂取は授乳の2時間前までに済ませる 
    授乳中は1週間に1~2杯であればアルコールを摂取できますが、授乳前の2~3時間に済ませるようにしましょう。
    • ここでの1杯とは、蒸留酒であればシングルショット(25mL)、ビールであれば230mL、ワインであれば125mLです。[12]
    • 授乳が必要なタイミングにアルコールを摂取することが事前に分かっている場合は、搾乳をしておきましょう。
    • 授乳中は、自分自身と赤ちゃんの健康のためにも禁煙する必要があります。喫煙することで母乳の栄養値が下がるだけではなく母乳の味も変わるので、赤ちゃんが母乳を飲まなくなることがあります。[13]
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 服用している薬について医師と確認する 
    母乳を通して赤ちゃんに移行する薬もあるので、服用している薬がある場合は、授乳中に服用しても安全かどうかを医師に確かめましょう。場合によっては、授乳中に服用しても安全な代替薬を薦められるでしょう。[14]
    • ハーブ系のサプリメントを服用している場合も、医師に相談してみましょう。ハーブ系サプリメントの中には規制を受けていないものや臨床試験が行われていないものが多く、母乳の量を減らすものもあります。
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パート 3
パート 3 の 5:

横抱きで授乳する

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 赤ちゃんを横抱きする 
    赤ちゃんの体の片側が下になるように寝かせ、前腕で支えましょう。赤ちゃんの頭は、曲げたひじの上に置き、もう片方の手で赤ちゃんのおしりを抱えて支えます。[15]
    • 正しく横抱きをすると、赤ちゃんの耳、肩、おしりが一直線になります。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 赤ちゃんを支える 
    基本的な横抱きで赤ちゃんを抱いたら、お母さんに引き寄せ、赤ちゃんの体の側面が下になった状態でお母さんと赤ちゃんのおなかをくっつけます。赤ちゃんの背中側に枕を置き、お母さんの体に引き寄せるようにすると、お母さんの姿勢が前かがみになりません。上半身を起こして心地よく座りましょう。[16]
    • お母さんの両腕や背中の後ろに枕を置くと、体がより安定します。
    • 横抱きをするときに、赤ちゃんとの距離を近くすると、お母さんの姿勢が赤ちゃんにかぶさるように前屈みになりません。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 乳房を持って赤ちゃんの頭を支える 
    赤ちゃんのおしりをささえていた手で、授乳をする方の乳房を持ちます。親指とその他の指で乳輪近くを支えましょう。もう片方の手では、赤ちゃんの頭を支えます。このとき、赤ちゃんの頭は少し後ろ側に傾くようにしましょう。[17]
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 乳首で赤ちゃんの口を軽くかすめる 
    乳首で赤ちゃんの唇を優しくかすめるかくすぐるようにすると、赤ちゃんの口が大きく開きやすくなり、授乳を始めることができます。[18]
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 乳首を赤ちゃんの口の上あご部分へ入れる 
    赤ちゃんが口を大きく開いたら、すぐに上あごに乳首を差し出し、赤ちゃんの顔もその位置に動かします。このとき、乳輪全体を赤ちゃんの口の中に入れましょう。赤ちゃんが正しく母乳を飲んでいる場合、乳首がつねられているのではなく軽く引っ張られていると感じるはずです。[19]
    • 赤ちゃんの口に乳輪が十分に入っていないと、乳首が痛むでしょう。一度、赤ちゃんの口に指を入れて赤ちゃんを胸から引き離し、赤ちゃんの口に乳輪を十分に入れてから授乳を再開しましょう。
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パート 4
パート 4 の 5:

新生児に授乳する

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 できるだけ早く授乳する 
    出産後、できるだけ早く授乳しましょう。出産後数日間は母乳は出ませんが、お母さんの体の中では初乳と呼ばれる栄養価の高い母乳が少量分泌されます。[20]新生児には、吸いたいだけ吸わせてから、もう片方の乳房からの授乳に移りましょう。[21]
    • 授乳の際、最初にあげる乳房は左右交代にしましょう。母乳の分泌量が安定するだけではなく、授乳初期に起こる乳腺の鬱血を防ぐことができます。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 必要に応じて授乳をする 
    新生児が発する、空腹の初期段階の合図を見逃さないようにしましょう。赤ちゃんがいつもより機敏で活発な動きをする、口を動かす、乳首をさがす仕草をするなどしたら、授乳します。泣くのは空腹の後期段階の合図なので、赤ちゃんが泣く前に授乳しましょう。新生児には、1日に8~12回授乳をする必要があるでしょう。[22]
    • きちんと母乳が吸えているときは、赤ちゃんから一定のリズムで乳首を吸う音が聞こえます。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 げっぷをさせる 
    授乳後は、吸い込んだ空気を吐かせるためにげっぷをさせましょう。赤ちゃんが背中を丸める、身をよじる、居心地が悪そうにしているという場合は、げっぷをさせる必要があるでしょう。以下のいずれかの方法で、げっぷをさせましょう。[23]
    • 赤ちゃんをお母さんの肩の位置まで抱き上げます。このとき、手であかちゃんの頭と首を支え、赤ちゃんはお母さんの背後を見ている状態です。赤ちゃんの背中をしっかりと広げた手でさすって、体内にある空気を吐かせましょう。
    • 赤ちゃんをひざに乗せて前屈みにさせます。このとき、手首で胸を、あごと首を指で支えましょう。お腹をマッサージしてから、やさしく背中をたたきましょう。
    • 赤ちゃんをひざに寝かせます。このとき、赤ちゃんの顔はお腹よりも高い位置にしましょう。げっぷをするまで、やさしく背中をたたきましょう。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 授乳頻度に気を配る 
    新生児は、主に授乳と睡眠を繰り返します。授乳をあまりせずに長時間寝るようであれば、授乳のために2~3時間おきに起こす必要があるでしょう。使い捨ておむつを1日に5~6回、布おむつを1日に6~8回替えているようであれば十分な量の母乳を飲んでいるので問題ありません。
    • 授乳のために赤ちゃんを起こす場合は、まずはおむつを取り替えましょう。おむつを取り替えると赤ちゃんが起きて、周りの環境に敏感になり、授乳の準備ができます。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 おしゃぶりを与えるのを待つ 
    赤ちゃんにおしゃぶりを与える場合は、授乳に十分に慣れる生後1ヶ月を過ぎてからにしましょう。1ヶ月待つことで、乳頭混乱を避け、授乳中に乳首を吸う反射神経を育むことができます。[24]
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 トラブルが生じたら助けを求める 
    母乳の量に不安がある、上手く授乳できない、乳房が鬱血している、または授乳について疑問がある場合は、授乳コンサルタントか医師に相談しましょう。有資格の授乳コンサルタントの多くは電話相談窓口を設けていて、中には24時間受け付けていたり家庭訪問のサービスを提供していたりする場合もあります。
    • 出産した病院や助産所でも、授乳に関する相談を受け付けていることがあります。
    • 個人的にサポートを受ける場合は、ラ・レーチェ・リーグなどの組織に参加してみるのも良いでしょう。授乳をしている他のお母さんたちとの出会いの場になります。
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パート 5
パート 5 の 5:

新生児以降の赤ちゃんに授乳する

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 歯生期の赤ちゃんに授乳する 
    歯が生えるときのむずがゆい感覚を和らげるために、赤ちゃんがより頻繁に母乳を欲しがることがあります。乳首を噛まれると心配になるかもしれませんが、母乳を十分に与えられている赤ちゃんは乳首を噛まないということを覚えておきましょう。授乳に関心を無くした赤ちゃんや、授乳中に寝た赤ちゃん、そわそわし出した赤ちゃん、あごをピンと張り出した赤ちゃんの口から乳首をはずすと、歯生期のあかちゃんから乳首を噛まれることが避けられます。[25]
    • 個人差がありますが、一般的に歯の生えはじめは生後6ヶ月ごろとされています。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 授乳中にそわそわする赤ちゃんに対応する 
    赤ちゃんは成長するにつれて上手に母乳が飲めるようになりますが、周りの環境に興味を示し始めもします。授乳中に、突然もじもじし出したり体をよじらせたりするかもしれません。赤ちゃんを授乳に集中させるためには、気を散らすものがない静かな場所で授乳しましょう。授乳中の赤ちゃんの集中の対象になるように、大きくてざらざらした質感のビーズで作った授乳ネックレスをつけても良いでしょう。[26]
    • 授乳が上手くいかないほど赤ちゃんが授乳に集中できないときは、授乳を中断しましょう。赤ちゃんの気持ちが落ち着いてから、授乳を再開します。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 赤ちゃんに合わせる 
    授乳のスタイルは、十人十色です。授乳の体勢、左右の乳房の好み、授乳時間の長さなど、赤ちゃんに合わせることが大切です。[27]
    • 例えば、左より右の乳房からの授乳に時間がかかる場合でも、赤ちゃんが十分な量の母乳を飲めているのなら、問題ありません。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 授乳拒否に備える 
    月齢の進んだ赤ちゃんは、数日間授乳を拒否することがあります。この授乳拒否の理由は、歯生期、体調不良、母乳不足、分離不安など様々です。この期間、母乳分泌量を維持するために搾乳をする、なるべく頻繁に授乳する、授乳体勢を変える、うとうとしているかリラックスしている赤ちゃんに授乳するなど、対策をとりましょう。[28]
    • 授乳拒否が2日以上続く場合は、医師に相談しましょう。授乳を嫌がる原因となりえる基礎疾患の診察を受けましょう。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 断乳のタイミングはお母さんが決める 
    一定の期間授乳をしなければならないと、プレッシャーを感じる必要はありません。お母さんと赤ちゃんが続けたいだけ、授乳をしましょう。赤ちゃんは柔らかい離乳食を食べるようになると、飲む母乳の量が自然と減ります。
    • 米国小児科学会では、生後6ヶ月は母乳のみを与え、それ以降は最低でも1歳までは母乳と離乳食を与えることを推奨しています。[29]
    • 世界保健機構では、生後6ヶ月は母乳のみを与え、それ以降は最低でも2歳までは母乳と離乳食を与えることを推奨しています。[30]
    • こうした指針を元に授乳の開始や中止を決めなくてはと、プレッシャーを感じなくても良いでしょう。医師や助産師と一緒に、お母さんと赤ちゃんで授乳の期間を決めましょう。
    • 少量の母乳でも数年に渡り飲みたがる子供もいれば、母乳より離乳食が好きでただ気持ちを落ち着かせるために母乳を飲む子供もいます。
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ポイント

  • 搾乳をする場合、搾乳した母乳は殺菌した容器に入れて室温で6時間、保冷剤で1日、冷凍庫で5日まで保管できます。冷凍庫で保管する場合は、3日以内に使いきることが理想です。冷凍専用の冷凍冷蔵庫では、6ヶ月まで保管できますが、6ヶ月以内に使い切ることが理想です。[31]冷凍した母乳を使う場合は、使用前に必ずぬるいお湯に容器ごとつけておくか冷蔵庫で一晩おき、よく振ってから与えます。母乳に含まれる栄養素が壊れるので、電子レンジで加熱してはいけません。
  • 母乳を飲んでいる赤ちゃんは、一般的に黄みのかかったゆるい便を一日に4回以上します。
  • 搾乳するつもりがない場合でも、乳房が鬱血した時や、母乳分泌量を上げるために刺激を与えたい時などは、搾乳機を使うと良いでしょう。
  • 母乳が出なかったり、母乳だけで育てることにプレッシャーを感じたりする場合、助産師や医師に相談しましょう。母乳の分泌量を増やす様々な方法や、赤ちゃんが必要とする量に合わせて粉ミルクで補う方法など、解決の糸口が見付かるでしょう。
  • 日本では公正労働基準法により、生後1年までの子供を持つ母親に搾乳のための時間と場所を提供することが雇用者に義務付けられています。[32]
  • 授乳ケープをしてもしなくても、公共の場で授乳する権利が法律で守られている国や地域があります。日本ではそのような法律はなく、一般的には公共の場では授乳ケープをしてマナーの範囲内で授乳を行う場合が多く見られるようです。[33]
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注意事項

  • 授乳後に赤ちゃんの機嫌が悪い、排尿していない、定期的な排便がない、体重が増えない、肌や爪が黄色っぽいなどの場合は、授乳コンサルタントや助産師、医師に相談しましょう。
  • 乳房が痛い場合、乳首が割れて出血がある場合も医療機関を受診しましょう。
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  1. https://www.babycenter.com/0_caffeine-and-the-nursing-mom_4488.bc
  2. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27129353
  3. http://www.nhs.uk/Conditions/pregnancy-and-baby/Pages/breastfeeding-alcohol.aspx
  4. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/392766
  5. https://kellymom.com/hot-topics/med-risks/
  6. https://www.fitpregnancy.com/baby/breastfeeding/how-breastfeed-step-by-step-guide
  7. https://www.fitpregnancy.com/baby/breastfeeding/how-breastfeed-step-by-step-guide
  8. https://www.fitpregnancy.com/baby/breastfeeding/how-breastfeed-step-by-step-guide
  9. http://www.marchofdimes.org/materials/how-to-breastfeed.pdf
  10. http://www.marchofdimes.org/materials/how-to-breastfeed.pdf
  11. https://www.babycenter.com/404_whats-colostrum_8896.bc
  12. http://www.babies.sutterhealth.org/breastfeeding/bf_frequency.html
  13. http://www.babies.sutterhealth.org/breastfeeding/bf_frequency.html
  14. http://m.kidshealth.org/en/parents/burping.html
  15. https://www.breastfeedingbasics.com/articles/introducing-bottles-and-pacifiers-to-a-breastfed-baby
  16. https://www.breastfeedingbasics.com/articles/teething-and-biting
  17. https://kellymom.com/ages/older-infant/toddlernursing/#positioning
  18. https://www.essentialparent.com/lesson/how-long-should-each-feed-be-5957/
  19. http://www.motherandchildhealth.com/breastfeeding/surviving-a-nursing-breastfeeding-strike-my-baby-wont-nurse/
  20. https://www.mayoclinic.org/healthy-lifestyle/infant-and-toddler-health/in-depth/breast-feeding/art-20047898
  21. https://www.who.int/health-topics/breastfeeding#tab=tab_1
  22. https://www.mayoclinic.org/healthy-lifestyle/infant-and-toddler-health/in-depth/breast-milk-storage/art-20046350?pg=2
  23. https://www.thebump.com/a/breastfeeding-laws
  24. https://www.thebump.com/a/breastfeeding-laws

このHow.com.vn記事について

How.com.vn 日本語: Lisa Grossman, RN, BSN, PHN, IBCLC, CLC, CLEC
共著者 ::
国際委員会認定ラクテーション・コンサルタント
この記事の共著者 : Lisa Grossman, RN, BSN, PHN, IBCLC, CLC, CLEC. ラクテーション・コンサルタント、正看護師のリサ・グロスマンは、出産前のケア、母乳育児、授乳、心肺蘇生法(CPR)の指導に焦点を置いた母親・両親クラス「South Bay Baby Care」の経営者です。2018年、潰瘍科と集中治療室(ICU)勤務で培った豊富な経験をもとに同クラスを設立。新米両親、そして子供の誕生を待ちわびる親たちを対象に新生児のケア、母乳育児・授乳、睡眠習慣、産後ケア、心肺機能蘇生(CPR)、応急処置に関する専門知識を提供しています。マウントセントメリーズ大学にて看護学の学士号を取得。認定正看護師(BRN RN-BSN)、国際委員会認定ラクテーション・コンサルタント(IBCLC)、認定ラクテーション・カウンセラー(ALPP)、認定ラクテーション教育カウンセラー(CLEC – UCSD)の資格を保有。米国小児科学会(AAP)の会員でもあります。 この記事は1,237回アクセスされました。
カテゴリ: 妊娠期
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