玉ねぎを水耕栽培で育てる方法

PDF形式でダウンロード

PDF形式でダウンロード

この記事には：

水中で玉ねぎの球根を育てる

ねぎの切れ端を水耕栽培で再生させる

関連記事

参照

玉ねぎを水耕栽培で育てると子どもたちが野菜について楽しく学習できるだけではなく、生ごみの再利用にもなります。この方法では、根が水の中で伸びていく様子や玉ねぎの上部から芽が出る様子など、植物の生長を目の前で見ることができます。玉ねぎを育てるための準備はいたって簡単であり、必要なものは玉ねぎ、透明なコップ、綺麗な水だけです。これを窓際に置いておくと数週間で玉ねぎが育ちます。ただし、玉ねぎを成熟させるためには最終的に球根を土に植え替える必要があります。

ステップ

方法 1

方法 1 の 2:

水中で玉ねぎの球根を育てる

PDF形式でダウンロード

1. 
   1
   透明なグラスもしくは瓶に水を入れましょう。透明な瓶に、水道水もしくはろ過した水をほぼ満杯になるまで入れます。

   • 玉ねぎが水の中に落ちないように、円周が玉ねぎよりも短いグラスもしくは瓶を使うようにしましょう。
2. 
   2
   玉ねぎの周りに、4本の爪楊枝を等間隔になるように刺しましょう。玉ねぎが水の中に落ちないようにするためには、玉ねぎを支える必要があります。玉ねぎの真ん中より少し下の部分に爪楊枝を配置しましょう。

   • できれば、すでに芽が出ている玉ねぎを使用しましょう。なぜなら、すでに生長が始まっている玉ねぎの方が水中で育ちやすいからです。
   • 爪楊枝なしで済ませたい場合は、ガラス瓶のほぼ満杯の位置まで小さな石を入れましょう。そしてその上に玉ねぎを乗せ、根と根元だけが浸かるように水を注ぎます。
3. 
   3
   玉ねぎの根を下に向け、爪楊枝をグラスの縁に掛けましょう。この時、玉ねぎの根と根元は水に浸けておく必要があります。こうすることで玉ねぎの根は水を吸収して生長し、また根以外の部分は空気に触れているため腐敗の防止になります。

   • 玉ねぎが水の中に落ちないように、爪楊枝にしっかり支えられていることを確認しましょう。この時、玉ねぎが濡れないように爪楊枝をさらに押し込む必要があるかもしれません。
4. 
   4
   玉ねぎを入れたグラスを日当たりの良い窓辺に置きましょう。玉ねぎの生長にはたっぷりの日光が必要です。また玉ねぎの存在を忘れてしまわないように、日当たりの良い窓辺の中でもよく目に付く場所を探しましょう。あとは玉ねぎの生長を見守るだけです。1週間を過ぎると水の中で根が伸び、緑色の芽が上から出てくるのが分かるはずです。

   • 腐敗を防ぐため、水が濁ったり臭いが出たりする前に定期的に水を換えましょう。その際には玉ねぎをそっと持ち上げ、水を換えたら瓶に玉ねぎを戻します。
5. 
   5
   玉ねぎの上部から緑色の芽全体を切り取り、付け合わせとして使いましょう。数日以内に玉ねぎの上部から綺麗な緑色の芽が伸び始めます。この芽は食べることができ、ぴりっとしたハーブのような美味しい味がします。ハサミを使って玉ねぎから芽を切り取り、薄く切りましょう。これをスープやサラダに加えれば美味しい付け合わせになります。
6. 
   6
   芽の先に蕾が付いたら、玉ねぎを土に植えましょう。玉ねぎの水耕栽培は、野菜の生長の初期段階を観察することのできる面白い方法です。しかし、この方法では玉ねぎをいつまでも育て続けることはできません。数週間経つと花の蕾が付くため、このタイミングで玉ねぎ全体を土に植え替えるか、廃棄しましょう。玉ねぎの花が咲き始めたら水中ではこれ以上育たないため、土に植える必要があるのです。

   • 玉ねぎをもっと早く植え替えたい場合、蕾が付くのを待つ必要はありません。玉ねぎから白い根が伸び始めたら土に植え替えることができます。
   広告

方法 2

方法 2 の 2:

ねぎの切れ端を水耕栽培で再生させる

PDF形式でダウンロード

1. 
   1
   ねぎを白い部分と緑の部分の境目で切りましょう。捨てる予定のねぎの切れ端がたまっている場合、それを使いましょう。そうでない場合は、新鮮なねぎ1束を準備し、包丁もしくはハサミで慎重に正しく切ります。

   • この時、ねぎには大人の小指ほどの白い球根が付いているはずです。また、緑色の部分が少し残っていても問題はありません。
   • 水耕栽培に使用しない方の切れ端は食材として使いましょう。ねぎはラーメンやタコスなどの食べ物によく合う食材です。薄切りにして料理にちらし、彩りと風味を加えましょう。
2. 
   2
   ねぎの根を下に向けた状態で透明なグラスに入れましょう。ねぎの切れ端が垂直に保たれるように、比較的細めのグラスもしくは瓶を用意します。 しばらく窓辺で育てることになるため、キッチンで映えるようなグラスもしくは花瓶を使うと良いでしょう。

   • ねぎをしっかり支えるために輪ゴムで束ねても構いません。
   • 生ごみになるはずだった切れ端を育てることの醍醐味は、生長する様子を観察できることです。奇跡のような生長を見届けられるように透明な容器を使いましょう。
3. 
   3
   ねぎの根が浸るほどの水を入れましょう。この時、根が完全に水に浸るようにします。ただし、少し多めに水を注いでおけば、水を補充する前にねぎが水を全て吸収してしまうということがなくなります。

   • 綺麗な水であれば、水道水を使ってもろ過した水を使っても構いません。
4. 
   4
   ねぎを入れたグラスを日当たりの良い窓辺に置きましょう。ここまで来たら、ねぎの生長に必要なのは日光と時間だけです。

   • ねぎをキッチンの窓辺（もしくはよく通る場所）に置いておけばねぎの存在を忘れることがなくなり、また生長するのに十分な日光が当たります。
5. 
   5
   水は3〜5日おきに交換しましょう。ねぎはグラスに入れておいた水を吸収するため、ねぎが乾燥しないよう水位に注意する必要があります。 また、数日経つと水が濁ったり悪臭を放ったりすることがあります。その際は水を捨てて綺麗な水に換えましょう。
6. 
   6
   ねぎの長さが3倍になったら水から取り出しましょう。数日以内に白い球根から緑色のねぎが生えてくるはずです。長さが約20㎝になったら水から取り出しましょう。
7. 
   7
   緑色の部分を切り取るか、球根全体を土に植えましょう。ねぎはかなり高く生長します。緑色の部分が20㎝以上になったら切り取って食材として使うか、ねぎ全体（根、白色の球根、緑色の葉）を土に植え替えてさらなる生長を見守りましょう。

   • この時点で緑色の葉を切り取った場合は、球根を綺麗な水の中に戻せば再び育てることができます。この方法は1〜2回は上手くいきますが、何度か繰り返すと生長が止まります。
   広告

ポイント

• 新鮮な玉ねぎを使用し、カビの生えたものや腐り始めているものは避けましょう。水に浸して育てるため、カビや腐敗が球根全体に広がってしまいます。
• 新たな芽の生長を促進するため、葉が長くなったら頻繁に切りましょう。

広告

必要なもの

水中で玉ねぎの球根を育てる

• 玉ねぎ（芽の出ているものが最適）
• 爪楊枝もしくは小石
• 透明なグラスもしくは瓶
• 綺麗な水

ねぎを再生させる

• ねぎ1束
• 細めのグラス
• 綺麗な水
• 包丁もしくはハサミ