永作博美

日本の女優、タレント、歌手 (1970-)

永作 博美(ながさく ひろみ[3]1970年10月14日[3] - )は、日本女優タレント歌手茨城県行方郡麻生町(現・行方市)出身[2][3]田辺エージェンシー所属。

ながさく ひろみ
永作 博美
本名内藤 博美(ないとう ひろみ)旧姓:永作
別名義HIROMI NG
生年月日 (1970-10-14) 1970年10月14日(53歳)
出生地日本の旗 日本茨城県行方市[1][2]
血液型B型[3]
職業女優歌手
ジャンルテレビドラマ映画舞台
活動期間1989年[4] -
配偶者内藤まろ2009年 - )[5]
事務所田辺エージェンシー
公式サイトプロフィール
主な作品
テレビドラマ
世にも奇妙な物語』シリーズ
ひとり暮らし
青い鳥
週末婚
伝説の教師
Pure Soul〜君が僕を忘れても〜
婚外恋愛
ラストプレゼント 娘と生きる最後の夏
功名が辻
曲げられない女
ダーティ・ママ!
さよなら私
舞いあがれ!
映画
好きだ、
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
人のセックスを笑うな
その日のまえに
脇役物語
酔いがさめたら、うちに帰ろう。
八日目の蝉
四十九日のレシピ
さいはてにて-やさしい香りと待ちながら-
ソロモンの偽証
朝が来る
 
受賞
日本アカデミー賞
ブルーリボン賞
その他の賞
高崎映画祭
最優秀助演女優賞
2006年好きだ、
受賞歴を参照
テンプレートを表示

略歴 編集

茨城県立麻生高等学校卒業[6]

1988年、『オールナイトフジ 女子高生スペシャル』(フジテレビ)の美感少女コンテストでベストパフォーマー賞を受賞[5]。これ1回だけの出演のつもりだったが、その後、バラエティ番組田代まさしのオイシイじゃん』(フジテレビ)に6か月間出演。この番組のディレクターから薦められて受けた乙女塾1期生の審査に合格し、これの後身番組となる『パラダイスGoGo!!』への出演が決まる[7]

高校卒業後の1989年に、バラエティ番組『パラダイスGoGo!!』(フジテレビ)内の「乙女塾」から松野有里巳佐藤愛子との3人でアイドルグループ「ribbon」を結成し活動する[8][9]

1993年にはシングル「My Home Town」でソロデビュー[5]

その後、1994年にテレビドラマ『陽のあたる場所』(フジテレビ)で本格的に女優デビュー。第50回ブルーリボン賞助演女優賞、第35回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞第54回ブルーリボン賞主演女優賞などを受賞する[4]

2009年映像作家の内藤まろと結婚[5][9]2010年に第1子となる男児を、2013年に第2子の女児を出産した[9]

人物・エピソード 編集

  • 「博美」という名前は、生まれた年、1970年に日本万国博覧会(大阪万博)が開催されたことに因んで祖父が名付けた[10]
  • 子供の頃から歌は好きだったが、元々芸能界への憧れは特に無かったとのことで、「オールナイトフジ 女子高生スペシャル」への応募は、高校生活最後の思い出にしたいためからということだった[7]
  • 魔性の女を演じることが増えたため、永作自身もそうであると思われることがあるというが、本人はこれについては「それは私の口からはなんとも…ただ、素の私と役が重なって見えるのは、役者としてとても楽しいことです」とコメントしている[11]
  • 不定期に放送されているオムニバステレビドラマ『世にも奇妙な物語』(フジテレビ)に出演する事が多く、2017年に放送された「春の特別篇」では歴代最多8回目となる主演を果たした[12][13]
  • 出身地の麻生町を母体にして2005年に成立した行方市について、永作は同市に関係のある著名人10人の中の一人、かつ唯一の俳優として、地域イメージの向上活動などを行う「なめがた大使」を受任している[6]

出演 編集

テレビドラマ 編集

配信ドラマ 編集

映画 編集

吹き替え 編集

バラエティ番組 編集

ドキュメンタリー番組 編集

紀行番組 編集

CM 編集

舞台 編集

ラジオ 編集

ウェブマガジン 編集

  • 大人の女性のためのトラベル・ウェブ・マガジン『旅色』旅色 SELECTION(2008年 - )

音声ガイド 編集

音楽 編集

シングル 編集

#発売日タイトルc/w規格規格品番オリコン最高位
ポニーキャニオン
1st1993年8月4日My Home Town届かぬ思い8cmCDPCDA-0046936位
2nd1994年1月21日Without Youあなただけに8cmCDPCDA-0052845位
3rd1994年6月17日逢いにきて恋と微笑みと花8cmCDPCDA-0059867位
東芝EMI / EASTWORLD
HIROMI NG 名義
1998年2月25日9:01PMひらめき8cmCDTODT-512597位

アルバム 編集

オリジナル・アルバム 編集

発売日タイトル規格規格品番オリコン最高位
ポニーキャニオン
1st1993年9月1日NCDPCCA-0047441位
2nd1994年7月21日Here and NowCDPCCA-0061590位

ベスト・アルバム 編集

発売日タイトル規格規格品番オリコン最高位
ポニーキャニオン
1st2007年8月17日永作博美 SINGLES コンプリートCD+DVDPCCA-02508圏外

タイアップ 編集

曲名タイアップ収録作品
9:01PMテレビ東京系『ASAYAN』オープニングテーマシングル「9:01PM」

書籍 編集

写真集 編集

受賞歴 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ ribbonで主演
  2. ^ 同番組の第1回放送として鹿島アントラーズを取り上げた回で担当。永作の出身地である行方市は同チームのホームタウンでもあり、NHKが開設する同局スポーツ部門の公式ツイッターでもコメントを寄せている。

出典 編集

  1. ^ 岩本直紀 (2016年11月8日). “行方市 防災情報発信のエリア放送開始/茨城”. 毎日新聞. THE MAINICHI NEWSPAPERS. 2016年12月10日閲覧。
  2. ^ a b 三次豪 (2016年8月21日). “弐湖の國映画祭 行方ゆかりの映画、鑑賞”. 茨城新聞. 茨城新聞社. 2016年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月10日閲覧。
  3. ^ a b c d 永作博美”. 株式会社田辺エージェンシー タレント. Tanabe Agency. 2016年12月1日閲覧。
  4. ^ a b なかおちぐさ (2015年4月24日). “永作博美さん【日経ヘルス表紙の人】”. 日経ウーマンオンライン. Nikkei Business Publications. 2016年12月1日閲覧。
  5. ^ a b c d 永作博美のプロフィール”. ORICON NEWS. Toricon ME (2008年12月1日). 2016年12月1日閲覧。
  6. ^ a b なめがた大使の紹介”. 行方市. 2021年5月16日閲覧。
  7. ^ a b 朝ドラ出演中!永作博美のデビューは《ribbon》乙女塾から誕生したアイドルグループ”. Re:minder (2023年3月15日). 2023年3月15日閲覧。
  8. ^ 永作博美(インタビュアー:林真理子)「永作博美 演技するのは恥ずかしいと思ってたアイドル時代」『dot.,週刊朝日』、2015年5月25日https://dot.asahi.com/articles/-/1076472016年11月5日閲覧 
  9. ^ a b c 宮沢りえに永作博美、高齢出産の芸能人が増えている!?”. 日刊大衆. Futabasha (2016年12月28日). 2016年12月28日閲覧。
  10. ^ DUNK集英社)1990年10月号 ribbon特集(100-101頁)
  11. ^ 2008年8月号『日経エンタテインメント!』内、『テレビ証券推薦女優インタビュー』より
  12. ^ “永作博美『世にも奇妙な物語』歴代最多8回目の主演「時代を感じます」”. テレビドガッチ. (2017年4月21日). https://plus.tver.jp/news/44426/detail/ 2017年6月9日閲覧。 
  13. ^ “『世にも奇妙』最多主演・永作博美、サイコホラー作品で"完璧主義"主婦に”. マイナビニュース. (2017年4月21日). https://news.mynavi.jp/article/20170421-a015/ 2017年6月9日閲覧。 
  14. ^ くらげが眠るまで”. テレビドラマデータベース. 2021年6月21日閲覧。
  15. ^ “永作博美、3年ぶり連ドラ主演で“子持ちの女刑事”役”. ORICON NEWS. (2011年11月29日). https://www.oricon.co.jp/news/2004174/full/ 2017年7月26日閲覧。 
  16. ^ “永作博美、女ざかりの10年を演じる 脚本読んで「泣きました」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2014年1月15日). https://www.oricon.co.jp/news/2032988/full/ 2019年7月12日閲覧。 
  17. ^ “永作博美、瀧本監督作「私という運命について」に主演!江口洋介&宮本信子とタッグ”. 映画.com. (2014年1月15日). https://eiga.com/news/20140115/2/ 2019年7月12日閲覧。 
  18. ^ “永作博美、ドラマ『沈黙法廷』主演 悪女にも、聖女にも見える主人公に挑戦”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年8月7日). https://www.oricon.co.jp/news/2095262/full/ 2017年8月7日閲覧。 
  19. ^ 永作博美&石田ゆり子、入れ替わり役に混乱「難しかった」”. オリコンスタイル (2014年10月6日). 2014年10月14日閲覧。
  20. ^ 福岡発地域ドラマ「いとの森の家」”. NHK福岡放送局. 2015年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月7日閲覧。
  21. ^ 湊かなえ、三浦しをん、角田光代の短編小説を、オムニバスドラマ化。『女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘』”. とれたてフジテレビ (2015年11月25日). 2015年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月25日閲覧。
  22. ^ Hey!Say!JUMP・中島裕翔、異色刑事役に挑戦 演出は堤幸彦監督”. ORICON STYLE (2015年10月19日). 2015年10月20日閲覧。
  23. ^ 番組エピソード 家族の繋がりを育もう!【家族の日特集】-NHKアーカイブス
  24. ^ “高橋一生×永作博美 森絵都原作『みかづき』実写ドラマ化 NHKで来年放送”. CINRA.NET (株式会社 CINRA). (2018年6月26日). https://www.cinra.net/news/20180626-mikazuki 2018年6月26日閲覧。 
  25. ^ “美智子さまの物語を初ドラマ化 主演・永作博美「とても心温まる作品」 総合司会はタモリ”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年4月15日). https://www.oricon.co.jp/news/2133585/full/ 2019年4月15日閲覧。 
  26. ^ ドラマスペシャル あの家に暮らす四人の女”. テレビ東京. 2019年10月1日閲覧。
  27. ^ “中谷美紀・吉岡里帆・永作博美・宮本信子が一つ屋根の下 ドラマSPで共演”. シネマトゥデイ. (2019年8月14日). https://www.cinematoday.jp/news/N0110548 2019年10月1日閲覧。 
  28. ^ “中川大志、「何回見ても胸が熱くなるシーン」に向けた役作りを熱く語る!<左手一本のシュート>”. ザテレビジョン (KADOKAWA). (2020年1月27日). https://thetv.jp/news/detail/220558/ 2020年3月3日閲覧。 
  29. ^ 芳根京子×永作博美「半径5メートル」制作開始!”. NHKドラマ. ドラマトピックス. 日本放送協会 (2021年1月29日). 2021年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月29日閲覧。
  30. ^ “芳根京子:週刊誌記者役で「ドラマ10」枠主演 永作博美とコンビで世の女性の“もやもや”に迫る”. MANTANWEB (MANTAN). (2021年1月29日). https://mantan-web.jp/article/20210129dog00m200024000c.html 2021年1月29日閲覧。 
  31. ^ “芳根京子&永作博美、女性週刊誌の編集&記者役で人生の機微と時代に迫る”. ORICON NEWS (oricon ME). (2021年1月29日). https://www.oricon.co.jp/news/2183063/full/ 
  32. ^ 小芝風花&吉岡秀隆共演 鹿児島発ドラマの追加キャストに永作博美、犬飼貴丈ら”. ORICON NEWS. 2021年11月5日閲覧。
  33. ^ 水川あさみ、池松壮亮、黒沢清が参加「モダンラブ・東京」Prime Videoで配信”. 映画ナタリー. ナターシャ (2022年3月30日). 2022年3月30日閲覧。
  34. ^ “永作博美と井浦新が河瀬直美の「朝が来る」で夫婦に、蒔田彩珠、浅田美代子も出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2019年11月22日). https://natalie.mu/eiga/news/356426 2019年11月22日閲覧。 
  35. ^ “永作博美が姉御肌な猫に息を吹き込む、CGアニメ「ペット」本編映像が公開”. 映画ナタリー. (2016年6月7日). https://natalie.mu/eiga/news/189867 2016年6月7日閲覧。 
  36. ^ CGアニメ「ペット2」バナナマンや永作博美の続投決定、最新映像も公開”. 映画ナタリー (2019年2月11日). 2019年2月13日閲覧。
  37. ^ 2013-04-07 ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!ガキの使い卒業 さようなら山崎邦正日本テレビ系列 22:56~23:26 ‐ 永作博美のTV出演情報”. ORICON NEWS. 2022年5月1日閲覧。
  38. ^ 佐藤浩市、三浦友和ら豪華出演陣 クルマづくりの情熱描く動画公開”. スポニチアネックス (2015年10月28日). 2015年10月29日閲覧。
  39. ^ 「コフレドール」ポイントメイクCMに永作博美さんが初登場! 12月5日(水)よりオンエア開始”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年1月25日閲覧。
  40. ^ COFFRET D’ORが、May J.さんの新曲とタイアップ! 口紅の新TV-CMで永作博美さんとも共演します。”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年1月25日閲覧。
  41. ^ “永作博美、パンサー・尾形貴弘を一刀両断「前に出過ぎ」”. ORICON STYLE. (2016年5月19日). https://www.oricon.co.jp/news/2071889/full/ 2016年5月19日閲覧。 
  42. ^ TV CM 放映スタート︕『中⼩企業からニッポンを元気にプロジェクト』〜中⼩企業 全国 350 社と共に、⽇本経済活性化へ〜”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年1月13日閲覧。
  43. ^ “永作博美、樋口一葉になる!舞台熱演に意欲「やりたかった作品」”. SANSPO.COM (SANKEI DIGITAL INC.). (2015年10月12日). オリジナルの2015年10月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20151013013040/http://www.sanspo.com/geino/news/20151012/geo15101205010008-n1.html 2015年10月12日閲覧。 
  44. ^ “G2×中井貴一「月とシネマ」2023年版の上演が決定、藤原丈一郎・永作博美が出演”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年8月11日). https://natalie.mu/stage/news/536496 2023年8月11日閲覧。 
  45. ^ 舞台『月とシネマ2023』登場人物”. 舞台『月とシネマ2023』公式サイト (2023年9月1日). 2023年9月1日閲覧。
  46. ^ “第35回日本アカデミー賞:永作博美が最優秀助演女優賞「感無量」”. まんたんウェブ (株式会社MANTAN). (2012年3月3日). https://mantan-web.jp/article/20120303dog00m200019000c.html 2021年1月27日閲覧。 
  47. ^ “第44回日本アカデミー賞は大激戦 「Fukushima50」「罪の声」が最多12受賞”. 映画.com (エイガ・ドット・コム). (2021年1月27日). https://eiga.com/news/20210127/1/ 2021年1月27日閲覧。 

外部リンク 編集