ダリア・ガブリロワ

ダリア・ガブリロワDaria Gavrilova, ロシア語: Дарья Алексеевна Гаврилова, 1994年3月5日 - )は、ロシアモスクワ出身でオーストラリアの女子プロテニス選手。これまでにWTAツアーでシングルス1勝、ダブルス2勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス20位、ダブルス45位。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

ダリア・ガブリロワ
Daria Gavrilova
ダリア・ガブリロワ
基本情報
フルネームDaria Alexeyevna Gavrilova
国籍ロシアの旗 ロシア (2009–2015)
オーストラリアの旗 オーストラリア (2016–現在)
出身地モスクワ
居住地ビクトリア州の旗 ビクトリア州メルボルン
生年月日 (1994-03-05) 1994年3月5日(30歳)
身長166cm
体重61kg
利き手
バックハンド両手打ち
ツアー経歴
デビュー年2008年
ツアー通算3勝
シングルス1勝
ダブルス2勝
生涯獲得賞金5,410,134 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪4回戦(2016・17)
全仏3回戦(2018)
ウィンブルドン(英)3回戦(2018)
全米2回戦(2017)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪2回戦(2019)
全仏3回戦(2017)
ウィンブルドン(英)3回戦(2016)
全米3回戦(2017)
国別対抗戦最高成績
ホップマン杯優勝(2016)
キャリア自己最高ランキング
シングルス20位(2017年8月28日)
ダブルス45位(2017年9月25日)
2019年7月2日現在

来歴 編集

ガブリロワは6歳でテニスを始める。ジュニア時代は2010年のシンガポールユースオリンピックの女子シングルスで金メダルを獲得。2010年全米オープンジュニア女子シングルスで優勝している。

4大大会では2013年全豪オープンで予選を勝ち上がり初出場し初戦を突破した。

ガブリロワは2015年に飛躍した。3月のマイアミ・オープンでは2回戦で世界ランキング2位のマリア・シャラポワを 7–6(4), 6–3 で破りトップ10選手から初勝利を挙げた[1]。5月のローマ大会では、予選から勝ち上がりベスト4に進出した。7月のイスタンブール大会ではエリナ・スビトリナと組んだダブルスで優勝し初のWTAタイトルを獲得した。最終ランキングを前年終了時の233位から36位まで上げWTAアワードの年間最優秀新人賞を受賞している。

2016年よりガブリロワはオーストラリア国籍で出場している。ホップマンカップではニック・キリオスとのペアでオーストラリアチームを17年ぶりの優勝に導いた[2]

2016年全豪オープンでは4大大会で初めて4回戦に進出した。8月のリオ五輪で初めてのオリンピックに出場したがシングルス、ダブルスともに初戦で敗退した。

2017年8月のニューヘイブン大会の決勝でドミニカ・チブルコバを 4–6, 6–3, 6–4 で破りWTAツアー初優勝を果たした。大会後の2017年8月28日付ランキングで自己最高のシングルス20位を記録している。

ガブリロワは2018年12月、オーストラリアのテニス選手ルーク・サビル英語版との婚約を発表した[3]

WTAツアー決勝進出結果 編集

シングルス: 4回 (1勝3敗) 編集

大会グレード
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (0–0)
プレミア・マンダトリー (0–0)
プレミア5 (0-0)
WTAエリート・トロフィー (0-0)
プレミア (1-1)
インターナショナル (0–2)
結果No.決勝日大会サーフェス対戦相手スコア
準優勝1.2016年10月22日 モスクワハード (室内) スベトラーナ・クズネツォワ2–6, 1–6
準優勝2.2017年5月27日 ストラスブールクレー サマンサ・ストーサー7–5, 4–6, 3–6
優勝1.2017年8月26日 ニューヘイブンハード ドミニカ・チブルコバ4–6, 6–3, 6–4
準優勝3.2017年10月15日 香港ハード アナスタシア・パブリュチェンコワ7–5, 3–6, 6–7(3)

ダブルス: 4回 (2勝2敗) 編集

結果No.決勝日大会サーフェスパートナー対戦相手スコア
優勝1.2015年7月26日 イスタンブールハード エリナ・スビトリナ ジャグラ・ブユカクジャイ
エレナ・ヤンコビッチ
5-7, 6-1, [10-4]
準優勝1.2016年10月22日 モスクワハード
(室内)
ダリア・カサトキナ アンドレア・フラバーチコバ
ルーシー・ハラデツカ
6–4, 0–6, [7–10]
準優勝2.2017年9月23日 東京ハード ダリア・カサトキナ アンドレヤ・クレパーチ
マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス
3–6, 2–6
優勝2.2019年5月25日 ストラスブールクレー エレン・ペレス 段瑩瑩
韓馨蘊
6–4, 6–3

4大大会シングルス成績 編集

略語の説明
 W  F SFQF#RRRQ#LQ A Z#PO G  S  B NMS P NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会201120122013201420152016201720182019通算成績
全豪オープンAA2RA1R4R4R2R1R8–6
全仏オープンAALQA2R1R1R3R1R3–5
ウィンブルドンAALQA1R2R1R3R1R4–5
全米オープンLQALQLQ1R1R2R2R1R2–5

脚注 編集

外部リンク 編集

受賞
先代
ベリンダ・ベンチッチ
WTA年間最優秀新人賞
2015
次代
大坂なおみ