くしゃみを止める方法

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くしゃみをするのは、体の自然なメカニズムです。人前でのくしゃみが無礼な行為に当たる文化はたくさん存在し、特にティッシュを持っていないと周囲から嫌がられてしまいます。体のメカニズムであるとは言え、人は様々な理由で「くしゃみを止めたい」と感じることがあります。ギネスブックには、くしゃみの発作が最も長く続いた世界記録保持者は、976日間で1万回以上くしゃみをし続けたという記録があります。きっと誰よりもくしゃみを止めたかったでしょう。[1]

方法 1
方法 1 の 3:

今にも出そうなくしゃみを止める

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 鼻をつまみましょう。
    鼻の先端よりも少し上をつまみ、顔から鼻を取り外すように引っ張ります。痛いほど引っ張る必要はありませんが、単に鼻の軟骨を伸ばすことで、くしゃみを止めます。[2]
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 鼻をかみましょう。
    ティッシュを使い、くしゃみが出そうになったら鼻をかみます。そもそものくしゃみの原因となったものを副鼻腔から除去できるはずです。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 上唇をつまみましょう。
    親指と人差し指を使い、軽く上唇をつまみながら鼻の穴に向かって押し上げます。親指と人差し指をそれぞれ別の鼻の穴の方向に向け、軽く上唇の肉を集める感覚です。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 舌を使いましょう。
    二本の前歯の裏側にある、上顎と歯肉(あるいは歯茎)の境目の部分に舌を押し当てます。くしゃみが出そうなむずむずとした感覚が無くなるまで、思いっきり力を込めて歯を押します。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 止まって、かがんで、待ちましょう。
    家の中で適当な小さなテーブルを見つけ、2.5センチ(1インチ)ほど離れた距離まで顔をテーブルの表面に近付けます。そして、テーブルに向って舌を突き出します。そうすれば、自然とくしゃみが出そうな感覚が収まるはずです。大体5~7秒で収まります。たとえ上手く行かなくても、少なくとも周囲にいた人が面白がってくれるでしょう!
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 自分をくすぐりましょう。
    くしゃみが出そうになったら、の先で上顎をくすぐります。くしゃみを出したい衝動が収まるまで続けましょう。約5~10秒で収まるはずです。
  7. How.com.vn 日本語: Step 7 手を使って気を紛らわせましょう。
    まず、片方の手の親指を他の指から離すように伸ばします。そして、もう一方の手の親指と人差し指の爪の先端で、伸ばした親指と人差し指の間のたるんだ皮膚をつまみます。
  8. How.com.vn 日本語: Step 8 眉毛の間の部位をつまみましょう。
    ここにあるツボは頭痛を治すとも言われていますが、くしゃみを止めるのにも効果的です。かなりの圧力がかかるまで、親指と人差し指で眉毛の間をつまみます。
  9. How.com.vn 日本語: Step 9 鼻の下をつまみましょう。
    (手を目の下で水平にした際の)人差し指の側面で、鼻筋の骨の真下にある軟骨を押します。そうすると、くしゃみを引き起こす神経の一つを圧迫できます。[3]
  10. How.com.vn 日本語: Step 10 耳を軽く刺激しましょう。
    くしゃみが出そうになった際に、耳たぶを優しく揺らします。公共の場でくしゃみを抑えたい時にこの方法を使えば、イヤリングなどをいじっているふりができます。
  11. How.com.vn 日本語: Step 11 ふざけたことを言って他人のくしゃみを止めましょう。
    誰かがくしゃみをしそうになったり、「くしゃみが出そう」と言ったりした時には、面白い発言をしてみましょう。脳は、ほかに面白い、すぐそちらに集中したいことがあると、くしゃみのことを「忘れる」場合があります。
  12. How.com.vn 日本語: Step 12 怒ってみましょう。
    歯を食いしばりながら、舌を突き出そうとしてみます(つまり、舌の筋肉を使って、前歯の裏を強く押します)。できるだけ強く押してみましょう!その刺激によって、くしゃみが出そうな感覚が収まるかもしれません。
  13. How.com.vn 日本語: Step 13 ブラックシード(ブラッククミン)を使いましょう。
    オンラインショップや地域のオーガニック食品を扱う店などで購入できます。一掴みのブラックシードを布(ハンカチや手ぬぐいなど)でくるみ、手の中で転がして中身を少し潰しましょう。その布を鼻に近づけ、数回嗅ぎます。くしゃみの衝動がすぐに収まるはずです!
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方法 2
方法 2 の 3:

くしゃみの回数を減らす

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 スナシエーション(Snatiation)になるのを防ぎましょう。
    「スナシエーション」とは、満腹が原因でくしゃみが止まらなくなるという、れっきとした医学的障害です。一般的にこの症状は、かなりの大食いをした直後に現れます。では、どうすれば防げるでしょうか?単純に食事の量を控えれば大丈夫です。
    • 好奇心旺盛な人のために説明をすると、「Snatiation」とは「Sneezing Non-controllably At a Time of Indulgence of the Appetite—a Trait Inherited and Ordained to be Named.(存分に食欲を満たした結果、制御できないほど続くくしゃみ――名称が付くことが定められた遺伝的性質)」の頭文字です。もともとは、「Sneeze(くしゃみ)」と「Satiation(飽食)」の混成語です。[4] 実際に存在する障害だと分かったところで、今後自分の食生活を見直してみましょう。普段あなたはいつくしゃみをしていますか?
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 「太陽によるくしゃみ」が出ていないかを把握しましょう。
    眩しい光にさらされるとくしゃみが出る場合は、光性くしゃみ(光くしゃみ反射)が原因かもしれません。驚くべきことに、この現象は全人口の18~35%に見られ、時に「ACHOO(アチュー)」と呼ばれます。「ACHOO」とは、「Autosomal dominant Compelling Helio-Ophthalmic Outburst syndrome(常染色体上にある優性遺伝子が引き起こす突発性太陽視覚症候群)」の頭文字から来ています。知れば知るほど複雑です。これは遺伝性のものであり、生活に支障をきたすレベルの場合は、抗ヒスタミン剤が処方されます。[5]
    • さほど症状がひどくない場合は、サングラス(特に、偏光サングラス)やスカーフを身に付けます。眩しい光(または太陽光)が差す場では、その光から目を逸らし、もっと暗いものや無彩色のものに視線を向けましょう。自動車を運転する際には、このステップの重要性が二倍になります。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 いつでも備えておきましょう。
    くしゃみが出るリスクが高そうな環境(胡椒が立ち込める場所や花粉の多い森など)に行く時には、大量のくしゃみが出ないように予防策を講じます。
    • ティッシュを携帯しておきましょう。くしゃみを防ぐには、鼻をかむのが役立つ場合があります。
    • 鼻孔を湿らせる手段を持っておきましょう。くしゃみの発作の予防になります。確かに鼻から水を吸うことも可能ですが、濡れたティッシュを鼻に詰める、目薬をさす、コーヒーの湯気を吸うなどの手段に留めておくのが賢明でしょう。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 アレルゲンを寄せ付けないようにしましょう。
    「全く予想のできないタイミングでくしゃみが大量に出る」のではなく、どちらかと言うと、「定期的にくしゃみの発作が起こる」というパターンの人は、環境に原因があるかもしれません。かかりつけの医者に相談すると同時に、アレルギーに注意して過ごしましょう。きちんと対策をしていれば、ある程度のくしゃみは予防できるはずです。[6]
    • 抗ヒスタミン剤を服用しましょう。くしゃみを予防できるだけではなく、咳や鼻水、目のかゆみなども抑えられます。ベナドリルは眠気を引き起こすと言われていますが、クラリチンなど、その他の薬であれば副作用がかなり少なくて済むはずです。
    • 家や車の窓やドアを閉めておきましょう。アレルゲンに触れる機会が少なければ少ないほど、アレルギー症状の予防効果は高まります。外の空気を室内に入れないことが大切です。
    • 長い間外にいた場合は、シャワーを浴び、着替えましょう。身体に大量の花粉がくっ付いているかもしれません。
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方法 3
方法 3 の 3:

健康的なくしゃみの習慣をつける

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 くしゃみを止める必要のない場面を理解しましょう。
    専門用語で「噴嚔(ふんてい)」と呼ばれるくしゃみは、体にとって非常に大切な現象です。基本的に、くしゃみというのは時速約160キロで体の中から空気を抜く行為です。このような速い速度の力が間違った方法で抑圧されると、大けがに繋がりかねません。したがって、出ている最中のくしゃみを決して無理やり止めようとしてはいけません。[7]
    • 例えば、くしゃみをしている「最中」に、をつまんだり、口を押えたりするのは禁物です。これは大けがに繋がる恐れがあります。平均的なくしゃみが持つ力と速度の体外への放出を抑制すると、やがて聴力低下や脳血管の損傷が起こりかねません。特に、既に出始めているくしゃみを止めるという悪い癖がついてしまうと、このような悪影響が出る可能性があります。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 健康的にくしゃみをしましょう。
    周囲に人がいる時にくしゃみを1回(あるいは2、3、ひょっとすると4回くらい)空気中に出してしまうと、有害な細菌を広める危険性があります。噴射された「スプレー」のようなくしゃみは、最大で1.5メートルも離れた距離まで届くのです!半径1.5メートルもあれば、多くの人に細菌をばらまくことになります。気を付けましょう!
    • 可能であれば、ティッシュの中にくしゃみをし、そのままティッシュを捨てましょう。ティッシュがない場合は、服の袖の中にくしゃみをします。手の中にくしゃみをしてしまった際には、必ずすぐに手を洗いましょう。手というのは、ドアノブや自分の顔、物の表面や周囲の人間など、常に何かに触れています。水が利用できない環境に行く際には、代替案として手の除菌用ローションを携帯しましょう。[8]
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 上品にくしゃみをしましょう。
    集団の中にいる時に盛大にくしゃみをして唾を飛ばすようなことがあれば、まず間違いなく周囲から睨まれるでしょう。くしゃみをすると、細菌を広めるだけでなく、会話も遮ってしまうので、可能な限り人から離れてくしゃみをするのが賢明です。[9]
    • 肘に向かってくしゃみをすれば、音を分散させられます。それができない場合は、ティッシュを取り、顔を前に傾け、できるだけ静かにくしゃみをしましょう。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 安全にくしゃみをしましょう。
    あばらを骨折している際にくしゃみをすると、激しい痛みに見舞われるでしょう。したがって、骨折している際には、できるだけ肺から息を吐き出してからくしゃみをします。そうすれば、あばらにかかる負担が減り、くしゃみの威力もかなり弱まります。結果的に、痛みが最小限に抑えられるはずです。
    • 体の中核を成す部位を痛めている時には、くしゃみは最も避けたい行為です。前述の点全てに注意しつつ、特に息を吐くことに集中しましょう。くしゃみをする際に吐き出す息を少量に抑えられれば、自分の内臓が急に揺れることもなく、くしゃみから受けるダメージが長続きせずに済みます。
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ポイント

  • くしゃみを我慢する必要性が生じないように、ティッシュやハンカチの携帯を日々の習慣にしましょう。
  • くしゃみが出そうな時は、「パンプキン」や「パイナップル」と言ってみましょう。他のステップを守るよりも随分と楽なはずです。
  • 光くしゃみ反射は、連続でたくさんのくしゃみを引き起こすことがあります。全人口の18~35%がこの症状を経験していて、特に白色人種で多く見られます。この症状は、遺伝的に引き継がれた常染色体優性形質から来るものです。三叉神経核内の信号の先天性異常が原因だと考えられています。
  • 鼻の中に塩を塗るとくしゃみを抑える効果があります。
  • くしゃみをする場合は、病原菌を広めないように注意しましょう。最近では、菌の拡散を防ぐために、手ではなく肘の内側に向かってくしゃみをすることを推奨する医者が増えています。最低でも、口と鼻を押さえながらくしゃみをし、空気中に菌が広まるのを防ぎましょう。自分の病気を蔓延させないためには、くしゃみをした後、できるだけ早くティッシュで鼻をかみ、手を洗うことが大切です。
  • くしゃみが出そうな時は、(くしゃみが複数回出る時に備えて)ティッシュを箱ごと近くに置いておきましょう。
  • くしゃみをする時には、手やティッシュをあまり使わないようにしましょう。周囲の人間に細菌が広まらないように、肘の内側に向かってくしゃみをします。
  • 出そうなくしゃみを止めるもう一つの方法は、下唇の内側を(軽く)噛むことです。
  • くしゃみをしそうになったら、舌で口蓋をわずかにくすぐりましょう。または、目をぎゅっと閉じて舌をかみます。ただし、強くやり過ぎないよう注意しましょう。
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注意事項

  • くしゃみを抑え込んだり、出ている最中に止めようとしたりすると、極めて危険な縦隔気腫の原因となることがあります。
  • くしゃみを抑えると、横隔膜や血管の損傷が起こる可能性があります。また、最悪の場合、脳血管が弱り、一時的な血圧の上昇によって脳血管が破裂してしまう恐れもあります。
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このHow.com.vn記事について

How.com.vn 日本語: Alan O. Khadavi, MD, FACAAI
共著者 ::
認定アレルギー専門医
この記事の共著者 : Alan O. Khadavi, MD, FACAAI. アラン・O・カーダビヴィ医師はカリフォルニア州ロサンゼルス在住の認定アレルギー専門医及び小児アレルギー専門医です。ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校にて生化学の学士号を、ニューヨーク州立大学ブルックリン校付属健康科学センターにて医学博士号を取得。同州のシュネイダー子供病院にて小児医学の臨床過程を終えた後、ロングアイランド大学病院にてアレルギー学と免疫学のフェロー課程を修了。成人及び小児アレルギー・免疫内科専門医の認定資格を保有。米国アレルギーぜんそく免疫医学会の会員、米国アレルギーぜんそく免疫学会の名誉会員であり、米国アレルギー・免疫学協会では指導医を務めています。名医ランキング誌Castle Connolly Top Doctors から2013年から7年連続で「最優秀医師賞」を、2013年と2014には「最も思いやりのある医師賞」を贈られました。 この記事は9,952回アクセスされました。
カテゴリ: 健康
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