怪我をした指を固定する方法

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一時的に指を固定して応急手当をする

病院を受診する

指を固定した装具の扱いに注意する

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参照

指の捻挫や骨折、脱臼を病院で治療する場合は、副木のような装具で固定します。指を怪我したら病院で治療を受けることが重要ですが、場合によっては、一時的に自分で指を固定する必要があるかもしれません。怪我の状態を確認して、すぐに病院で治療を受ける必要があるか考えましょう。病院に行くまでに時間がかかる場合は、一時的に指を固定して応急手当をします。受診後の怪我の手当てや装具の扱いについては、医師の指示に従いましょう。

ステップ

方法 1

方法 1 の 3:

一時的に指を固定して応急手当をする

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   直ちに指を使うのをやめ、怪我の状態を確認しましょう。怪我をしたら、どんなことにも指を使わないようにすることが重要です。どのような状況で指を怪我したかに関わらず、行っていることを中断して指の状態を確認しましょう。次のような場合は、直ちに病院を受診します。

   • 指の感覚がない、または指を動かせない場合
   • 特に、関節の上の骨が痛む場合
   • 患部から伸びる赤い線が見られる場合
   • 以前と同じ位置に怪我を負った場合
   • 切り傷や骨折により骨が露出している場合
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   副木か清潔なアイス棒を指にあてましょう。軽度の捻挫なら、病院を受診できるようになるまで自分で指を固定してもかまいません。ドラッグストアの応急手当売り場で副木を購入するか、硬くてまっすぐなものを使いましょう。指と同じ長さか少し長いものを選びます。清潔な木製舌圧子かアイス棒を使っても良いでしょう。副木やその代わりになるものを用意したら、怪我をした指の下（指紋がある側）にあててそって押さえます。ただし、指を握ったり圧迫したりするのはやめましょう。

   • 怪我をした関節の下に副木をあてましょう。

   ポイント：別の方法として、隣の指と一緒にテープで固定しても良いでしょう。これは、バディテーピングという方法です。ただしバディテーピングでは、隣の指を伸ばしているときに怪我をした指がまっすぐに伸びるだけで、指が完全に固定されるわけではありません。
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   指の上下に医療用テープを巻きましょう。次に、2か所に医療用テープを3回ずつ巻き付けて副木を固定します。爪の下と指の付け根のすぐ上に医療用テープを巻きましょう。血行が悪くならない程度にきつく巻きます。

   • 医療用テープがなければ、透明のセロハンテープを使ってもかまいません。
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   怪我をした指を冷やして、腫れや痛みを和らげましょう。氷嚢を患部にあてて冷やします。10～20分冷やして、氷嚢を外しましょう。その後、皮膚の温度が元に戻るのを待ち、もう1度氷嚢をあてます。今度は1～2時間冷やしましょう。

   • 氷嚢がなければ、コーンやグリーンピースなどの袋詰め冷凍野菜を使ってもかまいません。清潔な布かペーパータオルで包んで使いましょう。
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   痛みを緩和するには、イブプロフェンかアセトアミノフェンを服用します。怪我をした指が痛む場合は、イブプロフェンやアセトアミノフェンなどの市販の鎮痛剤を服用すると痛みが和ららぐでしょう。薬に添付の用量・用法を守って服用します。

   • 通常、24～48時間経つと痛みはなくなりますが、悪化する場合や改善しない場合は病院を受診しましょう。
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   心臓より高い位置に手を持ち上げましょう。心臓より高い位置に手を持ち上げておくと腫れが軽減します。座ったり横になったりする際は、枕の上に手を載せましょう。立っている間は、肩の近くに手を持ち上げておきます。
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方法 2

方法 2 の 3:

病院を受診する

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   指に怪我をしたら、できるだけ早く病院を受診しましょう。指を捻挫または、骨折した場合は、病院や救急外来を受診します。怪我の種類や位置によって、医師が適切な副木を装着してくれるでしょう。また、固定する前に指の位置を元に戻すこともありますが、その場合は局所麻酔で指の感覚をなくしてから処置が行われます。

   • 捻挫または、骨折した指の治療を受けるのは、早ければ早いほど良いでしょう。怪我の程度にもよりますが、治るまでに最長で3、4か月かかるかもしれません。治療を受けるのが遅れると治るのにも時間がかかり、場合によっては皮膚感染症などの合併症を引き起こす恐れもあります。
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   レントゲン検査を受けて、どのような怪我か確認します。指の骨折や脱臼、捻挫などを診断するために、病院でレントゲン検査が行われるでしょう。レントゲン検査の結果によって、指を固定する前に骨の位置を元に戻す必要があるかはっきりし、指を固定するのに最も効果的な装具を医師が選んでくれるでしょう。
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   病院で指を固定してもらいましょう。医師がレントゲン検査の結果を確認し、最も効果的な装具を装着してくれます。装具には様々な種類があり、怪我の種類と位置によって医師が適切なものを選ぶでしょう。次のような装具がよく使われます。

   • まっすぐ伸ばせない指を矯正する場合は、マレット指用の装具が使われます。
   • 手指末節骨骨折には、U字型のアルミ製装具が使われます。
   • 指関節を脱臼した場合は、過伸展を防ぐために指の背側に長い副子をあて、手の関節まで固定します。
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   指を切った場合は、破傷風ワクチンの接種を受けて抗生物質を服用します。指を切った場合は、破傷風を防ぐために破傷風ワクチンの接種を医師から勧められるでしょう。また、皮膚感染症を防ぐために、抗生物質入りの外用薬や内服薬を処方されるかもしれません。

   ポイント：過去5年以内に破傷風ワクチンの追加接種を受けている場合は、改めて接種を受ける必要はないかもしれません。破傷風ワクチンの追加接種を最後に受けた時期を医師に伝えましょう。
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   指の怪我が深刻な場合は、手術について医師と相談しましょう。指にひどい怪我を負った場合は、手術をしないときちんと治らないかもしれません。医師に手術を勧められたら、詳しい説明を受けましょう。ただし、指の怪我のほとんどは固定すれば4～8週間で治るため、手術による治療が必要になるケースはそれほど多くありません。
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方法 3

方法 3 の 3:

指を固定した装具の扱いに注意する

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   入浴の際は、装具にビニール袋をかぶせましょう。指を固定した装具が濡れないように注意し、清潔に保つことが重要です。シャワーや入浴の際は、手全体をビニール袋で包みましょう。手にビニール袋をかぶせ、手首に輪ゴムを巻いて口を閉じます。ビニール袋に水が入らない角度に手を曲げ、反対の手で体を洗いましょう。

   • 入浴後は直ちにビニール袋を外し、必要に応じて手と装具を拭きましょう。
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   医師に指示された期間は、指を固定したまま過ごします。怪我の程度にもよりますが、治るまで最長で8週間かかるかもしれません。病院で装具を外して良いと言われるまで、治療期間中は昼夜にかかわらず指を固定したまま過ごしましょう。医師の指示通りに指を固定しておかないと、回復が遅れたり怪我を繰り返したりする恐れがあります。
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   毎日指を見て血行を確認しましょう。指に痛みやしびれ、変色がある場合やピリピリする場合は、装具がきつすぎるのかもしれません。テープを切るか剥がして装具を外し、できるだけ早く病院に行きましょう。

   ポイント：血行を簡単に確認する方法として、指先を圧迫しましょう。3秒間軽く圧迫してから力を緩めます。その後、指の色が白からピンク色に戻る様子を観察しましょう。色がすぐに戻らないようなら、装具がきつすぎる可能性があります。
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   装具に違和感がある場合は病院に行きましょう。自分で装具の端を切るのはやめましょう。装具の付け心地が悪い、または装具の端があたって痛い場合は、病院で直してもらいます。病院に行けば、装具の端を切ったり調整したりして気持ちよく装着できるように直してくれるでしょう。
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注意事項

• 病院に行かずに指の骨折や捻挫、脱臼を治そうとするのはやめましょう。

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