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この記事の共著者 : Luba Lee, FNP-BC, MS. ルーバ・リーはテネシー州に住む家庭医療を専門とするナース・プラクティショナー(一定レベルの診断や治療を行うことが許可されている上級看護師)です。2006年にテネシー大学にて 看護学修士号を取得しています。
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小さな切り傷やすり傷を衛生的に手当てするには、清潔な絆創膏を使用することが重要です。しかし、絆創膏を剥がすのは必ずしも気持ちの良いことではありません。それでも、剥がす時に痛いのが嫌だからといって絆創膏を貼らないのはいけません。痛みの少ない(あるいは痛みのない)絆創膏の剥がし方を試してみましょう。
ステップ
- 絆創膏を水に浸しましょう。おそらく、公共プールの側溝に誰かの使用済みの絆創膏が浮いているのを見たことがあるでしょう。このことから、絆創膏が水に触れると肌への粘着力が弱まることがわかります。
- とは言え、絆創膏を剥がしに公共プールに行くことはありません。絆創膏を短時間湯船に浸して剥がします。ゆっくりとシャワーを浴びるのも効果があるでしょう。
- また、絆創膏の上にお湯で濡らした清潔な布などを乗せて浸透するまで待つという方法もあります。[1]
- 油や石鹸を使って粘着力を弱め、絆創膏を剥がしやすくしましょう。いくつか例を挙げると、オリーブオイルやワセリン、ベビーシャンプー、ベビーオイルなど、人によって愛用する製品は異なりますが、その働きは同じです。色々なものを試し、自分や家族に一番合うものを見つけましょう。
- 綿球や綿棒、または指のみを使って絆創膏の粘着剤の部分に油あるいは石鹸を塗りましょう。この時、粘着剤の部分にしっかりと染み込むように行います。
- 絆創膏の端を剥がして、粘着力が弱まっているかを確認しましょう。まだ弱まっていなければ油や石鹸を塗る作業を続けましょう。
- 粘着力が弱まっていたら、素早く一気に絆創膏全体を剥がしましょう。必要に応じて、もう片方の手で周りの皮膚を優しく押さえます。
- 子どもの場合は、ベビーオイルに食用の着色料を加えるのがコツです。こうすると絆創膏の上に綿棒で「お絵描き」をすることができます。絆創膏剥がしを、厄介な時間ではなく楽しい時間にしてしまいましょう。[2]
- 粘着力が強い絆創膏をより剥がしやすくしましょう。頑固にくっついた絆創膏は一気に剥がすのではなく、上記に示した通りまず粘着力を弱めて端を剥がします。そして皮膚と絆創膏が接している部分に保湿ローションを塗りながらゆっくりと絆創膏全体を剥がします。[3]
- アルコールで粘着剤を溶かしましょう。消毒用アルコールで絆創膏を剥がす方法もあります。粘着剤はゆっくりですが確実に溶けます。また、皮膚に残った粘着剤はアルコールを含ませた綿球または綿棒で取り除くことができます。
- 絆創膏を剥がすための粘着製品用リムーバーもあります。ドラッグストアで手に入らない場合は、医療用品店で探してみましょう。[4]
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- 絆創膏を剥がすのを避けるために絆創膏を使用しないということは止めましょう。現在まで伝わる「昔」からの知恵の一つに、小さな切り傷は清潔にした後、風に当ててかさぶたを作るのが良いというものがあります。しかし、火傷にバターを塗る、鼻血が出た時には頭を後ろに反らすというものと同じように、これは誤りです。
- 絆創膏をきちんと貼るための準備をしましょう。絆創膏を剥がす時に最もやっかいなのは、粘着力の強い絆創膏を剥がすことではありません。乾燥した血液やかさぶたが絆創膏と一緒に剥がれ、傷が再び開くことです。しかし正しく準備をすれば、このようなことが起こりにくくなります。[7]
- ガーゼやキッチンペーパー、清潔な布などで圧迫して、小さな切り傷やすり傷からの出血を止めましょう。出血が完全に止まるまで、最大15分間患部を優しく押さえましょう。
- 傷が大きい場合や、かなり汚れている場合、出血が止まらない場合には医療処置を受けましょう。
- 患部を清潔な水ですすぎ、石鹸で優しく洗いましょう。そして再度すすぎ、清潔な布などで軽く叩くようにして水気を拭き取ります。オキシドールやその他高齢の人が信奉する昔ながらの消毒薬は使わず、石鹸と水で洗うだけで十分です。オキシドールやヨードチンキは患部の炎症を起こしてしまいます。
- 絆創膏で傷を覆いましょう。[10] パッド(粘着剤のない部分)が余裕を持って傷全体を覆えるくらい十分な大きさの絆創膏を選びましょう。感染の可能性を減らすため、貼る時にはパッドに触らないようにします。
- 特に指に絆創膏を巻く時(もしくは腕や脚に大きな絆創膏を巻く時)には、パッドと傷の間に空間が出来ないように、また絆創膏を固定できるようにしっかりと、しかし血行を妨げない程度に巻きましょう。指がヒリヒリしたり、紫色になったりする時には、きつく巻きすぎということです。
- 絆創膏が濡れたり、汚れたりした場合は新しい絆創膏を貼りましょう。
- 必要であれば、かみそりを使いましょう。男性の場合や、腕や脚、さらには胸や背中などの毛深い部分に絆創膏を貼る必要がある場合には事前に毛を剃り、絆創膏に毛が付着して剥がす時に必然的に起こる痛みを防ぎましょう。
- お湯と新しい清潔なかみそりを使用し、傷の周りは剃らないようにしましょう。
- 傷の周りに毛のない部分を作りたくなければ、この方法に頼る前に、前のステップで紹介されている他の方法を試しましょう。
- 医学を信じましょう。絆創膏を剥がすことは単なる厄介ものではありません。アメリカでは年間150万人が絆創膏を剥がすことによる傷や炎症に苦しんでおり、その多くが肌が敏感な乳児や高齢者です。しかし、溶ける粘着剤を使い、剥離紙との間に「簡単オフ」層が入った新しい絆創膏が開発されています。[11]
- そのため、絆創膏を剥がす時に痛みを伴うことはすぐに過去のことになるかもしれません。
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出典
- ↑ http://www.ebnurse.org/index.php?id=58
- ↑ http://articles.sun-sentinel.com/1994-04-26/lifestyle/9404250234_1_bandage-child-s-skin-parent-traps
- ↑ http://articles.sun-sentinel.com/1994-04-26/lifestyle/9404250234_1_bandage-child-s-skin-parent-traps
- ↑ http://articles.sun-sentinel.com/1994-04-26/lifestyle/9404250234_1_bandage-child-s-skin-parent-traps
- ↑ http://www.nytimes.com/2006/08/01/health/01real.html?_r=0
- ↑ http://www.band-aid.com/proper-wound-care/wound-care-myths
- ↑ http://www.emedicinehealth.com/care_for_a_skin_wound-health/article_em.htm
- ↑ http://www.emedicinehealth.com/care_for_a_skin_wound-health/article_em.htm
- ↑ http://www.nytimes.com/2006/08/01/health/01real.html?_r=0
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