外でオシッコをするように犬をしつける方法

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犬のトイレトレーニングは、犬の年齢に関わらずとてもシンプルです。必要なのは辛抱強さ、継続すること、そして理解を示すことです。ドッグトレーナーのデビット・レビン氏によると、一番大切なのは素早く反応するということです。犬が室内で排尿を始めたら、すぐさま外に連れ出します。そうすると、最終的に待つことを覚えます。その一方で、犬を出来るだけ長く外に出しておき、室内で粗相した場合に備えて酵素系クリーナーを用意しておくと良いでしょう。室内でオシッコをさせないために、絶えず勉強してヒントを得ることも大切です。

パート 1
パート 1 の 4:

犬の行動を習慣づける

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 予定したトイレの時間に犬を慣れさせる 
    日課を決めることは犬の年齢に関係なく大切ですが、子犬にとっては特に重要です。一般的に子犬の膀胱は月齢×1時間でいっぱいになります(生後2ヶ月なら2時間、3ヶ月なら3時間)。そのため、小さな子犬は1時間おきに外に連れ出す必要があります。[1]出来るだけ早く犬の行動を習慣づけて、失敗がないようにしましょう。
    • 子犬の月齢に合わせて外に行かずに待てる時間数を考慮した上で、朝一、遊んでいる最中または後、食事の後、また水をたくさん飲んだ後に犬を外に連れて行くことも重要です。この時間も最長どのくらい我慢できるか(例:一晩)によるでしょう。室内で清潔に暮らせるように犬をしつける際は、20~30分おきにトイレ休憩を入れて訓練させることが大切です。[2]
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 場所を指定してオシッコをさせる 
    犬を散歩させるにしても、屋外の囲いの中に放すとしても、排泄は毎回同じ場所にさせることが重要です。屋外でのトイレトレーニングをしている間は、いつもの通り道の近所の木や庭の決まった場所等、犬が選んだその場所に必ず行かせましょう。[3]
    専門家情報
    How.com.vn 日本語: Pippa Elliott, MRCVS

    Pippa Elliott, MRCVS

    獣医、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)
    Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるピッパ・エリオット獣医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医師、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得し、生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。
    How.com.vn 日本語: Pippa Elliott, MRCVS
    Pippa Elliott, MRCVS
    獣医、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)

    プロからのアドバイス:犬をトイレのために外に連れ出すときは、飼い主も犬と一緒に外にいましょう。外にいると、犬が遊んだり他の事をしないで、本当に用を足しているか確認できます。また、オシッコをした後に褒めることもできるでしょう。現場にいなくて何もしないときに比べて、褒めると絶大な効果があります。

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パート 2
パート 2 の 4:

良い行動は褒める

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 散歩中に言葉で指示をする 
    犬のお気に入りの用を足す場所や家を出てすぐの場所で、口頭による指示をして、場所とその指示語を関連付けてみましょう。所定の場所で排尿をさせるとき、毎回「シーシー」や「オシッコは?」と言ってみます。繰り返していると、犬がその指示語を聞くと、関連付けられた排尿行動を連想するでしょう。[4]
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 犬を褒める 
    犬を外に連れ出して「シーシー」という指示に従った時には、すぐに犬を褒めて、排泄の3秒以内にご褒美のおやつを与えます。良い行動をした後すぐに褒めたりご褒美を与えることが大切です。犬は時間が経ち過ぎると、どの行動で褒められたのか分からなくなります。[5]
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 ご褒美のおやつの量を徐々に減らす 
    しつけを続けながら、用を足した後のご褒美の頻度を徐々に減らし、最終的にやめます。ご褒美はしつけの最初の段階では重要な意味を持ち、役にも立ちますが、用を足したときに毎回ご褒美を与えると、一生続けられる習慣にはなりません。[6]
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パート 3
パート 3 の 4:

クレートトレーニングを導入する

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 適切なクレートを選ぶ 
    トイレのしつけの際に、クレートトレーニングを導入すると非常に効果的です。犬はクレートを家の中の隠れ家と位置づけ、その隠れ家を自ら汚そうとはしません。[7] しかし、クレートの使用も一筋縄ではいきません。トレーニングには時間と忍耐が必要で、また犬がクレートの中で安心して過ごせるようにすることも大切です。
    • クレートには様々な素材や型があります。一般的に移動用に使用するプラスチック製のものや、折り畳み式の金属製フレームのもの等がありますが、用途に合ったタイプを、そして犬が噛んだり簡単に壊したりするのが心配なら、そういったことができないものを選びましょう。[8]
    • 適切なサイズを選びます。クレートの大きさは、成犬がまっ直ぐに立ち、ぐるっと回ることができ、足を延ばした状態で横になるのに十分な大きさが理想です。大きすぎるクレートを選ぶと、その中の一角をトイレとして使用する可能性があります。また、小さすぎると窮屈でくつろげません。[9]
    • 飼い犬がまだ小さくてこれからも成長する場合、獣医師に相談して、成犬になったときに予測される大きさに合うクレートサイズについてアドバイスをもらうとよいでしょう。[10]
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 犬をクレートに徐々に慣らす 
    きちんとした準備をせずに犬をクレートに入れるとトラウマになり、犬がクレートを怖がるかもしれません。新しいクレートには徐々に慣らすことが大切です。犬にクレートを調べさせて、犬がクレートに近づいたときにはやさしく安心させるような口調で語りかけましょう。[11]
    • クレートの扉を開けたままにして、定期的に中におやつを置いておきます。まずは、扉の近くにおやつを置くことから始め、次は扉から離れたクレートの中に置きましょう。[12]
    • 犬の好きなときにクレートを調べさせます。ドアは開けたままにして、ゆっくりと中に入れるようにしましょう。[13]
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 クレートの中で餌を与え始める 
    クレートに恐る恐る入る感じではなく、慣れて安心するようになったら、クレートの中で食事を与え始めます。こうすると、犬は日常生活の一部としてクレートの中に入ることに慣れてくるでしょう。[14]
    • 犬が食べている間は扉を閉めます。初めて閉めるときは、犬が餌を食べ終えたらすぐに扉を開け、犬が怖がらないようにしましょう。扉を閉めておく時間を2~3日おきに1~2分延ばすといったふうに徐々に増やしていきます。[15]
    • 犬がクンクン鳴く、鳴き声を上げる、吠えるなどし始めても、すぐに犬を外に出してはいけません。そういった行動を止めるまで待ってから扉を開けましょう。吠えたときに扉を開けると、犬は外に出たいときは吠えると開けてもらえると認識し始めます。[16]
    • クレートの扉を閉じた状態で、犬が中で何事もなく30分ほどくつろいで過ごせるようになったら、飼い主が短時間外出する際に犬をクレートの中に入れておいても安全でしょう。また、一晩入れておくことを考え始めてもいいかもしれません。クレートの中に残されても一人で快適に過ごせるようになるには、数週間かかるということを頭に入れておきましょう。[17]
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 定期的にクレートに入れ始める 
    短時間クレートの中で過ごせることが証明されたら、飼い主が外出するときに、犬をクレートの中に入れる訓練を始めます。出掛ける直前まで犬はクレートの中に入れない方がよいでしょう。飼い主がまだ家にいるのになぜ閉じ込められるのか理解できずに不安になることがあるからです。[18]
    • クレートに入れる直前に犬を外に連れて行って必ずオシッコをさせましょう。クレートに入れる前に、屋外に連れて行く時間をしっかりと作らないと、外出中に犬が室内で排尿をする可能性が高くなります。[19]
    • 絶対にクレートを罰として使用してはいけません。怒鳴られたり罰を受けたりすることとクレートとを犬が関連付けて覚えてしまいます。クレートの中で食事を与え続け、しつけの目的にのみ(飼い主が外出中に家のものを壊したりするのを防ぐため等)使用している限り、犬はクレートに対して良い印象しか持たないはずです。[20]
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パート 4
パート 4 の 4:

失敗に対処する

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 失敗しても罰を与えない 
    トイレトレーニングが無事に成功した後でも、犬はときどきトイレの失敗をしてしまうものです。訓練の最中は、よく失敗するでしょう。犬はわざと粗相をしているのではないということ、そして最終的に失敗を習慣化することなく学んでいくということを頭に入れておきましょう。[21]
    • 失敗をしても決して犬を怒鳴ったり顔を擦ったりしてはいけません。こういった行動をすると、犬は失敗から学ばす、飼い主を怖がることがあります。失敗は受け流して、辛抱強く進めましょう。[22]
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 室内で用を足しているのを発見したら中断させる 
    家の中で犬が用を足しているのを見かけたら、手を叩く等の音をたてるか「外に行って」と声に出して指示します。そして、犬を外に連れて行き、外で排尿を終えたら褒めましょう。[23]
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 排泄跡はきれいにそうじする 
    犬の嗅覚は鋭く、以前室内で用を足した箇所のにおいをしっかりそうじしていないと、そこに排泄をしてもいいと思うようになり、小さな子犬にとっては特に大きな問題になります。[24]室内でのトイレの失敗は酵素系洗剤でしっかりとにおいを落とすことが大切です。[25]
    • 庭がある場合、室内でした排泄物を訓練の道具として使用してもよいでしょう。室内の排泄跡をそうじする際、排泄物がしみ込んだペーパータオルを外の犬がいつもトイレとして使用する場所に持って行きます。地面にペーパータオルを置いて、石や枝等を乗せて飛ばないようにします。ペーパータオルから自分の排泄物のにおいを感じると、犬はトイレに行くことと外にいることをしっかりと関連付けて覚えるでしょう。これを覚えて、再び外で用を足し始めたらにおいの付いたペーパータオルの使用をやめてもよいでしょう。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 起こりうる問題を知る 
    屋外でのトイレトレーニングが上手くいかないようなら、何らかの疾患、もしくは情緒面の問題を抱えている可能性があります。犬に下記のような問題が見られる場合は、獣医師に相談してみましょう。
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ポイント

  • 犬によっては訓練に時間がかかるケースもありますが、犬の年齢に関わらずトイレのしつけは可能です。辛抱強く励まし、よい行動は褒めましょう。
  • 室内で粗相をするようなら、外に連れて行く回数を増やしましょう。散歩を始めて10分以上しても排尿をしない場合、家に連れて帰りますが、そのときリードは外しません。そして、10~15分経過したら、再び外に連れ出して散歩をします。犬が外で用を足すまでこれを繰り返しましょう。
  • 家中に排泄をするようなら、正しく監視ができていないのかもしれません。
  • クレートの中で排尿をするのは、クレートが大きすぎるか犬を外に連れ出す回数が少ないのかもしれません。
  • 排尿や排便が多すぎて病気を疑うようなら、獣医師に相談してみましょう。病気ではないと分かったら、ドッグトレーナーや動物行動学の専門家等に相談して問題を解決するとよいでしょう。
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  1. http://www.humanesociety.org/animals/dogs/tips/crate_training.html?referrer=https://www.google.com/
  2. http://www.humanesociety.org/animals/dogs/tips/crate_training.html?referrer=https://www.google.com/
  3. http://www.humanesociety.org/animals/dogs/tips/crate_training.html?referrer=https://www.google.com/
  4. http://www.humanesociety.org/animals/dogs/tips/crate_training.html?referrer=https://www.google.com/
  5. http://www.humanesociety.org/animals/dogs/tips/crate_training.html?referrer=https://www.google.com/
  6. http://www.humanesociety.org/animals/dogs/tips/crate_training.html?referrer=https://www.google.com/
  7. http://www.humanesociety.org/animals/dogs/tips/crate_training.html?referrer=https://www.google.com/
  8. http://www.humanesociety.org/animals/dogs/tips/crate_training.html?referrer=https://www.google.com/
  9. http://www.humanesociety.org/animals/dogs/tips/crate_training.html?referrer=https://www.google.com/
  10. https://www.aspca.org/pet-care/virtual-pet-behaviorist/dog-behavior/house-training-your-adult-dog
  11. http://www.humanesociety.org/animals/dogs/tips/crate_training.html?referrer=https://www.google.com/
  12. http://healthypets.mercola.com/sites/healthypets/archive/2010/05/12/four-proved-principles-of-housebreaking-a-dog-of-any-age.aspx
  13. http://healthypets.mercola.com/sites/healthypets/archive/2010/05/12/four-proved-principles-of-housebreaking-a-dog-of-any-age.aspx
  14. http://www.humanesociety.org/animals/dogs/tips/housetraining_puppies.html?referrer=https://www.google.com/
  15. http://www.humanesociety.org/animals/dogs/tips/housetraining_puppies.html?referrer=https://www.google.com/
  16. https://www.aspca.org/pet-care/virtual-pet-behaviorist/dog-behavior/house-training-your-puppy
  17. https://www.aspca.org/pet-care/virtual-pet-behaviorist/dog-behavior/house-training-your-adult-dog
  18. https://www.aspca.org/pet-care/virtual-pet-behaviorist/dog-behavior/house-training-your-adult-dog
  19. https://www.aspca.org/pet-care/virtual-pet-behaviorist/dog-behavior/house-training-your-adult-dog
  20. https://www.aspca.org/pet-care/virtual-pet-behaviorist/dog-behavior/house-training-your-adult-dog
  21. https://www.aspca.org/pet-care/virtual-pet-behaviorist/dog-behavior/house-training-your-adult-dog

このHow.com.vn記事について

How.com.vn 日本語: David Levin
共著者 ::
ドッグトレーナー
この記事の共著者 : David Levin. ドッグウォーカー、ドッグトレーナーとして9年以上の経験を持つデビッド・レヴィンは、サンフランシスコ・ベイエリアにて犬の散歩代行会社「Citizen Hound」を経営しています。同社は2017年から3年連続でBay WoofのBeast of the Bay賞を受賞、2015~2017年にはSF ExaminerとA-Listよりナンバーワン・ドッグウォーカーに選ばれました。高評価を誇る同社は、カスタマーサービス、そしてケアと技術のクオリティに重点を置いたサービスを自信を持って提供しています。 この記事は1,004回アクセスされました。
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