ラブバード(インコの一種)の性別を判断する方法

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ラブバードは愛らしく素敵なペット向きの鳥です。非常に社会的な生き物で、羽の色も美しく、かわいくおしゃべりもします。ただ、ペットとして飼われている種のほとんどで、性別を判断するのが難しい鳥でもあります。ラブバードを複数羽飼いたいけれど繁殖させたくないという場合は、同じケージに入れる前に性別を把握しておきましょう。性別がわからないまま同じケージで飼育してしまうと、予想以上または希望以上の数の鳥を飼育することになるかもしれません。

パート 1
パート 1 の 2:

身体的な検査で性別を判断する

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 ラブバードの体をチェックする 
    単にラブバードの性別が気になっていて、正確にはわからなくてもよいという場合、自分でラブバードの体を調べてみましょう。性別を判断する手がかりがあるかもしれません。例えば、骨盤の骨の間隔の違いでも性別がわかります。[1]
    • メスのラブバードの場合は卵を産むため、骨盤にある程度の幅が必要です。複数のラブバードの骨盤の幅を比較することで、オスとメスを見分けることができるかもしれません。
    • 利き手ではない方の手でラブバードを持ちましょう。腹の部分を上に向け、鳥の頭を自分から遠ざけるようにします。利き手の人差し指と中指を使って、鳥の骨盤の周りを優しく触ってみましょう。羽と皮膚を通して骨盤の骨の感触が伝わってくるはずです。
    • 次に、その鳥の骨盤の間隔を他の鳥のものと比較してみましょう。骨盤の幅が広いかどうかを判断する場合、鳥同士で比べるしか方法がありません。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 血液検査をする 
    血液検査は、ラブバードの性別を判断する最も確実な方法です。DNAは研究室で検査され、鳥の正確な性別が判明します。[2]
    • 鳥のDNAを検査するオンラインサービスもあります。企業から採取キットが送られてきたら、指示通りに採取し返送しましょう。あとは結果を待つだけです。[3]
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 外科手術で鳥の性別を調べる 
    鳥を麻酔で眠らせて腹部を少し切開し、獣医が生殖器を調べます。これは鳥の体を侵害する手段であり、主に鳥のブリーダーが使う方法です。通常ペットの鳥には推奨されません。[4]
    • 手術による性別の判定は、一般にDNA検査よりも安価ですが、手術による病気や死亡のリスクなど、デメリットも多くあります。
    • 手術で性別が判明した鳥には、オスなのかメスなのかがわかるよう、入れ墨で印がつけられます。
パート 2
パート 2 の 2:

よくある判断ミスを避ける

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 飼っているラブバードの品種に性別ごとの特徴がないか調べる 
    ほとんどのラブバードは、見た目で性別を判断することはできません。ペットとして飼育されているラブバード中でも最も一般的なコザクラインコも、性別を確実に判断するにはDNA検査をする必要があります。[5][6]
    • 一般的にメスのラブバードは、オスよりも小さいと言う人もいます。これは、特定の種類のラブバードだけに見られる特徴です。
    • メスの足の間隔は、オスの足の間隔よりも広いという意見もあります。メスの骨盤の幅がオスよりも広いという仮定に基づく説であり、これもラブバードの種類に左右されるでしょう。
    • ラブバードの場合、多くの鳥とは違い、ほとんどの種類で性別による羽の色の違いは見られません。ただし、カルカヤインコのような例外もあります。マダガスカル産のカルカヤインコのオスは頭部の色がグレーなのに対し、メスは緑一色です。[7]
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 紙を裂く行動や巣作りの行動で性別を判断しない 
    ラブバードの場合、発情するとオスでもメスでも関係なく、紙を裂くという行動をとることがあります。これはどの種類のラブバードにも見られる傾向です。例えば、ルリゴシボタンインコもコザクラインコも、性別に関係なく同じ行動をとります。[8][9]
    • メスの方が紙を裂くのが上手なので、紙を裂く技術と正確さで見分けられるという説もありますが、この方法での性別の判断は難しいでしょう。[10]
    • 尾羽の間に紙を挟んでいる場合、メスである可能性が高いという説もあります。[11]
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 絆の強いラブバードのつがいでも、オスとメスのペアとは限らない 
    ペアで飼われているラブバードは強い絆で結ばれます。鳥の性別に関係なく、一緒に飼われている鳥が1対のつがいになるのです。同性同士のペアで結ばれた場合でも、一緒に巣作りをすることがわかっています。[12]

このHow.com.vn記事について

How.com.vn 日本語: Roger J. Lederer, PhD
共著者 ::
鳥類学者
この記事の共著者 : Roger J. Lederer, PhD. 鳥類学者のロジャー・レデラー博士は、野鳥情報サイト「Ornithology.com」開設者です。鳥に関する研究、執筆、教育に40年間邁進してきました。鳥の研究のために訪れた国は100カ国。カリフォルニア州立大学チコ校名誉教授、生物科学学部長、自然科学学科長。発表した研究論文は30件以上、鳥に関する著作は10冊以上、さらに教科書「生態学とフィールド生物学」も出版。BBC、ナショナル・ジオグラフィック、National Public Radio、ABCニュース、ギネス世界記録など数多くの団体や出版物の監修を務めました。 この記事は2,118回アクセスされました。
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