Excelで先頭と末尾のゼロが削除されないようにする

Excelでは、先頭と末尾のゼロが自動的に削除されます。それが郵便番号などの重要なデータの保存に支障をきたす場合は、データをテキストとしてインポートすれば、入力したとおりに表示できます。計算でデータを使用する必要がある場合は、代わりにユーザー定義の表示形式で表示するように設定しましょう。この記事では、Excelで先頭と末尾のゼロが削除されないようにする4つの方法を紹介します。　

方法 1

方法 1 の 4:

数値を文字列として保存する

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数値の前にアポストロフィを付ける　いくつかのセルだけを修正する必要がある場合は、1つずつ修正します。各セルをアポストロフィ（'）で始まるように編集し、数値を正確に入力しましょう。アポストロフィを付けると、このセルは文字列として保存され、数式には使用できなくなります。
- これらの数値を数式で使用する必要がある場合、この方法は使用できません。データを数値型として保持するには、方法4「ユーザー定義の表示形式を作成する」に進みましょう。
- 数式の詳細については、Excelで数式を入力する方法をインターネットで調べてみましょう。
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方法 2

方法 2 の 4:

「取得と変換」を使用する

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新しい空白のワークブックを開く　「取得と変換」ツール（Power Queryとも呼ばれる）を使用すれば、データソースからインポートしたデータをカスタマイズできます。このチュートリアルではテキストファイルからのインポートを取り上げますが、この手順は他のソースタイプにも当てはまります。^{[1]X信頼性の高い出典文献Microsoft Support出典を見る}
- Excelでは、ワークブックにデータをインポートすると、先頭のゼロが自動的かつ完全に削除されます。「取得と変換」ユーティリティを使用すれば、データのインポート時に特定の列を文字列として指定できます。これで、先頭のゼロはそのまま保持されます。
- また、データをインポートしたいワークブックがあれば、既存のワークブックを開くこともできます。
- 新しいデバイスでExcelを入手する必要がある場合は、Excelをダウンロードする方法をインターネットで調べてみましょう。
タブを開く
3
をクリックする　このオプションはデータの取得ボタンの横にあります。
- このオプションが表示されない場合は、Excelのバージョンが異なっている可能性があります。代わりに以下の方法（データを文字列としてインポートする）に従いましょう。
その後、インポートをクリックしましょう。ワークブックにインポートするデータのプレビューメニューが開きます。
をクリックする　クエリエディターが起動します。
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文字列として保持したい変数の列見出しをクリックする　その後、以下の手順に従って列をテキストに変換しましょう。
- ホームタブを開きます。
- 変換セクションを探します。
- データ型をクリックします。
- テキストを選択します。すると、「列タイプの変更」という確認ウィンドウが開きます。
- 「列タイプの変更」ウィンドウで現在のものを変換をクリックします。
- 先頭にゼロがある列で、ゼロを保持したいものがあれば、この手順を繰り返します。
- Ctrl＋左クリックで複数の列見出しを選択すれば、複数の列に対して同時にこの操作を行うことができます。
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をクリックする　データがワークシートにインポートされます。列をチェックして、保持したい先頭のゼロが存在することを確認しましょう。
- これで、表を作成したり、文字列を連結したりできます。
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方法 3

方法 3 の 4:

データのテキストファイルをインポートする

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デフォルトのExcelワークブックにデータをインポートすると、先頭と末尾のゼロは完全に消えてしまいます。これを修正する最も簡単な方法は、問題のあるデータを消去して、最初からやり直すことです。元のデータベースに戻り、.csvファイルまたは.txtファイルとして保存します。
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新しいExcelワークブックを作成する　このワークブックに文字列としてデータをインポートしますが、数式では使用できなくなります。ただし、書式設定は保持されます。
- この方法では、一部の列を文字列として、一部の列を数値としてインポートできます。文字列の列のみ、先頭と末尾のゼロが保持されます。
リボンメニューのデータタブをクリックし、「外部データの取り込み」セクションを探します。テキストからまたはテキストファイルと表示されたアイコンをクリックしましょう。^{[2]X出典文献}
「テキストファイルのインポート」ウィンドウでテキストファイルを選択します。画面の指示に従って、ステップ1と2を完了しましょう。
テキストファイルウィザードのステップ3で、スプレッドシートのプレビューが表示されるはずです。列をクリックして選択し、その列の表示形式を設定するオプションを選択します。具体的には、電話番号や同様のデータを含む列で先頭と末尾のゼロを保持するには、それらの列を選択し、文字列を選択しましょう。これでインポートが完了し、スプレッドシートに意図したとおりにゼロを読み込むことができます。
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方法 4

方法 4 の 4:

ユーザー定義の表示形式を作成する

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ユーザー定義の表示形式では、先頭または末尾のゼロの数を含め、データの正確な表示形式を指定します。はじめに、変更したい列、行、またはセルのグループを選択しましょう。
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「書式設定」ウィンドウを開く　リボンのホームタブをクリックし、「数値」グループを探します。Windows版Excelの場合は、「数値」の横にあるダイアログ起動ツール（四角で囲まれた小さな矢印）をクリックしましょう。^{[3]X出典文献}^{[4]X出典文献}Mac版Excelの場合は、ドロップダウンメニュー（デフォルトでは「標準」と表示されている）をクリックし、ユーザー定義...を選択します。
- リボンメニューのない古いバージョンのExcelの場合は、代わりに書式→セルの書式設定→表示形式タブの順にクリックしましょう。^{[5]X信頼性の高い出典文献Microsoft Support出典を見る}
3
ユーザー定義の表示形式を作成する　Excel 2013およびExcel 2016の場合は、一覧から任意の表示形式を選択するだけです。デフォルトの書式を編集すれば、デフォルトのオプションを変更することなく、新しいユーザー定義の表示形式を自動的に作成できます。^{[6]X出典文献}その他のバージョンのExcelの場合は、代わりにオプションの一覧からユーザー定義を選択しましょう。ユーザー定義の表示形式を入力できる「種類」と表示されたテキストボックスを探しましょう。
- データがカレンダーの日付、電話番号、その他の一般的なデータ型の場合は、デフォルトのオプションの一覧を参照しましょう。自分で表示形式を作成せずに、そのうちの1つを使用できるかもしれません。
4
先頭のゼロを追加する　ユーザー定義の表示形式では、いくつかの「プレースホルダー文字」を使用して桁の表示方法を指定します。「0（ゼロ）」という文字を使用すると、その位置に桁がなければゼロが表示されるようになります。^{[7]X出典文献}例えば、「000」という表示形式では、必要に応じて百の位と十の位に先頭のゼロが追加されます。「97」の場合は「097」、「3」の場合は「003」と表示されます。
- 小数点の左側の数値はすべて表示されます。「000」という表示形式コードで桁数が3桁しかなくても、「3750」という数値は「3750」と表示されます。
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小数点以下と末尾のゼロを指定する　ユーザー定義の表示形式では、特に指定しない限り、小数点以下の桁はすべて削除されます。これを変更するには、ユーザー定義のコードの最後に小数点を追加し、その後に「0」（または後述のいずれかのプレースホルダー文字）を追加するだけです。^{[8]X出典文献}例えば、「000.000」というユーザー定義の表示形式では、数値が小数第3位に四捨五入され、小数点以下が3桁未満の場合は末尾にゼロが追加されます。以下は、「000.000」という表示形式で各種数値がどのように表示されるかを示しています。
- 「13.1」の場合は「013.100」になります。
- 「95001」の場合は「95001.000」になります。
- 「5.0057」の場合は「5.006」になります。
6
ハッシュ記号を使用して、余分なゼロが表示されるのを防ぐ　「#」という記号もユーザー定義の表示形式におけるプレースホルダー文字です。ハッシュ記号を使用すると、数値の先頭にゼロが使用されていた場合は、先頭のゼロがすべて表示されなくなり、小数点以下の末尾にゼロが使用されていた場合は、末尾のゼロがすべて表示されなくなります。^{[9]X出典文献}例えば、「00.##」というユーザー定義の表示形式では、10の位には先頭のゼロが表示されますが、末尾のゼロは表示されません。
- 「5.8」の場合は「05.8」になります。
- 「2.71」の場合は「02.71」になります。
- 「15.0」の場合は「15」になります。
- 「38.315」の場合は「38.32」になります。
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先頭のゼロを文字列として追加する　ユーザー定義の表示形式では、引用符で囲んだものはすべて文字列として扱われ、入力したとおりに表示されます。^{[10]X信頼性の高い出典文献Microsoft Support出典を見る}これは、元のデータベースの各セルの先頭にゼロがきっちり2つずつ付いていた場合などに便利です。これを元に戻すには、スプレッドシートを「"00"#」というユーザー定義の表示形式に設定します。
- 小数点以下の桁がデータに含まれている場合は、代わりに"00"#.##というユーザー定義の表示形式を使用し、小数点以下に「#」や「0」を必要に応じて使用すれば、四捨五入を防ぐことができます。
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クエスチョンマークで小数点位置を揃える　列内の小数点位置を揃えたいなら、先頭や末尾にゼロを追加する必要はありません。ユーザー定義の表示形式で「?」という文字を使用すると、代わりに空白スペースが追加され、列内の桁数が揃えられます。例えば、以下の通りです。
- 「?.???」というユーザー定義の表示形式では、数値が小数第3位に四捨五入されますが、小数点以下が3桁未満の場合でも末尾にゼロは追加されず、代わりに空白スペースが追加され、小数点位置が揃えられます。
- 「000...」というユーザー定義の表示形式では、千の位まで先頭にゼロが追加され、小数第1位に四捨五入されますが、小数点以下が1桁未満の場合でも末尾にゼロは追加されず、代わりに空白スペースが追加され、小数点位置が揃えられます。
- 「.00」というユーザー定義の表示形式では、数値が小数第2位に四捨五入、小数点以下が2桁未満の場合は末尾にゼロが追加され、小数点位置が揃えられます。
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ポイント

Excelの数値は15桁までです。16桁以上は、どのような表示形式でも丸められます。^{[11]X出典文献}電話番号やクレジットカード番号など、実際には数値ではない数値コードでこの問題を解決するには、表を文字列に変換します。
作成したユーザー定義の表示形式は、そのワークブックの表示形式の一覧に表示されます。
ユーザー定義のコードでアスタリスク記号（*）を使用すると、次の文字をセルの幅が埋まるまで繰り返すようになります。例えば、「*0#」という表示形式では、先頭にゼロが何個も追加され、「#.#*0」という表示形式では、数値が小数第1位に四捨五入され、末尾にゼロが何個も追加されます。