カモのオスとメスを見分ける方法

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体色、声、羽毛を見る

排せつ腔を見る

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参照

水鳥であるカモは、湖や川、池の近くで主に目にすることができます。種類によってはオスとメスの差がそれほど明確ではないものもいます。しかし、注意して見たり聴いたりすべき点を知っておけば、オスとメスをより上手く見分けることができるでしょう。

ステップ

方法 1

方法 1 の 2:

体色、声、羽毛を見る

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   羽毛をよく見る　繁殖シーズンになるとオスの羽毛は非常に明るい色合いになり、メスにアピールします。繁殖期が終わると、オスの羽毛は生え変わって明るい色は消え、メスと似たような外見になります。

   • マガモは、オスとメスの外観が異なる性的二型で、メスは茶色で比較的地味であるのに対して、オスには羽に鮮やかな紫の玉虫のような光沢を持つ帯があります。
   • オオホシハジロのオスの羽毛は白から明るめの灰色一色で、メスの羽毛は灰色がかった茶色をしています。
   • アメリカオシドリのオスの羽毛は、繁殖期の間、灰色に青のまだら模様になります。メスの羽毛は通常灰色がかった茶色です。
   • マダラガモのオスとメスは似たような色の羽毛をしているため、羽毛だけで性別を判断するのは難しいでしょう。
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   くちばしの色を見る　くちばしの色でカモのオスとメスを見分ける方法もあります。カモの種類はたくさんありますが、ほとんどの場合、繁殖期でもくちばしの色は変わらないため、この身体的特徴は一年を通して同じです。

   • オスのマガモのくちばしは明るい黄色で、メスは茶色とオレンジ色をしています。
   • マダラガモのオスのくちばしはオリーブグリーンから黄色の一色で、メスは茶色からオレンジ色で黒い斑点がついています。
   • アメリカオシドリのオスのくちばしは赤く、下部が部分的に黄色をしています。
   • 繁殖期のアカオタテガモのくちばしは明るくて淡い青色に変わります。
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   体のサイズを見る　種類は多様ですが、オスの方がメスより大きい傾向があります。マガモ、ルーアン、ウェリッシュハーレークイーンのオスは一般的にメスよりも体が大きいということに加え、頭も大きく首も太いのが特徴です。
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   お尻の近くのカールした羽毛を見る　オスのお尻の近くには上方向にカールした羽毛があり、この羽で性別を識別できます。この羽毛は生後2～4ヶ月を過ぎてから目立つようになり、換羽後そのまま残ります。

   • メスのカモには、こういったカールした羽毛はありません。
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   カモの鳴き声を聴く　メスの方が大きく力強い鳴き声を出す傾向があります。オスは穏やかで雑な鳴き声を出します。カモを飼っていて、扱いに慣れているのであれば、鳴くまでお尻を優しく持ってみましょう。

   • 鳴き声で性別を区別できるようになるのは、生後1ヶ月くらいからでしょう。
   • ノバリケンのメスは声を震わせて鳩のようにクークーと鳴き、オスは深くかすれたような声（フーウーウーのように）で鳴きます。
   • ハイイロコガモのメスはオスとは異なる、クワックワッという鳴き声を出します。
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方法 2

方法 2 の 2:

排せつ腔を見る

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   カモを台の上に仰向けに置く　排せつ腔（総排出腔）を調べることでカモの性別を判断します。性的単形（オスとメスで外的特徴が同じ）のカモにこの方法を使いますが、生後12日以降のコガモにも使います。性別鑑定は容易ではないため、自分で行うのは難しい場合は経験がある人に頼むとよいでしょう。

   • カモを台に乗せる際は、カモの胸が天井を向き、足が向こう側になるように置きます。排せつ腔が見えやすいように、尾は曲げたときに台の淵から下に垂れるようにします。
   • カモを置ける適当な台がない場合は、しゃがんだ膝の上にカモを乗せます。尾を曲げたときに尾が膝にかかるようにするとよいでしょう。
   • コガモの性別鑑定は成鳥より難しいため、プロに依頼した方がよいでしょう。
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   排せつ腔を見る　排せつ腔とは、カモのお尻にある小さな外口器官で、生殖路と生殖器官の末端です。指で羽毛をかき分けてこの器官を探します。
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   排せつ腔壁と生殖器を露出させる　人差し指で尾を下向きに曲げ、中指と薬指で尾の逆側を上向きに押して露出させます。そして、両手の親指を穴の両側に置き、ゆっくりと外側へ広げます。

   • 排せつ腔壁と生殖器を露出させるときは、優しく押しましょう。力が強すぎると、カモに重傷を負わせることもあります。
   • 排せつ腔壁と生殖器を露出させる他の方法として、指を1センチほど穴に挿入して円を描くように動かし、排せつ腔を閉める役割をする括約筋をリラックスさせるという方法もあります。括約筋がリラックスしてきたら、親指で簡単に排せつ腔壁を開くことができます。
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   排せつ腔内部の生殖器を識別する　排せつ腔壁と生殖器を露出させると、オスかメスかを判断することができます。排せつ腔からペニスがでているとオスで、排せつ腔内に卵管の出口があるとメスでしょう。

   • 未成熟のカモのペニスは小さくて覆いがなく、大人になると大きく螺旋状になります。
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ポイント

• カモの色はコガモから成鳥になるにつれて変化するため、完全に成熟しきったカモでは色で性別を判断するのはそう難しくはないでしょう。
• マガモは、オスとメスのどちらの羽にも翼鏡と呼ばれる青色で端が白い部分が見られます。
• 南アメリカに生息するカモのメスはオスと同様の色合いをしている種類もあります。

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注意

• 排せつ腔による性別鑑定は、孵化したて、もしくは孵化して1日目のコガモに行ってはいけません。間違った方法で行うと、重傷を負わせたり死なせてしまうことがあります。