PDF形式でダウンロードPDF形式でダウンロード

「JAVA_HOME is not defined correctly?(JAVA_HOMEが正しく定義されていません)」や「JAVA_HOME is set to an invalid directory?(JAVA_HOMEが無効なディレクトリに設定されています)」といったJavaのエラーが表示されていませんか?JDK(Java Development Kit、Java開発キット)またはJRE(Java Runtime Environment、Javaランタイム環境)を最近インストールした場合は、JAVA_HOME環境変数を設定し、アプリケーションがJavaを見つけられるようにパスを設定する必要があります。この記事では、Windows、macOS、LinuxでJavaホームパスを変更または設定する最も簡単な方法を紹介します。

知っておくべきこと

  • JAVA_HOMEを設定するには、JDKまたはJREのインストール先のフルパスが必要です。
  • JAVA_HOME環境変数を設定したら、echo $JAVA_HOMEコマンドを実行して新しいパスを確認できます。
  • LinuxまたはmacOSでJavaホームパスを永続的に(再起動後も)設定するには、環境変数を.bashrcまたは.zshrcファイルに追加します。
方法 1
方法 1 の 3:

Windows

PDF形式でダウンロード
  1. How.com.vn 日本語: Step 1 Javaのインストールディレクトリを確認する 
    インストール時にJDKまたはJREのパスを変更していない場合、JavaのインストールディレクトリはC:\Program Files\Javaの下のディレクトリにあるはずです。フルパスを確認するには、いくつかの方法があります。
    • エクスプローラーを開き、左側のパネルでPCをクリックし、C:\Program Files\Javaに移動します。探しているディレクトリには、C:\Program Files\Java\jdk-19のようにJDKのバージョン名が入っているはずです。
    • JDKではなくJREをインストールした場合は、C:\Program Files\Java\jre1.8.0_351のようなパスになります。
    • また、コマンドプロンプトを開き、wmic product where "Name like '%%Java%%'" get installlocation,Nameというコマンドを実行する方法もあります。JAVA_HOMEを設定していなくても、これでJDKのフルパスがわかります。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 システムの詳細設定を開く 
    方法は以下の通りです。
    • キーボードのWindowsキーを押し、システムの詳細設定の表示と入力します。
    • 検索結果でシステムの詳細設定を表示をクリックします。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 環境変数...
    ボタンをクリックする 「システムのプロパティ」ウィンドウの右下にあります。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 「ユーザー環境変数」の下にある新規...ボタンをクリックする 
    このウィンドウには、「ユーザー環境変数」と「システム環境変数」の2つのセクションがあります。最初のボックス(ユーザー環境変数)の下にある新規...をクリックするようにしましょう。
    • JDKのインストール先が複数あり、JAVA_HOMEを新しいインストール先に変更したい場合は、現在のJAVA_HOMEユーザー環境変数を選択し、編集...をクリックしましょう。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 「変数名」にJAVA_HOMEと入力する
    • JAVA_HOMEの現在のパスを編集しているのであれば、すでにここに「JAVA_HOME」と入力されているはずなので、このステップはスキップしてもかまいません。
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 JDKまたはJREのインストール先のフルパスを入力する 
    例えば、パスがC:\Program Files\Java\jdk-19の場合は、そのフルパスを「変数値」フィールドに入力しましょう。[1]
    • JAVA_HOMEに2つ目のパスを追加する場合は、1つ目のパスの後にセミコロン(;)を入力し、2つ目のパスを入力するだけです。
    • JAVA_HOMEの古いパスを置き換える場合は、現在のパスを削除し、新しいパスを入力するだけです。
  7. How.com.vn 日本語: Step 7 OK
    をクリックする これで「環境変数」ウィンドウに戻ります。
  8. How.com.vn 日本語: Step 8 Path
    ユーザー環境変数を選択し、編集...をクリックする すでに「ユーザー環境変数」セクションに「Path」という環境変数が表示されているはずです。Javaバイナリを実行できるようにするには、パスを編集してJDKのbinディレクトリの場所を追加する必要があります。
    • このPCの他のユーザーがコマンドラインからJavaバイナリにアクセスできるようにしたい場合は、「システム環境変数」の「Path」環境変数でもこの手順を繰り返しましょう。
  9. How.com.vn 日本語: Step 9 Javaの/binディレクトリのパスをパスの最後に追加する 
    パスにはすでにディレクトリが少なくとも1つ含まれているはずですが、そのディレクトリはそのままにしておく必要があります。Javaのbinディレクトリを追加する方法は以下の通りです。
    • 上部の新規...ボタンをクリックします。
    • JREまたはJDKのフルパスを、最後に˶を付けて入力します(例:C:\Program Files\Java\jdk-19\binまたはC:\Program Files\Java\jre1.8.0_351\bin)。
    • OKをクリックします。
  10. How.com.vn 日本語: Step 10 以降のすべてのウィンドウでOKをクリックする 
    これでJAVA_HOME環境変数が更新され、Javaバイナリがパスに追加されます。
    • パソコンを再起動しなくても変更は反映されますが、Javaにアクセスしようとしていたアプリは再起動する必要があります。
    • 新しいコマンドプロンプトウィンドウを開き、echo %JAVA_HOME%というコマンドを実行すると、JAVA_HOMEの新しいパスが表示されます。
      • 新しいコマンドプロンプトウィンドウであることを確認しましょう。同じウィンドウを開いたままだと、新しい環境変数が設定されていないので、コマンドは失敗します。
    広告
方法 2
方法 2 の 3:

macOS

PDF形式でダウンロード
  1. How.com.vn 日本語: Step 1 ターミナルウィンドウを開く 
    ターミナルを開くには、Spotlightでターミナルを検索します。また、Finderを開き、移動メニューをクリックし、「ユーティリティ」を選択し、ターミナルアプリを選択する方法もあります。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 /usr/libexec/java_home
    と入力し、 Returnキーを押す macOSにプリインストールされている便利なユーティリティで、これを実行すると、JAVA_HOMEを設定するのに必要なJavaのインストール先のフルパスがわかります。
    • Javaのインストール先が複数があり、それらすべてのパスを確認したい場合は、/usr/libexec/java_home -Vを使用しましょう。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 パスをコピーして手近な場所に貼り付ける 
    JAVA_HOMEとして使用したいJavaのインストール先のパスをハイライトし、Cmd+Vキーを押してコピーし、付箋またはテキストファイルに貼り付けます。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 テキストエディタで.zshrcファイルを開く 
    macOS Catalina以降を使用している限り、デフォルトでzshシェルを使用することになり、JAVA_HOMEとパスを.zshrcファイルに追加することになります。[2]それよりも前のバージョンのmacOSを使用している(またはbashシェルを使用したい)場合は、以下のコマンドの.zshrc.bashrcに置き換えましょう。ファイルを開く最も簡単な方法は以下の通りです。
    • cd ~と入力し、Returnキーを押します。
    • open .zshrcと入力し、Returnキーを押します。これで、テキストエディタでファイルが開くはずです。
    • ファイルが見つからない場合は、echo > .zshrcと入力し、Returnキーを押しましょう。その後、もう一度open .zshrcを実行します。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 以下の行をファイルの一番下に追加する 
    以下の行を追加することで、ログオフしたり別のウィンドウを開いたりしても、JAVA_HOMEが正しく設定されるようになります。ファイルに既存の内容がある場合は、その内容より下にスクロールし、別々の行に以下のテキストを入力しましょう。
    • export JAVA_HOME=/Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk-17.0.1.jdk/Contents/Home
      • /Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk-17.0.1.jdk/Contents/Homeを、Javaのインストール先の/Contents/Homeディレクトリのフルパスに置き換えます(異なる場合)。
    • export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
    • ファイルを保存し、終わったらテキストエディタを終了します。
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 source .zshrc
    と入力し、 Returnキーを押す プロファイルを編集した後、このコマンドを実行することで、現在のターミナルウィンドウ(およびこれから開く他のウィンドウ)で環境変数が更新されるようになります。
  7. How.com.vn 日本語: Step 7 echo $JAVA_HOME
    と入力し、 Returnキーを押してJAVA_HOMEを確認する これでJAVA_HOMEのフルパスが表示されるはずです。
    • Javaバイナリを確認しようとして他のウィンドウを開いていた場合は、それらを閉じて再度開きましょう。
    広告
方法 3
方法 3 の 3:

Linux

PDF形式でダウンロード
  1. How.com.vn 日本語: Step 1 ターミナルウィンドウを開く 
    デスクトップ環境にログインしている場合は、Ctrl+Alt+Tキーを押せば、ターミナルウィンドウを起動できます。
    • この方法は、UbuntuやRedhatを含むLinuxのほぼすべてのバージョンで有効です。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 Javaのインストール先を確認する 
    Javaのインストール先を確認する1つの方法は、which javacコマンドを実行することですが、これではシンボリックリンクしか得られません。代わりに、以下のコマンドを実行して実行ファイルの場所を確認しましょう。
    • readlink -f `which javac`
    • それでもうまくいかない場合は、update-alternatives --list javaを実行してみましょう。
    • どちらのコマンドもうまくいかない場合は、whereis javaを実行すると、通常/usr/bin/javaのようなシンボリックリンクが表示されます。
      • ディレクトリを取得したら、ls -la /bin/javaでシンボリックリンクのリンク先を確認します。
      • シンボリックリンクが別のディレクトリ(例:/etc/alternatives/java)を指している場合は、ls -la /etc/alternatives/javaを実行しましょう。
      • これで、さらに長いディレクトリが表示されるはずですが、これは実際にJavaバイナリが格納されている場所です(例:usr/lib/jvm/java-11-openjdk-arm64/bin/java)。これが目的のディレクトリです。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 JAVA_HOMEのパスを設定する 
    これでJavaの場所がわかったので、そのパスを.bashrcファイル(bashシェルを使用している場合)、.zshrcファイル(zshシェルの場合)、またはシェルに相当するものに追加できます。[3]パスをJDKまたはJREのインストール先のパスに、「bashrc」をシェルのログインスクリプトに置き換えて、以下の両方のコマンドを実行しましょう。
    • echo "export JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/java-11-openjdk-arm64" >> ~/.bashrc
    • echo "export PATH=$PATH:$JAVA_HOME/bin" >> ~/.bashrc
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 source .bashrc
    と入力して、現在のターミナルウィンドウに変更を適用する すでにJavaのホームを設定し、バイナリのパスを永続的に追加しましたが、このコマンドを実行するまで、現在のターミナルウィンドウには変更が反映されません。
    • これで、echo $JAVA_HOMEを実行して、システム上のJavaの場所を確認できます。
    広告

ポイント

  • Linuxでは、/etc/bash.bashrcにあるグローバルな.bashrc を編集することで、すべてのユーザーに対してJAVA__HOMEを設定できます。echoを使用し、~/.bashrc/etc/bash.bashrcに置き換えるだけです。
  • LinuxでもmacOSでも、必要に応じて.bash_profileまたは.zprofileでJavaのホームを設定できます。
広告

このHow.com.vn記事について

How.com.vn 日本語: How.com.vn編集チーム
共著者 ::
How.com.vnスタッフライター
この記事は、経験豊富なHow.com.vnの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。

How.com.vnのコンテンツ管理チームは、編集チームが編集した記事を細心の注意を払って精査し、すべての記事がHow.com.vnの高品質基準を満たしているかどうかを確認しています。
このページは 536 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

⚠️ Disclaimer:

Content from Wiki How 日本語 language website. Text is available under the Creative Commons Attribution-Share Alike License; additional terms may apply.
Wiki How does not encourage the violation of any laws, and cannot be responsible for any violations of such laws, should you link to this domain, or use, reproduce, or republish the information contained herein.

Notices:
  • - A few of these subjects are frequently censored by educational, governmental, corporate, parental and other filtering schemes.
  • - Some articles may contain names, images, artworks or descriptions of events that some cultures restrict access to
  • - Please note: Wiki How does not give you opinion about the law, or advice about medical. If you need specific advice (for example, medical, legal, financial or risk management), please seek a professional who is licensed or knowledgeable in that area.
  • - Readers should not judge the importance of topics based on their coverage on Wiki How, nor think a topic is important just because it is the subject of a Wiki article.

広告