西崎緑

日本の女性歌手
西崎みどりから転送)

西崎 緑(にしざき みどり、1960年4月9日[1] - )は、日本女性歌手女優日本舞踊家。旧芸名は西崎 みどり。本名は松井緑(旧姓:深見)。愛称はみいこ、みっこ。株式会社フジパシフィックミュージック所属。レコード会社はテイチクエンタテインメント東京都港区出身[1]

にしざき みどり
西崎 緑
本名松井 緑(旧姓:深見)
別名義西崎 みどり(旧芸名)
生年月日 (1960-04-09) 1960年4月9日(64歳)
出生地日本の旗東京都港区[1]
血液型O型
職業歌手・女優
ジャンルテレビ・舞台
活動期間1963年 - 現在
事務所オフィス・パンジー
主な作品

旅愁(1974)
テレビドラマ
『必殺シリーズ』
備考
身長:162cm 体重:48kg
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人物 編集

母は西崎流の日本舞踊家。母の妹はグループでNHK紅白歌合戦に2回出場した歌手の有明ユリ

堀越高等学校卒業。

平尾昌晃に師事していた頃を中心に一時期は「西崎みどり」と表記していたことがあった。芸名の由来は当時、日舞・西崎流の宗家(5歳の時に襲名)であったため。

芸能界入りの動機は遠藤実に認められた為と言われている。

3歳の時に日本舞踊で初舞台を踏む。5歳から少女雑誌の表紙、グラビアのモデルとなり、7歳の時に『ちいさなプリンセス』で歌手デビュー。8歳の時に田端義夫とのデュエット曲『ねんねん船唄』が大ヒット。子役として、テレビ・映画で活躍した。14歳の時に平尾昌晃と出逢う。1974年(昭和49年)、『暗闇仕留人』(『必殺シリーズ』第4作)の主題歌『旅愁』(作詞:片桐和子・作曲:平尾昌晃)がミリオンセラーとなった。同シリーズは他に『さざなみ』など主題歌、挿入歌を合わせて、4曲を唄った。

俳優としては8歳の時に『コメットさん』の第1期(後期)でガールフレンド役でレギュラー出演している(役名は「みどり」)。必殺シリーズは何度かのゲスト出演を経て、非主水シリーズには欠かせぬ顔としてレギュラー出演。『必殺橋掛人』では女元締として出演した。

平尾昌晃によれば、唄以外でも何をやらせてもこなしてしまう天才肌であったと評している。

1988年、オリジナル二部式着物『十人十色 NISHIZAKI』のデザインを手掛けた。2004年、44歳で長女を高齢出産した。

現在は西崎流新宗家として、日本舞踊の教室を開催している。

2013年2月7日放映の「木曜8時のコンサート〜名曲!にっぽんの歌〜」(テレビ東京)に出演して、『旅愁』を歌唱した。

2013年7月17日、新曲『如月』を発売した。

南日本放送のラジオ番組『日高正人の銀座ナマナマ天文館』(毎週日曜日 21:00~21:20)にレジュラー出演中[2]

ディスコグラフィ 編集

シングル 編集

#発売日A/B面タイトル作詞作曲編曲規格品番
11967年
12月10日
A面ちいさなプリンセス稲葉爽秋遠藤実KA-172
B面可愛い真珠
21968年
12月10日
A面
[注釈 1]
ねんねん船唄[注釈 2]美沢香KA-242
31969年
7月1日
A面
[注釈 3]
親星子星[注釈 2]西沢爽遠藤実只野通泰KA-283
41970年
5月1日
A面さよなら船[注釈 2]白鳥園枝河合英郎KA-327
B面わたしは蜜蜂
51971年
2月1日
A面恋に会いたい川内康範三佳令二高見弘KA-365
B面愛を大事にしなかったから
61973年
2月25日
A面花散る頃に茜まさお彩木雅夫竜崎孝路KA-453
B面青い海が見える丘
71974年
3月25日
A面小指のきず増永直子京建輔KA-491
B面泣き笑い
81974年
8月1日
A面旅愁[3]片桐和子平尾昌晃竜崎孝路KA-512
B面みかづき恋歌
91975年
1月20日
A面はまなすの旅KA-526
B面枯葉の詩集京建輔
101975年
4月25日
A面あなたたずねて山上路夫KA-541
B面おもかげ片桐和子
111975年
9月25日
A面東京の女学校に参ります及川恒平あかのたちおKA-564
B面秘密の数京建輔
121976年
2月10日
A面さざなみ[4]荒木一郎竜崎孝路KA-590
B面西陽のあたる部屋
131976年
6月1日
A面夏物語阿久悠小林亜星京建輔KA-1005
B面愛のスケッチ
141976年
11月1日
A面冬は悲しい夢を沖田宗丸KA-1024
B面笹舟岡田冨美子
151977年
3月1日
A面いつの日もいつの日もわたなべ研一KA-1044
B面ゆうぐれの詩東海林良
161977年
5月1日
A面恋のパイナップルサマー喜多條忠都倉俊一KA-1055
B面北極回り
171977年
9月1日
A面霧雨かなざわわたなべ研一沖田宗丸京建輔KA-1069
B面汽車がくるまで
181978年
3月1日
B面
[注釈 4]
美緒の歌吉秋雅規遠藤実斉藤恒夫KA-1108
191978年
4月1日
A面銀河平野わたなべ研一沖田宗丸京建輔KA-1112
B面あなたの湖京建輔
201978年
10月1日
A面さみしさにほろ酔い沖田宗丸京建輔KA-1139
B面草の上の船かぜ耕士
211979年
5月1日
A面おもいで湖畔遠藤実KA-1160
B面十九ひとり旅いではく
221979年
11月1日
A面オリコノモイの夢枕中山大三郎KA-1190
B面春は島から
231982年
2月1日
A面小雨のルンバ牛次郎藤原蔵人KA-2049
B面はじめてのサヨナラ沖田宗丸
241982年
7月1日
A面流星喜多條忠平尾昌晃竜崎孝路KA-2062
B面山葵の花
251985年
8月25日
A面もどり道只野菜摘宇崎竜童入江純07SH-1682
B面雨宿り戸塚修
261987年
8月26日
A面生まれかわれるものならばちあき哲也三木たかし若草恵07SH-1970
B面謎色迷路
271990年
3月21日
01十人十色並木ひろし伊藤雪彦CMS-282
02貴方とならば
281991年
10月21日
01何度生まれてもさいとう大三馬場孝幸大谷和夫CODA-8913
02こころ遊び
292013年
7月17日
01如月たきのえいじ田尾将実矢野立美TECA-12464
02花咲き染めし
302014年
11月19日
01春知らずTECA-12562
02旅愁片桐和子平尾昌晃鈴木豪
312015年
10月21日
01問わず語りたきのえいじ田尾将実矢野立美TECA-13638
02桜草
322016年
9月21日
01偽名田久保真見永井龍雲TECA-13711
02哀シテル
332017年
8月16日
01紅の糸石原信一桧原さとし石倉重信TECA-13783
02やさしい夜に森坂とも

デュエット・シングル 編集

発売日デュエット曲順タイトル作詞作曲編曲規格品番
2015年
8月19日
湯原昌幸01同級生松宮恭子鈴木豪TECA-13624
02青山 通り雨
2016年
7月20日
01再会酒〜デュエットバージョン〜夜美まこと徳久広司石倉重信TECA-13695
02ほろ酔い五番街宮田純花湯原昌幸高島政晴

アルバム 編集

  • 旅愁 十四歳のぷろふぃーる(1975年1月、KC-7030)
  • あなたたずねて 十五歳のぽーとれいと(1975年8月、KA-7032)
  • 四季 おりじなる・ろまん(1976年8月、KA-8025)
  • はじめてのコンサート ふれあい(1977年3月、KA-8027)
  • オリジナル全曲集 旅愁・恋のパイナップルサマー(1977年7月、KA-8032)
  • 西崎みどりBEST 流星 旅愁 あなたたずねて(1982年8月、KA-9527)
  • 西崎みどり全曲集(1982年11月、KC-9530)

タイアップ曲 編集

楽曲タイアップ
1974年旅愁TBS系ドラマ『暗闇仕留人』主題歌
1976年さざなみテレビ朝日系ドラマ『必殺仕業人』主題歌
1982年流星テレビ朝日系ドラマ『新・必殺仕舞人』主題歌
1985年もどり道テレビ朝日系ドラマ『必殺橋掛人』挿入歌
1987年生まれかわれるものならばTBS系ドラマ『誘惑』主題歌

出演 編集

テレビドラマ 編集

映画 編集

歌番組 編集

舞台 編集

  • 新・四谷怪談
  • 滝の白糸
  • お葬式
  • 三花繚乱 SANKA RYOURAN(2009年11月10日-) - 共演:吉沢京子桑江知子
  • 裸の大将放浪記(2010年) - 軍国食堂の女将
  • 「夜回り先生〜いいんだよ昨日のことは」(2012年9月) - 共演:石橋正次
  • 西崎緑総合プロデュース 西崎緑&美緑会ライブステージ(2013年2月) - ゲスト:坂元亮介柳田幸則森正明 共演:西崎緑祐/西崎緑乃佳/高橋美幸/吉田理江/中岸紗耶香(Sa-ya)
  • セブンスヒーロー(2024年5月)[5]

写真集 編集

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b c 「決定!保存版 '76 ALLスタアLIST 西崎みどり」『スタア』1976年2月号、平凡出版、103頁。 
  2. ^ radikoでも聴取可能。
  3. ^ 朝日放送系『暗闇仕留人』主題歌/『必殺仕事人』挿入歌
  4. ^ 朝日放送系『必殺仕業人』主題歌
  5. ^ 大正を舞台にした“美しすぎる時代劇”、あ・うん♡グループ「セブンスヒーロー」”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年5月9日). 2024年5月9日閲覧。

注釈 編集

  1. ^ B面は、田端義夫の「ふるさとの丘」。
  2. ^ a b c デュエット:田端義夫
  3. ^ B面は、田端義夫の「別れたひとに贈る歌」。
  4. ^ A面は、千昌夫の「呂宋助左の歌」。

関連項目 編集

外部リンク 編集