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ドアなどの鍵を長期間使用していると鍵が「引っかかる」ようになり、鍵を差し込む、回す、引き抜く動作などが困難になる場合があります。これは、鍵の動きを制御する内部構造に、埃、汚れ、ゴミ、その他の蓄積物が付着することが原因で起こります。鍵の調子が悪いと非常に苛立つもので、長い1日が終わって帰宅した時に鍵が回らないという状況は避けたいはずです。幸いにも、わずか数分かけて安価な製品を数種類使用するだけで、再び鍵が滑らかに回るようになるでしょう。

方法 1
方法 1 の 2:

浸透性防錆潤滑剤(WD-40など)を鍵穴に吹きかける

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 浸透性防錆潤滑剤の缶を購入する 
    近隣のホームセンターなどで防錆潤滑剤の缶を購入します。防錆潤滑剤は、自転車のチェーンからドアの蝶番まで、あらゆるものに使用できる一般的な家庭用潤滑油です。鍵の調子がそれほど悪くなければ、防錆潤滑剤を少量吹きかけるだけで元通りになるでしょう。[1]
    • 一般的に防錆潤滑剤は、万能潤滑油が即必要な場合に手元にあると非常に便利な製品ですが、時間が経過すると乾燥するため、再塗布する必要があります。
    • 調理油や美容のためのボタニカルオイル、ミシン油など、家の修繕などに適さない潤滑油の使用は避けましょう。このような種類の油はほとんどの場合、埃を引き寄せて鍵の構造に新たな膜が付着するため、さらに鍵の状態が悪化するだけです。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 缶のノズルに付属のストローを装着する 
    付属のストローを缶に装着します。このようなストローは通常、細くて柔軟性があり、油が出てくるノズルの噴射口にぴったりと装着できます。ストローを装着すると潤滑油が鍵の内部構造に深く入り込むため、効果的に油を塗布できるでしょう。
    • 一部の新しいタイプの防錆潤滑油の容器には、最初からストローが装着されているものもあります。鍵の調子を改善する際にはこのような製品が適しているため、店などで探してみましょう。[2]
    • また、ストローを使用すると、玄関のドア全体ではなく、鍵穴の内部の必要な狭い箇所だけに潤滑油を吹きかけることができます。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 鍵穴にストローを挿入する 
    通常鍵を差し込む鍵穴に、ストローの先端をあてます。可能な限りストローを押し込み、汚れなどが溜まっている可能性のある鍵の内部構造の各部位に防錆潤滑油が行き渡るようにしましょう。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 防錆潤滑油を鍵穴に吹きかける 
    缶のスプレーボタンを押し下げ、徐々に潤滑油を鍵穴に吹きかけます。多めに油を塗布しても問題ありません。調子の悪い鍵穴には、それなりの油が必要です。スプレーボタンを押し続け、潤滑油が鍵穴から溢れ始めるまで吹きかけましょう。[3]
    • 潤滑油を扱う際に作業用手袋などを着用すると、滑りにくいでしょう。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 鍵を差し込んで状態を確認する 
    防錆潤滑油を数分間放置します。こうすると、鍵の動きを妨げている鍵穴内部の埃や汚れの蓄積物が徐々に分解されるでしょう。しばらく油を浸透させたら、鍵の抜き差しを数回行い、動きがどの程度滑らかになったかを観察しましょう。鍵の抜き差し時に抵抗がなければ、作業終了です。まだ鍵が少々引っかかる場合は、粉末グラファイト(黒鉛)などの強力な潤滑剤を試す必要があるかもしれません。[4]
    • 施錠と解錠を数回繰り返し、鍵の構造の各部位がきちんと油で覆われていることを確認しましょう。鍵穴に潤滑油を吹きかけると内部のピンが抵抗なく外れるようになり、鍵を回すとシリンダーが楽に回転するはずです。
    • 自宅にある様々な鍵穴に定期的に防錆潤滑油を吹きかけて、良好な状態を維持しましょう。
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方法 2
方法 2 の 2:

粉末グラファイトを鍵穴に塗布する

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 粉末グラファイトのチューブを購入する 
    粉末グラファイトは特殊な乾燥潤滑剤で、ほとんどのホームセンターやオンラインショップなどで購入可能です。汚れを引き寄せずに2つの金属面の間の動きを滑らかにする目的で作られているため、油性潤滑剤のようにベトベトになることはありません。鍵穴の調子が非常に悪く、鍵の抜き差しがほとんどできない状態であれば、粉末グラファイトのような強力な製品が必要になるかもしれません。 [5]
    • 粉末グラファイトを塗布すると粒子が金属の表面に薄い膜を形成して全体に行き渡り、埃や汚れを払い落とします。
    • 小さいサイズの粉末グラファイトの製品であれば、大半のホームセンターやオンラインショップなどで千円以下程度で購入可能です(鍵穴修理専用の商品もあります)。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 ボトル容器などのプラスチックの先端を切り取る 
    粉末グラファイトの大半の容器には、先端を覆っているプラスチック製の固形の膜が付いており、使用前に切り落とす必要があります。作業用のナイフや切れ味のよいハサミでノズルの先端のプラスチック部分を切り落とします。グラファイトが楽に出るように、十分な大きさに切りましょう。[6]
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 容器の先端を鍵穴にあてる 
    ノズルの先端を鍵穴の入り口にあてます。容器の大きさによりますが、ノズル部分を鍵穴の中に差し込めるかもしれません。挿入できない場合は、鍵穴にぴったりとあてるだけでもグラファイトが奥まで浸透し、鍵の構造が十分滑らかになるでしょう。[7]
    • 容器を水平に保つようにすると、グラファイトが鍵穴からこぼれないでしょう。
    • 鍵穴の周りをカバーして、はみだしたグラファイトの粒子がドアに付着しないようにしましょう。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 粉末グラファイトを鍵穴に注入する 
    容器を軽く押さえ、数回グラファイトを注入しますが、過剰な使用は避けましょう。グラファイトは強力な物質であるため、少量でも十分効果があります。グラファイトの効果が出るまで、1〜2分間そのまま放置しましょう。[8]
    • 少量ずつ使用し、鍵がまだ引っかかるようであれば追加で塗布しましょう。
    • 粉末グラファイトは慎重に扱いましょう。注意を怠ると細かい黒い埃があらゆるところに広がり、様々な物の表面が汚れて大変な状況になる可能性があります。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 鍵を差し込んで状態を確認する 
    鍵の抜き差しを1~2回繰り返してテストします。この時点で鍵の抜き差しに問題はないはずです。鍵を左右に回し、どの程度滑らかに動くか確認しましょう。[9]
    • 鍵の抜き差しにより、内部の最も重要な箇所にグラファイトが行き渡るでしょう。
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 必要に応じて作業を繰り返す 
    まだ鍵が少々引っかかるようであれば、グラファイトをさらに数回吹きかけましょう。毎回吹きかける度に鍵の状態を確認します。グラファイトが鍵穴に行き渡ると、鍵の動きを妨げていた汚れが徐々に落ち、何の問題もなく鍵が完璧に機能するようになるでしょう。
    • 特に鍵の調子が悪い場合、ドアのラッチにもグラファイトを少量吹きかけてみましょう。ラッチとは、ドアノブを回す際にドア枠に出入りする鍵の構造の一部です。ラッチに潤滑剤を塗布すると、鍵の動きが滑らになります。[10]
    • 粉末グラファイトを試しても鍵の状態が改善されない場合は、鍵修理業者に連絡して鍵の状態を確認してもらいましょう。場合によっては鍵穴の内部のピンがずれて緩んでいるなどの問題が発生していることがあり、その場合は潤滑剤だけでは修理できません。
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ポイント

  • 素肌に防錆潤滑剤や粉末グラファイトが付着した場合は、必ず手を洗うようにしましょう。
  • 防錆潤滑剤と粉末グラファイトを自宅の使いやすい場所に保管しておくと、鍵の調子が悪くなった時にいつでも使用できるでしょう。
  • 鍵の調子が悪くない場合でも、年に1度は潤滑剤を塗布して鍵が正常に機能する状態を維持しましょう。
  • 必ずしも鍵穴に問題があるとは限りません。鍵自体に破損や摩耗の兆候がないかどうかを確認します。鍵が相当摩耗している場合は、新しい鍵の作成を依頼しましょう。鍵の歯が摩耗すると、鍵穴の内部のピンが動きにくくなる場合があります。
  • 粉末グラファイトを用いて修理した後でも状態が改善されない場合は、分解して手入れするか、鍵全体を完全に交換する必要があります。
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注意事項

  • グラファイトをアルミ亜鉛めっきに使用すると、軽い腐食作用を起こす可能性があります。グラファイトを使用する前に、鍵穴やドア枠のどの部分にもアルミが使用されていないことを再確認しておきましょう。
  • ナイフやハサミを使用する際は、怪我をしないように注意しましょう。
  • 粉末グラファイトは控えめに使用しましょう。グラファイトは多めに使いすぎてしまう傾向があり、最終的には徐々に鍵穴にこびりついて鍵の操作が困難になります。数年が経過するとグラファイトには粘り気が出てきますが、防錆潤滑剤を使用すると液体状になったグラファイトが浮き上がります。
  • 粉末グラファイトを扱うと、その場が汚れる場合があります。調子の悪い鍵の修理に使用する際は、この点に注意しましょう。
  • グラファイトの粒子を吸い込まないに注意しましょう。吸い込んだ場合、病気や感染症にかかる恐れがあります。
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必要なもの

  • 防錆潤滑剤(WD-40など)
  • 取り付け可能なノズルストロー
  • 粉末グラファイト
  • 作業用ナイフまたはハサミ
  • 作業用手袋や予備の布(任意)

このHow.com.vn記事について

How.com.vn 日本語: Ryaan Tuttle
共著者 ::
家宅リフォームスペシャリスト
この記事の共著者 : Ryaan Tuttle. 家宅リフォームスペシャリストのライアーン・タートルは、「Best Handyman Boston」CEOです。業界でのキャリアは15年以上、最新技術と職人技を利用したリフォームと物件の維持・管理を専門としています。建築工事監督者およびリフォーム請負業者免許を保持。他の業者とは異なり、認可済みで損害賠償保険にも加入している同社は、Boston Magazine誌および LocalBest.comにて、ボストンのベストハンディーマンに選ばれました。 この記事は3,505回アクセスされました。
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