元素構成比(げんそこうせいひ)とは、対象になるものの中にどの元素がどれほど含まれているかを表示するものである。

宇宙

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太陽系

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地球

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地球全体

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地球の元素存在度英語版

大気

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大気の組成は、粉塵ミスト水蒸気を除いた、成分気体の体積比(vol%)で表すのが普通である。

成分気体[要追加記述]体積比(vol%)[1]
窒素ガス N278%
酸素ガス O221%
アルゴンガス Ar00.93%
炭酸ガス CO200.039%

[要出典]

重量比(wt%)で表すと以下のようになる。

構成元素[要追加記述]重量比(wt%)
窒素 N75.5%
酸素 O23.2%
アルゴン Ar01.3%
炭素 C00.016%

海水

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地殻

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構成元素[要追加記述]存在比率
二酸化ケイ素57.3%
酸化アルミニウム15.9%
酸化鉄9.1%
酸化カルシウム7.4%
酸化マグネシウム5.3%
酸化ナトリウム3.1%
酸化カリウム1.1%
酸化チタン0.9%

出典:Tayler & S.H.McLennan 著『The Continental Crust, 1985』

マントル

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構成元素[要追加記述]存在比率
二酸化ケイ素46%
酸化マグネシウム37.8%
酸化アルミニウム4.1%
酸化鉄7.6%
酸化カルシウム3.2%
酸化ナトリウム0.3%

出典:A.Zindler & S.Hart 著『Ann. Rev. Earth Planet. Sci, 1986』

に含まれる元素構成比率を示す。

構成元素存在比率
89.6%
ニッケル5.4%
酸素4.7%
コバルト0.2%

出典:A.Zindler & S.Hart 著『Ann. Rev. Earth Planet. Sci, 1986』

人体

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以下は、人体70キログラムに含まれる各元素の体内存在量である。

多量元素

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多量元素とは、体内存在量が1%を超えるもので、体内の98.5%を占めている。6元素ある。

構成元素存在量(キログラム)
酸素45.50
炭素12.60
水素7.00
窒素2.10
カルシウム1.05
リン0.70

少量元素

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少量元素とは、体内存在量が0.01%~1%のもので、多量元素と合わせて体内の99.4%を占めている。5元素ある。

構成元素存在量(g)
硫黄175
カリウム140
ナトリウム105
塩素105
マグネシウム105

微量元素

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微量元素とは、体内存在量が0.0001%~0.01%(1ppm~100ppm)のものである。10元素ある。

構成元素存在量(mg)
6×103
フッ素3×103
ケイ素2×103
亜鉛2×103
ストロンチウム320
ルビジウム320
臭素不明
120
マンガン100
80

超微量元素

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超微量元素とは、体内存在量が0.0001%(1ppm)未満のものである。14元素ある。

構成元素存在量(mg)
アルミニウム60
カドミウム50
スズ20
バリウム17
水銀13
セレン12
ヨウ素11
モリブデン10
ニッケル10
ホウ素10
クロム2
ヒ素2
コバルト1.5
バナジウム不明

出典:『Newton 完全図解周期表 第二版 ~ありとあらゆる「物質」の基礎がわかる~』、株式会社 ニュートンプレス、2011年10月20日発行

必須微量元素

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ヒトで必須性が認められている、微量元素、超微量元素を、必須微量元素と呼ぶ。以下の9元素が必須微量元素であるとされている。亜鉛マンガンセレンヨウ素モリブデンクロムコバルト

多量元素、少量元素も、必須であるため、合計すると20元素が必須な元素となる。

出典:『元素118の新知識 引いて重宝、読んでおもしろい(ブルーバックス)』桜井弘講談社、2017年8月17日発行

出典:『ミネラルの働きと健康』渡辺和彦農山漁村文化協会、2011年10月1日発行

脚注

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  1. ^ 理科年表 平成30年』p. 87.

参考文献

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『Newton 完全図解周期表 第二版 ~ありとあらゆる「物質」の基礎がわかる~』、株式会社 ニュートンプレス、2011年10月20日発行

『The Continental Crust, 1985』、Tayler & S.H.McLennan、1985年

『Ann. Rev. Earth Planet. Sci, 1986』、A.Zindler & S.Hart、1986年

関連項目

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外部リンク

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