ルーターを別のルーターに繋げてネットワークを拡張する方法

PDF形式でダウンロードPDF形式でダウンロード

この記事では、自宅や小規模オフィスのネットワークにルーターを増設する方法を紹介します。自宅や小規模オフィスのネットワークにパソコンなどの機器を増設したいが、空いているポートがない場合は、ルーターを増設してみましょう。ネットワークに接続できる台数を増やすことができるほか、Wi-Fi(無線LAN)の「届かない」「弱い」場所に設置して信号を拡張することも可能です。

パート 1
パート 1 の 3:

1台目のルーターをセットアップする

PDF形式でダウンロード
  1. How.com.vn 日本語: Step 1 モデムと1台目のルーターを接続する 
    ルーターのWANポートと高速モデムのWANまたはインターネットポートにLANケーブルを接続しましょう。この記事では、モデムに接続したルーターを「ルーター1」と呼ぶことにします。
    • ルーターの中には、高速モデムとルーターを兼ねているものもあります。ルーター1がそれに該当する場合は、インターネット接続用のケーブルをルーターに接続しましょう。
    • WANポートは「INTERNET(インターネット)」と印字されている場合もあります。
    専門家情報
    How.com.vn 日本語: Spike Baron

    Spike Baron

    ネットワークエンジニア、デスクトップサポート
    IT技術者として25年以上の経験を持つスパイク・バロンは、パソコン修理ショップ「Spike's Computer Repair」を経営しています。スパイクは自身のショップSpike's Computer Repairにて、MacとWindowsパソコンの修理、中古パソコンの販売、パソコンウィルスの駆除、データ復元、そしてハードウェアとソフトウェアのアップグレードに関するサービスを提供しています。スパイクはCompTIA A+ certification(ITプロフェッショナル向けのコンプティア認定資格)とMicrosoft Certified Solutions Expert(MCSE。マイクロソフト認定プロフェッショナル)の資格を保持しています。
    How.com.vn 日本語: Spike Baron
    Spike Baron
    ネットワークエンジニア、デスクトップサポート

    プロバイダがインターネットの通信速度を制限しているため、ルーターを増設しても効果がない場合があります。ルーターを増設してインターネットの通信速度が改善されるかどうか、または制限を引き上げることができるかどうか、まずはプロバイダに相談しましょう。

  2. How.com.vn 日本語: Step 2 ルーター1とパソコンを接続する 
    ルーター1のいずれかのLANポートとパソコンのLANポートにLANケーブルを接続します。
    • SSID(ネットワーク名)と暗号化キー(パスワード)を使用して、ルーターにWi-Fi(無線LAN)接続することも可能です。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 モデムとルーター1の電源を入れる 
    どちらも起動するまでしばらく待ちます。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 ブラウザを起動する 
    ルーター1の管理画面にアクセスするには、ブラウザが必要です。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 ルーター1のIPアドレスをアドレスバーに入力する 
    ルーター1のIPアドレスをブラウザ上部のアドレスバーに入力すると、ルーターの管理者ログイン画面が表示されます。[1]ルーター1の初期IPアドレスは、取扱説明書やメーカーのWebサイトで確認しましょう。
    • 以下は、代表的なメーカーのルーターの初期IPアドレスです。
      • バッファロー:192.168.1.1、192.168.11.1
      • NEC:192.168.0.1、192.168.10.1
      • エレコム:192.168.2.1
      • アイ・オー・データ機器:192.168.0.1、192.168.1.1
      • ASUS:192.168.1.1、192.168.2.1、10.10.1.1、10.0.0.1[2]
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 ルーター1の管理者ユーザー名とパスワードでログインする 
    ルーター1の管理画面が表示されます。ルーター1の初期ユーザー名とパスワードについては、取扱説明書やメーカーのWebサイトで確認しましょう。
    • ルーターのユーザー名とパスワードは、どちらも「admin」になっていることがほとんどです。また、パスワードが「password」または「12345678」になっている場合もあるので、試してみてもよいでしょう。ただし、ルーターの中には、ユーザー名またはパスワードが空白のままになっている(設定されていない)ものもあります。[3]
    • 正しいパスワードでもログインできない場合は、取扱説明書やメーカーのWebサイトで、ルーターを工場出荷時の設定に戻す(初期化する)方法を確認しましょう。[4]
  7. How.com.vn 日本語: Step 7 ルーター1でDHCPを有効にする[5]X出典文献 ...
    ルーター1でDHCPを有効にする[5] ルーター1からネットワーク内のIPアドレスをすべて割り当てられるようになります。
    • 通常、これらの設定は「ネットワーク設定」または「LAN設定」という項目にありますが、ルーターの管理画面はメーカーや機種によって異なります。
    • ほとんどの場合、DHCPサーバーはデフォルトで有効になっています。
  8. How.com.vn 日本語: Step 8 ネットワークとインターネット接続をテストする 
    任意のWebサイト(https://www.wikihow.comなど)にアクセスして、インターネットに接続できるかどうかを確認します。ネットワークの物理構成で、ルーター1のLANポートが1つ空いていることを確認しましょう。
  9. How.com.vn 日本語: Step 9 ルーター1をパソコンから切断する 
    ルーター1とパソコンを接続しているLANケーブルを取り外します。それ以外は電源を入れたままでも、接続したままでもかまいません。
    広告
パート 2
パート 2 の 3:

2台目のルーターをセットアップする

PDF形式でダウンロード
  1. How.com.vn 日本語: Step 1 2台目のルーターに電源ケーブルを接続して電源を入れる 
    2台目のルーターを設置したい場所の近くに空きコンセントとパソコンがあることを確認し、電源ケーブルを差し込んで電源を入れましょう。この記事では、2台目のルーターを「ルーター2」と呼ぶことにします。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 ルーター2とパソコンを接続する 
    LANケーブルをルーター2のLANポートに接続してから、パソコンのLANポートに接続します。[6]
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 ルーター2のIPアドレスをブラウザのアドレスバーに入力する 
    ルーター2の管理者ログイン画面が表示されます。
    • ルーターのIPアドレスは192.168.0.1、192.168.1.1、または10.0.0.1になっていることがほとんどです。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 ルーター2のユーザー名とパスワードでログインする 
    ルーター1で行ったように、ルーター2の初期ユーザー名とパスワードで管理画面にログインします。初期ユーザー名とパスワードについては、取扱説明書やメーカーのWebサイトを確認しましょう。
    • ルーターのユーザー名とパスワードは、どちらも「admin」になっていることがほとんどです。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 ルーター2でDHCPを無効にする[7]X出典文献 ...
    ルーター2でDHCPを無効にする[7] DHCPはルーター1で有効になっているので、IPアドレスの競合を回避するために、ルーター2では無効にする必要があります。管理画面でDHCPの設定を探し、DHCPサーバーを「オフ」に切り替えましょう。
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 ルーター2に新しいIPアドレスを割り当てる 
    この時点では、ルーター1とルーター2が同じ初期IPアドレスになっている可能性が高いので、IPアドレスの競合を回避するために、ルーター2はルーター1とは異なるIPアドレスにする必要があります。
    • ルーターの管理画面で「LAN」または「ローカルネットワーク」という項目を探しましょう。現在のIPアドレスが入力されているテキストボックスがあるはずです。
    • 現在のIPアドレスの代わりに新しいIPアドレスを入力しましょう。ただし、ルーター2の新しいIPアドレスは、ルーター1と同じサブネット上にある必要があります。つまり、IP アドレスの最初の3組の数字は、ルーター1と同じである必要があるということです。IPアドレスの 4つ目のセグメントの後の数字は、ルーター1とは異なるものに変更しましょう。また、他の機器に割り当てられているIPアドレスにすることはできません
  7. How.com.vn 日本語: Step 7 ルーター2のSSID(ネットワーク名)と暗号化キー(パスワード)を設定する 
    これらは、ルーター1と同じである必要があります。[8]
    • これらの設定は、「無線(ワイヤレス)設定」や「Wi-F(無線LAN)設定」などのメニューの下にあるはずです。
    • ルーター1のSSID(ネットワーク名)と暗号化キー(パスワード)がわからない場合は、本体にシールが貼ってあるはずです。
    • ルーター2がWi-Fi(無線LAN)ルーターでない場合は、このステップはスキップしましょう。
    広告
パート 3
パート 3 の 3:

ネットワークをインターネットに接続する

PDF形式でダウンロード
  1. How.com.vn 日本語: Step 1 ルーター2の電源を切る 
    ルーター2のセットアップがすべて完了したら、ルーター2を再起動しておくとよいでしょう。ただし、すぐに電源を入れるのではなく、とりあえず電源ケーブルは抜いたままにしておきます。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 ルーター1とルーター2を接続する 
    LANケーブルをルーター1のLANポートに接続してから、ルーター2の1つ目のLANポートに接続します。
    • 見た目が似ているので、WANポートに接続しないようにしましょう。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 ルーター2に電源ケーブルを再び接続して電源を入れる 
    ルーターが再起動すると設定したIPアドレスが割り当てられ、ルーター1がインターネットに接続している限り、ルーター2もインターネットに接続された状態になります。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 ルーター2に接続したパソコンを再起動する 
    パソコンを新しいネットワーク機器に接続したときは、パソコンを再起動しておくとよいでしょう。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 他のパソコンや機器を接続する 
    これはWi-Fi(無線LAN)で行うことも、どちらかのルーターの空いているLANポートにLANケーブルを接続して行うことも可能です。ルーター1のDHCPサーバーによって同じサブネット内の各機器にIPアドレスが自動的に割り当てられます。それでは、拡張したネットワークを楽しみましょう!
    広告

ポイント

  • 困ったときは遠慮せずに助けを求めましょう。インターネット上には役に立つ掲示板がたくさんありますし、最寄りのネットワーク分野の専門家を雇うこともできます。
  • モデムやルーター、それらに接続されているすべてのパソコンのIPアドレスをメモしておきましょう。これは、接続の問題が発見された場合のトラブルシューティングに役に立ちます。
  • セキュリティを強化したいときは、3台目のルーター(NATルーター)の設置を検討しましょう。3台目のルーター(ルーター3)を設置する場合は、ルーター3のWANポートとルーター1または2のLANポートをLANケーブルで接続して、ルーター2でDHCPを有効にし、その他のネットワークとは異なるサブネットに割り当てます。
  • すでにネットワークを拡張するためのルーターを購入している場合を除いて、通常、ネットワークを拡張するときはスイッチを購入したほうがよいでしょう。また、Wi-Fi(無線LAN)が届く範囲を拡張したい場合は、Wi-Fi(無線LAN)中継器を検討しましょう。
広告

注意事項

  • ゲストにWi-Fiへのアクセスを許可すると、ネットワークに接続したパソコンに保存されているファイルにゲストが簡単にアクセスできるようになってしまう可能性があります。
  • 今回の方法は、ネットワーク機器を設定するにはあまり一般的でない方法です。ほとんどの場合はうまくいきますが、問題が発生する場合もあります。ネットワークを拡張する必要がある場合、問題を回避するには本当はスイッチやWi-Fi(無線LAN)中継器などの機器を使用しなければなりません。
広告

このHow.com.vn記事について

How.com.vn 日本語: Spike Baron
共著者 ::
ネットワークエンジニア、デスクトップサポート
この記事の共著者 : Spike Baron. IT技術者として25年以上の経験を持つスパイク・バロンは、パソコン修理ショップ「Spike's Computer Repair」を経営しています。スパイクは自身のショップSpike's Computer Repairにて、MacとWindowsパソコンの修理、中古パソコンの販売、パソコンウィルスの駆除、データ復元、そしてハードウェアとソフトウェアのアップグレードに関するサービスを提供しています。スパイクはCompTIA A+ certification(ITプロフェッショナル向けのコンプティア認定資格)とMicrosoft Certified Solutions Expert(MCSE。マイクロソフト認定プロフェッショナル)の資格を保持しています。 この記事は15,519回アクセスされました。
カテゴリ: ネットワーク
このページは 15,519 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

⚠️ Disclaimer:

Content from Wiki How 日本語 language website. Text is available under the Creative Commons Attribution-Share Alike License; additional terms may apply.
Wiki How does not encourage the violation of any laws, and cannot be responsible for any violations of such laws, should you link to this domain, or use, reproduce, or republish the information contained herein.

Notices:
  • - A few of these subjects are frequently censored by educational, governmental, corporate, parental and other filtering schemes.
  • - Some articles may contain names, images, artworks or descriptions of events that some cultures restrict access to
  • - Please note: Wiki How does not give you opinion about the law, or advice about medical. If you need specific advice (for example, medical, legal, financial or risk management), please seek a professional who is licensed or knowledgeable in that area.
  • - Readers should not judge the importance of topics based on their coverage on Wiki How, nor think a topic is important just because it is the subject of a Wiki article.

広告