ノーヒットノーラン達成者一覧
ノーヒットノーラン達成者一覧は、日本プロ野球(NPB)におけるノーヒットノーラン(無安打無得点試合)とメジャーリーグベースボール(MLB)におけるノーヒッター(無安打試合)、またはKBO、CPBLにおけるそれらに準ずる記録の一覧である。この中には完全試合も含む。
メジャーリーグ 編集
メジャーリーグでは255人、計323回ノーヒッター達成。継投によるノーヒッター、失点を含むノーヒッター、9回以上を無安打に抑えながら敗北したノーヒッターも公式記録として含まれるが、あくまでも『9回以上』であるため、ダブルヘッダーの2試合目であり、なおかつ7回制の場合は参考記録となる(2021年4月25日のマディソン・バンガーナーがそれに該当)。なお、ノーヒットノーラン達成日は基本的に現地時間とする。
- 凡例
- 太字は完全試合を表す。
- ()内の表記は達成回数は単位無し、投球回については(-回)と表記する。
- 所属は達成投手の所属リーグを以下の略記で示す。
- NL:ナショナルリーグ AL:アメリカンリーグ IL:インターリーグ(交流戦) NLDS:ナショナルリーグディビジョンシリーズ WS:ワールドシリーズ
- AA:アメリカン・アソシエーション UA:ユニオン・アソシエーション FL:フェデラル・リーグ PL:プレイヤーズ・リーグ
球団別 編集
(現存する球団のみ集計、前身球団を含む)
複数回達成者 編集
()内の日付は最後の達成日
- ノーラン・ライアン:7回(1991年5月1日)
- サンディ・コーファックス:4回(1965年9月9日)
- ラリー・コーコラン:3回(1884年6月27日)
- サイ・ヤング:3回(1908年6月30日)
- ボブ・フェラー:3回(1951年6月1日)
- ジャスティン・バーランダー:3回(2019年9月1日)
- 上記を除く33人:2回(2019年5月8日)
日本プロ野球 編集
日本プロ野球では2024年6月現在でレギュラーシーズンで90人、合計102回(3回達成が2人、2回達成が8人)達成されている。また、ポストシーズンでは1人が1回のノーヒットノーランを記録している。NPBでは継投によるノーヒットノーラン、失点を含むノーヒッターはノーヒットノーランとは扱われない。
現存する球団では東北楽天ゴールデンイーグルスのみノーヒットノーランを達成していない。また、阪神タイガースが現時点で一番ノーヒットノーランから遠ざかっている。
- 太字は完全試合(16人が全員1回ずつ、計16回達成)
- 達成日のカッコはダブルヘッダーの何試合目かを指す
回 | 人 | 達成日 | 投手(達成回) | 所属 | 得点 | 対戦相手 | 球場 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 1936年9月25日 | 沢村栄治 (1) | 巨人 | 1-0 | タイガース | 甲子園球場 | NPB初の達成。 |
2 | 1937年5月1日 | 沢村栄治 (2) | 巨人 | 4-0 | タイガース | 洲崎球場 | 史上初の2年連続での達成。 | |
3 | 2 | 1937年7月3日 | ヴィクトル・スタルヒン | 巨人 | 4-0 | イーグルス | 洲崎球場 | 初の外国人投手による達成。初の同シーズン同球団で複数人達成。 |
4 | 3 | 1937年7月16日 | 石田光彦 (1) | 阪急 | 6-0 | セネタース | 洲崎球場 | |
5 | 4 | 1939年11月3日 | 中尾輝三 (1) | 巨人 | 1-0 | セネタース | 後楽園球場 | 10四死球を出しながらの達成。 |
6 | 5 | 1940年3月18日 | 亀田忠 (1) | イーグルス | 5-0 | ライオン | 西宮球場 | 明確に外国籍を所有している選手としては初の達成。参考ながら1939年8月3日の対名古屋金鯱戦でノーヒッターを達成している。 |
7 | 6 | 1940年4月14日 | 浅野勝三郎 | 阪急 | 9-0 | タイガース | 甲子園球場 | 1四球のみの準完全試合。 |
8 | 1940年7月6日 | 沢村栄治 (3) | 巨人 | 4-0 | 名古屋 | 西宮球場 | 初の3度目の達成。 | |
9 | 7 | 1940年8月3日 | 三輪八郎 | 阪神 | 1-0 | 巨人 | 大連満倶球場 | 日本本土外での達成。 |
10 | 1940年8月22日 | 石田光彦 (2) | 阪急 | 9-0 | ライオン | 大連満倶球場 | ||
11 | 1941年4月14日 | 亀田忠 (2) | 黒鷲 | 1-0 | 阪神 | 後楽園球場 | 史上2人目の2年連続での達成。 | |
12 | 1941年7月16日 | 中尾輝三 (2) | 巨人 | 3-0 | 名古屋 | 後楽園球場 | ||
13 | 8 | 1941年10月27日 | 森弘太郎 | 阪急 | 2-0 | 名古屋 | 西宮球場 | 参考記録ながら継投によるノーヒットノーランを達成した同年8月2日の阪急戦で2番手として登板し交代完了。 |
14 | 9 | 1942年7月18日 | 西沢道夫 | 名古屋 | 2-0 | 阪急 | 後楽園球場 | |
15 | 10 | 1943年5月2日 | 天保義夫 | 阪急 | 3-0 | 南海 | 甲子園球場 | |
16 | 11 | 1943年5月22日 | 藤本英雄 (1) | 巨人 | 3-0 | 名古屋 | 後楽園球場 | |
17 | 12 | 1943年5月26日 | 別所昭 | 南海 | 2-0 | 大和 | 神戸市民運動公園球場 | |
18 | 13 | 1943年10月12日 | 石丸進一 | 名古屋 | 5-0 | 大和 | 後楽園球場 | |
19 | 14 | 1946年6月16日 | 呉昌征 | 阪神 | 11-0 | セネタース | 西宮球場 | 初の野手登録の選手による達成。 |
20 | 15 | 1948年8月24日 | 梶岡忠義 | 阪神 | 3-0 | 南海 | 明治神宮野球場 | |
21 | 16 | 1948年9月6日 | 真田重男 (1) | 大陽 | 3-0 | 阪神 | 甲子園球場 | 史上初の無四死球(1失策)による準完全試合。1リーグ時代最後のノーヒットノーランとなった。 |
22 | 1950年6月28日 | 藤本英雄 (2) | 巨人 | 4-0 | 西日本 | 青森市営野球場 | 日本プロ野球史上初の完全試合(昭和初、20世紀初、大正生まれ初)。NPB史上最年長の完全試合(32歳1か月)。 2リーグ分裂後およびセ・リーグ初のノーヒットノーラン達成。投球数は96球。マダックス(100球未満完封)。 | |
23 | 17 | 1951年9月5日 | 金田正一 (1) | 国鉄 | 1-0 | 阪神 | 大阪球場 | NPB最年少記録(18歳35日)。昭和生まれの投手として初の達成。初のサヨナラ試合での達成となった。 |
24 | 18 | 1952年4月27日 | 林義一 | 大映 | 2-0 | 阪急 | 高崎市城南野球場 | パ・リーグ初のノーヒットノーラン達成。1四球のみの準完全試合。 |
25 | 1952年5月7日 | 真田重蔵 (2) | 阪神 | 12-0 | 広島 | 甲子園球場 | 史上初の複数球団でノーヒットノーランを達成。1四球のみの準完全試合。 | |
26 | 19 | 1952年7月26日 | 大友工 | 巨人 | 17-0 | 松竹 | 大阪球場 | ノーヒットノーラン試合の最多得点。1四球のみの準完全試合。捕手が途中で変わっての達成(広田順→武宮敏明)。 |
27 | 20 | 1954年8月7日 | 山下登 | 近鉄 | 4-0 | 高橋 | 中日球場 | |
28 | 21 | 1955年5月10日 | 杉下茂 | 中日 | 1-0 | 国鉄 | 川崎球場 | 1四球のみの準完全試合。 |
29 | 22 | 1955年6月4日 | 大津守 | 西鉄 | 8-0 | 近鉄 | 平和台野球場 | |
30 | 23 | 1955年6月19日 | 武智文雄 | 近鉄 | 1-0 | 大映 | 大阪球場 | パ・リーグ初の完全試合。大正生まれの投手による最後の達成。 |
31 | 24 | 1956年5月3日 | 大脇照夫 | 国鉄 | 5-0 | 中日 | 中日球場 | 奪三振なしでの完封は史上初、80球での達成は史上2番目。 |
32 | 25 | 1956年9月19日 | 宮地惟友 | 国鉄 | 6-0 | 広島 | 石川県営兼六園野球場 | 昭和生まれ初の完全試合、79球での達成は史上最少。 |
33 | 1957年8月21日 | 金田正一 (2) [注 1] | 国鉄 | 1-0 | 中日 | 中日球場 | 9回一死後に抗議による43分間の中断を経て、二者連続三球三振で達成。左腕投手の完全試合は史上唯一。 | |
34 | 26 | 1957年10月12日 | 大矢根博臣 | 中日 | 3-0 | 阪神 | 甲子園球場 | |
35 | 27 | 1958年7月19日 | 西村貞朗 | 西鉄 | 1-0 | 東映 | 駒澤野球場 | |
36 | 28 | 1960年8月11日 | 島田源太郎 | 大洋 | 1-0 | 阪神 | 川崎球場 | |
37 | 29 | 1961年6月20日 | 森滝義巳 | 国鉄 | 1-0 | 中日 | 後楽園球場 | |
38 | 30 | 1964年5月16日 | 井上善夫 | 西鉄 | 2-0 | 阪急 | 平和台野球場 | |
39 | 31 | 1964年8月18日 | 中山義朗 | 中日 | 3-0 | 巨人 | 中日球場 | |
40 | 32 | 1965年6月28日 | ジーン・バッキー | 阪神 | 7-0 | 巨人 | 甲子園球場 | 外国人枠規定後では初の外国人投手の達成。 |
41 | 33 | 1965年10月2日 | 外木場義郎 (1) | 広島 | 2-0 | 阪神 | 甲子園球場 | プロ初勝利、1四球のみの準完全試合。 |
42 | 34 | 1966年5月1日 | 佐々木吉郎 | 大洋 | 1-0 | 広島 | 広島市民球場 | 本来は1回終了後に降板予定だった。 |
43 | 35 | 1966年5月12日 | 田中勉 | 西鉄 | 2-0 | 南海 | 大阪球場 | |
44 | 36 | 1966年6月12日 | 清俊彦 | 西鉄 | 8-0 | 近鉄 | 北九州市営小倉野球場 | |
45 | 37 | 1967年9月17日 | 若生忠男 | 西鉄 | 4-0 | 阪急 | 西宮球場 | |
46 | 38 | 1967年10月10日 | 堀内恒夫 | 巨人 | 11-0 | 広島 | 後楽園球場 | 打撃でも3打席連続本塁打。捕手が途中で変わっての達成(森昌彦→吉田孝司)。 |
47 | 39 | 1968年5月16日 | 城之内邦雄 | 巨人 | 16-0 | 大洋 | 後楽園球場 | 捕手が途中で変わっての達成(森昌彦→槌田誠)。 |
48 | 40 | 1968年8月8日 | 鈴木啓示 (1) | 近鉄 | 4-0 | 東映 | 日本生命球場 | |
49 | 1968年9月14日 | 外木場義郎 (2) | 広島 | 2-0 | 大洋 | 広島市民球場 | セ・リーグタイ記録の16奪三振、セ・リーグ昭和最後の完全試合。 | |
50 | 41 | 1969年8月16日 | 成田文男 | ロッテ | 1-0 | 阪急 | 西宮球場 | |
51 | 42 | 1970年5月18日 | 渡辺秀武 | 巨人 | 2-0 | 広島 | 後楽園球場 | 初の一軍・二軍両方で達成。 |
52 | 43 | 1970年6月9日 | 鬼頭洋 | 大洋 | 1-0 | ヤクルト | 川崎球場 | |
53 | 44 | 1970年10月6日 | 佐々木宏一郎 | 近鉄 | 3-0 | 南海 | 大阪球場 | |
54 | 45 | 1971年8月19日 | 藤本和宏 | 広島 | 6-0 | 中日 | 広島市民球場 | NPB史上初となる打者27人残塁0の非完全試合のノーヒットノーラン(与四球2)[1]。 |
55 | 46 | 1971年8月21日 | 高橋善正 | 東映 | 4-0 | 西鉄 | 後楽園球場 | |
56 | 1971年9月9日 | 鈴木啓示 (2) | 近鉄 | 4-0 | 西鉄 | 日本生命球場 | ||
57 | 1972年4月29日 | 外木場義郎 (3) | 広島 | 3-0 | 巨人 | 広島市民球場 | 史上2人目の3度目の達成(ノーヒッターを含めると史上3人目)。 | |
58 | 47 | 1973年6月16日 | 高橋直樹 | 日拓 | 1-0 | 近鉄 | 後楽園球場 | 1四球のみ、打者27人残塁0での準完全試合。 |
59 | 48 | 1973年8月30日 | 江夏豊 | 阪神 | 1-0 | 中日 | 甲子園球場 | 初の延長戦(11回)における達成(決勝点は江夏自身のサヨナラ本塁打)。 |
60 | 49 | 1973年10月10日 | 八木沢荘六 | ロッテ | 1-0 | 太平洋 | 県営宮城球場 | 3ボールまで1度もいかなかった唯一の完全試合。 |
61 | 50 | 1975年4月20日 | 神部年男 | 近鉄 | 1-0 | 南海 | 藤井寺球場 | DH制度規定後パ・リーグ初の達成。 |
62 | 51 | 1976年4月18日 | 加藤初 | 巨人 | 5-0 | 広島 | 広島市民球場 | |
63 | 52 | 1976年5月11日 | 戸田善紀 | 阪急 | 1-0 | 南海 | 大阪球場 | |
64 | 53 | 1978年8月31日 | 今井雄太郎 | 阪急 | 5-0 | ロッテ | 県営宮城球場 | DH制度規定後では初のパ・リーグの完全試合。昭和最後の完全試合。 |
65 | 54 | 1985年6月4日 | 郭泰源 | 西武 | 7-0 | 日本ハム | 平和台野球場 | 初の人工芝球場での達成。 |
66 | 55 | 1985年6月9日 | 田中幸雄 | 日本ハム | 12-0 | 近鉄 | 後楽園球場 | 生涯唯一の完封勝利。昭和でのパ・リーグ最後のノーヒットノーラン、ノーヒットノーラン試合のパ・リーグ最多得点。 |
67 | 56 | 1987年8月9日 | 近藤真一 | 中日 | 6-0 | 巨人 | ナゴヤ球場 | プロ初登板初勝利で達成(初登板における達成は史上唯一、初勝利における達成は史上2人目)。昭和最後のノーヒットノーラン。 |
68 | 57 | 1990年4月25日 | 柴田保光 | 日本ハム | 3-0 | 近鉄 | 東京ドーム | 1四球のみ、打者27人残塁0での準完全試合。初のドーム球場で達成。平成初のノーヒットノーラン。 |
69 | 58 | 1992年6月14日 | 湯舟敏郎 | 阪神 | 6-0 | 広島 | 甲子園球場 | 平成でのセ・リーグ初のノーヒットノーラン。 |
70 | 59 | 1994年5月18日 | 槙原寛己 | 巨人 | 6-0 | 広島 | 福岡ドーム | 初のドーム球場での完全試合。平成初にして唯一の完全試合(槙原寛己の完全試合)。20世紀最後の完全試合でもある。 |
71 | 60 | 1995年7月5日 | 西崎幸広 | 日本ハム | 1-0 | 西武 | 東京ドーム | |
72 | 61 | 1995年8月26日 | 佐藤義則 | オリックス | 7-0 | 近鉄 | 藤井寺球場 | 40歳以上の投手としては初の達成。 |
73 | 62 | 1995年9月9日 | テリー・ブロス | ヤクルト | 4-0 | 巨人 | 東京ドーム | 1死球のみの準完全試合。 |
74 | 63 | 1996年6月11日 | 渡辺久信 | 西武 | 9-0 | オリックス | 西武ライオンズ球場 | |
75 | 64 | 1996年8月11日 | 野口茂樹 | 中日 | 5-0 | 巨人 | 東京ドーム | |
76 | 65 | 1997年9月2日 | 石井一久 | ヤクルト | 3-0 | 横浜 | 横浜スタジアム | |
77 | 66 | 1998年5月26日 | 川尻哲郎 | 阪神 | 2-0 | 中日 | マスカットスタジアム | |
78 | 67 | 1999年5月8日 | 佐々岡真司 | 広島 | 4-0 | 中日 | 広島市民球場 | |
79 | 68 | 2000年4月7日 | メルビン・バンチ | 中日 | 8-0 | 横浜 | 横浜スタジアム | 20世紀のセ・リーグ及び右投手最後のノーヒットノーラン。 |
80 | 69 | 2000年6月20日 | ナルシソ・エルビラ | 近鉄 | 4-0 | 西武 | 大阪ドーム | 20世紀最後のノーヒットノーラン。 |
81 | 70 | 2002年8月1日 | 川上憲伸 | 中日 | 6-0 | 巨人 | 東京ドーム | 1四球のみの準完全試合。21世紀初のノーヒットノーラン。 |
82 | 71 | 2004年10月4日 | 井川慶 | 阪神 | 1-0 | 広島 | 広島市民球場 | 21世紀初の左投手によるノーヒットノーラン。 |
83 | 72 | 2006年5月25日 | リック・ガトームソン | ヤクルト | 6-0 | 楽天 | 明治神宮野球場 | 初の交流戦での達成。 |
84 | 73 | 2006年9月16日 | 山本昌 | 中日 | 3-0 | 阪神 | ナゴヤドーム | 2人目の無四死球(1失策)による準完全試合[2]。NPB史上最年長記録。左腕投手世界最年長記録(41歳1か月)。 |
85 | 74 | 2012年4月6日 | 前田健太 | 広島 | 2-0 | DeNA | 横浜スタジアム | |
86 | 75 | 2012年5月30日 | 杉内俊哉 | 巨人 | 2-0 | 楽天 | 東京ドーム | 9回二死2ストライクからの27人目の打者(中島俊哉)への1四球のみの準完全試合。なお、杉内は甲子園大会でもノーヒットノーランを達成している。 |
87 | 76 | 2012年10月8日 | 西勇輝 | オリックス | 3-0 | ソフトバンク | 福岡Yahoo!JAPANドーム | 1四球のみの準完全試合。12年ぶりのパ・リーグのノーヒットノーラン(同一リーグ最長ブランク)。平成生まれの投手としては初の達成者。 この試合は小久保裕紀の引退試合でもあった。 |
88 | 77 | 2013年6月28日 | 山井大介 | 中日 | 9-0 | DeNA | 横浜スタジアム | 2007年の日本シリーズでは完全試合ペースのまま8回で降板し、継投による完全試合を記録している(参照)。 |
89 | 78 | 2014年5月2日 | 岸孝之 | 西武 | 2-0 | ロッテ | QVCマリンフィールド | 1四球のみの準完全試合。平成でのパ・リーグ最後のノーヒットノーラン。 |
90 | 79 | 2018年7月27日 | 山口俊 | 巨人 | 5-0 | 中日 | 東京ドーム | 1四球のみの準完全試合。(レギュラーシーズンとしては)平成最後のノーヒットノーラン。 |
91 | 80 | 2019年9月6日 | 千賀滉大 | ソフトバンク | 2-0 | ロッテ | 福岡ヤフオク!ドーム | 令和初のノーヒットノーラン。ホークスでは76年ぶり2人目(チーム最長ブランク)。初の育成選手制度出身選手による達成。初の毎回奪三振による達成[3]。 |
92 | 81 | 2019年9月14日 | 大野雄大 | 中日 | 3-0 | 阪神 | ナゴヤドーム | セ・リーグでは令和初のノーヒットノーラン。捕手が途中で変わっての達成(加藤匠馬→大野奨太)。 |
93 | 82 | 2020年8月15日 | 小川泰弘[4] | ヤクルト | 9-0 | DeNA | 横浜スタジアム | |
94 | 83 | 2022年4月10日 | 佐々木朗希 | ロッテ | 6-0 | オリックス | ZOZOマリンスタジアム | 21世紀及び令和初の完全試合(佐々木朗希の完全試合)[5]。 日本記録の13者連続奪三振及び日本タイ記録の1試合19奪三振も達成、完全試合では初の毎回奪三振での達成[注 2]。 21世紀生まれ初のノーヒットノーラン及びNPB史上最年少の完全試合(20歳5か月)で、自身のプロ初完投・初完封の完全試合は初[注 3]。 |
95 | 84 | 2022年5月11日 | 東浜巨[注 4] | ソフトバンク | 2-0 | 西武 | 福岡PayPayドーム | |
96 | 85 | 2022年6月7日 | 今永昇太[注 5] | DeNA | 2-0 | 日本ハム | 札幌ドーム | 1四球のみの準完全試合。 |
97 | 86 | 2022年6月18日 | 山本由伸(1) | オリックス | 2-0 | 西武 | ベルーナドーム | 1四球のみの準完全試合[6]。 |
98 | 87 | 2022年8月27日 | コディ・ポンセ | 日本ハム | 2-0 | ソフトバンク | 札幌ドーム | |
99 | 88 | 2023年8月18日 | 石川柊太 | ソフトバンク | 8-0 | 西武 | 福岡PayPayドーム | |
100 | 2023年9月9日 | 山本由伸(2) | オリックス | 4-0 | ロッテ | ZOZOマリンスタジアム | 戦後史上初の2年連続ノーヒットノーラン達成。 | |
101 | 89 | 2024年5月24日 | 戸郷翔征 | 巨人 | 1-0 | 阪神 | 甲子園球場 | |
102 | 90 | 2024年6月7日 | 大瀬良大地 | 広島 | 4-0 | ロッテ | MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島 |
ポストシーズン 編集
(CSはクライマックスシリーズ、Sはステージの略。)
回 | 達成日 | 試合 | 投手(達成回) | 所属 | 得点 | 対戦相手 | 球場 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2018年10月14日 | CS ファーストS第2戦 | 菅野智之 | 巨人 | 4-0 | ヤクルト | 明治神宮野球場 | ポストシーズン初にして、平成最後のノーヒットノーラン。1四球のみの準完全試合。 |
球団別達成数 編集
(現存する球団のみ集計、前身球団を含む)
順位 | 球団 | 回数 |
---|---|---|
1 | 読売ジャイアンツ | 18 |
2 | 中日ドラゴンズ | 12 |
3 | オリックス・バファローズ | 11 |
4 | 阪神タイガース | 9 |
埼玉西武ライオンズ | ||
東京ヤクルトスワローズ | ||
7 | 広島東洋カープ | 7 |
北海道日本ハムファイターズ | ||
9 | 横浜DeNAベイスターズ | 4 |
福岡ソフトバンクホークス | ||
11 | 千葉ロッテマリーンズ | 3 |
12 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 0 |
現存しない球団では、大阪近鉄バファローズが7回、大映ユニオンズが1回、松竹ロビンスが1回、大和軍が2回達成している。
球団別献上数 編集
(現存する球団のみ集計、前身球団を含む)
順位 | 球団 | 回数 |
---|---|---|
1 | 中日ドラゴンズ | 12 |
阪神タイガース | ||
3 | 広島東洋カープ | 9 |
4 | 読売ジャイアンツ | 8 |
福岡ソフトバンクホークス | ||
埼玉西武ライオンズ | ||
7 | 横浜DeNAベイスターズ | 7 |
オリックス・バファローズ | ||
9 | 千葉ロッテマリーンズ | 5 |
北海道日本ハムファイターズ | ||
11 | 東京ヤクルトスワローズ | 3 |
12 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 2 |
現存しない球団では、大阪近鉄バファローズが6回、大映ユニオンズが1回、高橋ユニオンズが1回、西日本パイレーツが1回、松竹ロビンスが3回、大和軍が3回、翼軍が2回献上している。
複数回達成者 編集
()内の日付は最後の達成日
韓国プロ野球 編集
KBOリーグでは2019年シーズン現在、延べ15回のノーヒットノーランを記録。
現存する球団ではSSGランダース、キウム・ヒーローズ、KTウィズの3球団がノーヒットノーランを達成していない。
- 太字は完全試合(2019年シーズン現在達成者なし)
回 | 達成日 | 投手(達成回) | 所属 | 得点 | 対戦相手 | 球場 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1984年5月5日 | 房水源 | ヘテ | 5-0 | 三美 | 光州 | KBO初の達成。 |
2 | 1986年6月5日 | 金正幸 | ロッテ | 8-0 | ピングレ | 社稷 | 韓国国外出身の選手初。 |
3 | 1988年4月2日 | 張浩淵 | OB | 4-0 | ロッテ | 社稷 | 開幕戦での達成。 |
4 | 1988年4月17日 | 李東錫 | ピングレ | 1-0 | ヘテ | 光州 | |
5 | 1989年7月6日 | 宣銅烈 | ヘテ | 10-0 | 三星 | 光州 | |
6 | 1990年8月8日 | 李太逸 | 三星 | 8-0 | ロッテ | 社稷 | |
7 | 1993年4月30日 | 金圓衡 | サンバンウル | 3-0 | OB | 全州 | KBO最年少記録(20歳299日)、1四球のみの準完全試合。 |
8 | 1993年9月9日 | 金兌源 | LG | 9-0 | サンバンウル | 蚕室 | |
9 | 1996年10月20日 | 鄭明源 | 現代 | 4-0 | ヘテ | 仁川 | 初の韓国シリーズでの達成。 |
10 | 1997年5月23日 | 鄭珉哲 | ハンファ | 8-0 | OB | 大田 | 初の無四死球(振り逃げ1個)による準完全試合。 |
11 | 2000年5月18日 | 宋津宇 | ハンファ | 6-0 | ヘテ | 光州 | KBO最年長記録(35歳92日)。 |
12 | 2014年6月24日 | チャーリー・シレック | NC | 6-0 | LG | 蚕室 | 初の外国人投手の達成。 |
13 | 2015年4月9日 | ユニエスキ・マヤ | 斗山 | 1-0 | ネクセン | 蚕室 | 2人目の外国人投手の達成。 |
14 | 2016年6月30日 | マイケル・ボウデン | 斗山 | 4-0 | NC | 蚕室 | 3人目の外国人投手の達成。 |
15 | 2019年4月21日 | デック・マクガイア | 三星 | 16-0 | ハンファ | 大田 | 4人目の外国人投手の達成。 |
球団別達成数 編集
(現存する球団のみ集計、前身球団を含む)
順位 | 球団 | 回数 |
---|---|---|
1 | 斗山ベアーズ | 3 |
ハンファ・イーグルス | ||
3 | 起亜タイガース | 2 |
サムスン・ライオンズ | ||
5 | ロッテ・ジャイアンツ | 1 |
LGツインズ | ||
NCダイノス | ||
8 | SSGランダース | 0 |
キウム・ヒーローズ | ||
KTウィズ |
現存しない球団では、サンバンウル・レイダースが1回、現代ユニコーンズが1回達成している。
球団別献上数 編集
(現存する球団のみ集計、前身球団を含む)
順位 | 球団 | 回数 |
---|---|---|
1 | 起亜タイガース | 3 |
2 | ロッテ・ジャイアンツ | 2 |
斗山ベアーズ | ||
ハンファ・イーグルス | ||
4 | サムスン・ライオンズ | 1 |
LGツインズ | ||
キウム・ヒーローズ | ||
NCダイノス | ||
9 | SSGランダース | 0 |
KTウィズ |
現存しない球団では現代ユニコーンズが1回、サンバンウル・レイダースが1回献上している。
台湾プロ野球 編集
中華職業棒球大聯盟では2018年シーズン現在、延べ10人がノーヒットノーランを記録。
台湾職業棒球大聯盟(1996年設立、2002年消滅)では達成者はいない。
- 太字は完全試合
回 | 達成日 | 投手(達成回) | 所属 | 得点 | 対戦相手 | 球場 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1991年7月19日 | 陽介仁 | 味全 | 4-0 | 三商 | 台北 | CPBL初の達成。 |
2 | 1992年5月21日 | ラベロ・マンザニーロ | 兄弟 | 4-0 | 味全 | 台中 | 初の外国人投手の達成。 |
3 | 1997年5月8日 | マーク・キーファー | 興農 | 11-0 | 三商 | 嘉義 | 2人目の外国人投手の達成、1四球のみの準完全試合。 |
4 | 1998年3月1日 | アルヴィン・ブラウン | 興農 | 2-0 | 兄弟 | 台中 | 3人目の外国人投手の達成。 |
5 | 1999年5月13日 | 曹竣揚 | 統一 | 6-0 | 味全 | 新竹 | CPBL最年少記録(23歳45日)、1四球のみの準完全試合。 |
6 | 2008年7月10日 | 潘威倫 | 統一 | 7-0 | 中信 | 台南 | 無四死球(1失策)による準完全試合。 |
7 | 2015年10月15日 | パット・ミッシュ | Lamigo | 11-0 | 中信兄弟 | 桃園 | CPBL最年長記録(34歳68日)、3人目の外国人投手の達成、初の台湾シリーズでの達成、1四球のみの準完全試合。 |
8 | 2018年6月9日 | ニック・アディトン | 中信兄弟 | 11-0 | 統一 | 台中インターコンチネンタル野球場 | 4人目の外国人投手の達成。 |
9 | 2018年9月28日 | エリ・ビヤヌエバ | 中信兄弟 | 1-0 | Lamigo | 台中インターコンチネンタル野球場 | 5人目の外国人投手の達成、初の同一シーズン2人目の達成。 |
10 | 2018年10月7日 | ライアン・ベルドゥーゴ | 統一 | 1-0 | 中信兄弟 | 台南 | 6人目の外国人投手の達成、初の完全試合達成。 |
11 | 2021年4月2日 | ティム・メルビル | 統一 | 13-0 | 味全 | 台南 | 7人目の外国人投手の達成。 |
球団別達成数 編集
(現存する球団のみ集計、前身球団を含む)
順位 | 球団 | 回数 |
---|---|---|
1 | 統一ライオンズ | 4 |
2 | 中信兄弟 | 3 |
3 | 富邦ガーディアンズ | 2 |
4 | 楽天モンキーズ | 1 |
味全ドラゴンズ |
球団別献上数 編集
(現存する球団のみ集計、前身球団を含む)
順位 | 球団 | 回数 |
---|---|---|
1 | 中信兄弟 | 3 |
味全ドラゴンズ | ||
3 | 統一ライオンズ | 1 |
楽天モンキーズ |
脚注 編集
注釈 編集
- ^ 日本時間のこの日(米国時間8月20日)、MLBではボブ・キーガン(ホワイトソックス)がノーヒットノーランを達成。NPBとMLBで同日にノーヒッターが生まれるのは史上初[1]。
- ^ 毎回奪三振でのノーヒットノーランは2019年の千賀に次いで3年ぶり2人目。
- ^ 近藤真一以来35年ぶりの、プロ初完投・初完封での無安打無得点を達成した例。
- ^ 日本時間のこの日(米国時間5月10日)、MLBではリード・デトマーズ(エンゼルス)がノーヒットノーランを達成[1]。
- ^ この日、全日本大学野球選手権で渡部雄大(東海大学札幌キャンパス)がノーヒットノーランを達成。NPBと大学野球でノーヒットノーラン達成者が出た。
出典 編集
- ^ a b c 「【データ】65年前にもあった日米“同日”ノーヒットノーラン 国鉄時代の金田正一が完全試合で」『日刊スポーツ』2022年5月11日。2022年5月11日閲覧。
- ^ 「勝つ野球は味気ない」デイリースポーツ online、2022年5月7日。2022年6月19日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク千賀独占手記 エースの称号向き合った1年」『西日本スポーツ』西日本新聞社、2019年10月24日。2020年9月17日閲覧。
- ^ 「ヤクルト小川82人目ノーヒットノーラン「気持ちで」」日刊スポーツ、2020年8月15日。2020年11月26日閲覧。
- ^ 「ロッテ・佐々木朗希、令和初&28年ぶり完全試合達成! 1試合最多奪三振、13者連続奪三振の日本記録と同時の快挙」サンケイスポーツ、2022年4月10日。2022年4月10日閲覧。
- ^ 「オリックス・由伸 史上86人目のノーノー達成! 1四球のみの“準完全” NPB早くも今季4度目」『スポニチアネックス』株式会社スポーツニッポン新聞社、2022年6月18日。2022年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月18日閲覧。
外部リンク 編集
- ノーヒッター一覧(Retrosheet)
- 無安打無得点試合一覧 日本野球機構オフィシャルサイト