鳥の糞を取り除く方法

鳥の糞は汚ないだけでなく酸性です。そのため、糞がついたまま長く放っておくと、その部分が損傷する可能性があります。幸いにも、すぐに取り除けば損傷を防ぐことができ、多少の力が必要かもしれませんが難しい作業ではありません。ここでは、布張り家具、レンガ、自動車の塗装面、コンクリート、衣類などの様々な場所についた鳥の糞を取り除く最適な方法を紹介します。

方法 1

方法 1 の 4:

布張り家具やカーペットを掃除する

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温水で雑巾を濡らし、その部分を数回拭いて糞の大部分を取り除きましょう。カーペットや布張り家具の構造上、糞の大部分は繊維の上に集まって固まるので、そのほとんどを取り除くことができます。濡らした雑巾でつまんだり引っ張ったりして、糞を取り除きましょう。^{[1]X出典文献}
2
布シートクリーナーやカーペットシャンプーを使う　掃除をする場所や素材に応じて、安全性が保証されている専用のクリーナーを購入しましょう。普通のカーペットシャンプーや一般的な家庭用クリーナーは低刺激なので、どんなカーペットにも安心して使えます。発泡性の布シートクリーナーは、スーパーやホームセンターなどで販売されています。鳥の糞が残っている部分に、十分な量のクリーナーをスプレーしましょう。^{[2]X出典文献}
- カーペットシャンプーがなければ、中性の洗濯洗剤、酢、温水を混ぜて低刺激の洗浄液を作っても良いでしょう。^{[3]X出典文献}
クリーナーをスプレーしたら、2、3分待ちましょう。クリーナーに含まれている化学物質によって固まった糞が分解され、拭き取りやすくなります。
4
残った汚れを拭き取る　濡らした雑巾で汚れた部分をもう1度拭きましょう。クリーナーの作用に加えて、雑巾でこすればカーペットや布張り家具に残った汚れも取り除けるでしょう。こすった後も汚れが残っている場合はクリーナーを軽く吹き付け、しばらくおいてからもう1度こすりましょう。
- カーペットの奥に入り込んだ汚れをできるだけ多く落とすために、力強くこすりましょう。
- 鳥の糞に触れた雑巾やタオルは、必ずすぐに洗いましょう。
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方法 2

方法 2 の 4:

レンガ、コンクリート、屋根などを掃除する

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手が届きやすい場所に鳥の糞がついている場合は、掃除を始める前に温水で濡らしましょう。汚れた部分に直接温水をかけるか、濡らしたタオルを載せて水分を浸み込ませます。温水の温かさと水分で鳥の糞が柔らかくなり、多孔質（小さい穴がたくさん空いている物質）で硬い素材にくっついていた糞も取り除きやすくなるでしょう。
温水が浸み込んで鳥の糞が柔らかくなるまで待ちましょう。鳥の糞は乾くと濃いペースト状になり、乾いた部分が残っているときれいに取り除けないかもしれません。鳥の糞全体が濡れていることを確認しましょう。温水が浸み込んで柔らかくなると、ついたばかりの鳥の糞のようになります。
3
ホースで水をかける　30～50㎝離れた場所からホースで水をかけましょう。水を勢い良く出し、ホースの先を鳥の糞に直接向けます。温水で濡らした糞にホースで水をかけ続ければ、きれいに取り除けるでしょう。最後に、その場所がきれいになったか確認します。
- 水流を切り替えられる散水ノズルがついている場合は、高圧、直射に設定し、鳥の糞を吹き飛ばしましょう。
- 水流を切り替えられる散水ノズルがなければ、ホースの先端を親指で部分的に塞ぎ、水圧を高くしましょう。
4
こびりついた汚れをブラシでこする　ホースで水をかけても汚れが残っている場合は、硬い毛の小さいブラシ（もしくは家庭用のほうき）でこすりましょう。必要に応じて、水をかけながらこすります。レンガ、コンクリート、屋根などの隙間にブラシの毛が入るので、残った鳥の糞もきれいに取り除けるでしょう。
- 鳥の糞には細菌が多く含まれているので、使用後は必ずブラシを洗いましょう。^{[4]X出典文献}
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方法 3

方法 3 の 4:

堅木のフローリングや車の塗装面などの滑らかな表面を掃除する

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タオルを温水で濡らし、汚れた部分に載せます。堅木のフローリングや車の塗装面などには、温水をかけるより濡らしたタオルを載せるほうが良いでしょう。温水をかけるとその部分が濡れて過ぎて損傷する可能性があり、お湯も流れてしまいますが、タオルを載せておけば温かさと水分はその部分に留まります。汚れた部分にタオルを載せ、しばらくおいて湿らせましょう。
2
専用のクリーナーで洗浄する　鳥の糞が柔らかくなったら、フローリングクリーナーやカーシャンプーで洗浄しましょう。掃除する場所がビニールなどの滑らかな表面の場合は、一般的なクリーナーで十分です。もしくは、温かいタオルを載せただけできれいになるかもしれません。汚れた部分に行き渡る量のクリーナーをスプレーするか塗りましょう。堅木のフローリングや車の塗装面を掃除する場合は、汚れていない部分にまでクリーナーをつけないように注意します。^{[5]X出典文献}^{[6]X出典文献}
- 車の塗装面にはワックス入りカーシャンプーを使うと良いでしょう。ワックス入りカーシャンプーを使うと汚れや油が落ちるだけでなく、ワックスをかけたように車体が輝きます。^{[7]X出典文献}
- デリケートな素材には専用のクリーナーを使うほうが安心ですが、あまりお金をかけたくなければ自家製の洗浄剤を使っても良いでしょう。天然由来の成分で低刺激のフローリングクリーナーを作るには、温水とオリーブオイル、レモン汁を混ぜます。車体の汚れを効果的に落とす基本的な洗浄液を作るには、温水に食器用洗剤を加えましょう。^{[8]X出典文献}^{[9]X出典文献}
堅木のフローリングや車の塗装面は傷つきやすいので、クリーナーを定着させるために放置するのは短時間で十分です。長くそのままにするとクリーナーが周りにも広がり、フローリングにシミができたり車の塗装面が損傷したりする可能性があります。滑らかで硬い表面は多孔質ではないので、クリーナーが素材に浸み込まなくてもきれいになります。そのため、クリーナーを塗ったまま長時間おく必要はありません。
4
柔らかいタオルでそっとこする　清潔な別のタオルを濡らし、鳥の糞をできるだけ多く拭き取ります。手を大きく動かしながら穏やかに拭きましょう。左右にごしごしこすったり、力を入れてこすったりすると、表面の仕上げ剤が傷む可能性があるので注意が必要です。残った汚れをすべて取り除いたら、乾いたタオルで軽く叩いてその部分を乾かしましょう。
- マイクロファイバータオルは非常に柔らかく、拭き取った汚れや水分が繊維に吸着するので、傷つきやすい場所の掃除に最適です。^{[10]X出典文献}
- 堅木のフローリングを掃除する場合は、できるだけ早く乾かしましょう。湿った状態が長く続くと、木材が裂けたり反ったりする可能性があります。
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方法 4

方法 4 の 4:

衣類を洗う

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容器に温水を入れて少量の洗濯洗剤を加え、洗剤を溶かしましょう。この洗浄液を汚れた部分に直接つけて前処理します。加える洗剤の量は少しでも十分効果的です。洗剤と水を1対5の割合で混ぜましょう。^{[11]X出典文献}
洗濯洗剤は、鳥の糞のように乾燥して固まった油っぽい汚れに効果的です。固まった鳥の糞に洗浄液をつけて、ふやかしましょう。洗浄液をつけて2、3分おきます。鳥の糞が柔らかくならない場合は、洗浄液をさらにつけましょう。
3
汚れをこすり落とす　キッチンブラシや使い捨てのキッチンスポンジなどで汚れをこすり落としましょう。必要に応じてブラシやスポンジに洗浄液をつけ直し、汚れを湿らせて泡立たせます。鳥の糞がなくなるまでこすり続けましょう。^{[12]X出典文献}
- デリケートな衣類を洗う場合は、円を描くようにやさしくこするか、スポンジの柔らかい面でこすりましょう。
- 鳥の糞は汚いので、スポンジを使った場合は捨てましょう。
鳥の糞をこすり落としたら、洗濯機の標準コースで洗濯しましょう。水温を中～高温に設定し、同じ色のものと一緒に洗濯します。乾燥機で乾かしたら、汚れた部分はすっかりきれいになっているでしょう。
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ポイント

毛が硬いキッチンブラシは、様々な場所に付着した鳥の糞を取り除く道具として最適です。
最善の対策の1つは予防です。鳥が集まりやすい場所に家や職場がある場合は、屋根のある駐車場に車を停め、頭上に注意しながら歩きましょう。

注意事項

鳥の糞には生きた細菌や病原菌が含まれている可能性があります。鳥の糞を掃除する際は、飛び散る物質から身を守るために、手袋とマスクをつけましょう。掃除の前に鳥の糞を濡らしておくと、飛び散る汚れやほこりを減らせるでしょう。
タキシードやドレス、家庭で洗濯できない衣類に鳥の糞がついた場合は、クリーニング店で処理してもらいましょう。自分で前処理をする必要もありません。クリーニング店に依頼すれば、様々な素材に付着した頑固な汚れも落ちるでしょう。
繰り返しになりますが、堅木のフローリングや車の塗装面に化学洗浄剤をつけたまま長時間放置するのはやめましょう。長く放置すると表面が損傷する可能性があるので、ほんの1、2分ほどおけば十分です。