唇のしびれを取る方法

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唇のしびれは大抵の場合、少し時間が経つと消えていきますが、いくつかの簡単な方法で、より早く対処することも可能です。例えば、抗ヒスタミン剤や抗炎症剤を服用してみましょう。しびれだけでなく腫れも伴っている場合は、冷湿布を試してみると良いでしょう。腫れがない場合は温湿布をあてたりマッサージをすることで血行を改善しましょう。なかなかしびれが消えないという時は医師に相談し、症状の根底にある原因を突き止めましょう。目まい、錯乱状態、発話が困難になるといった深刻な症状も現れている場合は、アレルギー反応を起こしていることが考えられるので、緊急に医療措置を受ける必要があります。

方法 1
方法 1 の 3:

応急措置をする

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 抗ヒスタミン剤を服用する 
    唇のしびれや、ひりひりする痛みは軽度のアレルギー反応によって起きていることが考えられます。痒み、腫れ、胃のむかつきといった症状も見られる場合は特に、アレルギーの可能性が高いでしょう。このような時は市販の薬を服用し、様子を見てみましょう。[1]
    • 症状が現れる前に摂取した食べ物や飲み物が何だったのか思い起こしてみましょう。その中に含まれているアレルゲンを特定し、食生活から省くことができると良いでしょう。リップクリームを塗った後にしびれが生じた場合は、その製品の使用を止めましょう。
    • 食品アレルギーによっては、しびれや、ひりひりする痛みはアナフィラキシー反応の前触れであることもあります。アナフィラキシー反応とは、死に至る恐れもある全身のアレルギー反応で、直ちに医療措置を受ける必要があります。救急に連絡をし、エピペンといった補助治療剤を携帯している人は使用しましょう。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 冷湿布で腫れを和らげる 
    腫れも伴っている場合はアイスパックを使って患部を10~15分冷やしましょう。虫刺され、軽度の外傷あるいはアレルギーなどが原因で腫れとしびれが同時に生じることがあります。[2]
    • 腫れが顔面の神経を圧迫していて、その結果しびれが生じているのかもしれません。
    • 抗炎症剤を服用して腫れを和らげても良いでしょう。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 腫れが見られない場合は温湿布をする 
    腫れがないのであれば冷湿布は適しません。しびれの原因として、血行が悪く、唇まで充分に血が巡らないのかもしれません。こうした時は温湿布で血行を促しましょう。[3]
    • 血行不良は低体温が原因となっていることもあれば、レイノー病といった疾病が根底にあることもあります。唇のしびれの他にも四肢のしびれといった症状が見られる場合は医師の診察を受けましょう。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 患部をマッサージし、唇を動かす 
    温湿布に加えてマッサージも行うと、患部が温まり血行も良くなります。また、口元や唇を動かしたり、唇の隙間から息を履いて振動させましょう。
    • 唇をマッサージする前に必ず手を洗いましょう。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 薬を服用してヘルペスを抑える 
    しびれや、ひりひりとした痛みはヘルペスの予兆かもしれません。ヘルペスかもしれない場合は市販の軟膏を患部に塗るか、医師に経口の抗ウィルス剤を処方してもらい服用しましょう。[4]
    • ホメオパシーの療法を試すことも可能です。薄切りにしたニンニクを10~15分、患部にあててみましょう。ただし、こうした家庭療法を試す前に必ず医師に相談しましょう。[5]
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方法 2
方法 2 の 3:

根底の問題を解決する

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 服用中の薬によってしびれが生じることがあるのか医師に尋ねる 
    薬の中には(プレドニゾンなど)顔面にしびれを起こす可能性があるものもあります。薬による副作用で唇にしびれが生じていることが疑われる場合は医師に相談しましょう。[6]
    • 医師あるいは薬剤師に現在服用している薬の名前を伝え、副作用や好ましくない飲み合わせがないか聞いてみましょう。また、服用中の薬が原因で唇にしびれが生じているようであれば、他の薬に切り替えられないか相談してみましょう。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 ビタミンBの欠如を疑う 
    ビタミンB-12が欠如していると神経に影響をきたし、その結果、手足の感覚がなくなる、しびれる、さらに筋力低下といった症状が現れることことがあります。医師に相談し、血液検査を行ってビタミンが欠如していないか調べてもらいましょう。また、サプリメントを摂取する必要があるかどうかについても相談しましょう。[7]
    • 50歳以上の人、ベジタリアン、減量手術を受けたことのある人、食物の吸収を妨げる症状を抱えている人、あるいはなどはネキシウム、プレバシド、ザンタックといった薬を服用している人は、ビタミンBの欠如が起こりやすくなります。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 レイノー病の可能性について医師に相談する 
    顔、手、足のしびれ、さらに冷えや変色といった症状が現れている場合は、レイノー病を疑いましょう。レイノー病は、肌に血液を送る血管が狭まり、結果的に血行が低下することで生じます。[8]
    • レイノー病の疑いがある場合は、理学的(身体)検査と血液検査が行われます。
    • レイノー病と診断された場合は、低温を避け、帽子や手袋を着用したほうが良いでしょう。また、喫煙を避け、心的なストレスもできる限り軽減して過ごす必要があります。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 歯科治療を受けたばかりの人は経過を診てもらう 
    治療のために局所麻酔を行うと直後の2~3時間は唇の感覚がなくなりますが、こうした状況が長引いている時は合併症を起こしている恐れがあります。インプラント、詰め物、親知らずの抜歯といった処置を受けた後、唇のしびれが続いている場合は、できる限り早く再診察を受けましょう。[9]
    • 歯科治療の後のしびれは、神経損傷や膿瘍が原因となっていることも考えられます。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 歯科医にフェントラミンの服用を相談する 
    歯科治療を受ける際は、麻酔の後に生じるしびれの対策として服用できる薬がないか相談してみましょう。フェントラミンメシル酸塩は注射が可能で、軟組織の血行を改善し通常の感覚の回復を助けます。
    • 心臓や血管に関する病歴がある人は前もって担当医に伝えましょう。フェントラミンは心臓血管系の病歴がある患者に対する投与が禁忌とされています。
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 血圧を測定する 
    唇にひりひりとした痛みがある場合は、高血圧、低血圧、いずれも考えられます。定期的に血圧を測定するか、自宅で測定できるよう機器を購入しましょう。自分に高血圧、あるいは低血圧の傾向があるということが既に分かっている人は、処方された薬を服用し、状況が改善されない場合は医師に相談しましょう。[10]
  7. How.com.vn 日本語: Step 7 化粧品の着色料を確認する 
    口紅といった化粧品に含まれる赤い着色料にアレルギー反応を起こす人は実は少なくありません。こうしたアレルギー反応によって、唇のしびれ以外に口周りのふきでものや肌荒れが生じることもあります。こうした症状に気がついたら、治療が必要かどうか医師に相談しましょう。[11]
    • 口元の症状が治癒したあとも、原因となった化粧品は用いないようにしましょう。
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方法 3
方法 3 の 3:

医療措置を受ける

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 しびれの他に、より深刻な症状が現れたときは緊急に治療を受ける 
    目まい、発話が困難になる、錯乱、突然の激しい頭痛、脱力感、麻痺といった症状も見られる場合は、直ちに治療を受ける必要があります。また、頭部を怪我した後で突然しびれが生じた場合も緊急医療措置が必要です。[12]
    • 深刻な場合はCTスキャンやMRIを行い、まず頭部の怪我、脳卒中、血腫、腫瘍といった命にかかわる状況かを確認します。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 アナフィラキシー反応が起きた際も緊急医療措置を受ける 
    アレルギー反応が深刻である場合、唇のしびれは、アナフィラキシー反応の前触れであることも考えられます。アナフィラキシー反応は命にかかわります。下記のような症状が見られる場合は救急車を呼び、可能であればエピペンを使用しましょう。
    • 口や喉の腫れ
    • 肌の赤み、湿疹
    • 吐き気や嘔吐
    • 気道の詰まり
    • 過呼吸、呼吸困難
    • 卒倒、意識障害
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 しびれが悪化したり治らない時も医師の診察を受ける 
    体の部位にしびれが生じても、多くの場合は自然に治ります。ただ、それが軽度のものから深刻なものまで様々な病気と結びついていることも考えらるので、見過ごさないことがとても大切です。徐々に悪化したり、なかなか治らない時は、かかりつけ医に診てもらいましょう。[13]
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注意事項

  • 薬の服用を止めたり、ビタミンのサプリメントを服用する前に必ず医師に相談しましょう。
  • 唇以外にも顔面にしびれがあったり、24時間以上こうした症状が継続している時は、直ちに医師に連絡しましょう。より深刻な病状や疾病が原因となっている恐れがあります。
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このHow.com.vn記事について

How.com.vn 日本語: Luba Lee, FNP-BC, MS
共著者 ::
治験審査委員
この記事の共著者 : Luba Lee, FNP-BC, MS. ルーバ・リーはテネシー州に住む家庭医療を専門とするナース・プラクティショナー(一定レベルの診断や治療を行うことが許可されている上級看護師)です。2006年にテネシー大学にて 看護学修士号を取得しています。 この記事は1,222回アクセスされました。
カテゴリ: 全般的健康
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