フィギュアスケートジャパンオープン

フィギュアスケートジャパンオープン(Figure Skating Japan Open)は、日本国内に於いて行われている日本スケート連盟テレビ東京主催によるフィギュアスケートの国際大会である。

概要

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1997年にプロ選手とアマチュア選手が競演する混成大会として初めて開催された。2000年大会までホンダ冠スポンサーとなり、個人戦で争われたが、2001年大会を最後に一時中断。

2006年よりキノシタグループ(木下ホールディングス)が冠スポンサーとして特別協賛する形で再開、競技自体も地域毎にプロ・アマ混成にてシングル・スケーターの男女各2名の計4名から成るチームを3つ設定して互いに競わせる団体戦形式に改められ、今日に至っている。2006年以降の団体形式になってからの最多優勝は、日本の8回である。

この団体戦形式によるフィギュアスケート競技については、再開された2006年当時に於いては世界初の試みと宣伝されていた[1]。この点が人々からの注目を集めるところとなり、その結果、再開初年の本大会に於いて用意されていた約15,000枚の入場券は前売り開始日当日のうちに完売となった。これを受けて、その再開初年の本大会当日の競技終了後に「追加公演」の名目でエキシビションが急遽設定されるに至り、翌年以降も本大会と並行してエキシビションも企画されることとなった《エキシビションについては後記参照[2]。2020・21年は新型コロナウイルスによる渡航制限を受けて、日本人選手のみで構成。紅青対抗戦で開催された[3]

大会運営・名称(2006年以降)

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大会自体に関しては、現在、日本スケート連盟(JSF)テレビ東京の主催にて、国際スケート連盟(ISU)からの公認を得た上で開催されている。このうち、ISUからの承認は2006年の大会再開当初から得られているが、JSFの主催者としての大会への関与は2008年大会からであり、再開初年である2006年と翌2007年の2年間は後援者としての関与に留まっていた《テレビ東京は再開当初より大会を主催》。更に2006年大会ではJSFと共にスポーツニッポン新聞社も後援者として名を連ねていた。

また、大会名称に関しては、先にも記しているように木下ホールディングスが冠スポンサーとして特別協賛する形で再開させていることから、再開初年には「キノシタグループカップ フィギュアスケート ジャパンオープン2006」という名称の下で開催されたが、その後、特別協賛者側の事情による名称変更などを経て、2012年大会からは「木下グループカップ フィギュアスケート ジャパンオープンxxxx 3地域対抗戦」(“xxxx”には開催年の西暦年表記が入る)という名称の下で、今日に至るまで開催されてきている。

更に、少なくとも2006〜2008・2010〜2013各年大会に於いては、冠スポンサーたる木下ホールディングスとは別に、協賛者として数社の参加も得られていた[注 1][注 2]

なお、競技会場として、再開初年以来一貫してさいたまスーパーアリーナが使用されている。

競技形式

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1997年から2001年まで開催されていた本大会では、ジャンプ等に制限を設けたインタープリティブ・プログラムを採用し、男女シングル、ペア、アイスダンスで争われた。冠スポンサーホンダだったこともあり、MVPには副賞として自動車が贈られた。

2006年に再開されて以降は、先にも記しているように、男女シングル・スケーターが日本チーム、北米チーム、欧州チームの3チームに分かれて競い合う団体戦形式が採られ、演技を終えたスケーターはリンクサイドに設けられた選手席でチームメイトを応援する格好となった。1チームは男女2名ずつの計4名で構成され、プロ・アマ混成にて組まれる。採点方法は(ISUジャッジングシステム)と異なり、レフェリーやテクニカルコントローラーが異なる国の出身や判定役員評定委員会の外部からの評価等が求められていない為、ISU主催の冬季五輪世界選手権GPファイナル欧州選手権四大陸選手権世界Jr選手権の採点方法とは異なる。またショートプログラムは行わずフリースケーティングのみで競う。

競技結果

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ジャパンオープン1997

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男子シングル
順位名前
1イリヤ・クーリック ロシア
2フィリップ・キャンデロロ フランス
3トッド・エルドリッジ アメリカ合衆国
4本田武史 日本
5ヨゼフ・サボフチク チェコスロバキア
6ブライアン・オーサー カナダ
女子シングル
順位名前
1ミシェル・クワン アメリカ合衆国
2佐藤有香 日本
3イリーナ・スルツカヤ ロシア
4スルヤ・ボナリー フランス
5カタリナ・ヴィット ドイツ
6ニコール・ボベック アメリカ合衆国
ペア
順位名前
1ジェニー・メノー / トッド・サンド アメリカ合衆国
2マリナ・エルツォワ / アンドレイ・ブシュコフ ロシア
3伊奈恭子 / ジェイソン・ダンジェン アメリカ合衆国
アイスダンス
順位名前
1パーシャ・グリシュク / エフゲニー・プラトフ ロシア
2スザンナ・ラハカモ / ペトリ・コッコ  フィンランド
3マリナ・アニシナ / グウェンダル・ペーゼラ フランス
4レネー・ロカ / ゴーシャ・サー アメリカ合衆国

ジャパンオープン1999

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男子シングル
順位名前
1エフゲニー・プルシェンコ ロシア
2アレクセイ・ヤグディン ロシア
3トッド・エルドリッジ アメリカ合衆国
4カート・ブラウニング カナダ
5本田武史 日本
6ブライアン・オーサー カナダ
女子シングル
順位名前
1ミシェル・クワン アメリカ合衆国
2マリア・ブッテルスカヤ ロシア
3イリーナ・スルツカヤ ロシア
4佐藤有香 日本
5村主章枝 日本
6カリン・カダヴィ アメリカ合衆国
ペア
順位名前
1エレーナ・ベレズナヤ / アントン・シハルリドゼ ロシア
2マンディ・ベッツェル / インゴ・シュトイアー ドイツ
3伊奈恭子 / ジョン・ジマーマン アメリカ合衆国
アイスダンス
順位名前
1マイア・ウソワ / エフゲニー・プラトフ ロシア
2マルガリータ・ドロビアツコ / ポヴィラス・ヴァナガス  リトアニア
3都築奈加子 / リナート・ファルクットディノフ 日本

ジャパンオープン2000

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男子シングル
順位名前
1アレクセイ・ヤグディン ロシア
2トッド・エルドリッジ アメリカ合衆国
3本田武史 日本
4アレクセイ・ウルマノフ ロシア
5フィリップ・キャンデロロ フランス
女子シングル
順位名前
1ミシェル・クワン アメリカ合衆国
2マリア・ブッテルスカヤ ロシア
3スルヤ・ボナリー フランス
4ヴァネッサ・グスメロリ フランス
5椎名千里 日本
ペア
順位名前
1オクサナ・カザコワ / アルトゥール・ドミトリエフ ロシア
2申雪 / 趙宏博 中国
3佐藤有香 / ジェイソン・ダンジェン アメリカ合衆国
アイスダンス
順位名前
1マイア・ウソワ / エフゲニー・プラトフ ロシア
2マルガリータ・ドロビアツコ / ポヴィラス・ヴァナガス  リトアニア
3都築奈加子 / リナート・ファルクットディノフ 日本

ジャパンオープン2001

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男子シングル
順位名前
1アレクセイ・ヤグディン ロシア
2エフゲニー・プルシェンコ ロシア
3トッド・エルドリッジ アメリカ合衆国
4本田武史 日本
5アレクセイ・ウルマノフ ロシア
女子シングル
順位名前
1マリア・ブッテルスカヤ ロシア
2イリーナ・スルツカヤ ロシア
3伊藤みどり 日本
4陳露 中国
5恩田美栄 日本
ペア
順位名前
1エレーナ・ベレズナヤ / アントン・シハルリドゼ ロシア
2サラ・アビトボル / ステファン・ベルナディス フランス
3伊奈恭子 / ジョン・ジマーマン アメリカ合衆国
4川口悠子 / アレクサンドル・マルクンツォフ 日本
アイスダンス
順位名前
1バーバラ・フーザル=ポリ / マウリツィオ・マルガリオ イタリア
2マルガリータ・ドロビアツコ / ポヴィラス・ヴァナガス  リトアニア
3シェイ=リーン・ボーン / ヴィクター・クラーツ カナダ

ジャパンオープン2006

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順位チーム総得点名前得点
1日本チーム491.08髙橋大輔 日本141.10
本田武史 日本119.70
浅田真央 日本125.72
安藤美姫 日本104.56
2北米チーム473.34ジェフリー・バトル カナダ139.40
エマニュエル・サンデュ カナダ130.90
ジョアニー・ロシェット カナダ117.64
アリッサ・シズニー アメリカ合衆国85.40
3欧州チーム445.72ステファン・ランビエール スイス141.80
アレクセイ・ヤグディン ロシア112.70
サラ・マイアー スイス104.56
キーラ・コルピ  フィンランド86.66

ジャパンオープン2007

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順位チーム総得点名前得点
1日本チーム497.47織田信成 日本150.59
小塚崇彦 日本132.76
安藤美姫 日本112.65
浅田真央 日本101.47
2欧州チーム471.11ブライアン・ジュベール フランス132.76
アレクセイ・ヤグディン ロシア128.43
サラ・マイアー スイス111.29
キーラ・コルピ  フィンランド98.63
3北米チーム458.81ジェフリー・バトル カナダ140.73
トッド・エルドリッジ アメリカ合衆国117.52
ジョアニー・ロシェット カナダ107.78
キミー・マイズナー アメリカ合衆国92.78

ジャパンオープン2008

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順位チーム総得点名前得点
1日本チーム491.82髙橋大輔 日本127.23
本田武史 日本114.70
浅田真央 日本128.03
中野友加里 日本121.86
2欧州チーム488.45ステファン・ランビエール スイス146.49
アドリアン・シュルタイス  スウェーデン132.90
サラ・マイアー スイス123.11
キーラ・コルピ  フィンランド85.93
3北米チーム481.81エヴァン・ライサチェク アメリカ合衆国151.95
トッド・エルドリッジ アメリカ合衆国111.94
キミー・マイズナー アメリカ合衆国108.42
長洲未来 アメリカ合衆国109.50

ジャパンオープン2009

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順位チーム総得点名前得点
1欧州チーム464.03ステファン・ランビエール スイス150.52
サミュエル・コンテスティ イタリア117.49
ラウラ・レピスト  フィンランド110.86
エレーナ・グレボワ  エストニア85.16
2北米チーム463.90ジェフリー・バトル カナダ142.26
ジェレミー・アボット アメリカ合衆国132.87
ジョアニー・ロシェット カナダ126.39
ベアトリサ・リャン アメリカ合衆国62.38
3日本チーム434.17小塚崇彦 日本130.13
本田武史 日本109.58
浅田真央 日本102.94
中野友加里 日本91.52

ジャパンオープン2010

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順位チーム総得点名前得点
1日本チーム517.36髙橋大輔 日本159.19
小塚崇彦 日本150.71
安藤美姫 日本115.02
浅田真央 日本92.44
2北米チーム517.23アダム・リッポン アメリカ合衆国166.63
ジェフリー・バトル カナダ128.39
ジョアニー・ロシェット カナダ122.71
シンシア・ファヌフ カナダ99.50
3欧州チーム460.11エフゲニー・プルシェンコ ロシア151.00
ミハル・ブジェジナ  チェコ134.90
サラ・マイアー スイス92.73
シェベシュチェーン・ユーリア  ハンガリー81.48

ジャパンオープン2011

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順位チーム総得点名前得点
1北米チーム518.64パトリック・チャン カナダ159.93
ジェフリー・バトル カナダ138.33
ジョアニー・ロシェット カナダ112.74
アリッサ・シズニー アメリカ合衆国107.64
2欧州チーム517.94アルトゥール・ガチンスキー ロシア152.71
フローラン・アモディオ フランス138.25
エリザベータ・トゥクタミシェワ ロシア118.59
アリョーナ・レオノワ ロシア108.39
3日本チーム479.57小塚崇彦 日本148.21
髙橋大輔 日本130.79
鈴木明子 日本112.46
安藤美姫 日本88.11

ジャパンオープン2012

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順位チーム総得点名前得点
1日本チーム569.25髙橋大輔 日本172.06
小塚崇彦 日本165.08
浅田真央 日本122.04
鈴木明子 日本110.07
2北米チーム511.80ジェフリー・バトル カナダ160.86
パトリック・チャン カナダ137.42
アシュリー・ワグナー アメリカ合衆国123.57
アグネス・ザワツキー アメリカ合衆国89.95
3欧州チーム510.52エフゲニー・プルシェンコ ロシア156.21
ミハル・ブジェジナ  チェコ151.53
アリョーナ・レオノワ ロシア107.94
エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ ジョージア94.84

ジャパンオープン2013

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順位チーム総得点名前得点
1日本チーム544.85小塚崇彦 日本158.42
髙橋大輔 日本149.12
浅田真央 日本135.16
村上佳菜子 日本102.15
2北米チーム528.89ジェレミー・アボット アメリカ合衆国157.70
ジェフリー・バトル カナダ127.43
ジョアニー・ロシェット カナダ123.99
アシュリー・ワグナー アメリカ合衆国119.77
3欧州チーム477.84ハビエル・フェルナンデス スペイン176.91
ミハル・ブジェジナ  チェコ125.74
アデリナ・ソトニコワ ロシア105.95
イリーナ・スルツカヤ ロシア69.24

ジャパンオープン2014

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順位チーム総得点名前得点
1欧州チーム551.95ハビエル・フェルナンデス スペイン155.47
トマシュ・ベルネル  チェコ137.50
エレーナ・ラジオノワ ロシア136.46
アンナ・ポゴリラヤ ロシア122.52
2北米チーム522.09パトリック・チャン カナダ178.17
ジェフリー・バトル カナダ136.08
長洲未来 アメリカ合衆国106.85
アシュリー・ワグナー アメリカ合衆国100.99
3日本チーム512.24無良崇人 日本146.41
小塚崇彦 日本119.51
宮原知子 日本131.94
村上佳菜子 日本114.38

ジャパンオープン2015

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順位チーム総得点名前得点
1日本チーム607.62宇野昌磨 日本185.48
村上大介 日本145.77
浅田真央 日本141.70
宮原知子 日本134.67
2北米チーム545.23パトリック・チャン カナダ159.14
ジェレミー・アボット アメリカ合衆国153.72
アシュリー・ワグナー アメリカ合衆国117.84
グレイシー・ゴールド アメリカ合衆国114.53
3欧州チーム528.90ハビエル・フェルナンデス スペイン176.24
ブライアン・ジュベール フランス105.51
エリザベータ・トゥクタミシェワ ロシア128.34
アデリナ・ソトニコワ ロシア118.81

ジャパンオープン2016

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順位チーム総得点名前得点
1日本チーム637.65宇野昌磨 日本198.55
織田信成 日本178.72
宮原知子 日本143.39
樋口新葉 日本116.99
2欧州チーム595.66ハビエル・フェルナンデス スペイン192.20
フローラン・アモディオ フランス124.35
エフゲニア・メドベージェワ ロシア147.07
アンナ・ポゴリラヤ ロシア132.04
3北米チーム574.20ジェレミー・アボット アメリカ合衆国166.99
アダム・リッポン アメリカ合衆国166.85
アシュリー・ワグナー アメリカ合衆国132.12
グレイシー・ゴールド アメリカ合衆国108.24

ジャパンオープン2017

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順位チーム総得点名前得点
1欧州チーム615.35ハビエル・フェルナンデス スペイン189.47
オレクシイ・ビチェンコ イスラエル128.52
エフゲニア・メドベージェワ ロシア152.08
アリーナ・ザギトワ ロシア145.28
2日本チーム614.93宇野昌磨 日本175.45
織田信成 日本158.24
三原舞依 日本147.83
本田真凜 日本133.41
3北米チーム572.95ネイサン・チェン アメリカ合衆国178.46
ジェレミー・アボット アメリカ合衆国143.48
長洲未来 アメリカ合衆国134.69
カレン・チェン アメリカ合衆国116.32

ジャパンオープン2018

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順位チーム総得点名前得点
1日本チーム621.91宇野昌磨 日本186.69
織田信成 日本176.95
坂本花織 日本130.28
宮原知子 日本127.99
2欧州チーム558.14ハビエル・フェルナンデス スペイン157.86
デニス・ヴァシリエフス  ラトビア129.32
アリーナ・ザギトワ ロシア159.18
マリア・ソツコワ ロシア111.78
3北米チーム516.45ネイサン・チェン アメリカ合衆国144.96
ジェレミー・アボット アメリカ合衆国124.06
ブレイディ・テネル アメリカ合衆国126.86
マライア・ベル アメリカ合衆国120.57

ジャパンオープン2019

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順位チーム総得点名前得点
1欧州チーム614.73ハビエル・フェルナンデス スペイン153.14
デニス・ヴァシリエフス  ラトビア146.65
アレクサンドラ・トゥルソワ ロシア160.53
アリーナ・ザギトワ ロシア154.41
2日本チーム602.16宇野昌磨 日本169.09
島田高志郎 日本153.37
紀平梨花 日本144.76
宮原知子 日本134.94
3北米チーム593.42ネイサン・チェン アメリカ合衆国189.83
ヴィンセント・ジョウ アメリカ合衆国167.64
ブレイディ・テネル アメリカ合衆国124.91
長洲未来 アメリカ合衆国111.01

ジャパンオープン2020 [3]

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チーム名前得点
Team Red川畑和愛112.63
山下真瑚126.94
浦松千聖95.70
本田ルーカス剛史137.99
日野龍樹120.37
Team Blue樋口新葉123.01
横井ゆは菜109.57
吉田陽菜107.56
山本草太137.97
佐藤洸彬119.52

ジャパンオープン2022

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順位チーム総得点名前得点
1日本チーム623.84宇野昌磨 日本193.80
三浦佳生 日本169.94
坂本花織 日本146.66
紀平梨花 日本113.44
2北米チーム577.27イリア・マリニン アメリカ合衆国193.42
ジェイソン・ブラウン アメリカ合衆国163.57
マライア・ベル アメリカ合衆国119.40
長洲未来 アメリカ合衆国100.88
3欧州チーム512.49ダニエル・グラスル イタリア166.21
ミハル・ブレジナ  チェコ98.26
ルナ・ヘンドリックス ベルギー132.53
エカテリーナ・クラコワ ポーランド115.49

ジャパンオープン2023

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順位チーム総得点名前得点
1日本チーム614.79友野一希 日本177.72
島田高志郎 日本164.26
坂本花織 日本149.59
宮原知子 日本123.22
2北米チーム577.87イリア・マリニン アメリカ合衆国193.91
ジェイソン・ブラウン アメリカ合衆国144.38
イザボー・レヴィト アメリカ合衆国135.63
マライア・ベル アメリカ合衆国103.95
3欧州チーム543.31ケヴィン・エイモズ フランス155.20
モリス・クヴィテラシヴィリ ジョージア125.17
ルナ・ヘンドリックス ベルギー140.31
キミー・レポンド スイス115.49

エキシビション(2006年以降)

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前記でも触れているが、本大会の再開初年である2006年大会に於いて入場券が前売り開始当日のうちに完売となったことを受けて、その本大会終了後に急遽「追加公演(夜の部[注 3])」としてエキシビションが企画されたこと[2]が始まりとなっており、翌年以降も本大会と同一日程にて開催されてきている。

催事名称としては、再開初年のみ「ジャパンオープン2006ガラ」とされたが、翌年以降は「カーニバル・オン・アイス(Carnival On Ice)」[注 4]と改められている。

当エキシビションには、本大会出場選手の他、歴代の世界選手権優勝者やオリンピック・メダリストたちも参加してきている。

当エキシビションの運営に関しては、本大会と同様、テレビ東京日本スケート連盟(JSF)が関与しているが、テレビ東京と共にJSFも2008年以降主催者として直接関与してきている本大会とは異なり、当エキシビションでは本大会再開初年にあたる2006年以来今日に至るまで一貫して、テレビ東京が主催し、JSFは後援者として関与するに留まっている。更に、本大会に於いては本大会自体の企画を通じて関与してきているインターナショナル・マネジメント・グループ(IMG)が、当エキシビションではテレビ東京と共に主催者の立場で関与してきている[注 1]

協賛者に関しては、少なくとも2007年から2009年までの開催分については本大会に於ける冠スポンサーとは異なる企業が特別協賛者として冠スポンサーを務めていたが[注 5]、2010年以降は本大会の冠スポンサーである木下工務店(木下ホールディングス)が当エキシビションに於いても特別協賛者として冠スポンサーを務めている。また、少なくとも2008〜2010・2013各年開催分に於いては、特別協賛企業とは別に数社程度の協賛者も得ている[注 6]

放送について(2006年以降)

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2006年の再開以来一貫して本大会を主催してきたテレビ東京が、本大会に於ける競技の模様を中継録画の上で放送してきている。放送は、大会当日の夜間に実施しているが、2020年は夕刻に放送。また2007年以降は、本大会と共に、同日開催のエキシビションの模様も併せて放送してきている《エキシビション中継放送は、後日ダイジェスト放送》。

一方、テレビ東京系列のBS放送局・BSジャパンに於いては、本大会に於ける競技の模様を2013年大会まで放送していたほか、2007・2009〜2011各年についてはエキシビションの模様も併せて放送していた《放送時期に関しては、本大会の中継放送についてはテレビ東京と同時放送とされた2007年大会を除いて後日の放送とされていたほか、エキシビション中継放送についてはテレビ東京による放送日から更に一定の期間遅らせた上で実施していた》。

脚注

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注釈

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  1. ^ a b 2006年開催分については、テレビ東京による公式サイト上では確認出来ないが、当時配布されていた「キノシタグループカップ フィギュアスケート ジャパンオープン2006」告知パンフレットには記載されているのが見える
  2. ^ 協賛参加企業は開催年毎に異なっている。過去に協賛者として名を連ねた企業の中には日産自動車(2006〜2008年)やロッテ(2006〜2008・2010年)、花王(2007・2008年)、高須クリニック(2012年)、日本生命(2013年)も含まれている
  3. ^ 当時配布されていた「キノシタグループカップ フィギュアスケート ジャパンオープン2006」パンフレットには、“昼の部”で競技会たる本大会を、“夜の部”で「追加公演」として急遽組まれたエキシビション「ジャパンオープン2006ガラ」を、それぞれ用意していることが告知されていた
  4. ^ 正しくは「●●● Presents CARNIVAL ON ICE xxxx」(“●●●”には開催年に於ける当エキシビションに係る冠スポンサー企業名が、“xxxx”には開催年の西暦年表記が各々入る)と称する。但し2007年開催分のみ“xxxx”のところに“JAPAN OPEN 2007 GALA”が入った
  5. ^ 2007年と2008年の両開催分ではAIGスター生命保険が、2009年開催分ではかぶちゃん農園が、それぞれ当エキシビションに於ける冠スポンサーを別途務めていた
  6. ^ 同じく特別協賛企業とは別に数社程度の協賛者を得ていた2008・2010・2013各年の本大会と比較すると、2013年開催分に於ける協賛者である日本生命を除き、それら本大会に於ける協賛者とは顔ぶれが異なっている

出典

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  1. ^ 大会概要”. キノシタグループカップ「JAPAN OPEN 2006」. テレビ東京. 2006年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年10月4日閲覧。《》
  2. ^ a b “静香ら出場の対抗戦が追加公演”. スポーツニッポン. (2006年4月20日). オリジナルの2014年10月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20141004204508/http://www.sponichi.co.jp/sports/special/athlete/2005arakawashizuka/KFullNormal20060420036.html 2014年10月5日閲覧。 《》
  3. ^ a b “木下グループカップ フィギュアスケート Japan Open 2020 Challenge 大会概要”. (2020年9月4日). https://www.tv-tokyo.co.jp/japanopen2020/outline.html 2020年12月29日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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