あしたのジョー

日本の漫画、メディアミックス作品
あしたのジョー2から転送)

あしたのジョー』 は、原作:高森朝雄(梶原一騎)・作画:ちばてつやによる日本漫画作品。ボクシングをテーマにしたスポーツ漫画である。

あしたのジョー
ジャンル少年漫画格闘漫画スポーツ漫画ボクシング
漫画
原作・原案など高森朝雄
作画ちばてつや
出版社講談社
掲載誌週刊少年マガジン
レーベル講談社コミックス
発表号1968年1月1日号 - 1973年5月13日号
発表期間1967年 - 1973年
巻数全20巻
アニメ
総監督出崎統
音楽八木正生
アニメーション制作虫プロダクション
製作虫プロダクション、フジテレビ
放送局フジテレビ系列
放送期間1970年4月1日 - 1971年9月29日
話数全79話
アニメ:あしたのジョー2
総監督出崎統
シリーズディレクター竹内啓雄大賀俊二西久保瑞穂
音楽荒木一郎
アニメーション制作東京ムービー新社
製作東京ムービー新社
放送局日本テレビ系列
放送期間1980年10月13日 - 1981年8月31日
話数全47話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画テレビアニメ

週刊少年マガジン』(講談社)に、1968年1月1日号(発売日は1967年12月15日)から1973年5月13日号にかけて連載された。2010年12月時点で単行本累計発行部数は2500万部を突破している[1]

概要

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週刊少年マガジン』連載中から社会的反響は大きく、ジョーのライバルである力石徹が作中で死んだ時には、架空の人物であるにもかかわらず、寺山修司の提案で天井桟敷のメンバーにより東由多加演出による葬儀が行われた(1970年3月24日、講談社講堂にて)。また1970年3月31日に発生したよど号ハイジャック事件では、犯人らが「われわれは明日のジョーである」〔ママ〕と声明を残している。さらに、辰吉丈一郎をはじめ現実のボクシング界にも大きな影響を与えた。

これら社会的反響の大きさから、「戦後最大のヒットマンガ」の1つに数えられ、『巨人の星』とともに劇画路線にシフトした昭和40年代の『週刊少年マガジン』を支えた。

『週刊少年マガジン』の創刊50周年・『あしたのジョー』の連載40周年を迎えた2008年にはカレンダーやタオル・時計(G-SHOCK)などの記念モデルがリリースされ[要出典]、2010年代以降は展示施設での企画展が複数開催されるなど、発表から40年以上を経ても一定の関心を集め続けている。

タイトルは原作者の梶原一騎が井上靖の「あした来る人」を読んでいて、そこから閃いたものである。

あらすじ

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東京山谷ドヤ街に、ふらりと一人の少年が現われた。矢吹丈ジョー)と名乗るその少年に一方的に叩きのめされたアル中の元ボクサー・丹下段平は、ジョーと地元暴力団・鬼姫会の連中との乱闘から天性のボクシングセンスを見いだし、一流のボクサーに仕立て上げようと口説き始める。しかしジョーは、自分に向けられる段平の情熱を利用し、小遣いをもらってはドヤ街の子供たちを引き連れて乱行を繰り広げた揚げ句、犯罪にも手を染め、警察に逮捕されて少年鑑別所へと送られてしまった。

そんなジョー宛てに段平から「あしたのために」の書き出しで始まるハガキが届いた。その内容は、左ジャブの打ち方から始まるボクシング技術の講義であった。時間と体力を持て余していたジョーは、そのアドバイスに従ってボクシングの練習に身を入れるようになり、やがて自分のパンチの切れが、今までと比べものにならないほど向上していくのを実感する。

鑑別所から西寛一と共に野菊島の東光特等[注釈 1]少年院へ移されたジョーは、豚小屋掃除の際に、西の提案で豚たちを暴れさせ脱走を試みた。しかし、ライバル・力石徹にその邪魔をされてコテンパンに叩きのめされた。その後、小馬鹿にしていた青山とのボクシング対戦で防御法を身に着けたものの、宿命の対決が再戦されないまま力石は先に少年院を出た。遅れて少年院を出たジョーはなんとかプロボクサーライセンスを取り、強引な手腕でウルフ金串との対戦を実現させて、フェザー級からバンタム級へ転向した力石との対戦をも実現する。

減量による力石の変わりようは見られたものではなかったが、激闘の末にジョーは敗れた。しかし、勝った力石は減量の無理がたたって試合終了後に倒れ、そのまま死亡する。力石を死なせたショックで対戦相手の顔面を打てずに満足な試合を行えなくなったジョーは、それでもボクシングを捨て去ることなく、ドサ回りのボクサーに身を落とし罵声を浴びながらも試合を続けるのだった。

ボクシングに対する苦悩の末、強敵カーロスとのスパーリングで顔面を打てないという後遺症を乗り越えて復帰を果たし、本格的にボクシングの道へと足を踏み入れることとなったジョーは、金竜飛ハリマオとの対戦を経て遂に、世界チャンピオンの座を賭け最強のボクサー・ホセ・メンドーサとの闘いに挑んだ。

しかし、パンチドランカーに冒されていたジョーは、善戦むなしくホセに判定負けを喫して敗れ去ってしまう。試合後、ジョーはグローブ葉子に手渡した。灰のように真っ白に燃え尽きたジョー。しかし、その顔には満足げな微笑みがあった。

執筆の背景と経緯

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連載開始までのきっかけは、ちばてつやが『ハリスの旋風』を描くための過程で取材したボクシングに感銘を受け、後継作品として構想していたことが原点になっている。ちょうど同時期に、ボクシング作品の提供先を模索中だった原作者の梶原一騎と、週刊少年マガジンの編集部が両者を引き合わせて、共作合意したのが始まりである。

ちばは当初、梶原と共作する考えまで至っておらず、「これから描くボクシング漫画の参考になればいい」と、編集部との付き合い程度の気持ちで梶原と面会したら、既に決定事項の雰囲気になっていたことを明かしている。

本作において、梶原一騎は「高森朝雄」名義で原作を手がけている。これは梶原一騎の名前を用いると『巨人の星』のような熱血スポ根もの作品であるという先入観を持たれかねない、と危惧したためであることと、当時連載中であった『巨人の星』と同一誌に掲載するにあたり、同一原作者による作品を併載している事実を隠すためであったという。このため、高森朝雄=梶原一騎という事実は、連載開始後もしばらく公表されなかった。高森朝雄というペンネームは、梶原の本名・高森朝樹に由来しており、本作品以前にも使用されたことがある。

当時の梶原は、原作の改変を激しく嫌うことで有名だった。しかし、ちばてつやは本作の作画を引き受けるにあたり、「時と場合に応じて、こちらの方で原作に手を加えさせてくれ」と注文をつけた。担当編集者が恐る恐る梶原にその旨を伝えたところ、「手塚治虫とちばてつやは別格だ、いいでしょう」と快諾した。だが連載1回目、ちばはいきなり「話の導入部がわかりづらい」と梶原の用意した原稿を丸々ボツにし、自ら新たに第1話のストーリーを作り上げた。「好きに手を加えてくれ」と言った梶原もさすがにこれには「こんな馬鹿くせえことやってられるか!」と憤慨し、連載を止めるとまで言い出した。ちばは「新鮮な素晴らしい材料を揃えてもらうのが原作、その原作を料理して美味しく食べやすく味付けをするのが僕の仕事」というスタンスを持っており、ちばはそうした作法を梶原と話し合うことで梶原はこれを納得することとなった[2]

力石の死

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力石徹の減量と死のエピソードは、ちばと梶原の設定確認の行き違いによって生まれたものである。ジョーと力石の初対面シーン、渡された原稿の一文を自分なりに解釈したちばは、力石の身長をジョーより頭一つ分高く描いてしまった[3]。発行された誌面を見てそれを知った梶原は、この身長差では二人が同じ階級で戦えないということに気付き、後に話の辻褄を合わせるため「これで死ななきゃ嘘だ」とまで思わせるほどに人間の限界を超える過度の減量を力石に強いねばならなかった[3]

力石をどうするかで、梶原は力石を殺したいが、ちばは生かしておきたいということになり、口論になった。ここで梶原が「力石は、絶対殺す!」と発言。口論の場となった新宿のバーのバーテンダーが梶原の発言を聞いて本物の殺人予告だと思い込み、警察に通報した。最終的には編集次長の宮原照夫がちばを説得、力石は試合後に死ぬという方向に決まった[4]。もっとも、ちばは斎藤貴男の後年のインタビューに対しては「力石には、もう死相が出ていた」と話し、ここで殺さなければ「その後の力石に何をやらせても、それは堕落にしかなりはしないとも考えた」という[5]

『週刊少年マガジン』の1970年第9号(2月22日号)にて力石が試合後に死亡したのを受け、1970年3月24日には寺山修司の呼びかけで、天井桟敷により文京区の講談社講堂にて力石の葬儀が行われた(構成・演出東由多加[6]。現在は実在しない漫画キャラクターの葬儀として語られることが多いが、葬儀自体はアニメ版(1970年4月1日に放送開始)の主題歌を歌っていた尾藤イサオがライブ形式で歌いだすなど、力石戦で人気が最高潮に達していたことをきっかけとした、ファンイベント的な要素が強かったようである。当時のこの作品に対する注目度がいかに高かったかを示すエピソードになっている。また、2002年5月9日には雑誌『ジョー&飛雄馬』の創刊イベントとして、講談社講堂で力石の33回忌献花式が行われた[7]

トリビアの泉』で「力石徹は作者のつじつま合わせで死んだ」というトリビアが紹介され、ちばがVTRで『彼(力石)には申し訳なく思っている』とコメントしている[3]

ラストシーン

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ちばの後年の回想によると、梶原から伝えられたラストの内容は「ホセ・メンドーサに判定で敗れたジョーに、段平が『お前は試合では負けたが、ケンカには勝ったんだ』と労いの言葉をかける。ラストシーン、白木邸で静かに余生を送るジョーと、それを見守る葉子の姿」というものだった[8]。これに対してちばは「ここまでやってきて、『ケンカに勝った』はないじゃないか」と考えて、電話で「ラスト、変えますよ」と梶原に伝え、梶原も「ああ、任せるよ」とこれを承諾した[8]。その結果出来上がったのが「真っ白に燃え尽きた」ラストシーンであった。

幻のラストシーンともいえる「白木邸で静かに余生を送るジョーと、それを見守る葉子の姿」は民放バラエティ番組と、2019年8月5日放送の『ごごナマ』(NHK総合テレビ)においてちばの直筆色紙で紹介されている。梶原が書いた原稿をちばに渡す前に見ていたという真樹日佐夫も最終回について、ちばとほぼ同様のことを述べているが、ラストシーンがパンチドランカーとなったカーロス・リベラと共に療養所のような所で笑顔で戯れている姿で終わっていたと書いている[9]

上述の経緯でちば自身がラストシーンを作ることが決まり、アシスタントとともに締めくくりをどうすべきか考え、20通りのアイデアが出るもどれもちばの納得のできる内容ではなく、締め切り時間が刻々と迫る中、悩んでいたところ、本編を最初から読み返していた当時の担当編集者が、ジョーが紀子に「ほんの瞬間にせよ、まぶしいほどまっ赤に燃えあがるんだ。そしてあとにはまっ白な灰だけが残る。燃えかすなんか残りやしない。まっ白な灰だけだ」と語るシーンを発見し、「これこそあしたのジョーのテーマではないか!」とちばに差し出した[10]。ちばはこの意見に同意し、これを基にラストシーンを描き上げた。その後、5日間は何もできず、「ご飯もおかゆしか食べられなくて、家族も心配していた」と週刊誌の取材に述べている。

連載最終回付近では、「ジョーが死亡するかもしれない」といった特集記事も組まれ、完結間際のジョーの世界タイトルマッチに入ってからも、その社会的人気は衰えることはなく、最終回は増ページで掲載、表紙は原作者梶原と作画のちばの双方がリングに立ち、本作の登場人物が観客として二人を労い、表紙全体を「どうどう完結」としてジャックするという破格の扱いであった[11]

連載終了後しばらく、ちばはジョーの絵が全く描けなくなったという。また後年「今でもたまにジョーや力石のイラストを描くが、あの頃の迫力には全く及ばない」とも語っている。現在でも特に、ラストシーンについて、「ラストシーンの再現は無理。あの時のテンションには戻れない」とテレビ番組『行列のできる法律相談所』の「100人の絵で作るカンボジア学校健設プロジェクト」でジョーの絵を依頼された際に述べている。

矢吹丈の生死

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ジョーが燃え尽きた実態に関して、ちばてつや自身の発言には変遷が見られる。執筆当時のちばは、生死について全く考えていなかった[12]。後のインタビューで「子供向けには「今日のリングに負けても、また明日も勝利を目指して戦い続けるジョー」」「大人向けには「文字通り真っ白な灰になるまで、燃え尽きるまで戦った男・ジョー」」という双方の生き方を読者それぞれが感じたまま受け止めてくれればいい、と語った。しかしながら続けて「自分の中ではこの終わりは(ジョーが死んだか否か)確実に決まっている」と発言した。さらに後年では、『タイトルに「あした」と付くくらいだからジョーは死んではおらず、明日も太陽に向かって白木葉子と共に歩き出していると思う』というジョー死亡説を否定するような発言もした[13]

2011年熊本県湯前町湯前まんが美術館での「あしたのジョー」原画展に合わせて、町農村環境改善センターで行われたトークショーにおいて、「丈は死んでいない」との発言をした[14]。医学的な観点から論じると、疲労で死亡した場合、微笑むなどの顔の筋肉の運動や椅子に座った姿勢を保つようなことは不可能であるため、疲れて休んでいるだけに過ぎないと一部の専門家が指摘していたが[15]、ちばはそういった医学考証の裏付けで作画した訳ではない[12]

2014年に、CS番組『漫道コバヤシ』に客演したコメントによると「矢吹ジョーの生死に関しては原作者・梶原一騎の考えもあり既に故人であるため、もう確実なことは言えない。自分が描いたのは、ジョーの燃え尽きた姿がそこにあるという最後が全てであって、生死についてはどうでもよかった」と説明している。また、ジョーは生きているかもしれないという過去の発言は「心情的にジョーが生きていてくれた方がホッとするから、そう言ったのかもしれない」と弁明している。そして、いずれにせよ原作者が亡くなっている以上、もはや想像の域を出ないことを示唆した。

2018年3月の東京中日新聞のインタビューで、「死んでいませんよ。持っている力をすべて出し切り、真っ赤に燃えて白い灰になるというイメージ。ただただ燃え尽きた」と答えている[16]

外部からの見解として梶原の実弟である真樹日佐夫は、「死んだとは描いてない、白い灰はあくまで比喩」と語っている[17]。漫画評論家の夏目房之介も、「ジョーの身体が次のページ方向を向いており、リングの線も同じように途切れずに向かっていることから明日があることを意味している」と解説した[18]

両作者による後の評価

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梶原は後年「あしたのジョーはちばてつやの作品であり、社会現象も彼のおかげだ」とさいとう・たかをに語っているが、ちばは「ジョーはね、私の物でなければ原作者の物でもありません。もうジョーは読んで下さった読者のみなさまの物ですから」と西原理恵子の著書『西原理恵子の人生画力対決』にて語っており、近年流行っている漫画のリメイクなども「オファーはあるが自分の一存では決められない」という[要文献特定詳細情報]

表現に関して

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制作年代の制約から21世紀においては出版物での使用が困難な用語が多く、ジョーが力石の死によって、一時的に相手のテンプル(頭の側面)を打てなくなった際、段平が「やつ(矢吹丈)はかたわだ」と言ったセリフは現在自粛され、「ボクサーとして欠陥品だ」に差し替えられた。アニメ『あしたのジョー2』の東京MXテレビでの再放送では当該カットが削除されていた。[要出典]

登場人物

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書誌情報

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単行本

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  • 高森朝雄(原作) / ちばてつや(作画) 『あしたのジョー』 講談社〈講談社コミックス〉、全20巻
    1. 1970年3月7日発売[講 1]ISBN 4-06-109080-1
    2. 1970年3月7日発売[講 2]ISBN 4-06-109081-X
    3. 1970年5月4日発売[講 3]ISBN 4-06-109086-0
    4. 1970年5月4日発売[講 4]ISBN 4-06-109087-9
    5. 1970年7月6日発売[講 5]ISBN 4-06-109091-7
    6. 1970年10月7日発売[講 6]ISBN 4-06-109099-2
    7. 1971年1月18日発売[19]ISBN 4-06-109110-7
    8. 1971年3月8日発売[講 7]ISBN 4-06-109116-6
    9. 1971年5月6日発売[講 8]ISBN 4-06-109122-0
    10. 1971年7月6日発売[講 9]ISBN 4-06-109125-5
    11. 1971年10月7日発売[講 10]ISBN 4-06-109130-1
    12. 1971年12月8日発売[講 11]ISBN 4-06-109135-2
    13. 1972年2月4日発売[講 12]ISBN 4-06-109142-5
    14. 1972年6月6日発売[講 13]ISBN 4-06-109150-6
    15. 1972年8月8日発売[講 14]ISBN 4-06-109154-9
    16. 1972年10月9日発売[講 15]ISBN 4-06-109164-6
    17. 1972年12月8日発売[講 16]ISBN 4-06-109172-7
    18. 1973年2月8日発売[講 17]ISBN 4-06-109184-0
    19. 1973年5月7日発売[講 18]ISBN 4-06-109191-3
    20. 1973年6月15日発売[講 19]ISBN 4-06-109196-4

完全復刻版

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文庫版

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HGT版

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テレビアニメ

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約10年の間隔を置いて2つのテレビアニメ版が制作された(元請制作会社や放映ネット局は異なる)。最初の作品は原作の途中まで、2本目が途中から結末までを映像化した(途中重複する内容がある)[20]。メインスタッフは両作ともほぼ同じメンバーで制作されている[20]

あしたのジョー

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大泉アニメゲートに設置されている「ねりまアニメ年表」の一コマ。

1970年4月1日 - 1971年9月29日、毎週水曜19時 - 19時30分、フジテレビ系放映(全79話)。

概要

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原作で力石が死亡してから間もない1970年4月より放映が開始された。放映中にちばてつやが病気で連載を休載したこと、また遅筆であったこともあり、ストーリーが原作に追いついてしまった。そのため、矢吹丈VSカーロス・リベラ戦で終了している[21]。原作の魅力に加え、初めて監督格となった出﨑統の先鋭的な演出によりその名を高めた。続編『2』ほどではないにせよ、本作にも原作にないオリジナルキャラクターやオリジナルストーリーが随所に挿入されている。原作最後の対戦者である「ホセ・メンドーサ」は第77話で名前が登場する。

制作

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虫プロダクションに所属していた出崎統と丸山正雄が原作を気に入り、原作の絵を拡大コピーして個人的にパイロットフィルムを制作したことに端を発し、これがフジテレビプロデューサーである別所孝治の目にとまり、正式な企画として立ち上げられることとなった[22]。虫プロダクションでの制作であったが、社長の手塚治虫は本作品をライバル視していたため、アニメ版の制作にも関知しなかった[22]。しかし、当時手塚治虫ちばてつやが打ち合わせしたとの指摘がある[23]

制作当初は作画が手塚の絵に似てしまっていたため、作画スタッフは杉野昭夫を中心に虫プロ本体から外れたメンバーで構成された[22]。その多くは後に出崎・丸山らとともにマッドハウスの設立メンバーとなった[22]

予告編は、本編と別のスタッフにより独自に制作されていたため、本編の内容と異なる部分が多い。例として、第22話のサブタイトルは、予告編では「さらば少年院」であったが、本編では「まぼろしの力石徹」となっていた。また、第51話放送後の次回予告「さらば力石徹」は、本来第52話にあたるところを、第42話と誤植されていた。死に番号を付けられたこの52話は、偶然にも力石の死に関するエピソードの回である。なおこの『ジョー』予告編は、2018年3月に原作の連載開始50周年を記念してトムス・エンタテインメントによりYouTubeでネット配信されている。

キャスティングは主役に当たる矢吹丈と丹下段平の声を(元来アニメ声優ではない)あおい輝彦藤岡重慶が担当し、続編や劇場版において他の人物の声の配役が大幅に変更される中でも、この両名だけは常に不動とされた。あおいはオファーを最初は断ったが、ボクシングや原作のファンだったこととプロデューサーの熱意を受けて受諾し、出演後は丈になりきって「アテレコをやったつもりはない。ジョーの声を作ってもいません。」と2020年のインタビューで述べている[24]。あおいは作画が間に合わない収録の際に「自分の気持ち」で演じて尺が合わなかったときに、ディレクターが「今の芝居がとても良かったので、今の声に絵を合わせます」と言われたこともあったと回想している[24]

スタッフ(第1作)

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出演(第1作)

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  • 矢吹 丈 - あおい輝彦
  • 丹下 段平 - 藤岡重慶
    • 予告編のナレーターも担当。原則として締めくくりに「さぁ、あしたのジョーの明日はどっちだ⁉」と叫んでいた。
  • 力石徹 - 仲村秀生

主題歌(第1作)

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オープニングテーマ「あしたのジョー」
作詞 - 寺山修司 / 作曲・編曲 - 八木正生 / 歌 - 尾藤イサオ
エンディングテーマ
「ジョーの子守唄」(第1話 - 第40話)
作詞 - 梶原一騎 / 作曲・編曲 - 八木正生 / 歌 - 小池朝雄
力石徹りきいし とおるのテーマ」(第41話 - 第79話)
作詞 - 寺山修司 / 作曲・編曲 - 八木正生 / 歌 - ヒデ夕木[注釈 3]
オープニングテーマのスキャット「ルルル…」は尾藤イサオのアドリブから生まれたものである。長年、レコーディング中に歌詞を忘れてしまったため、それをごまかすためにとっさに口ずさんだところ、それを聞いた寺山修司が気に入り、採用されたといわれていたが、2013年に出版されたムック本「あしたのジョー大解剖」のインタビューでは尾藤自身がその説を否定、リハーサルの最中、歌詞を読みながら歌っていたところ、プロデューサーと作曲者の八木正生の会話に気を取られ歌詞を見落としたため、とっさにアドリブをいれたところ八木がそれを気に入り、採用となったと証言している。元の歌詞がどうなっていたのかは、この時書き換えられたため不明。
「力石徹のテーマ」は挿入歌としても使用されたが、放送当時は発売されず、後年に発売されたサウンドトラックLPで初商品化となった[注釈 4]。3番の歌詞中に現在では差別用語になる言葉が含まれているため、2005年にヒデ夕樹のベスト・アルバムに収録される際はライナーノーツに注意書きが付された。

各話リスト(第1作)

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話数放送日サブタイトル脚本作画監督絵コンテ演出視聴率
第1話1970年
4月1日
あれが野獣の眼だ!雪室俊一杉野昭夫(不明)出崎統14.0%
第2話4月8日四角いジャングルに生きろ山崎忠昭金山明博西牧秀雄16.0%
第3話4月15日けものよ牙をむけ!杉野昭夫奥田誠治17.3%
第4話4月22日熱きこぶしに涙をながせ!雪室俊一荒木伸吾斎藤博14.3%
第5話4月29日あしたのために! -その1-金山明博波多正美17.7%
第6話5月6日燃えろ! 左ジャブ!山崎忠昭荒木伸吾斎藤博16.3%
第7話5月13日狼を裁くな!雪室俊一杉野昭夫西牧秀雄15.2%
第8話5月20日東光特等少年院山崎忠昭金山明博石黒昇18.7%
第9話5月27日奴の名は力石徹!雪室俊一荒木伸吾斎藤博14.2%
第10話6月3日赤い夕陽に吠えろ!山崎忠昭金山明博石黒昇19.4%
第11話6月10日地獄の底で燃えろ!雪室俊一杉野昭夫西牧秀雄17.7%
第12話6月17日燃える太陽に叫べ金山明博18.2%
第13話6月24日宿命のリングに立て荒木伸吾斎藤博18.3%
第14話7月1日KOゴングはまだか!山崎忠昭杉野昭夫波多正美19.4%
第15話7月8日白いマットの子守唄雪室俊一金山明博吉川惣司18.0%
第16話7月15日裏切りの落日荒木伸吾斎藤博16.3%
第17話7月22日嵐のなかに一人山崎忠昭杉野昭夫西牧秀雄17.0%
第18話7月29日悲しきリングロープ荒木伸吾平田敏夫17.4%
第19話8月5日恐怖のレバーブロー雪室俊一金山明博石黒昇16.8%
第20話8月12日傷だらけの勝利西牧秀雄19.5%
第21話8月19日栄光ある小さな勝負荒木伸吾平田敏夫18.1%
第22話8月26日まぼろしの力石徹杉野昭夫崎枕20.0%
第23話9月2日あばよ少年院山崎忠昭荒木伸吾富野喜幸20.8%
第24話9月9日帰えってきたドヤ街雪室俊一金山明博石黒昇22.6%
第25話9月16日野良犬の掟富野喜幸23.4%
第26話9月23日絶望のライセンス荒木伸吾平田敏夫28.7%
第27話9月30日明日に架ける橋山崎忠昭金山明博吉川惣司21.1%
第28話10月7日栄光への賭け雪室俊一石山英児20.6%
第29話10月14日明日への挑戦山崎忠昭杉野昭夫富野喜幸29.2%
第30話10月21日試練のプロテスト雪室俊一荒木伸吾斎藤博20.5%
第31話10月28日翔たけプロボクサー金山明博波多正美22.5%
第32話11月4日輝くリングへの道山崎忠昭西牧秀雄18.0%
第33話11月11日初勝利バンザイ杉野昭夫富野喜幸21.2%
第34話11月18日ボクサー志願雪室俊一荒木伸吾石黒昇22.7%
第35話11月25日ガンバレ! 西山崎忠昭金山明博富野喜幸15.9%
第36話12月2日牙をむくウルフ金串(不明)杉野昭夫崎枕17.7%
第37話12月9日怒りの大特訓20.0%
第38話12月16日史上最大の六回戦20.5%
第39話12月23日勝利のトリプルクロス吉川惣司22.7%
第40話12月30日白銀に誓う山崎忠昭荒木伸吾平田敏夫19.8%
第41話1971年
1月6日
力石徹の挑戦伊東恒久金山明博富野喜幸22.9%
第42話1月13日男の世界宮田雪杉野昭夫崎枕20.2%
第43話1月20日残酷な減量伊東恒久金山明博19.3%
第44話1月27日苦闘! 力石徹小林幸吉川惣司23.2%
第45話2月3日打倒! 力石へのスェイバック松岡清治北島教夫20.3%
第46話2月10日死を賭けた男宮田雪崎枕18.5%
第47話2月17日嵐の前のふたり田村多津夫荒木伸吾富野喜幸19.2%
第48話2月24日宿命の対決伊東恒久杉野昭夫22.0%
第49話3月3日果しなき死闘小林幸石黒昇棚橋一徳22.9%
第50話3月10日闘いの終り荒木伸吾(不明)吉川惣司19.9%
第51話3月17日燃えつきた命宮田雪杉野昭夫崎枕26.4%
第52話3月24日さらば力石徹田村多津夫石黒昇19.8%
第53話3月31日憎いあんちくしょう小林幸崎枕16.0%
第54話4月7日悲しみの十点鐘伊東恒久富野喜幸16.1%
第55話4月14日さすらいのバラード宮田雪石黒昇棚橋一徳15.6%
第56話4月21日よみがえる狼松岡清治荒木伸吾富野喜幸15.9%
第57話4月28日傷ついた野獣金山明博吉川惣司16.0%
第58話5月5日勝利のボディブロー山崎晴哉杉野昭夫崎枕11.8%
第59話5月12日しのびよる黒い影田村多津夫金山明博本田元男10.6%
第60話5月19日激闘のスパーリング小林幸石黒昇13.6%
第61話5月26日投げられたタオル伊東恒久杉野昭夫北野英明12.7%
第62話6月2日生きていた力石徹宮田雪荒木伸吾瀬山義文12.5%
第63話6月9日最後の挑戦田村多津夫杉野昭夫富野喜幸11.8%
第64話6月16日カーロス登場松岡清治本田元男16.3%
第65話6月23日リングある限り宮田雪崎枕13.1%
第66話6月30日明日への旅立ち田村多津夫荒木伸吾吉川惣司13.5%
第67話7月7日小さな冒険旅行松岡清治杉野昭夫斎藤博13.1%
第68話7月14日仕組まれた八百長山崎晴哉富野喜幸11.9%
第69話7月21日牧場の子守唄崎枕12.4%
第70話7月28日気になるあいつ小林幸11.8%
第71話8月4日無冠の帝王カーロス荒木伸吾富野喜幸11.8%
第72話8月11日帰えれ、輝くリングへ杉野昭夫12.2%
第73話8月18日よみがえるクロスカウンター山崎晴哉金山明博本田元男13.4%
第74話8月25日今日からの出発松岡清治杉野昭夫波多正美16.7%
第75話9月1日リングの魔術師カーロス伊東恒久林政行16.5%
第76話9月8日燃える挑戦状山崎晴哉荒木伸吾崎枕16.8%
第77話9月15日男の闘い松岡清治杉野昭夫本田元男15.9%
第78話9月22日死闘!!カーロス対矢吹丈小林幸崎枕15.5%
第79話9月29日燃えろ 遠く輝ける明日よ!!20.6%

放送局(第1作)

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最高視聴率(第1作)

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  • 29.2%(1970年10月14日放送 第29話「明日への挑戦」)

ビデオリサーチ調べ・関東地区)

ビデオグラム等

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全話収録DVDは、2009年12月にコロムビアミュージックエンタテインメントから発売された。

2019年4月23日にトムス・エンタテインメントがYouTubeに開設した「TMSアニメ55周年公式チャンネル」から、『ジョー』の第1・9・46・50話を「ヤツの名は"力石徹"セレクション」名義、『ジョー2』の第1・12・24・39・最終話を「伝説の"ベストバウト"セレクション」名義で、それぞれネット配信している(『2』最終話は2019年7月31日まで)。

4K解像版

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2021年3月、フィルムの4KスキャンとHDR技術により高精細化された4Kリマスター版(ED映像は除く)が制作、WOWOWのWOWOWプライムとWOWOW 4Kにて放送され、オンデマンド配信も開始。

あしたのジョー2

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1980年10月13日1981年8月31日、毎週月曜日19時〜19時30分、日本テレビ系放映(全47話)。日本テレビ系アニメとして初めて全話ステレオ放送された作品である。

概要

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前作の続編だが、下記の再編集劇場版の続きという位置付けのため[20]、ストーリーは力石との対戦後から始まり、カーロス戦までは事実上のリメイクとなっている。ただし、原作やアニメ前作にあった矢吹丈がドサ回りのボクサーになり、そこから這い上がるストーリーは省略されている。また原作にないオリジナルストーリーがふんだんに盛り込まれ、オリジナルキャラクター[注釈 5]も多数登場させている[31][32]

原作が完結して何年も経過してから整理された制作なので、矛盾点もクリアされており、登場人物の心理表現も丁寧に描かれている。特に終盤のテレビ関東による世界バンタム級1位のレオン・スマイリーとのマッチメイクや、WBA王者カロルド・ゴメスとWBC王者ホセによる王座統一戦のくだりなどは、よりリアルにプロボクシングの世界を描きたいという意図[注釈 6]からの追加で、オリジナルの部分からは主に監督である出﨑統が「「あしたのジョー」という作品世界をどのように解釈しているか」がうかがえる。サブタイトルには第4話と第33話を除く残りすべてに「」が挿入されている。

力石戦のトラウマにより矢吹丈がリング上で嘔吐するシーンを透過光で処理した演出は「光るゲロ」として話題になり[20]、後に(チーフ・ディレクター出﨑自身のセルフパロディも含め)いろいろなアニメ作品でパロディ化された。

ラストシーンについては、1981年8月31日放送の第47話の結末で、燃え尽きたジョーに丹下段平が語りかけても反応が無い状態をセコンド陣が絶句し、その光景を見て何かを悟った関係者観衆(紀子サチたちドヤ街の人々ウルフ金串、少年院時代の仲間など)、ゴロマキ権藤は帽子を脱いで哀悼の意を表し、白木葉子は衝撃の余り握りしめていた形見のグローブを落とすという描写がなされている。

最後のエンディングアニメーションでは、ジョーが旅立つような止め絵に差し替えられた。これらを踏まえ、ジョーの死を匂わせる演出と同時に、エンディングは「『過去の回想』か『放浪している』のかが不分明」「旅立っていったのかもしれない」といった解釈を可能にする描写となっている[21][33]

制作

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実制作は、本作品のためにマッドハウスから独立した出崎や杉野らによるスタジオあんなぷるが担当した[22]。マッドハウスの丸山は続編の制作には反対であったが、原作サイドは東京ムービー新社での続編制作を決定したため、『ジョー』を他人にやらせたくないと考えていた出崎は独立を選んだという[22]。ほとんどの話数で絵コンテを担当しているさきまくらは出崎の別名義である。

白木葉子役の声優は一般公募された。1,380人の応募者の中から、梶原一騎や出崎統を含む8人の審査員による公開オーディションの結果、田中エミと森脇恵が同点となり、田中が白木葉子役に、森脇が林紀子役に選ばれた[34]

スタッフ(2)

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出演(2)

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主題歌(2)

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オープニングテーマ
「傷だらけの栄光」(第1話 - 第25話)
作詞・作曲 - 荒木一郎 / 編曲 - 後藤次利 / 歌 - おぼたけし
MIDNIGHT BLUES」(第26話 - 第47話)
作詞・作曲 - 荒木一郎 / 編曲 - チト河内 / 歌 - 荒木一郎
エンディングテーマ
「果てしなき闇の彼方に」(第1話 - 第25話)
作詞・作曲 - 荒木一郎 / 編曲 - 後藤次利 / 歌 - おぼたけし
「果てしなき闇の彼方に」(第26話 - 第47話)
作詞・作曲 - 荒木一郎 / 編曲 - チト河内 / 歌 - 荒木一郎

各話リスト(2)

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話数放送日サブタイトル脚本コンテ
11980年
10月13日
そして、帰ってきた…篠崎好さきまくら
210月20日男一匹花一輪…リングに賭けた
310月27日地獄からの使者…矢吹丈山崎晴哉
411月3日その時、十点鐘は鳴った
511月10日幻の…あのテンプルを撃て!篠崎好
611月17日吠えろ…かませ犬
711月24日さまよえる…野獣のように山崎晴哉
812月1日あいつが…燃える男カーロス
912月8日そして…野獣は甦った篠崎好
1012月15日クリスマスイブ…その贈り物は
1112月22日死闘の始まり…カーロスVSジョー山崎晴哉
1212月29日吹雪の夜…その果しなき戦い
131981年
1月5日
丹下ジムは…不滅です篠崎好
141月12日どこにある…ジョーの青春
151月19日誰のために…必殺ラッシュ高屋敷英夫
161月26日遠い照準か…世界への道篠崎好
172月2日姿を見せた…大いなる標的
182月9日あのナックルが…烙印のメッセージ大和屋竺
192月16日戦うコンピューター…金竜飛
202月23日俺のバンタム…減量への挑戦高屋敷英夫
213月2日力石の…唄が聞こえる
223月9日そして…計量の朝篠崎好
233月16日燃える野獣と…氷
243月23日ゴングが鳴った…悪魔のリング大和屋竺
253月30日第6ラウンド…奇跡が起った
264月6日チャンピオン…そして、敗者の栄光善福次郎[注釈 7]
274月13日ボクシング…その鎮魂歌
284月20日ホセがいる…ハワイへ篠崎好
294月27日初防衛なるか…矢吹丈
305月4日偉大なるチャンピオン…ホセ高屋敷英夫
315月11日Vサイン…その意味するものは
325月18日さらば…古き愛しきものたち篠崎好
335月25日アメリカから来た13人目のキング!?
346月1日カードと共に散った…あいつ
356月8日チャンピオンは…ひとり高屋敷英夫
366月15日葉子…新たなる企て竹内啓雄
376月22日野性児その名は…ハリマオ篠崎好さきまくら
386月29日意外な訪問者…ゴロマキ権藤
397月6日ジャングルに…野獣が二匹さきまくら
407月13日燃えろジョー…標的が近い高屋敷英夫
417月20日ホセ来日…闘いの日はせまった!竹内啓雄
427月27日衝撃…葉子の予感さきまくら
438月3日ジョー・段平…二人の日々篠崎好
448月10日葉子…その愛
458月17日ホセ対ジョー…闘いのゴングが鳴った高屋敷英夫
468月24日凄絶…果てしなき死闘
478月31日青春はいま…燃えつきた

放送局(第2作)

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※放送日時はテレビ新潟を除き1981年3月中旬 - 4月上旬時点、放送系列は放送当時のものとする[36]

放送地域放送局放送日時放送系列備考
関東広域圏日本テレビ月曜 19:00 - 19:30日本テレビ系列制作局
北海道札幌テレビ
岩手県テレビ岩手[37]
宮城県ミヤギテレビ[37][38]
新潟県テレビ新潟[39]1981年4月開局から
長野県テレビ信州[40]日本テレビ系列
テレビ朝日系列
静岡県静岡第一テレビ日本テレビ系列
中京広域圏中京テレビ
近畿広域圏読売テレビ
広島県広島テレビ
香川県・岡山県西日本放送
高知県高知放送
福岡県福岡放送
長崎県テレビ長崎フジテレビ系列
日本テレビ系列
[注釈 8]
青森県青森放送月曜 17:30 - 18:00
→土曜 6:00 - 6:30[41]
日本テレビ系列
テレビ朝日系列
本来の時間帯はテレビ朝日系列の『それゆけ!レッドビッキーズ』を放送[37]
山形県山形テレビ水曜 17:30 - 18:00[42]フジテレビ系列
福島県福島中央テレビ金曜 18:00 - 18:30[43][44]日本テレビ系列
テレビ朝日系列
石川県北陸放送木曜 17:30 - 18:00[45]TBS系列
福井県福井放送火曜 17:20 - 17:50[46]日本テレビ系列
山梨県山梨放送木曜 17:00 - 17:30
山口県山口放送水曜 17:15 - 17:45(1981年3月時点)
→月曜 - 木曜 16:45 - 17:15(1981年11月時点)[47]
日本テレビ系列
テレビ朝日系列
愛媛県南海放送月曜 17:25 - 17:55日本テレビ系列
宮崎県宮崎放送月曜 17:30 - 18:00TBS系列

最高視聴率(2)

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  • 16.3%(1980年10月13日放送 第1話「そして、帰ってきた…」)

(ビデオリサーチ調べ・関東地区)

メガロボクス

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2018年4月から放送開始したテレビアニメーション作品。『あしたのジョー』の連載開始50周年を記念して製作された。

劇場アニメ

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あしたのジョー(1980年)

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あしたのジョー
監督福田陽一郎
出崎統
脚本福田陽一郎
原作高森朝雄
ちばてつや
製作川野泰彦
増田久雄
製作総指揮梶原一騎
出演者あおい輝彦
藤岡重慶
音楽鈴木邦彦
主題歌おぼたけし
製作会社三協映画
富士映画
ヘラルドエンタープライズ
配給富士映画
日本ヘラルド映画
公開 1980年3月8日
上映時間153分
製作国 日本
言語日本語
配給収入5億円[48]
次作あしたのジョー2
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  • 1980年3月8日公開
  • 1970年のテレビアニメ第1話から第51話までを再編集し、矢吹丈と力石徹の戦いを主軸とした劇場版。力石や葉子など一部のキャストを変更している(俳優を起用[注釈 9])。主題歌はもちろんのこと、BGMはテレビシリーズと全く違うものが新たに用意され、映画の公開に合わせてサウンドトラック盤が発売された。

スタッフ(1980年)

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主題歌(1980年)

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美しき狼たち
作詞 - たかたかし / 作曲 - 鈴木邦彦 / 歌 - おぼたけし
挿入歌
「K・O(ノック・アウト)」
作詞 - 村上龍 / 作曲 - ジョー山中 / 歌 - 清水保男
「グッバイ・ジョー」
作詞 - 梶原一騎 / 作曲 - 平尾昌晃 / 歌 - スザンナ・スー

あしたのジョー2(1981年)

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あしたのジョー2
監督出崎統
脚本出崎統
原作高森朝雄
ちばてつや
製作川野泰彦
島田十九八
製作総指揮梶原一騎
出演者あおい輝彦
藤岡重慶
音楽荒木一郎
井上尭之※井上はノンクレジット
主題歌ジョー山中
撮影高橋宏固
編集鶴渕允寿
製作会社三協
ヘラルドエンタープライズ
富士映画
ちば企画
配給日本ヘラルド
公開 1981年7月4日
上映時間110分
製作国 日本
言語日本語
前作あしたのジョー
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  • 1981年7月4日公開
  • 前作映画の続編で、前半はテレビシリーズ『あしたのジョー2』の再編集。終盤は放映中だったテレビシリーズに先行して制作・公開され、のちにテレビシリーズに流用されている[20]。また、声優も一部変更されている。

キャスト(1981年)

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[49]

スタッフ(1981年)

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  • 製作総指揮 - 梶原一騎
  • 監修 - ちばてつや
  • 製作 - 川野泰彦
  • 音楽監督 - 荒木一郎
  • 作画監督 - 杉野昭夫
  • 脚本・監督 - 出崎統
  • 製作 - 三協映画、ヘラルドエンタープライズ、富士映画、ちば企画
  • 製作協力 - 東京ムービー新社
  • 配給 - 日本ヘラルド

主題歌(1981年)

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「あしたのジョー2のテーマ〜明日への叫び〜」
作詞・作曲・歌 - ジョー山中
「青春の終章(ピリオド)〜JOE…FOREVER〜」(挿入歌)
作詞・作曲・歌 - ジョー山中

実写映画

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1970年映画版

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あしたのジョー
監督長谷部安春
脚本馬場当
製作望月利雄
守田康司
出演者石橋正次
亀石征一郎
高樹蓉子
辰巳柳太郎
音楽渡辺岳夫
主題歌石橋正次「あしたの俺は」
撮影上田宗男
編集鈴木晄
製作会社日活
新国劇映画
配給ダイニチ映配
公開 1970年7月22日
上映時間84分
製作国 日本
言語日本語
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あしたのジョー』は、1970年7月22日公開に公開された日本映画。同年6月に公演された新国劇による舞台『あしたのジョー』の映画化作品である。舞台版の主演であった石橋正次が同じくジョーを演じている。ジョーが丹下と出会い、力石との対決でリング禍に直面し、パンチが打てなくなって姿を消すまでが描かれる。

出演(1970年)

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  • 鑑別所の精神科医 - 長弘
  • 黒姫会組員 - 小島克巳
  • 不良少年のリーダー - 田畑善彦
  • 不良少年 - 北上忠行
  • 飯場のおばさん - 若原初子
  • 作業員 - 平塚仁郎
  • その他 - 高瀬敏光、細川智、小沼和延、加藤正之伊藤正博芹川洋、亀田秀樹、ピーターみのわ、半藤浩一
  • 少女 - 軽部香織
  • サチ - 溝呂木寿々江
  • ドヤ街の住人 - 石渡雄幸

スタッフ(1970年)

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2011年映画版

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あしたのジョー
監督曽利文彦
脚本篠崎絵里子
製作総指揮濱名一哉
出演者山下智久
伊勢谷友介
香里奈
香川照之
勝矢
倍賞美津子
津川雅彦
音楽高橋哲也
北里玲二
主題歌宇多田ヒカルShow Me Love (Not A Dream)
撮影橋本桂二
製作会社「あしたのジョー」製作委員会
配給東宝
公開 2011年2月11日
上映時間131分
製作国 日本
言語日本語
興行収入11億円
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2011年2月11日より東宝系で公開の実写映画。昭和40年代を舞台に原作の少年院での丈と力石との出会いから宿命の対決までが描かれる。出演はアイドルグループ『NEWS』(当時)の山下智久。山下は役作りのため、プロボクサー並みのトレーニングを行い、約10キロの減量と体脂肪率を10%近く落とすなど、過酷なスケジュールの下で撮影に臨んだ。力石役の伊勢谷友介も実生活での減量を実施、水を求めるシーンでは数日前からほとんど飲まず食わずで撮影に臨んでいる。

2011年2月5日以降にTBS系列で映画公開記念特別番組『ジョーのあしたはどっちだ!?映画公開記念徹底解剖スペシャル』が放送。また、公開に先立ち、各地域を代表するアスリートが「応援団支部長」に就任し、特別番組やイベントにも登場した。就任したアスリートは、ボクシング界より井岡一翔(公開当日にWBC世界ミニマム級王座獲得)、長谷川穂積(大阪:当時WBC世界フェザー級王者)、黒木優子(福岡:後のWBC女子世界ミニフライ級王者)、ボクシング以外から福島千里(札幌:陸上短距離選手)、楢﨑正剛(名古屋:プロサッカー選手)の計5名。

キャッチコピーは、「日本中が熱狂した、魂の傑作漫画完全映画化」。『この時代の若者に,ジョーはいるか?』

全国277スクリーンで公開され、2011年2月12,13日土日2日間で興収は1億9,449万4,250円、動員は15万6,877人(初日からの3日間では興収は3億232万1,700円、動員は24万3,955人)になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第3位となった[51]。また、ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第2位と幅広い世代に高評価されている。3月には台湾でも公開され、各国での配給が決定されている。

2011年8月19日発売のDVD『あしたのジョー プレミアム・エディション』が初週1万1,000本売り上げ、8月29日付オリコン週間DVDランキングで首位となった。またBlu-rayも初週7,000本を売り上げBlu-rayランキング総合2位となっている[52]

2014年12月28日にはTBS系列の21:00 - 23:08(JST)で放送された(文字多重放送)。

出演(2011年)

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出演その他
加藤浩次極楽とんぼ)、中村靖日平賀雅臣阿部亮平高橋努中野裕斗小柳心蓮ハルク飯田覚士浜田剛史正名僕蔵滝藤賢一原金太郎杜澤たいぶん松澤仁晶樋口浩二おぐらとしひろ河田直也塩見啓一櫻井浩二チャーリー太田スミマサノリ ほか

スタッフ(2011年)

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主題歌(2011年)

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Show Me Love (Not A Dream)
歌 - 宇多田ヒカルEMIミュージック・ジャパン
「あしたのジョー」[注釈 10](挿入歌)

ソフト化(2011年)

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2011年8月19日発売。発売元はTBSテレビ / 講談社、販売元は東宝。

  • あしたのジョー スタンダード・エディション(1枚組、ブルーレイとDVDでリリース)
    • 映像特典
      • 特報・劇場予告編・TVスポット集
    • 音声特典
      • オーディオコメンタリー(山下智久×伊勢谷友介×香川照之×プロデューサー:伊與田英徳)
  • あしたのジョー プレミアム・エディション(2枚組、ブルーレイとDVDでリリース)
    • ディスク1:本編ディスク(スタンダード・エディションと同様)
    • ディスク2:特典DVD
      • メイキング
      • 山下・伊勢谷・香川による映画公開記念座談会
      • イベント集
      • トップアスリートVS「あしたのジョー」
      • インタビュー集
      • 原作者インタビュー
      • クランクアップ集
      • エンドタイトルバック・ノークレジット
      • 「あしたのジョー」VFXの世界
    • 初回限定特典
      • オリジナルポストカード(5枚組)
      • 「あしたのジョー」特製ミニサンドバッグ風ボクシンググローブ
    • 特製アウターケース付き

舞台

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初演

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  • 1970年6月3日〜26日、東横ホール上演

出演(舞台・初演)

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  • 矢吹丈 - 石橋正次
  • 丹下段平 - 郡司良
  • 力石徹 - 亀石征一郎

劇団め組公演

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2016年5月25日から29日まで、劇団め組として、すみだパークスタジオ倉にて上演。脚本は合馬百香、演出は与儀英一が担当[53]

キャスト(舞台・め組)

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ラジオ

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ラジオ劇画傑作シリーズ あしたのジョー

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  • 矢吹丈 - 安原義人
  • 力石徹 - 清水紘治
  • 丹下段平 - 斉藤晴彦

“矢吹丈 対 力石徹”完全実況中継

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『あしたのジョー40周年記念番組 “矢吹丈 対 力石徹”完全実況中継』

2010年1月17日19:00 - 20:00 TBSラジオ

矢吹丈vs力石徹戦を、第1ラウンドから最終第8ラウンド2分47秒まで実際のボクシングの試合のように架空中継するプログラム。マンガやアニメには描かれていない時間帯も含め再構成しており、監修はちばてつや梶原一騎の妻である高森篤子が務めている[54]

展示会

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本作を特集した展示会として、以下のものがある。

展示は100点以上の原画をもとに構成し、当時のレコードやアニメなど関連資料を絡めて、ジョーが生きた時代背景を考察した[55]。また、寺山修司土方巽秋山祐徳太子など本作品とゆかりのある芸術家らの軌跡とジョーの世界観の広がりを紹介した[55][56]
  • 「連載開始50周年記念 あしたのジョー展」 - 東京ソラマチ(2018年4月28日 - 5月6日)[57]
  • 「あしたのために あしたのジョー!展」 - 世田谷文学館(2021年1月16日 - 3月31日)[58]

関連番組

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放送日放送局番組名サブタイトル出演者
1997年4月25日朝日放送(現:朝日放送テレビ)驚きももの木20世紀「あしたのジョー」伝説三宅裕司 麻木久仁子 尾藤イサオ 永作博美
1999年4月3日TBSブロードキャスター週刊少年マガジン40周年福留功男 三雲孝江 ジョージ・フィールズ 山瀬まみほか
1999年7月11日日本テレビ知ってるつもり?!梶原一騎関口宏 水野真紀 タケカワユキヒデ 城戸真亜子 香山リカ 佐山サトル 斎藤貴男
2000年10月8日フジテレビTWO ドラマ・アニメ あしたのジョーを丹下段平よりも詳しくなるスペシャル[注釈 11]出崎統 ちばてつや
2001年8月6日NHK BS2BSマンガ夜話あしたのジョー大月隆寛 笹峰愛 夏目房之介 いしかわじゅん 岡田斗司夫 美保純 夢枕獏
2004年9月8日NHK BS2BSアニメ夜話あしたのジョー岡田斗司夫 乾貴美子 大槻ケンヂ 北久保弘之 山田五郎 唐沢俊一
2007年3月24日NHK教育ETV特集あしたのジョーの、あの時代[注釈 12]夏目房之介 猪瀬直樹 残間里江子 ちばてつや 宮崎学 夢枕獏 立花隆 高森篤子 宮原照夫
2007年3月27日NHK BS2BSアニメ夜話 とことん!あしたのジョーオープニングスペシャル 開始のゴングを打ち鳴らせ!里匠 中川翔子 光浦靖子 スマイリーキクチ 片岡鶴太郎
2007年3月28日NHK BS2BSアニメ夜話 とことん!あしたのジョー証言ドキュメント アニメ「あしたのジョー」ができるまで塚本晋也
2007年3月29日NHK BS2BSアニメ夜話 とことん!あしたのジョー37年目のスペシャル対談 監督・出崎統 VS 漫画家・ちばてつや出崎統 ちばてつや
2007年3月30日NHK BS2BSアニメ夜話 とことん!あしたのジョーBSアニメ夜話里匠 中川翔子 岡田斗司夫 氷川竜介 国生さゆり 島本和彦 香山リカ 金山明博
2007年3月31日NHK BS2BSアニメ夜話 とことん!あしたのジョーエンディングスペシャル みんなジョーになりたかった里匠 中川翔子 松村邦洋  ブラザートム 井上伸一郎 あおい輝彦 檀ふみ 野口征恒
2008年3月3日日本テレビ人生が変わる1分間の深イイ話あしたのジョーから学ぶ青春時代の深イイ生き方とは?島田紳助
2008年3月25日テレビ朝日報道ステーション「団塊世代に贈る(11)~『あしたのジョー』の時代」古舘伊知郎
2008年6月16日日本テレビ人生が変わる1分間の深イイ話ちばてつや氏がラストカットに込めた思いとは?島田紳助
2009年5月5日NHK総合ザ・ライバル「少年サンデー・少年マガジン物語」  伊藤淳史 成宮寛貴
2014年4月12日フジテレビONE漫道コバヤシちばてつや全仕事 永久保存版スペシャルケンドーコバヤシ ちばてつや
2014年7月17日テレ朝チャンネル2津田大介 日本にプラス“マンガの巨人”シリーズ1『あしたのジョーとその時代』~ちばてつや氏に聞く津田大介 下平さやか ちばてつや 
2014年10月22日BS朝日昭和偉人伝梶原一騎國村隼 高森篤子 川崎のぼる ちばてつや 原田久仁信 佐山サトル
2015年1月15日TBSゴロウ・デラックス伝説の漫画家シリーズ第3弾!!ちばてつや編稲垣吾郎 外山惠理 山田親太朗 ちばてつや
2015年12月20日NHK BS1ぼくらはマンガで強くなった〜SPORTS×MANGA〜拳に込めた“あしたへの一歩”村田諒太 具志堅用高 内山高志 井上尚弥 大橋秀行 ちばてつや 森川ジョージ
2017年10月21日BS朝日熱中世代 大人のランキング漫画家 ちばてつやさん鴻上尚史 進藤晶子 角澤照治 ちばてつや 
2018年4月30日フジテレビ石橋貴明のたいむとんねる勝手に語りつぎたい あしたのジョーの細かいとこ石橋貴明 千原ジュニア ミッツ・マングローブ 
2018年5月27日NHK小さな旅わたしの東京物語 “あしたの”下町〜漫画家 ちばてつや〜ちばてつや 語り:山田敦子  
2018年12月15日NHK BSプレミアムダークヒーローの美学あしたのジョー 力石徹ちばてつや 島本和彦 丸山正雄 大橋秀行 井上尚弥 八重樫東 清水聡 塩田久嗣 簑下成子 山崎照朝 古田新太
2018年12月22日NHK BSプレミアムたけしの“これがホントのニッポン芸能史”スポ根ビートたけし 所ジョージ 久保田祐佳 中畑清 ミッツ・マングローブ スピードワゴン 
2019年1月12日BS朝日ザ・ドキュメンタリー昭和の劇画王 梶原一騎ちばてつや 川崎のぼる 高森日佐志 佐山サトル 新間寿 原田久仁信 長谷川穂積
2019年3月4日日本テレビ成功の遺伝史三浦知良の遺伝史は誰?ビートたけし 上田晋也 三浦知良 
2019年8月5日NHKごごナマちばてつや船越英一郎 美保純 阿部渉 中岡創一 ちばてつや 
2020年10月1日NHK Eテレ浦沢直樹の漫勉neoちばてつや浦沢直樹 ちばてつや 語り:葵わかな
2022年1月25日NHK BSプレミアム
NHK BS4K
アナザーストーリーズ 運命の分岐点「あしたのジョー 時代と生きたヒーロー」ナビゲーター:松嶋菜々子
ナレーション:濱田岳

また、「トリビアの泉2006年9月27日放送分(最終回)では、矢吹丈がレギュラー最後の影ナレを務めた。

ビデオゲーム

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  • あしたのジョー(1989年 タイトー/WAVE AC作品)
  • あしたのジョー伝説(1991年 SNK/WAVE ネオジオ作品)
  • あしたのジョー(1992年 ケイ・アミューズメントリース SFC作品)
  • ボクシングマニア あしたのジョー(2001年 コナミ AC作品)
  • ジ・アニメ スーパーリミックス あしたのジョー2(2002年 カプコン PS2作品)
  • あしたのジョー 〜まっ白に燃え尽きろ!〜(2003年 コナミ PS2作品)
  • あしたのジョー 〜まっ赤に燃え上がれ〜(2003年 コナミ GBA作品)
タイトーの『あしたのジョー』、SNKの『あしたのジョー伝説』は、ともにWAVE社の開発した作品である。両方ともホセ・メンドーサを倒すとエンディングを迎えるが、タイトー版は白木葉子との結婚式、SNK版は夕陽をバックにしたジョーのランニングシーンという、原作とは異なる結末となっている。

モバイルゲーム

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PCゲーム

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PCソフト
  • あしたのジョー(1983年CSK/フィルコム PC-8801以降作品)
  • あしたのジョー闘打 〜タイピング泪橋〜(2000年 SSI tristar Windows作品)
ブラウザゲーム
  • あしたのジョー~あしたのために~(2012年 ニジボックス Yahoo!モバゲー[61]
  • あしたのジョー~あしたのために~(2013年 ニジボックス mixi[62]
同じくPC用のブラウザゲーム『はじめの一歩 THE FIGHTING』とのコラボキャンペーンを行い(2013年11月18日 - 12月5日)、双方の登場人物がイベントボスとして登場した[63]

パチンコ・パチスロ

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パチンコ
パチスロ
  • パチスロあしたのジョー(2010年、サミー)
  • パチスロあしたのジョー2(2013年、タイヨーエレック

CM・イメージキャラクター

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  • 三菱電機(1980年)
    アニメのジョーが具志堅用高と対決という形で登場する。制作に際しては、実際に試合に近い形のスパーリングを撮影し、その映像にジョーのアニメを被せる形が採られていたが、具志堅の対戦相手を務めたのは、当時よくスパーリングパートナーを務めていた渡嘉敷勝男である。
  • 日本生命保険 ライフセイバープラン(1994年)
    余命6か月と判断された時点で被保険者が死亡保険金を受け取れる商品が対象で、ジョー・段平・力石のバージョンがあった[64]。ジョーのバージョンでは「タオルは投げるな、最後まで完全燃焼したい」というメッセージが添えられ、日本生命によるとこのコマーシャルは「業界筋の高い評価を得、広告としても上々の成果を上げた」という[64]。しかし、嫌悪感や反発を示した者もあり、当時毎日新聞1994年6月24日夕刊文化欄に掲載された匿名コラムでは「安定を求めず破滅を恐れなかったジョーには自分たちの人生にはない潔さがあった。その名作に敬意も払わず、イメージと知名度だけを利用するようなCMにはあざとい商魂がにおうというと言い過ぎだろうか(要約)」という意見が記された[64]
  • 日清食品 ジェットラ王焼きそば(2002年)[65]
  • 田辺製薬 アスパラ(2005年)
  • サッポロ飲料 梅クエン酸2000(2007年)
  • 東洋水産 マルちゃんクロスカウンター焼そば 醤油トンコツ味(2010年2月8日発売)
  • キリンビバレッジ キリンMetsコーラ(2012年4月24日)[66]
    このCMで丹下段平役を担当したのはガンリキの佐橋大輔である。佐橋は以前に『とんねるずのみなさんのおかげでした』の細かすぎて伝わらないモノマネ選手権で「現在ではあり得ない表現のため、ピー音を入れている段平のセリフ」のモノマネを披露していた。
  • ダイハツ工業 タントカスタム(2013年)[67]
  • ブラザー工業 インクジェットプリンタ「PRIVIO」(2013年)[68]「あしたの常(ジョー)識」編 (10月~)「あしたの年賀ジョー」編(11月~)ちなみに、丹下役は山崎弘也
  • としまえん 最終営業日を翌日に控えた2020年8月30日に、ラストシーンのコマを引用して「Thanks」という言葉を追加した広告を朝日新聞(東京本社版)に掲載した[69]

また、2001年に放映されたサントリーBOSSのCMは、駅のベンチで本作を読んでいるサラリーマン(演:津田寛治)の両脇に座った細川俊之(劇場アニメ版の力石徹役)とあおい輝彦が力石とジョーのセリフを勝手にアフレコを始めるというものだった。

記念物

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2015年4月4日、大泉学園駅北口に直結する歩行者道路「大泉アニメゲート」に練馬区にゆかりのある漫画作品のブロンズ像を設置。ちば作品からはあしたのジョーが選ばれ、リングコスチュームを身につけた矢吹丈のブロンズ像が展示されている[70]

影響

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ボクシング観戦好きで、自身も1年間ほどジムに通った経験のあった作家三島由紀夫は『あしたのジョー』を愛読していたという。逸話として、夏のある日の深夜、講談社のマガジン編集部に三島が突然現れ、今日発売されたばかりのマガジンを売ってもらいたいと頼んだ。理由を聞くと、三島は「『あしたのジョー』を読むために、毎週水曜日に(マガジン本誌を)買っている」ほどであったが、その日に限って映画の撮影(『黒蜥蜴』)で、帰りが夜中になり買うところもなくなった(当時は、コンビニや夜間まで営業している大型書店などはなかったため、夜になり書店や駅売店が閉まると、もう翌日まで雑誌を入手することはできなかった)ため、編集部で売ってもらおうとやって来たという。財布を出した三島に対して、編集部ではお金のやりとりができないから1冊どうぞと差し出すと、嬉しそうに持ち帰ったという[71]

元プロボクシング世界王者・辰吉丈一郎の名前は、元ボクサーの父が、矢吹丈にちなんで命名したものである。奇しくも辰吉もまたジョーと同じくバンタム級を代表する選手であった。

2021年現在ライトフライ級現役選手である矢吹正道のリングネームは、矢吹丈に由来する[72]

漫画作品での言及・パロディ等

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一世を風靡した漫画のため、後代の漫画家による作品内での言及やパロディは多く存在する。特にジョーが燃え尽きて真っ白に描写されているシーンは、令和になった現在のアニメや漫画でも多く見られる。

日本国外での受容

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テレビアニメ版『あしたのジョー』『あしたのジョー2』は、韓国でも放映された。その際、ジョーを初めとする日本人の登場人物は皆韓国人という設定になり、原作で韓国人だった金竜飛や玄曹達はベトナム人に、金竜飛の朝鮮戦争に関するエピソードはベトナム戦争下のものに変えられていた。またちばてつやが韓国の漫画フォーラムに出向いた際に入手した漫画海賊版における金竜飛は日本人という設定だったとのこと[要出典]

評論・研究本

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  • 『巨人の星』に関する評論では『あしたのジョー』が比較として出されることが多く、『巨人の星』の文庫版のあとがきでも、『あしたのジョー』に触れた評論が多い。文庫にあとがきを寄せた1人は、これを『少年マガジン』連載中にリアルタイムでこの2作を読んだ世代の「悪い癖」と見なしており、あとで原作者が同一人物だと知ったショックによるものだと評論している。
  • 豊福きこうが『水原勇気0勝3敗11S』(1992年、情報センター出版局 ISBN 4-7958-0673-X)で矢吹丈の対戦試合、勝敗数、パンチ数などを分析。路上での殴りあいも含めた矢吹の全対戦リストも掲載。矢吹丈が長期戦や判定になると勝てないことをデータから分析。また、『タイガーマスク』の伊達直人との比較論、矢吹丈が鑑別所の心理テストで答えた「両親=植木等、無責任」、「植木等に憧れる」という矢吹丈のことばと、それでも「両親を責める気持は希薄」である点に着目。さらに、映画の植木等が本当は悪い意味での無責任でないことなどから、そこから考察する矢吹丈の「力石死後の戦い」の意味についての論説もある。
  • 「あしたのジョー」心理学概論—“矢吹丈”その心の病(サーフライダー21著、中公文庫 ISBN 4-12-202203-7)。気鋭の若手心理学者精神科医弁護士教育学者らが知の技法を縦横に適用、「真っ白に燃え尽きた」ボクサー・矢吹丈の人間的内面に迫る。
  • 柳田理科雄が『空想科学読本』シリーズで「矢吹丈の長い前髪」やホセ・メンドーサの「一瞬の白髪」を検証。『漫画読本』シリーズでクロスカウンターの「2倍、4倍…」の理論を検証し、また、ハリマオの空中でスピンする技を科学的に解説している。
  • 上記『水原…』と同様、河崎実も『「巨人の星」の謎』(1993年、JICC出版局=現・宝島社 ISBN 4-7966-0678-5)で矢吹丈の「俺は植木等のファンでね」のセリフを引用し、『巨人の星』と『あしたのジョー』の根底に植木等の行動力、敢闘精神があったと分析。また、アニメの『巨人の星』にも「泪橋」が登場することを紹介。「マンモス西と紀子の結婚」などから梶原作品における、ある法則を導き出している。
タイトル著者出版社出版年
ロマンアルバム あしたのジョー  徳間書店1978・10・30
あしたのジョー 少年マガジン特別☆別冊イラスト集  講談社1980・3・20
映画版 あしたのジョー大百科  勁文社1980・3・25
あしたのジョー カラー・ハイライト・シーン・スペシャル  近代映画社1980・3・25
TV版1~25話 あしたのジョー 2 少年マガジン特別別冊  講談社1981・6・15
ジ・アニメ8月号増刊 劇場版・あしたのジョー2  近代映画社1981・7・25
映画版 あしたのジョー2大百科  勁文社1981・9・10
TV版26~47話 あしたのジョー 2 少年マガジン特別別冊 [完結編]  講談社1981・10・25
あしたのジョーは死んだのか朝稲日出夫筑波書房1988
あしたのジョー論吉田和明風塵社1992・11・14
「あしたのジョー」心理学概論―"矢吹丈"-その心の病  ユニオンプレス1993・7・8
あしたのジョーの大秘密―矢吹丈とその時代高取英松文館1993・12・25
超速最深『あしたのジョー』がわかる本―名作漫画検定シリーズ〈1〉杉森昌武ベストセラーズ2001
伝説復活 あしたのジョー 人生を完全燃焼させる!  講談社2001・9・6
あしたのジョー大百科 映画版  勁文社2002・4・30
僕たちの好きなあしたのジョー  宝島社2003
あしたのジョーの方程式島本和彦太田出版2006・9・16
「あしたのジョー」を創った男 梶原一騎(高森朝雄)回想記高森篤子非売品2009・9・25
ちばてつやとジョーの 闘いと青春の 1954日豊福きこう講談社2010・1・7
あしたのジョー コンプリートブック1週間編集部講談社2010・2・10
あしたのジョー大解剖 【限定特装版】  三栄書房2013・10・31
あしたのジョー大解剖(SAN-EI MOOK)  三栄書房2013・10・31
「あしたのジョー、の時代」  求龍堂2014・7・26
『あしたのジョー』とその時代森彰英北辰堂出版2016・10・1
あしたのジョーCOMPLETE DVD BOOK vol.1~13野口征恒ぴあ2018・3・30

あしたのジョーに関連した楽曲

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  • 「あしたのジョー」が題名および歌詞に出てくる楽曲
    • 『“あしたのジョー”以降』(野口五郎
    • 『あしたのジョーなんかきらいだ』(三上寛
    • 『夢は夜ひらく』(三上寛)
    • 『明日のジョーは帰らない』(大塚博堂
  • 「あしたのジョー」主題歌をサンプリングしている楽曲
  • その他

脚注

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注釈

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  1. ^ 実在しない等級。相当するのは第2種、旧・特別。
  2. ^ 第1作の著作権は長らく虫プロダクション(新)が管理していたが、2017年にトムス・エンタテインメントへ移管されている。
  3. ^ ED映像では「ヒデ夕木」としてクレジットされていたが、音盤によっては「ヒデ夕樹」名義になっている。
  4. ^ 「力石徹のテーマ」のテレビ使用音源には、ヒデ夕木による叫びが入っていたが、1978年にキングレコードより発売されたサウンドトラックLP(SKD(H)2002)に収録されたステレオ版フルサイズは叫びなしヴァージョンだった。翌年には同LPからのシングルカットという形で3曲入りシングル(TV(H)-56)も発売されたが、叫びは入っていなかった。その後に発売されたCD(「あしたのジョー ソングファイル」「梶原一騎の世界」など)には、ステレオ版フルサイズの叫び入りヴァージョンが収録されている(両ヴァージョンやテレビサイズが併録されているサウンドトラックCDもある)。
  5. ^ 須賀清など
  6. ^ 前述の「ドサ回り」ストーリー削除も、この観点による。仮にプロボクサーがそのような興行に出場した場合、ライセンスは剥奪され、復帰はほぼ不可能
  7. ^ 「善福次郎」は実在の脚本家ではなく、脚本家が書いたシナリオがさきまくら(出崎統)の絵コンテの段階で大幅に変化してしまったため、「善福次郎」という架空の名前を出すようになった。[1]
  8. ^ なお、1981年3月時点で、県内他局の長崎放送でも第1作が月曜 17:20 - 17:50に放送されるという事態が発生している。
  9. ^ TV版から演じている丈と段平のキャストの本業は俳優
  10. ^ ノンボーカルバージョン
  11. ^ 4日後の10月12日より『あしたのジョー』〈1970~71〉全話を放送するにあたっての記念番組。一般のジョーファンがトーナメント形式で互いに自分が作った問題を出題しあい、5名がトップを目指して、7回戦ずつで戦う番組。この対戦中、皆で作ったかるた、ちば先生と出崎監督への質問、恵比寿にあるジョー版画ギャラリーなどの詳細なVTRも流れた。
  12. ^ 2007年3月2日放送の『NHKニュース7』で、紛失されていた『あしたのジョー』の直筆原稿の一部発見が第一報として取り上げられ、大きな話題を呼んだ時期で当番組でも直筆原稿が紹介された。

出典

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  1. ^ “人気漫画の実写化で異例?『あしたのジョー』実写映画にちばてつや「私の原作を超えていた」”. シネマトゥディ. (2010年12月9日). https://www.cinematoday.jp/news/N0028900 2021年1月26日閲覧。 
  2. ^ 斎藤貴男『梶原一騎伝』新潮文庫、2001年、p202。この結果、本作は梶原原作の作品では異例ともいえる「漫画家が原作を相当程度手を加えることを許された唯一の作品」となったと斎藤は記している。
  3. ^ a b c フジテレビトリビア普及委員会『トリビアの泉〜へぇの本〜 6』講談社、2004年。 
  4. ^ 大下英治「第五章 多様化するテレビアニメの世界 異質な個性のぶつかりあい」『日本ジャパニーズヒーローは世界を制す』角川書店、1995年11月24日、ISBN 4-04-883416-9、120頁。
  5. ^ 『梶原一騎伝』p205
  6. ^ 泉麻人の東京版博物館 力石徹の葬儀、2005年11月6日、朝日新聞社
  7. ^ 力石の33回忌に300人 ちばてつやさんら献花河北新報社、2002年5月9日。
  8. ^ a b 『梶原一騎伝』p215。ちばによると、内容は正確には記憶しておらず、原稿だったのかそれ以前に梶原から聞いたものだったかははっきりしないという。
  9. ^ デイリースポーツ 2010年10月20日
  10. ^ 『梶原一騎伝』p216。なお、この紀子とジョーの会話シーンは、ちばが創造したキャラクターである紀子に一度ジョーとデートさせてやりたいという理由で、梶原の原作とは別に独自に作ったものだった(同書p209)。
  11. ^ Aucfree. “【42011m】 『週刊少年マガジン 1973年21号 あしたのジョー最終回号(完結)』 昭和48年5月発行”. aucfree.com. 2023年4月1日閲覧。
  12. ^ a b ちばの証言によると、描いた当時は、生きてるのか死んでいるのか、全く考えていなかった。後年、テレビで監察医の上野正彦がラストの絵を見て「こういう微笑みや、肘で身体を支える姿勢は、死んでいたらできないから、この人は生きている」と断言するのを聞き、ちば自身が「ああ、そうだったのか。やっぱり生きているのか」と安心したという。月刊『新潮45』2013年10月号、ちばてつや「あしたのジョーは生きている」(インタビュー)、聞き手・里中高志、p.149-p.150
  13. ^ 2007年大阪芸術大学特別講義での本人による解説より
  14. ^ くまにちコム 漫画家ちばてつやさん「ジョー」を語る 湯前町 より。2011年8月14日閲覧。[リンク切れ]
  15. ^ 医学博士が真相解明!「あしたのジョー」は”アノ”後も生きていた。”. Techinsight (2009年1月5日). 2020年11月23日閲覧。
  16. ^ 「ジョーは生きている 伝説ラスト、ちばてつやさん回想」中日新聞2018年3月22日朝刊、彼は死んでませんよ ちばてつやさんが語る あしたのジョー50年”. 東京新聞2018年3月18日朝刊 アーカイブ投稿 (2018年3月19日). 2020年11月23日閲覧。
  17. ^ デイリースポーツ 10月21日(木)12時57分配信
  18. ^ BSマンガ夜話 あしたのジョー』より
  19. ^ あしたのジョー 7”. 講談社. 2022年3月3日閲覧。
  20. ^ a b c d e 小黒祐一郎 「アニメ様365日」第52回『あしたのジョー2』(TV版) - WEBアニメスタイル
  21. ^ a b 『あしたのジョー』アニメ化50年。原作と少し違った「燃え尽き」描写の意味は?”. メディア・ヴァーグ (2020年4月30日). 2020年11月23日閲覧。
  22. ^ a b c d e f 吉田豪インタビュー 巨匠ハンター 9回戦 丸山正雄」『キャラクターランドSPECIAL ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』徳間書店〈HYPER MOOK〉、2017年2月5日、pp.93-97頁。ISBN 978-4-19-730144-7 
  23. ^ Wikipediaの嘘――虫プロ制作『あしたのジョー』に社長だった手塚治虫が関知しなかった”. Mizumizuのライフスタイル・ブログ:楽天ブログ. 2024年4月6日閲覧。
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  26. ^ a b 『河北新報』1971年8月4日 - 1971年9月29日付朝刊、テレビ欄。
  27. ^ 『河北新報』1971年11月2日 - 11月30日付朝刊、テレビ欄。
  28. ^ 『福島民報』1970年4月1日 - 1971年9月29日付朝刊、テレビ欄。
  29. ^ 『福島民報』1970年4月18日 - 1971年11月7日付朝刊、テレビ欄。
  30. ^ a b 『北國新聞』1970年4月1日付朝刊8面テレビ欄より。
  31. ^ 小黒祐一郎 「アニメ様365日」第56回 紀子の問いと朴念仁 - WEBアニメスタイル
  32. ^ 小黒祐一郎 「アニメ様365日」第57回 敗者の栄光 - WEBアニメスタイル
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  40. ^ 『日刊スポーツ』1980年10月13日付朝刊、テレビ欄。
  41. ^ 『週刊TVガイド 東北版』1981年5月15日号、64ページ。
  42. ^ 日刊スポーツ』1981年4月22日付朝刊、テレビ欄。
  43. ^ 『週刊TVガイド 東北版』1981年5月15日号、124ページ。
  44. ^ 『福島民報』1980年12月19日 - 1981年11月13日付朝刊、テレビ欄。
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  47. ^ アニメージュ』(徳間書店発行)1981年12月号『全国放映リスト』113ページ。
  48. ^ 「邦画フリーブッキング配収ベスト10作品」『キネマ旬報1981年昭和56年)2月下旬号、キネマ旬報社、1981年、117頁“註・〔1980年〕12月末現在。最終配収ではありません。” 
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講談社コミックプラス

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以下の出典は講談社コミックプラス(講談社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

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関連項目

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外部リンク

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※漫画『あしたのジョー』のラストシーンについて、『BSマンガ夜話』第19弾(2001年8月6日 - 8月9日)での夏目房之介の見解を岡田が振り返る内容で、漫画のコマの進行方向についての漫画家の癖を論拠として分析している。
フジテレビ系列 水曜19:00枠(当番組よりアニメ
前番組番組名次番組
あしたのジョー
日本テレビ系列 月曜19:00枠
あしたのジョー2