佐ノ山

大相撲の年寄名跡

佐ノ山(さのやま)は、日本相撲協会年寄名跡のひとつ。初代・佐野山が四股名として名乗っていたものだが、その由来は定かではない。落語に佐野山の演目がある。しばらく株の名義がどこにあるか不透明で名目上は協会所持だったが5代ぶりに千代の国憲輝が正式に襲名、継承した。

佐ノ山の代々 編集

  • 代目の太字は、部屋持ち親方。
代目引退時四股名最高位現役時の所属部屋襲名期間備考
初代佐野山條助------
2代宮城野丈助前2佐野山部屋?-1783年頃?(死亡)
3代栗谷川治良吉------
4代伊吹山平太夫------
5代鴻ヶ峰庄兵衞前2友綱-出羽海部屋1806年3月-1813年頃?二枚鑑札
6代総ヶ関荒五郎下9桐山-宮城野部屋1846年11月-1858,59年?
7代佐野山幸吉前1佐野山-桐山部屋1859年1月-1900年9月(死去)二枚鑑札
8代朝汐太郎 (初代)大関押尾川-高砂部屋1901年1月-1920年8月(死亡)二枚鑑札
9代碇潟夘三郎前4草風(京都)-出羽海部屋1922年5月-1928年3月(死去)
10代朝響信親前2佐ノ山-高砂部屋1929年9月-1960年2月(死亡)
11代國登國生小結高砂部屋1961年5月-1990年4月(停年(定年)退職)
12代大乃花武虎前13大鵬部屋1990年9月-1994年3月借株
16代尾上に名跡変更
13代若獅子茂憲小結二子山部屋1995年11月-1996年7月(廃業)借株
14代鬼雷砲良蔵前4高田川部屋1996年7月-1997年11月借株
17代山響に名跡変更
15代小錦八十吉 (6代)大関高砂部屋1997年11月-1998年9月(退職)
16代大竜忠博十4大鵬部屋2002年9月-2005年4月借株
19代山響に名跡変更
17代朝乃翔一前2若松部屋2005年4月-2005年8月借株
14代関ノ戸に名跡変更
18代蔵玉錦敏正前1伊勢ノ海-鏡山部屋2005年8月-2007年5月借株
16代錦島に名跡変更
19代闘牙進小結高砂部屋2007年5月-2010年1月借株
13代浅香山に名跡変更
20代千代大海龍二大関九重部屋2010年1月-2016年8月14代九重に名跡変更
21代土佐豊祐哉前1時津風部屋2016年10月-2018年4月一時的襲名
20代間垣に名跡変更
22代里山浩作前12三保ヶ関-尾上部屋2018年11月-2021年4月一時的襲名
22代千賀ノ浦に名跡変更
23代千代鳳祐樹小結九重部屋2021年11月-2022年11月一時的襲名
13代大山に名跡変更
24代天鎧鵬貴由輝前8尾上部屋2023年1月-2023年7月一時的襲名
22代北陣に名跡変更
25代千代の国憲輝前1九重部屋2023年7月-

関連項目 編集