この記事の共著者 : Payam Daneshrad, MD. 認定耳鼻咽喉科医、顔面形成外科医(認定資格取得予定)のパヤム・ダネシュラド医師はカリフォルニア州ロサンゼルスにある「DaneshradClinic」の経営者兼運営者です。 成人と小児を対象とした鼻咽喉科・頭頸部外科治療、鼻腔パッキング手術、低侵襲経蝶形骨洞手術、いびき治療を専門としており、経験は19年以上。最新技術を使い扁桃摘出術、アデノイド切除、甲状腺摘出術、副甲状腺摘出術を行っています。カリフォルニア大学バークレー校にて学士課程を修了し首席で卒業。テュレーン大学医学部にて医学博士号を取得。在学時に医学優等生協会AOAへの入会、そしてテュレーン大学トゥレーン大学公衆衛生学への入学が認められました。南カリフォルニアにて医療訓練を受け、現在は同大学の臨床准教授を務めるほか、ロサンゼルス・スパークス(米国女子プロバスケットボールチーム)とロヨラ・メリーマウント大学の運動部担当の耳鼻咽喉科医及び顔面形成外科医としても活躍。
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耳の感染症、中耳炎は乳児や子供にとって一般的な耳の感染症ですが、大人でもかかる場合があります。90%の子供は、3歳までに少なくとも1回は耳の感染症にかかります。[1] 感染症は耳の中に蓄積した体液が鼓膜に圧力をかけるため、強い痛みを伴います。[2] 多くの感染症は、自宅で治療し治すことができます。しかし、より重症な場合や小さな子供が発症した場合は、完全治癒のため抗生物質が必要になる可能性もあります。[3]
ステップ
- 誰が最も耳の感染症にかかるリスクが高いのかを知っておきましょう。一般的に子供は大人よりも耳の感染症に感染しやすいと言えます。なぜなら子供の耳管(耳の中央から喉の後ろまで伸びている管)は小さく、液体が溜まりやすいからです。また子供は大人より免疫が弱く、風邪などのウイルス感染にかかりやすい傾向があります。[4] 耳管を塞ぐものは耳の感染症を引き起こす可能性があります。耳の感染症には以下を含む危険因子があります。[5]
- アレルギー
- 風邪や副鼻腔感染症などの呼吸器感染症
- 咽頭扁桃(上咽頭部にあるリンパ組織)の感染症やトラブル
- タバコの煙
- 歯が生える時に分泌される過剰な唾液や鼻や喉の粘液
- 寒い気候での生活
- 標高や気候の変化
- 乳児の時に母乳で育てられなかった
- 最近かかった病気
- 保育所に通っている(特に規模が大きく子供が多い保育所)
- 中耳炎と外耳炎を見分けましょう。外耳炎は細菌や真菌によって引き起こされる外耳道の感染症です。一般的に、主な原因は湿気や水分ですが、外耳道に傷をつけてしまったり、物を差し込んだりしてしまうと感染しやすくなります。 症状は軽度から始まることが多いものの、悪化しやすい病気です。外耳炎の症状には以下のものがあります。[9]
- 外耳道のかゆみ
- 耳の中の発赤
- 外耳を引っ張ったり押したりした時に不快感が悪化
- 耳漏 (透明で無臭になり始めると、膿になることがある)
- より深刻な場合、以下の症状が見られます。
- 詰まったような感覚や閉塞感
- 聴力の低下
- 顔や首の外側に広がる激しい痛み
- 頸部リンパ節の腫れ
- 発熱
- 子供が耳の感染症にかかった場合、症状を確認しましょう。幼い子供が耳の感染症にかかると、年長の子どもや大人とは異なった症状を示す場合があります。ほとんどの場合幼い子供たちは自分の状態を伝えることが難しいので、以下の症状を確認すると良いでしょう。[10]
- 耳を強く引っ張ったり、引っ掻いたりする
- 頭の周りを叩く
- ぐずったり、イライラしていたり、またひっきりなしに泣く
- 寝るのが困難
- 発熱(特に乳幼児や小さな子供)
- 耳からの排液
- ぎこちなさやバランスの問題がある
- 耳がよく聞こえてない
- 医師の診察を受けるタイミングを知っておきましょう。ほとんどの耳の感染症は自宅で治すことができ、多くは自然に治ります。しかし、大人でも子供でも以下のような症状が出た場合、すぐに主治医に連絡を取った方が良いでしょう。
- 耳漏に血液や膿が混ざっている(白、黄、緑、ピンクっぽい色、赤など)
- 39度以上など高熱が続く
- めまいや眩暈
- 斜頸
- 耳鳴り
- 耳の後ろや周りの痛みや腫れ
- 48時間以上耳の痛みが続く
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- 病院で耳の診察をしてもらいましょう。大人であれ、子供であれ深刻な耳の感染症に感染したと思われる場合は次のような検査を受けましょう。[13]
- 耳鏡を使用しての鼓膜の目視検査を受けます。子供におとなしくこの検査を受けさせることは難しいかもしれませんが、耳の感染症に感染しているか判断するための重要な検査です。
- 鼓膜に少し空気を吹き込む含気耳鏡を使用して、中耳の閉塞や詰まりがないかを検査します。空気は鼓膜を前後に動かします。体液がある場合、鼓膜はすぐ動くことがなく、耳の感染症の可能性があると判断できます。[14]
- ティンパノメータによる検査は音と空気圧を使い、中耳に体液がないかチェックします。
- もし感染症が慢性または重症であった場合、聴覚機能訓練士(言語聴覚士)が聴力検査を行って聴覚障害があるかどうか判断します。
- 慢性やしつこい感染症の場合、医師が鼓膜をより細かくみる可能性があるということを覚えておくと良いでしょう。 耳の感染によってさらに症状が重くなった場合、医師は鼓膜に穴を開けて中耳から体液のサンプルを取り、検査に出す可能性があります。[15]
- 自宅で多くの耳の感染症が治療できることを覚えておきましょう。多くの耳の感染症は治療しなくても自然治癒します。 耳の感染症の中には数日以内で治るものもあり、それ以外のほとんどの感染症は治療をしなくても1〜2週間で自然に治ります。米国小児科学会と米国家庭医学会は次のガイドラインに沿って経過観察するように薦めています。[16]
- 生後6〜23ヶ月の子供:子供の片耳に軽い内耳の痛みがあり、熱が39度未満であれば48時間までは様子を見ましょう。
- 生後24ヶ月またそれ以上の子供:子供の片耳もしくは両耳に軽い内耳の痛みがあり、熱が39度未満であれば48時間までは様子を見ましょう。
- 48時間経過した場合、医師の診察を受けることが重要です。多くの場合、感染が広がるのを防ぎ、命に関わる稀な感染症にかかる可能性を減らすために抗生物質を使います。
- まれに乳様突起炎(頭蓋骨周囲の骨の感染症)、骨膜炎、脳への感染拡大、難聴など、より深刻な合併症が発症する場合があります。[17]
- 耳の感染症にかかっている子供と飛行機に乗る際は注意しましょう。耳の感染症にかかっている子供は、中耳が圧力の変化に順応しようとするときに引き起こされる、痛みを伴う気圧障害になる危険が高くなります。上昇中、下降中はガムを噛むと気圧障害になりにくくなります。[18]
- もし乳幼児が耳の感染症にかかっている場合、上昇中また下降中に哺乳瓶でミルクをあげると中耳の圧力を調節しやすくなるでしょう。
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- 市販薬を服用しましょう。痛みが自然に消えず、他の症状が見られない場合はイブプロフェンまたはアセトアミノフェンを服用することができます。熱を下げ、症状を軽くすることができます。
- 絶対に18歳以下の子供にアスピリンを与えてはいけません。ライ症候群を引き起こし、脳障害や肝臓障害を引き起こす可能性があります。[19]
- 子供に鎮痛薬を与える際は、小児用のものを与えましょう。パッケージに記載されている服用に関する使用上の注意に従うか、小児科医に尋ねましょう。
- 生後6ヶ月未満の子供にイブプロフェンを与えてはいけません。
- たくさん休息をとりましょう。体は感染から回復するために休息を必要としています。 耳の感染症が治ってない時、特に熱もある時は無理をしないようにしてください。
- 小児科医は子供に熱がない限り、耳の感染症を発症している場合にも学校に行かせることを勧めています。しかし親は子供の行動を見守り、必要な休息をしっかり取れているか確認する必要があるでしょう。
- 水分補給しましょう。特に熱がある場合は、多めに水分を取る必要があります。
- 米国医学研究所では男性は1日最低3リットル、女性は最低2.2リットルの水分を摂ることを薦めています。[22]
- 痛みがない場合はヴァルサルヴァ法を試してみましょう。ヴァルサルヴァ法は、耳管を開いて耳の感染症によって起こることがある、耳が「詰まった」感覚を和らげることができます。この方法は耳の痛みがないときのみ、試してみると良いでしょう。[23]
- 深呼吸をして口を閉じましょう。
- 鼻をつまみます。鼻をつまんでいる状態で、鼻からゆっくり空気をはき出しましょう。
- 鼓膜が損傷する可能性があるので、あまり強く空気を鼻からはき出してはいけません。「ポンッ」という感覚があるはずです。
- 暖かいビロードモウズイカ(マレイン)エキスやガーリックオイルを耳に数滴垂らします。ビロードモウズイカやガーリックは天然の抗生物質で、耳の感染症による痛みを和らげることができます。ガーリックオイルが手に入らない場合は、自宅で作ることができます。大さじ2杯(30ml)のマスタードまたはごま油で、ニンニク2片を黒っぽくなるまで加熱します。オイルを冷まして、スポイトを使い2〜3滴、暖かい(熱くない)オイルを両耳に垂らします。[24]
- これを子供に行う場合は必ず小児科医に相談しましょう。
- ホメオパシーを試してみましょう。あるハーブから作られたレメディ(ホメオパシー薬)が耳の感染症による耳の痛みを軽減するのに効果があるとする研究結果もあります。[25]
- ホメオパシーのレメディを使う際は必ず主治医に相談しましょう。小児科医の許可なしに絶対に子供にレメディを与えてはいけません。
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- 耳の状態を注意深くみましょう。体温を頻繁にチェックし、他の症状が出ていないか注意しましょう。
- 熱が上がったり、吐き気や嘔吐などインフルエンザのような症状が出た場合、おそらく感染症は悪化しており、自宅で行なった治療が効果が出ていないことを意味しています。
- 意識障害、肩のこり、または腫れ、そして耳の周りの痛みや発赤の症状が出た場合には医師にかかる必要があるでしょう。これらの症状は感染が広がっており、早急に治療が必要だということを示しています。
- 48時間以内に痛みがひどくなった場合は主治医に連絡しましょう。ほとんどの医師は48時間経過観察を勧めますが、その間に痛みが悪化した場合は医師に連絡しましょう。医師は集中治療や抗生物質などを勧めるでしょう。[28]
- 年齢にかかわらず、3ヶ月後も耳に液体が溜まるようであれば聴力検査を受けましょう。これは重大な聴覚障害と結び付く可能性があるためです。[29]
- 短期的に難聴になる場合がありますが、2歳以下の子供には特に注意が必要です。
- 子供が2歳以下で体液が耳の中に溜まっていたことがあり、難聴になった経験がある場合、3ヶ月以内に治療を受ける必要があります。この年齢で難聴になってしまうと、子供の話す能力に影響を与え、他の発達に問題を引き起こす場合があります。
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- 医師から抗生物質の処方箋をもらいましょう。 抗生物質はウイルスによって引き起こされる耳の感染症には効かないため、医師は耳の感染症の時につねに抗生物質を処方をするわけではありません。しかし生後6ヶ月未満のすべての子供には抗生物質で治療するでしょう。[30]
- 医師に自分が最後に使った抗生物質とその種類について伝えましょう。これは医師が患者に効果的な種類の薬を選ぶのに役立ちます。
- 感染がぶり返さないように、きちんと自分や子供に決められた回数、日数通りにすべての薬を服用するようにしましょう。
- 薬をすべて服用する前に体調が良くなっても、処方された薬はすべて服用しましょう。抗生物質は処方された日数分を服用せずに終わらせてしまうと、体内に残っているバクテリアが抗生物質に対して耐性を持つようになり、病状の治療がはるかに難しくなってしまいます。[31]
- 主治医に点耳薬が処方されているか確認しましょう。アンチピリンやベンゾカインなどの点耳薬は耳の感染症の痛みを和らげるのに役立ちます。鼓膜に穴が開いていたり破れてしまっている人には、点耳薬は処方されません。[32]
- 子供に点耳薬を使う場合は、最初に点耳薬の入ったボトルを数分ぬるま湯に入れたり、手に握って温めたりすると良いでしょう。[33] 子供を平らなところに寝かせ、感染した側の耳を上にします。推奨投与量を使用します。約2分間ほど子供に感染した側の耳を上に頭を傾けさせます。
- ベンゾカインは局部麻酔薬のため、他に人に点耳薬を垂らしてもらうと良いでしょう。スポイトが耳に触れないようにしましょう。[34]
- ベンゾカインは軽度の赤みや発赤を引き起こす場合があります。また稀ですが血中酸素レベルに影響する深刻な状態を引き起こす可能性があります。推奨投与量以上を使ってはいけません。小児科医に必ず子供への正しい投与量を確認しましょう。[35]
- 腫れた咽頭扁桃を摘出するためのアデノイド切除について医師に相談しましょう。鼻腔の後ろにある組織の塊、咽頭扁桃が腫れた状態(アデノイド)が続く場合、外科的に除去する必要があるかもしれません。[38][39]広告
- 子供の手やおもちゃ、遊び場を清潔に保ちましょう。感染症にかかる可能性を減らすために、子供の手やおもちゃ、遊び場は頻繁に洗いましょう。[42]
- 子供におしゃぶりを与えないようにしましょう。 おしゃぶりは耳の感染症を引き起こす細菌を含めて、細菌の侵入経路となります。[43]
- 間接喫煙の影響を受けないよう気をつけましょう。耳の感染症にかからないためにも、また健康、安全のために気をつけましょう。
- 抗生物質を乱用しないようにしましょう。 抗生物質を長期使用すると、人の体に潜む細菌が薬に対しての耐性をつけてしまう可能性があります。抗生物質は主治医の指示がある時、または他に方法がない場合のみ服用しましょう。[47]
- プロバイオティクスを含む健康的な食事を摂りましょう。様々な新鮮な果物、野菜、全粒穀物や脂肪分の少ないタンパク質を食べることにより体を強く健康に保つことができます。プロバイオティクスなどの「良い」細菌は感染から体を守るのに効果があるとする研究結果もいくつかあります。[51]
- アシドフィルス菌はプロバイオティクスとして頻繁に用いられる菌の一種であり、多くのヨーグルトに含まれています。
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出典
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