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灰色は黒と白を混ぜ合わせて作られる色だと考える人が大半かもしれませんが、補色や原色を混ぜ合わせることによっても作ることができます。基本の色の原則を理解し応用することで、様々な芸術的な色合いを作り出しましょう。

方法 1
方法 1 の 4:

色の原則を活用する

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  1. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 灰色を作る
    黒と白を混ぜ合わせると「ニュートラルグレー」が出来上がります。[1]
    • ニュートラルグレーは他の色味が混ざっていないので、最も純粋な灰色です。
    • 同量の黒と白を混ぜ合わせることで中程度の明るさの灰色が出来上がります。混ぜ合わせる比率を調整して明暗を調整しましょう。黒を増やすと、より暗い灰色が、白を増やすとより明るい灰色が出来上がります。
  2. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 灰色を作る
    2つの異なる補色を組み合わせることで「コンプレメンタリーグレー」と分類される灰色が出来上がります。
    • 下記が基本の組み合わせです。
      • 赤と緑
      • 黄色と紫
      • 青とオレンジ
    • いかなる補色同士の組み合わせでも濃淡のない灰色が出来上がりますが、[2] 混ぜ合わせる比率を調整することで、わずかに色合いを変えることも可能です。例えば、赤、黄色、あるいはオレンジを多めに加えると「暖色系」の灰色になります。緑、紫、青を多めに加えると「寒色系」の灰色が出来上がります。
  3. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 灰色を作る
    3つの原色全てを混ぜ合わせることで「プライマリーグレー」が出来上がります。
    • 原色とは赤、青、黄色を指しています。
    • 同量を混ぜ合わせることで濃淡のない灰色が出来上がりますが、比率を調整することで色合いを変えることも可能です。青を増やすことで寒色系の、赤や黄色を増やすことで暖色系の灰色になります。
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方法 2
方法 2 の 4:

灰色の絵の具を作る

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 どの灰色を作るのかを決める 
    「ニュートラルグレー」、「コンプレメンタリーグレー」、「プライマリーグレー」は簡単に作ることができますが、その中でどれが最も適しているのかは手元に揃っている絵の具の色や、出来上がる色の使い方によって変わります。
    • ニュートラルグレーは、色合いそのものを変えずに明るさを落としたい場合に最適です。純粋な灰色が必要である時は、この色を用いましょう。
    • コンプレメンタリーグレーは、既存の灰色に寒色あるいは暖色の色合いを加える時に役立ちます。
    • プライマリーグレーは影を作る時や明るい色と組み合わせる時に使いやすいでしょう。プライマリーグレーには全ての原色が含まれているので、色相環チャートで隣り合っている二次色と組み合わせると、その色がより明るく見えるでしょう。
  2. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 灰色を作る
    絵の具皿やパレットを使って必要な色を同量で混ぜ合わせましょう。調色スティックを使い均一になるまでかき混ぜましょう。
    • ここまでのおさらいとして、下記の組み合わせを覚えておきましょう。
      • 黒と白
      • 赤と緑
      • 黄色と紫
      • 青とオレンジ
      • 赤、黄色、青
    • こうして色を混ぜることで灰色の絵の具が出来上がります。「純粋」な灰色を作ると、濃淡のないベタな灰色になります。混ぜ合わせる色が純粋でない場合、出来上がる灰色の色味の違いに気がつくかもしれません。
  3. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 灰色を作る
    出来上がった灰色の色調を確認しましょう。明るすぎたり暗すぎる場合は白や黒を加えて明暗を調整しましょう。
    • 明るくする場合は白、暗くする場合は黒を加えましょう。どちらの色を加える場合も、必要以上に色が変わってしまわないよう少量ずつ加えて様子をみましょう。
    • どの種類の灰色を作った場合でも(ニュートラル、コンプレメンタリー、プライマリー)、白や黒を加えることで明暗を調整することができます。それ以外の色を加えると色味そのものが変わってしまうでしょう。
  4. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 灰色を作る
    作った灰色の色味を確認しましょう。鮮やかさが足りない場合は色の量を増やして調整しましょう。
    • 用いる色に限らず少量ずつ足していきましょう。こうすることで出来上がった色が気に入らなくても、少量ずつ加えていれば修正も簡単です。
    • コンプレメンタリーグレーやプライマリーグレーを作った場合、その時に用いた色の量を増やすようにしましょう。つまり青とオレンジの絵の具で灰色を作ったのであれば、(赤、黄色、緑、あるいは紫ではなく)青またはオレンジを加えましょう。
    • ニュートラルグレーを作った場合も色味を調整することは可能です。実際、どの絵の具でも加えることができ、幅広い色味を作ることができます。
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方法 3
方法 3 の 4:

灰色のアイシングを作る

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 どの灰色を作るのか決める 
    アイシングを作る場合はニュートラルグレーが最も簡単ですが、他の2つの灰色を作ることも可能です。
    • 純粋な灰色が必要なのであればニュートラルグレーを選びましょう。色味を調整する予定であれば、他の2つの灰色の方がよいかもしれません。
    • 液体の食用着色料は赤、黄色、緑、青がセットになって売られていることが多いので、こうした標準的な液体着色料を使う場合は、必然的にプライマリーグレー(赤、黄色、青)またはコンプレメンタリーグレー(赤と緑)を作ることになるでしょう。ジェルやペースト状の特殊な食用着色料を用いる場合、色の選択肢の幅が広いので3つの灰色のどれでも作ることが可能になります。
  2. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 灰色を作る
    ガラス製のボウルに必要な量のアイシングをすくって入れましょう。少しずつ色を加えよくかき混ぜましょう。
    • おさらいとして、色の組み合わせは下記のようになります。
      • 黒と白(アイシングの色が白なので黒を加えるのみとなります。)[3]
      • 青とオレンジ
      • 黄色と紫
      • 赤と緑
      • 赤、黄色、青
    • 容器のフタについているスポイト等を使って食用着色料をボウルの中に落としましょう。ペーストやジェル状の着色料は爪楊枝の先端に色をつけ、白いアイシングの中に混ぜ合わせましょう。[4]
  3. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 灰色を作る
    出来上がった色には満足しているけれども少し暗くしたいという場合は少量の黒をアイシングに混ぜ、お好みの色合いに仕上げましょう。
    • どの色の組み合わせて灰色を作っても、黒を加えることで明暗を調整することができます。
    • 灰色を作るために用いた色を増やすことで鮮やかさを調整することも可能です。濃度が高まると鮮やかな灰色になります。ただし、色合いが変わってしまわないように、それぞれの色を同量ずつ用いる必要があるので、扱いにくく感じられるかもしれません。
  4. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 灰色を作る
    出来上がった灰色が単調に感じられる場合は、他の色を少量加え、わずかに色味を変えてみましょう。
    • ニュートラルグレーの場合は、どのような色でも加えることができます。[5]
    • コンプリメンタリー及びプライマリーグレーの場合、灰色を作るために用いた色のみ加えるようにしましょう。例えば、赤、青、黄色の食用着色料で灰色を作ったのであれば、赤、青、あるいは黄色以外の色は加えないようにしましょう。つまり、緑、紫、オレンジは使うことができません。
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方法 4
方法 4 の 4:

灰色の樹脂粘土を作る

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 作る灰色を決める 
    ニュートラル、コンプリメンタリー、プライマリーグレーのどれでも作ることができます。お好みの灰色を選びましょう。
    • 純粋な灰色を作るのであればニュートラルを選びましょう。
    • 出来上がった灰色にさらに色味を加えるつもりであれば、プライマリーまたはコンプリメンタリーグレーを選ぶことで手順が簡単になるだけでなく、最終的に使う道具も減るでしょう。
  2. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 灰色を作る
    必要な色の粘土を同量用意しましょう。まず別々に練ってから合わせて練りましょう。
    • ここで使用することのできる色は下記です。
      • 黒と白
      • 青とオレンジ
      • 赤と緑
      • 黄色と紫
      • 赤、黄色、緑
    • 必要な色を合わせて練る際は、まずそれぞれの色を別に用意し手の中で1つのボールにするように丸めていきましょう。必要に応じて平らにして再び丸めましょう。色ムラがなくなるまでこの作業を続けます。色が均一になれば完了です。
  3. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 灰色を作る
    色味そのものは変えずに色を軽くしたい場合は少量の透明粘土を出来上がった灰色粘土に加えましょう。[6]
    • 透明粘土は無色なので灰色の色調や色合いに影響を及ぼしません。その代わりに淡く、くすんだような見た目になります。
    • 透明粘土を加える際は、作った灰色粘土全体の3分の1を上回らないようにしましょう。
  4. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 灰色を作る
    灰色を明るくしたい場合は、白い粘土を少量練り込みましょう。
    • 灰色を作る際に用いた色に限らず白を加えることができます。
    • 理論上は黒を加えることで色が暗くなりますが、実際試すと台無しになってしまう可能性があります。ただし、ニュートラルグレーであれば組み合わせに黒が含まれているので、より簡単でしょう。
  5. How.com.vn 日本語: Watermark How.com.vn to 灰色を作る
    満足のいく彩度や色合いに仕上がったのであれば、さらに色味を調整するべきかどうかについても考えましょう。
    • 灰色を作るために用いた色を少量付け足しましょう。
    • ニュートラルグレーの場合は、ほぼ、どの色でも加えることができますが、コンプリメンタリーグレーやプライマリーグレーの場合は、灰色を作るために用いた色以外の粘土は加えないようにしましょう。
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必要なもの

灰色の絵の具を作る

  • 絵の具(黒、白、赤、青、黄色、緑、オレンジ、紫)
  • 調色スティック
  • 絵の具皿あるいはパレット

灰色のアイシングを作る

  • 白のアイシング
  • 液体、ジェル、またはペースト状の食用着色料(黒、白、青、黄色、緑、オレンジ、紫)
  • ガラス製のボウル
  • スプーン
  • 爪楊枝

灰色の樹脂粘土を作る

  • 樹脂粘土(黒、白、青、黄色、緑、オレンジ、紫、さらに透明)

このHow.com.vn記事について

How.com.vn 日本語: Jeanine Hattas Wilson
共著者 ::
壁画家
この記事の共著者 : Jeanine Hattas Wilson. 壁画家のジャニーン・ハタス・ウィルソンは、「Hattas Public Murals, Inc.」の社長です。壁画の制作、監督、設計、壁面塗装を専門とし、経験はほぼ20年。マーケット大学にて広告学の学士号を取得、ミルウォーキー美術大学にてアトリエ絵画を副専攻。フランス・パリのアテリエ・アーティエン、 ロサンゼルス造形美術学校で勉強し、さらにロバート・リベラーチェ、マイケル・シーゲル、ウィリアム・コクランなどの著名なアーティストに師事。現在のまでに、同社では約5000件の依頼を受け、家屋、商業施設、公共の場に壁画を描いています。 この記事は110,199回アクセスされました。
カテゴリ: 絵画・描画
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