大分県警察

大分県が設置した警察組織

大分県警察(おおいたけんけいさつ、Oita Prefectural Police)は、大分県都道府県警察である。略称大分県警

大分県行政機関
大分県警察

大分県庁舎本館(6階に大分県警察本部が入居)
大分県庁舎本館(6階に大分県警察本部が入居)
役職
本部長種田英明(警視長
警務部山田鎌司(警視正
組織
上部組織大分県公安委員会
内部組織警務部生活安全部刑事部交通部警備部警察学校警察署
概要
所在地大分県大分市大手町3丁目1番1号
定員2,405人(警察官2,051人、職員354人)
年間予算29,561,022千円(9月補正予算込)(平成21年度)
設置1954年昭和29年)7月1日
前身大分県警察部 - 国家地方警察大分県本部
ウェブサイト
大分県警察
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大分県庁舎新館(10-12階に大分県警察本部が入居)

大分県公安委員会管理。給与支払者は大分県知事警察庁九州管区警察局管内。本部は、大分県庁舎本館6階、および新館10階から12階に位置する。

沿革

本部組織

  • 警務部
    • 総務課
    • 広報課
      • 音楽隊
      • 犯罪被害者支援室
      • 総合相談室
    • 会計課
      • 会計監査室
      • 会計管理センター
    • 施設装備課
      • 施設管理室
    • 警務課
      • 情報室
      • 採用・育成企画室
    • 厚生課
      • 共済・年金対策室
      • 職員健康管理室
    • 監察課
      • 訟務室
    • 留置管理課
    • 情報管理課
      • 情報セキュリティ対策室
      • 照会センター
  • 大分県警察学校

警察署

全15警察署警察車両ナンバー地名はすべて「大分」である。すべての電話番号の下4桁は「2131」。警察署の電話番号は「0110」で統一されている都道府県が多く、大分県は大阪府の「1234」と並ぶ例外である。警察署長の階級は大分中央署が警視正、他署はすべて警視職。

地域警察署名称所在地管轄区域
大分大分中央警察署大分市荷揚町大分市中心部・西部
大分東警察署大分市大字三佐五丁目大分市東部・旧佐賀関町
大分南警察署大分市大字横瀬大分市南部・旧野津原町由布市
大分別府別府警察署別府市田の湯町別府市
杵築日出警察署速見郡日出町大字藤原字友田杵築市速見郡日出町
国東警察署国東市国東町鶴川国東市東国東郡姫島村
中津豊後高田警察署豊後高田市是永町豊後高田市
宇佐警察署宇佐市大字上田宇佐市
中津警察署中津市中央町一丁目中津市
日田日田警察署日田市田島二丁目日田市
玖珠警察署玖珠郡玖珠町大字塚脇玖珠郡玖珠町九重町
竹田竹田警察署竹田市大字拝田原竹田市
豊後大野警察署豊後大野市三重町内田豊後大野市
佐伯佐伯警察署佐伯市大字鶴望佐伯市
臼杵津久見警察署臼杵市大字臼杵臼杵市津久見市

警察署の再編

  • 2010年(平成22年)
    • 9月 - 「警察署等の配置見直し計画(案)」公表[1]
    • 11月 - 「警察署等の配置見直し計画」策定。
  • 2012年(平成24年)4月 - 17署体制から15署体制になる[2]

シンボルマスコット

シンボルマスコットは1992年に公募で選ばれたピンキー。高崎山をモチーフにしており、ポリスの「P」と「モンキー」とから名付けられた。

2009年にリニューアル。制服を着て、警察のマスコットであることが一目で分かるようになった。また、妻、男の子、女の子の家族もできた[3][4]

最近の主な事件

不祥事

  • 2011年10月27日 - 生活環境課の男性警部補(30代)が自宅で大麻を所持していたとして、警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課に麻薬及び向精神薬取締法違反の容疑で逮捕された。同課によると、覚せい剤取締法違反で9月、警視庁に逮捕、起訴された男の携帯電話に男性警部補のメールアドレスが登録されていたことなどから発覚。男性警部補は覚醒剤についてもこの男と「一緒に使用したことがある」と話しているという[5]
  • 別府警察署2016年労働団体第24回参議院議員通常選挙の選挙運動などに使用していた別府市内の施設の敷地内に、無断で隠しカメラを設置していたことが明らかになった。労働団体側は県警に被害届を提出し、これを受け県警は、建造物侵入容疑で捜査を行っており、関与した警察官の処分を検討している[6]
  • 2017年9月20日 - 中津警察署刑事課の男性巡査長(20代)が7月30日午後4時50分ごろ、豊後高田市内の知人女性宅で置き時計など2点(計200円相当)を盗んだとして、県警は9月20日付で窃盗の疑いで男性巡査長を書類送検した。さらに暴力団親交者との不適切な交際のほか、知り合いの豊後高田警察署地域課の巡査長(20代)とともに違法な薬物と考えた粉末を吸引したことなども判明。それぞれ停職3カ月と戒告の懲戒処分にした[7]
  • 2018年3月22日 - 臼杵津久見警察署生活安全課の男性巡査部長(30代)がわいせつ関連事案で押収などしたアダルト関連のCD-RやDVDなど百数点の捜査資料を盗んだり盗撮をしたとして、県警は窃盗と県迷惑行為防止条例違反の両容疑で書類送検し、懲戒免職処分とした[8]
  • 2019年12月23日 - 大分中央警察署の男性警部(40代)が酒席でテレビ局の20代女性記者の体を触るなどのセクハラ行為をしたとして、県警は23日付で減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とし、男性警部は同日付で依願退職した[9]
  • 2021年4月9日 - 大分南警察署地域課の男性巡査部長(50代)が別府市の(60代)男性宅の玄関の戸を拳で殴って壊した器物損壊の現行犯で逮捕された。別府警察署によると男性巡査部長は直前、大声を出しながら道を歩いており、様子を見に外に出たこの家の住人に「何見よんのか」と声を掛け、住人が家に戻った後に戸を殴ったという[10]

その他

脚注

出典

関連項目

外部リンク