剥がれずに残ったコーキング剤を取り除く方法

コーキング剤を剥がしたものの部分的に残ってしまうと、早く取り除く簡単な方法を探したくなるかもしれません。頑固なコーキング剤を取り除く方法はたくさんあり、時間もあまりかからないでしょう。ここでは、コーキング剤を取り除くために使う物と、コーキング剤が付着している表面の素材に最適な物を紹介します。この記事を参考に、剥がれずに残ってしまったコーキング剤を取り除きましょう。

1

ホワイトビネガー

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最も穏やかな方法でシリコンコーキング剤を取り除くには、ホワイトビネガーが適しています。^{[1]X出典文献} 水とホワイトビネガーを1対2の割合で混ぜ、コーキング剤に塗りましょう。5～10分おいてから、コーキング剤とホワイトビネガーを拭き取ります。^{[2]X出典文献}
- ホワイトビネガーは効き目が穏やかなので、コーキング剤をすべて取り除くためには何回か繰り返す必要があるかもしれません。
- コーキング剤を拭き取った後、ホワイトビネガーのにおいを消すには、重曹を振りかけましょう。ただし、プラスチック面や未加工面に重曹を振りかけるのはやめましょう。^{[3]X出典文献}
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2

イソプロピルアルコール

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塗装面やプラスチック面に付着したシリコンコーキング剤を取り除くには、イソプロピルアルコールが適しています。できれば、工業用の物を使いましょう。非常に剥がれにくいコーキング剤にも適しています。布にイソプロピルアルコールを浸み込ませてコーキング剤にあて、最長2日間放置しましょう。^{[4]X出典文献} 布を取り除き、パテナイフでコーキング剤をこすり落とします。^{[5]X信頼性の高い出典文献United States Environmental Protection Agency出典を見る} イソプロピルアルコールが浸み込んでコーキング剤が柔らかくなっていれば、簡単に取り除けるでしょう。
- 消毒用エタノールしかなければ、それを使っても良いでしょう。ただし、すべてのコーキング剤を取り除くには、数回繰り返す必要があるかもしれません。

3

WD-40

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WD-40（浸透性防錆潤滑剤）は、シリコンコーキング剤を簡単に取り除くことができる強力な溶剤です。WD-40がシリコンコーキング剤にきちんと浸み込むように、初めに石鹸と水でその部分を洗浄しましょう。WD-40をスプレーする前にきちんと乾かしておきます。WD-40が手につかないように（刺激が非常に強いため）手袋を着用しましょう。準備ができたら、WD-40に付属のストローを使い、コーキング剤にしっかりとスプレーします。2～5分おいて浸み込ませ、パテナイフでこすり落としましょう。^{[6]X出典文献}
- 剥がれずに残ったコーキング剤が古い、または分厚い場合は、残らず取り除くために何回か繰り返す必要があるかもしれません。WD-40を再度スプレーする前に、石鹸と水でその部分を洗浄して乾かしましょう。
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4

ミネラルスピリット

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コンクリート、大理石、磁器に付着したコーキング剤を取り除く場合は、ミネラルスピリットを使いましょう。^{[7]X出典文献} 研磨パッドにミネラルスピリットを浸み込ませ、残ったコーキング剤をこすります。プラスチック面に付着したコーキング剤を取り除く場合は、研磨パッドではなく布にミネラルスピリットを浸み込ませましょう。コーキング剤を取り除いたら、濡らした布でコーキング剤の残りと溶剤を拭き取ります。^{[8]X出典文献}
- ミネラルスピリットは、ホームセンターや画材店などで販売されています。

5

アセトン

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ガラス面や未塗装面に付着したポリウレタンコーキング剤を取り除く場合は、アセトンが適しています。湿らせた布にアセトンを浸み込ませ、コーキング剤が付着した部分を拭きましょう。アセトンによってコーキング剤が柔らかくなるので、拭き取れるでしょう。塗装された木材にアセトンを使うと塗料が剥がれる可能性があるのでやめましょう。^{[9]X出典文献}
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6

除光液

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アセトンの代わりに除光液を使っても良いでしょう。アセトンと同様に、ポリウレタンコーキング剤を取り除くことができます。湿らせた布に除光液を浸み込ませ、コーキング剤が付着した部分を拭きます。除光液によってコーキング剤が柔らかくなり、拭き取れるでしょう。^{[10]X出典文献}
- 塗装された木材に除光液を使うと損傷する可能性があるため、除光液は、ガラス面や未塗装の木材にのみ使いましょう。

7

接着剤はがし液

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コーキング剤に接着剤はがし液をスプレーし、2～5分放置します。その後、パテナイフでこすり落としましょう。パテナイフで取り除けない頑固なコーキング剤にはナイロンブラシを使います。コーキング剤をきれいに取り除いたら、石鹸水を浸み込ませた布で拭きましょう。表面が乾いたら完了です。^{[11]X出典文献}
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8

ベビーオイル、またはボディーローション

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木材に付着したコーキング剤を取り除くには、ベビーオイルかボディーローションを使いましょう。いずれも低刺激なので、木材の表面を傷つける心配がありません。木材は傷つきやすいので、強力な溶剤を使わないようにしましょう。初めに、パテナイフやヘラで残ったコーキング剤をできるだけ取り除きます。その後、残ったコーキング剤が柔らかくなるように、ドライヤーで加熱します。残ったコーキング剤にベビーオイルかボディーローションを塗り、柔らかくなるまで5分待ちましょう。最後に、パテナイフやヘラでコーキング剤をこすり落とします。^{[12]X出典文献}
- ホワイトビネガーも低刺激なので木材に使うことができます。

9

カッターナイフ

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溶剤を使わなくてもコーキング剤を取り除けるかもしれません。上記の溶剤が手元にない場合や強力な化学物質を使いたくない場合は、代わりにカッターナイフを使いましょう。カッターナイフで残ったコーキング剤を切り取ります。^{[13]X信頼性の高い出典文献United States Environmental Protection Agency出典を見る} 最後に低刺激のクリーナーと布で表面を拭き、残ったコーキング剤のカスを取り除きましょう。
- 木材にカッターナイフを使うのはやめましょう。カッターナイフは先が尖っているので、表面にひっかき傷がつくかもしれません。
- カッターナイフを使う前に、高温に設定したドライヤーでコーキング剤を30～40秒間加熱して柔らかくしておきましょう。^{[14]X出典文献}
- 表面を傷つける可能性が低いプラスチック製のカミソリ刃を使っても良いでしょう。
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10

パテナイフ、コーキングヘラ

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木材に付着したコーコング剤を取り除くには、パテナイフかコーキングヘラを使いましょう。どちらを使っても、木材のような傷つきやすい表面のコーキング剤を取り除くことができます。初めに、ドライヤーでコーキング剤を30～40秒間加熱しましょう。^{[15]X出典文献} その後、パテナイフかコーキングヘラでコーキング剤をそっとこすり落とします。^{[16]X信頼性の高い出典文献United States Environmental Protection Agency出典を見る}
- 木材の表面に傷がついていないか確認しながら作業しましょう。

11

ハンマーとノミ

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特に頑固なコーキング剤を取り除くには、ハンマーとノミを使いましょう。コーキング剤の表面にノミをあて、ハンマーで叩いて取り除きます。ただし、この方法に適しているのは、金属や鋼などの頑丈な表面のみです。磁器、セラミック、木材などにハンマーとノミを使うのはやめましょう。^{[17]X信頼性の高い出典文献United States Environmental Protection Agency出典を見る} 最後に、低刺激のクリーナーと布で残ったコーキング剤のカスを拭き取りましょう。
- 初めに、ドライヤーでコーキング剤を柔らかくしておきましょう。ドライヤーを高温に設定し、コーキング剤を30～40秒間温めます。こうすると、取り除きやすくなるでしょう。^{[18]X出典文献}
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