溶けたホットメルト接着剤による火傷を手当てする方法

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患部を水で冷やす

皮膚に付着した接着剤を取り除く

冷やした後の処置

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参照

手芸や家の簡単な修理などには、グルーガンでホットメルト接着剤を溶かして使用することがありますが、溶けた接着剤で軽い火傷を負うと厄介です。溶けたホットメルト接着剤で火傷を負ったら、流水やボウルに溜めた水で患部を10分以上冷やしてから接着剤を取り除きましょう。ホットメルト接着剤による火傷を手当てする方法は、I度熱傷やII度熱傷などの軽度の火傷の治療法と同じです。包帯や絆創膏を巻き、患部を清潔に保ちましょう。ただし、明らかに重篤な場合や悪化の兆候が見られたら病院で診察を受ける必要があります。

ステップ

パート 1

パート 1 の 3:

患部を水で冷やす

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   皮膚に付いたホットメルト接着剤を拭き取らない　皮膚に付いたホットメルト接着剤を反射的に拭き取りたくなるかもしれませんが、指で取ろうとすると指にも火傷を負ってしまうのでやめましょう。ズボンやタオルで拭き取ろうとすると、接着剤の下の皮膚も一緒に剥がれる恐れがあります。

   • 接着剤と一緒に皮膚が剥がれてしまうと、痛みが増すばかりか治癒に時間がかかり、感染症のリスクも高まります。
   • とっさに接着剤を拭き取ってしまった場合でも、ここで紹介する手順に従って手当てを続けましょう。接着剤の残りが、まだ皮膚に付着しているかもしれません。
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   流水やボウルに溜めた水で患部を冷やす　火傷した部分をできるだけ早く冷やしましょう。流水が最適ですが、蛇口の下で流水にさらし続けるのが難しければ、ボウルに溜めた水に浸します。

   • 氷水ではなく、水で冷やしましょう。氷水で冷やすと、火傷を負った皮膚がさらに損傷する可能性があります。また、氷を直にあてた場合も皮膚が損傷する危険があり、氷がくっついてしまうかもしれません。
   • 水道水が冷たすぎて不快な場合は、もう少し温かい水を使ってもかまいません。水温が体温より低ければ火傷に効果的ですが、室温より低い水のほうが効果は高いでしょう。
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   水で冷やしながら、患部の周りの指輪やきついアクセサリーを外す　ホットメルト接着剤で火傷を負う可能性が最も高い部位は指です。火傷をした指に指輪をしている場合は、流水やボウルに溜めた水で冷やしながら指輪を外しましょう。

   • 指輪やアクセサリーがきつくて外せない場合、外すと患部がこすれてしまう場合、アクセサリーが接着剤で皮膚にくっついている場合などは、この手順を行う必要はありません。
   • 火傷を負った個所とその周りは、数時間から数日間腫れる可能性があります。指がひどく腫れてしまうと、血流が阻害されないように病院で指輪を切る必要があるかもしれません。
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   患部を水で10分以上冷やす　症状が落ち着いたように感じても、最低10分は冷やし続けましょう。10分経っても痛みがあまり軽減しない場合は、痛みが落ち着くまでさらに5～10分冷やします。

   • 通常、溶けたホットメルト接着剤による火傷は、I度熱傷か軽度のII度熱傷なので、いずれの場合も家庭での手当てが可能です。ただし、次のいずれかに該当する場合は、病院で診察を受けましょう。
     • 20分冷やしても激しい痛みが続く場合。
     • 火傷を負った範囲が直径5㎝の円より広い場合。
     • 多数の水疱がすぐにできた場合。II度熱傷の症状として水疱がいくつかできるかもしれませんが、一般的に数が少なければ家庭での治療が可能です。
     • 皮膚が蝋のように白くなったり黒くなったり、硬くゴワゴワになったりした場合。これは、III度熱傷の症状なので、溶けたホットメルト接着剤による火傷ではあまり見られません。
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パート 2

パート 2 の 3:

皮膚に付着した接着剤を取り除く

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   患部を水に浸しながら、乾いた接着剤をそっと取り除く　患部を10分以上冷やすまでは、皮膚に付いた接着剤のことを気にする必要はありません。10分以上冷やしたら、流水やボウルに溜めた水に患部をさらしながら硬化した接着剤を取り除きましょう。人差し指や親指の腹でやさしくこすります。接着剤が少しずつ剥がれ、数分で取り除けるでしょう。

   • 接着剤と一緒に皮膚が剥がれ始めたら中止し、病院に行きましょう。
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   コットンにオリーブオイルを含ませ、残った接着剤を拭き取る　大部分の接着剤を取り除いたら、患部を水から出します。小さいボウルにオリーブオイルを注ぎ、コットンを浸しましょう。コットンを前後に動かしながら、皮膚に残った接着剤をやさしく拭き取ります。必要に応じてオリーブオイルを足しましょう。しばらく続けると、残った接着剤が少しずつ剥がれていきます。

   • その他の食用油を使ってもかまいませんが、オリーブオイルには他の油以上の効果があるようです。
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   オリーブオイルを水でしっかりと洗い流す　残った接着剤を取り除いたら、流水やボウルに溜めた水で患部をすすぎましょう。しっかりとすすいで、オリーブオイルをきちんと落とします。必要に応じて指でやさしくこするか、指の代わりに糸くずが出ない柔らかい布を湿らせて使いましょう。患部にオリーブオイルが残ると火傷が悪化する可能性があるので、完全に落としましょう。

   • 油、バター、ワセリンが火傷に効くと聞いたことがあるかもしれませんが、火傷の手当てには不適切なので、使わないようにしましょう。これらを塗ると余熱が閉じ込められて、火傷が悪化する恐れがあります。
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パート 3

パート 3 の 3:

冷やした後の処置

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   乾いた布で患部を押さえるようにして乾かす　糸くずが出ない清潔な布を使い、患部を拭いたりこすったりしないように注意しましょう。布で押さえるようにして水分を吸い取ります。患部に布がくっついたら、流水やボウルに溜めた水にさらしながらゆっくりと剥がしましょう。その後は布を使わずに、自然に乾くまで待ちます。
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   消毒液をスプレーするか、ホワイトビネガーをコットンで塗る　消毒液があれば、患部に軽くスプレーしましょう。抗生物質配合の軟膏やジェルを塗ると余熱がこもる可能性があるので、この時点では塗りません。

   • 消毒液がなければ、コットンにホワイトビネガーを含ませて使いましょう。患部を軽く叩くようにして塗り、そのまま乾かします。
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   患部を刺激したり痛みが生じたりする可能性があれば、包帯や絆創膏で保護する　水疱がある、皮膚が剥がれて赤くなっている、服があたって患部が刺激されるなどの場合でなければ、包帯や絆創膏は必要はありません。絆創膏を使う場合は、患部の周囲1.5㎝に接着面が当たらないように貼りましょう。

   • 絆創膏を使う場合は、患部の面積よりはるかに大きいものを選びましょう。もしくは、包帯を緩く巻き、医療用テープで端を留めます。
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   患部をそっと洗い、少なくとも1日1回は状態を確認する　絆創膏や包帯などを使っている場合は、慎重に外しましょう。患部の状態が同じように見えるか改善している場合は、水と低刺激の石鹸でやさしく洗います。しっかりとすすいでから清潔なタオルで押さえるようにして乾かし、必要に応じて新しい絆創膏や包帯を巻きましょう。

   • 患部の赤み、腫れ、水疱の状態が明らかに悪化している、嫌なにおいがする、分泌物の排出が見られるなどの場合は、病院で診察を受けましょう。
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   市販の鎮痛剤で火傷の痛みを緩和する　イブプロフェン（イブ）、アセトアミノフェン（タイレノール）などの市販の鎮痛剤を服用すると、火傷の痛みが和らぐかもしれません。 鎮痛剤の用量・用法を守って服用し、添付の説明書をよく読んで副作用や相互作用の可能性がある薬について確認しておきましょう。薬に関する疑問や不安があれば、医師や薬剤師に相談しましょう。
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必要なもの

• 清潔な水
• コットン
• 残った接着剤を取り除くためのオリーブオイル（最後に洗い流す）
• 清潔な布
• 消毒液、またはホワイトビネガー
• 低刺激の石鹸
• 絆創膏や包帯（必要に応じて）
• アロエベラジェル（必要に応じて）
• 市販の鎮痛剤（必要に応じて）