ドラセナを育てる方法

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ドラセナの品種を選ぶ

室内でのドラセナの世話

ドラセナを屋外に植える

茎を切って増やす

種から育てる

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参照

ドラセナ（Dracaena marginata）は、丈夫で手間のかからない観葉植物です。冬の気候が温暖な地域に住んでいる場合は、この色鮮やかな植物を一年中屋外で育てることもできます！ドラセナには適度な日光と日陰、そして十分な水（やりすぎに注意）を与えることが肝心です。ドラセナの茎を切って挿し木で増やしたり、意欲があれば種から育てたりすることもできます。赤や黄色などの明るい色が好みであれば、色鮮やかな品種を栽培して部屋や庭を彩りましょう。

ステップ

方法 1

方法 1 の 5:

ドラセナの品種を選ぶ

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   基本的なドラセナ・マルギナータ　この品種が改良されて他の種類のドラセナが作られました。緑の葉の縁に赤みを帯びた紫色の細い線が入っています。
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   緑を帯びた金色のドラセナ・トリコロール　赤、緑、そして黄色がかった白の3色のストライプの葉を持つ品種です。遠くから見ると、白または黄色の葉に見えるかもしれません。
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   赤みを帯びたドラセナ・レインボー　この品種はドラセナのなかで最も特徴的な色合いをしています。葉の縁の際立つ赤い線が特徴で、葉全体が赤やピンク色に見えます。
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   尖った葉のドラセナ・ターザン　この品種の色味はマルギナータと同じですが、葉の形が多少異なります。茎から他の品種より幅の広い硬い葉が伸びています。葉は密集して生え丸みを帯びた形状をしています。
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方法 2

方法 2 の 5:

室内でのドラセナの世話

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   間接光が当たる明るい場所を選ぶ　ドラセナは直射日光に当たると、葉焼けを起こすことがあります。この問題を避けるため、北向きの窓の前、あるいは西か東向きの窓辺に鉢を置きましょう。南向きの窓にはあまり近づけないようにしましょう。

   • 葉の色が褪せてきたら、光が十分に当たっていない証拠です。そうなった場合は、西または東向きの窓の前に置き、葉のようすに注意を払いましょう。葉焼けを起こすと、先端が乾燥して茶色に変色します。
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   水はけの良い培養土と水抜き穴のある鉢を使う　ドラセナは湿気を好みますが、土が水びたしになると根腐れを起こすことがあります。根鉢の倍の大きさの鉢に、水はけの良い土を半分の深さまで入れます。鉢の中央にドラセナを置き、鉢の縁まで土を入れます。そして、蒸留水を土全体にかけて根を湿らせます。

   • 園芸店からポットに入った株を購入した場合は、植え替える準備ができるまでそのままにしておいても構いません。
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   表面の土が乾いたときだけ水やりをする　指を土に挿し込み、数センチの深さまで土が乾燥していたら、蒸留水で土全体を湿らせます。次の水やりまで土の乾燥状態に気を配りましょう。

   • 水の過不足は葉が教えてくれます！葉が黄色く変色して落ちてしまったら、おそらく水が不足しています。葉先だけが黄色くなる場合は、水のやりすぎの可能性があります。
   • 下の葉が茶色く変色したり、落ちたりするのは自然な現象です。古い葉が落ちてやがて新しい葉が生えてきます！
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   冬期間を除いて室温は約20℃に保つ　室内をより暖かく保ちたい場合は、ドラセナは約27℃までは元気に生育します。屋外の気温が下がってきたら、家の中またはドラセナを置いてある部屋の温度を数度下げましょう。こうすると、ドラセナが休眠期に入ります。ただし、室温が18℃以下にならないように注意しましょう。
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   定期的に葉に霧を吹きかけて害虫から守る　ドラセナに発生しやすい害虫は、アカダニ、アザミウマ、カイガラムシなど数種類があげられます。少なくとも週に1、2回霧を吹きかけてドラセナの周囲の湿気を保つと、害虫が発生しにくくなります。ただし、葉に斑点が現れたり、葉の裏に黄色のこぶが見えたりしたら、すでに害虫が発生しているかもしれません。

   • 近所の園芸店に尋ねるか、インターネットで検索して適切な殺虫剤を購入しましょう。
   • 天然の殺虫剤を使うこともできますが、大量発生している場合はあまり効果は期待できません。
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   秋と冬を除いて月に1度、観葉植物用の肥料を与える　春と夏の間、観葉植物用の肥料を与えて生長を促します。50%の濃度に希釈して与える肥料を選びましょう。秋と冬の間は施肥を休止し、ドラセナを休ませます。

   • 正確な使用量は肥料の取扱説明書に従いましょう。通常は水と肥料を1：1の割合で混ぜて与えます。
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   春または夏に剪定して葉を密集させる　弱い側枝や茎が伸びていたら、清潔で鋭い剪定バサミを使って剪定します。こうすると、枝が長く垂れるのを防ぐことができます。不要な枝は根元で斜めに切り戻します。

   • 晩夏、秋、および冬の剪定は避けましょう。休眠期の前に新芽が生長する期間が必要です。
   • 切り取った枝は挿し木をして増やしましょう！
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   根が詰まってきたら植え替える　鉢底の水抜き穴を時々調べましょう。根が穴から出ていたら、植え替えの時期です。元の鉢より深さと幅が5cmほど大きな鉢を用意します。鉢を横に倒して株を優しく取り出します。根の先端を切り戻して新しい鉢での生長を促しましょう。

   • 水抜き穴のある新しい鉢に水はけの良い培養土を半分の深さまで入れ、株を鉢に入れます。そして、鉢の縁まで土を入れて蒸留水で湿らせます。
   • 株が鉢から抜けない場合は、絡まっている根を指でほぐしましょう。または、鉢底や側面を軽くたたき、横に倒しましょう。
   • 植え替え後の施肥は、最低1か月待ちましょう。
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方法 3

方法 3 の 5:

ドラセナを屋外に植える

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   居住地域のハーディネスゾーンを調べ、ドラセナを屋外で栽培できるかを確認する　ハーディネスゾーンとは、米国農務省（USDA）が植物の地域ごとの耐寒性を示すために作成した地図です。日本でも居住地域の冬の平均最低気温を照らし合わせると、ドラセナを屋外で栽培できるか確認できます。ドラセナを一年中屋外で育てることができるのは、平均最低気温が-1～4℃（ゾーン10）または4～10℃（ゾーン11）の地域で、米国内では南カリフォルニアの海岸地域およびフロリダの南端にあたります。

   • この地図は特に米国に居住する園芸家に役立ちますが、他の国（オーストラリアなど）でも同じ気温のガイドラインに従って同様の地図が作成されています。日本では、気象庁が発表している地域別の平均気象データを参考にできます。インターネットで検索し、居住地域の気候条件がドラセナに適しているかを確認しましょう。
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   気温が低い場合は、屋内外の両方で栽培する　冬の平均最低気温が-7～-12℃（ゾーン8）または-1～-7℃（ゾーン9）の地域では、春と夏の間はドラセナを屋外に置き、気温が下がったら室内で育てることもできます。ドラセナは18℃以上の温度を好むため、初秋に気温が下がり始めたら、直ちに室内に移動しましょう。

   • 寒い地域でも暖かい夏の間であれば、ドラセナを屋外で栽培できるかもしれません。ただし、天候に注意を払いましょう！夜間の気温が16～18℃まで下がるようであれば、生長が止まったり枯れてしまったりすることがあります。
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   ドラセナを半日陰に植える　ドラセナには一日を通して4～6時間の日射が必要です。また、葉焼けを防ぐために、数時間は日陰になる場所に植えることも大切です。

   • 葉先が乾燥し茶色に変色していないかを観察しましょう。このような状態になるのは、日射量が多すぎるのが原因です。葉が黄色くなる場合は、日射量が不足しています。
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   水はけの良い区画を選ぶ　土壌の水はけを調べるには、穴を掘って水で満たします。水が引いたら再度水を注ぎます。水が15分以内に引いたら、水はけの良い土壌です。水が1時間以上（特に6時間以上）溜まっていたら、水はけに問題があります。

   • 水はけを大幅に調整する必要がない場合は、コンポストや完熟堆肥を加えると改善されるかもしれません。水はけが極めて悪い場合は、暗渠排水（土中にパイプを埋める）を行う必要があるかもしれません。
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   根鉢の倍の直径の穴を掘る　根鉢の直径を測って適切な穴の大きさを決めます。穴の中心に株を置き、穴に土を入れます。株の周りの土を押し固め、蒸留水で湿らせます。

   • ドラセナを鉢植えのまま屋外に置いてもよいでしょう。
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   植え替え後3週間は頻繁に水やりをし、その後週に1度に減らす　ドラセナが新しい環境に慣れるまで、周囲の土に週に2、3回水やりをします。20日ほど経ったら、水やりを週に1度に減らしましょう。土がまだ湿っていたら、より少ない頻度にします。株の周りの土が乾燥してから水やりをします。

   • 極めて乾燥した気候が続く場合は、水やりの回数を増やす必要があるかもしれません。水のやりすぎで葉先が黄色くなっていないかを観察しましょう。葉が落ちる場合は、水の量を少し増やしましょう。
   • 下の葉が茶色または黄色に変色して落ちるのは自然な現象です。古い葉の上にやがて新しい葉が生えてきます。
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方法 4

方法 4 の 5:

茎を切って増やす

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   成木の茎を使って挿し木で増やす　ドラセナを種から育てるより、挿し木で増やすほうが成功する確率は高まります。ドラセナの発芽率は条件によって大きく左右されるため、うまく発芽しないかもしれません。

   • 室内での挿し木は、一年を通して行うことができます。しかし、ドラセナの自然な生育状況に合わせるには、夏に挿し木をしましょう。
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   去年生育した健康な枝を選ぶ　上部に生長した健康な葉が生えている枝を選びましょう。挿し穂にする枝は、生えたばかりの枝ではなく生長した枝を使います。また、新枝が出てくる十分な長さも必要です。20～30cmの長さで切り取りましょう。
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   茎の根元をまっすぐに切る　栄養分を取り入れることができるように、上部の葉を残しておきます。葉を残すことで光合成をすることができます。
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   茎の下部を水を入れた容器に入れる　切った方の端を8～13cmの深さの蒸留水に浸けます。細菌の繁殖を防ぐために、5～7日おきに水を入れ替えましょう。水の深さが常に同じになるように、必要に応じて水を容器に注ぎ足しましょう。
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   熱源と発根促進剤を使う　ヒートランプなどからの熱は、挿し穂の下部に当てます。挿し穂を温めたり発根促進剤を使ったりすると、発根する確率が高まります。

   • 発根促進剤は説明書に従って使用しましょう。
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   数週間後の発根を待つ　茎の上部に新葉が出るまではしばらくかかりますが、10～20日経つと曲がりくねった白い根が生えてきます。発根した茎は、観葉植物用の培養土を入れた鉢に別々に植えましょう。
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方法 5

方法 5 の 5:

種から育てる

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   ドラセナの成木が手に入らない場合は、種から育てる　ドラセナを種から育てることは可能ですが、成功するまで数回試みる必要があるかもしれません。種から育てるのが難しい植物はたくさんあり、ドラセナもそのひとつです。挑戦する意欲があれば、種を蒔いてみましょう！

   • ドラセナの種はインターネットで購入できますが、成木よりも高価な場合があります。
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   最後の霜が降りる前に18～21℃の室温で種を蒔く　この温度でドラセナの自然の生育サイクルを再現し、発芽を促進させます。
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   種を蒔く前に4、5日水に浸す　ぬるま湯を満たしたボウルに種を入れます。水は毎日替える必要はありません。水に浸すことで発芽を促します。
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   小さめの鉢に培養土を入れて種を蒔く　種蒔き用土、または多目的培養土とパーライトを同量で混ぜたものを鉢に入れ、指で押し固めます。鉢底の水抜き穴から水が流れ出るまで、土を蒸留水で湿らせます。そして、1、2個の種を土に軽く埋めます。

   • 種を5mmほどの深さに埋めましょう。
   • 種蒔き用土を使うのが理想的ですが、一般的な培養土でも構いません。
   • ふたつの種は指1本分の間隔をあけて蒔きましょう。
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   鉢をビニールで覆って湿気を保つ　鉢をジッパー式ポリ袋に入れ、袋に植物名と種を蒔いた日付を記入します。土の湿り気をほぼ毎日確認します。乾燥していたら、湿らせましょう。
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   発芽まで30～40日待つ　うまくいくと、1か月ほどで芽が出ます。苗が植え替えに適した大きさまで生長したら、小さめの鉢に土を入れて湿らせ、やさしく植え替えましょう。葉が出てやや硬くなるまで、ひき続ぎ室内で栽培します。
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注意事項

• ドラセナはフッ化物に対して極めて敏感です。そのため、水やりには蒸留水を使うのが理想的です。
• ドラセナは犬や猫には毒性があるため、動物を飼っている場合は他の植物の栽培を検討しましょう。

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