バスマティ玄米を炊く方法

インド原産のバスマティ玄米は芳香が特徴の長粒種の香り米で、現在もインド地方で栽培され、広く使われています。玄米の一種であるため、非常に健康的で、様々な料理と合う上に食材をたくさん入れても美味しい米です。ここでは、このユニークな米の下ごしらえの仕方や、鍋や炊飯器、圧力鍋を使用しての基本的な炊き方を紹介します。

材料

バスマティ玄米

茶碗6杯分

バスマティ玄米470ml
水590～710ml
塩小さじ1杯

方法 1

方法 1 の 4:

洗って水に浸ける

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バスマティ玄米を470ml計って、冷たい水道水を入れた中型のボウルに入れます。^{[1]X出典文献}
2
米を洗う　水が濁って縁に泡が立つまで手で米をシュッシュッと回して洗います。^{[2]X出典文献}
- 米を洗うと栄養分も一緒に落ちることがありますが、バスマティ玄米は基本的に輸入されているため、タルクや粉末グルコース、米粉で処理してあることもあります。そのため、米の専門家は洗米することを推奨しています。
- 洗米するとでんぷんが落ち、粘り気が少ない米になります。^{[3]X出典文献}
米をざるに入れるか、ボウルを傾けて水を切ります。米がこぼれないように、ボウルに皿を被せて水を切っても良いでしょう。^{[4]X出典文献}
冷たい水道水を入れて、水が透明になるまで繰り返し洗います。多くても10回ほど洗えば十分でしょう。^{[5]X出典文献}
6
洗った米に冷水を入れて浸ける　冷水590mlを、洗って水を切った米に加え、炊き方や炊き時間により30分～24時間浸けます。浸けておく時間が長ければ長いほど加熱時間は少なくてすみます。
- また、バスマティ米は香りが良いことが特徴ですが、加熱するとその芳香が失われます。水に浸けることで加熱時間を減らし、香りを残しましょう。^{[6]X出典文献}
- 水に浸けると米の食感も柔らかく軽い感じに変わります。^{[7]X出典文献}
7
米の水を切る　ざるを使って、米に吸収されなかった水を切ります。
- 水切りボウルを使用しても良いですが、米がこぼれないくらいの小さい穴のものを選びましょう。
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方法 2

方法 2 の 4:

鍋で炊く

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1
水を用意する　中型の鍋に水590mlを入れて蓋をし、コンロに乗せます。
- 米を美味しく炊くには、蓋をしっかり閉めて熱と蒸気を逃がさないようにしましょう。^{[8]X出典文献}
- 米は炊きあがると量が3倍に膨れるため、小さすぎる鍋は避けましょう。^{[9]X出典文献}
2
水に小さじ1杯の塩を入れる　パスタと同様に、塩を入れると米の自然の風味が引き立ち、味気ない仕上がりになりません。塩は、塩味をつけるために入れるのではありません。^{[10]X出典文献}
- ただの塩よりさらに風味を加えたい場合は、他の調味料で味を付けましょう。
3
水に米を入れる　洗って水に浸けたバスマティ玄米470mlを鍋に入れて、スプーンで混ぜて水と馴染ませます。^{[11]X出典文献}
- 米が炊けるまでに、混ぜるのはこの1回のみです。調理中に米を混ぜるとでんぷんが活性化され、粘りが出たりべたっとした仕上がりになります。^{[12]X出典文献}^{[13]X出典文献}
4
沸騰させて煮る　強火にかけ、水が沸騰したら弱火にし、蓋をして水がなくなるまで15～40分煮ます。^{[14]X出典文献}^{[15]X出典文献}
- 米を水にどれくらい浸けたかによって、調理時間は大きく変わってきます。
- 調理時間は、30分水に浸けた場合は40分程、一晩浸けた場合は15分程になるでしょう。
- ここで大切なのは、沸騰したら火を弱めて煮るという事です。高温で短時間で炊かれた米は、水が蒸発するため硬くなり、粒が壊れます。^{[16]X出典文献}
5
火が通っているかチェックする　蓋を素早く取ってフォークで米を少しすくい、すぐに蓋を戻します。米が柔らかく水が完全になくなっていれば大丈夫です。そうでなければ、あと2～4分加熱しましょう。
- 水は完全になくなっていても米が柔らかくない場合は、水を足した方がよいかもしれません。まずは60mlだけ足してみましょう。
6
鍋を火から外してタオルを被せる　米に火が通ったら、鍋を火から外して蓋を取ります。そして、畳んだキッチンタオルを鍋に被せて素早く蓋を元に戻します。^{[17]X出典文献}
- タオルを使用すると米が蒸されてふっくらした仕上がりになります。また、余分な水分を米に落とさずに吸収するという役目も果たします。^{[18]X出典文献}
米を休ませている間は蓋を外してはいけません。米に完全に火を通すのに必要な蒸気が逃げてしまいます。^{[19]X出典文献}^{[20]X出典文献}
8
タオルと蓋を外して米をふっくらさせる　フォークで鍋の米をふわっと混ぜ、蓋を外したまま休ませて、べちゃっとした質感になるのを防ぎましょう。^{[21]X出典文献}^{[22]X出典文献}
- フォークを使うと残った蒸気が逃げ、粒もバラバラになって良いでしょう。
大きなスプーンやフッ素樹脂のしゃもじで米をすくって、それだけで皿に盛るか他の料理と共に出しましょう。
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方法 3

方法 3 の 4:

炊飯器で炊く

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1
取扱説明書をよく読む　様々な炊飯器が世に出回っていて、扱い方も機能もそれぞれ違います。
- 例えば、白米と玄米の設定が両方できるものもあれば、どちらもないものもあります。
2
水と米を混ぜる　木製のスプーンやしゃもじで、炊飯器の内鍋に入れたバスマティ玄米470mlと水710mlを混ぜます。^{[23]X出典文献}
- 炊飯器には、普通米専用計量カップが付属しています。一般的な計量カップの容量が200mlなのに対して、このお米用計量カップは1合（180ml）です。
- 金属の器具で混ぜたりすくったりすると、うち鍋のフッ素コーティングが傷付くことがあるため、避けましょう。
3
蓋をして炊飯をスタートする　一般的に炊飯器には炊飯と保温の2つの設定がありますが、必ず炊飯を選びましょう。すぐに水が沸騰します。
- 米が全ての水分を吸ったら、温度は水の沸点（100˚C）を超えます。ほとんどの炊飯器はこの時点で自動で保温に切り替わります。
- 炊飯にはおおよそ30分かかります。
- 保温機能は、炊飯器のスイッチを切らないかぎり、すぐに食べられる安全な温度に米を保ち続けます。
鍋で炊く方法と同様に、蓋を外してはいけません。調理するのに必要な蒸気が逃げてしまいます。^{[24]X出典文献}
保温に切り替わったら、仕上げに蓋を閉じたまま米を5～10分休ませます。^{[25]X出典文献}
中に残った蒸気で顔をやけどしないように、炊飯器から離れて慎重に蓋を開けます。木製のスプーンやしゃもじで優しくふわっと混ぜましょう。 ^{[26]X出典文献}
7
食卓に出す　すぐに出すか、冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。
- 冷蔵保存する場合は、米をボウルに入れて蓋をするかラップをします。3～4日持つでしょう。常温に2時間以上置いてはいけません。
- 冷凍保存する場合は、冷水で洗って密封冷凍バッグに入れて冷凍庫に入れましょう。バッグを一晩冷蔵庫に入れて解凍しましょう。^{[27]X出典文献}
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方法 4

方法 4 の 4:

圧力鍋で炊く

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バスマティ玄米470ml、水590ml、塩小さじ1杯を圧力鍋の中で混ぜ、中火から強火にして高圧にします。^{[28]X出典文献}^{[29]X出典文献}
2
しっかり蓋をする　鍋が高圧に達してから時間を測り始めます。^{[30]X出典文献}^{[31]X出典文献}
- 鍋が高圧であることを知らせるバルブはモデルによって様々です。
- スプリングバルブは基本的にバーやピンが上がり、ジガ―バルブは初めはカタカタとゆっくり、そして急速に揺れます。また、おもり式のバルブはピーっと音がなり上下しながらシュッシュッと蒸気が出てきます。^{[32]X出典文献}
3
火を弱めて加熱を続ける　圧力鍋が安定するまでコンロの火を弱め、米を加熱し続けます。^{[33]X出典文献} 鍋が高圧になってから米が炊けるまでの総加熱時間は12～15分程度でしょう。
- 加熱時間は、事前にどれだけ米を水に浸けたかによります。^{[34]X出典文献}^{[35]X出典文献}
4
火を止める　火を止めたら10～15分放置して温度と圧が自然に下がるようにします。安全ロックが解除されるか表示がされて、圧が下がったことを知らせます。^{[36]X出典文献}^{[37]X出典文献}
- または、ミトンを付けて圧力鍋をシンクに移動させ、上から冷たい水をかけて圧力を下げます。そしてバルブを外してボタンを押す、レバーをひねる、押す等して蒸気と残った圧を逃がします。^{[38]X出典文献}^{[39]X出典文献}
- 方法は何であれ、このステップは慎重に行い、蒸気が出てくる箇所を事前に確認しやけどを防ぎましょう。^{[40]X出典文献}^{[41]X出典文献}
フォークでふわっと混ぜてから食べるか、冷蔵庫または冷凍庫で保存し、あとで楽しみましょう。
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