ポリエステルのシャツを伸ばす方法

PDF形式でダウンロード

PDF形式でダウンロード

この記事には：

ぬるま湯とコンディショナーを使ってシャツの形状を変える

湿らせたシャツを着用して形状を記憶させる

関連記事

参照

ポリエステルなどの合成繊維は非常に安定した高分子から作られており、ほぼ永久的に形状を維持できるため、このような繊維を伸ばすのは困難な場合があります。一方で、元々伸縮性のある綿などの有機素材がポリエステルのシャツやその他の衣服に混ざっている場合には、短期間だけ少々伸ばして余裕をもたせることが可能かもしれません。効果的な方法としては、ぬるま湯と一般的なヘアコンディショナーを混ぜ合わせたものを使用します。こうすると繊維がほぐれて伸びるようになります。

ステップ

方法 1

方法 1 の 2:

ぬるま湯とコンディショナーを使ってシャツの形状を変える

PDF形式でダウンロード

1. 
   1
   シンクまたは同様の容器にぬるま湯を入れる　蛇口から適温の湯が出るようになってからシンクの栓をします。湯は熱すぎず、手で触れられる程度に温かい温度にします。十分な量の湯を入れ、伸ばしたいシャツを完全に浸しましょう。

   • ポリエステルや同様の合成繊維を高温にさらした場合、湯の中に浸っている状態であっても、歪んだり型崩れして永久的に元に戻らない可能性があります。
2. 
   2
   湯にヘアコンディショナーを少量加える　大まかな目安としては、水1L程度に対してコンディショナーを大さじ1杯（15ｍL）使用します。コンディショナーを直接湯に注ぎ、全体が均一に混ざり合うまで手で軽くかき混ぜましょう。

   • コンディショナーには髪を柔らかくする効果があり、同様に衣服の繊維を柔らかくするのに役立ちます。
   • コンディショナーを使い切ってしまい在庫がない場合は、同量の低刺激性の保湿シャンプーを使用することもできます。ベビーシャンプーも適しています。
3. 
   3
   シャツを15～30分間湯に浸す　シャツを湯の中に押し込み、シャツ全体を確実に濡らします。次に、タイマーを最低15分間設定します。ぬるま湯とコンディショナーの混合液の効果により、シャツを浸している間に硬い繊維がほぐれて伸びるでしょう。

   • 約30分後には湯がほとんど冷めるため、それ以降はそれほど効果が出ないでしょう。
4. 
   4
   シャツを取り出して絞り、できるだけ水を絞り出す　シンクの栓を外し、湯を流します。次に、シャツを取り出して押す、絞る、ひねるなどして残りの水分を取り除きます。この作業が終わるころにはシャツはびしょびしょに濡れた状態ではなく、少々湿っている程度になっているでしょう。

   • ポリエステル100％のシャツは思い切り強い力を加えてもかまいません。力を加えることにより、頑固な繊維がほぐれるようになります。
   • 綿やウールを含む混紡の衣服を絞ったりねじるのは控えましょう。天然素材は弾力性が低く、絞ったりすると永久的に伸びたままになる恐れがあります。
5. 
   5
   手でシャツを希望の形状に伸ばす　衣服の端を持ってあらゆる方向に引っ張り、生地に負荷をかけます。さらに伸ばすには、両手をシャツの胴周りや袖の中に入れて素材を内側から伸ばすこともできます。イメージとしては、シャツがピザ生地を丸めた状態だと仮定して、ファミリーサイズのピザ生地を伸ばしている場面を思い浮かべてみましょう。ただし、天井に向けて投げたりしてはいけません！

   • シャツの胸、肩、襟ぐり、裾など、ぴったりとフィットする部分には特に注意を払いましょう。
   • シャツを伸ばす作業に疲れてきたら、別の独創的な方法を考えてみましょう。衣服全体を柱などに巻き付ける、ヌンチャクのように振り回す、衣服の片方の端を足で踏んで反対側の端を上向きに引っ張るなどしてみるとよいでしょう。
6. 
   6
   重いものを使用してシャツを伸ばしたまま乾燥させる　シャツの形状に満足したら平らな場所できれいに伸ばし、シャツの端に沿って本やその他の平らで重いものを置きましょう。通常はシャツが乾く際に繊維が収縮しますが、重りを置くことによって新しい形状を維持しやすくなります。

   • シャツをタオルの上に置いて残りの水分を吸収させ、全体の乾燥時間を短縮しましょう。
7. 
   7
   シャツを自然乾燥させてから着用する　ポリエステルは比較的速く乾くため、それほど時間はかかりません。混紡生地で作られた衣服は、乾燥するのに少々長くかかる場合があります。シャツが乾いたら、試着してフィット感に変化があるかどうか確認してみましょう！純粋なポリエステルの場合は数時間、混紡生地の場合は次に洗濯するまで新しい形状を維持できます。

   • 必要に応じて、シャツを乾燥させる際にシャワーカーテンのレールやタオル掛けに干してもよいでしょう。シャツの重さと重力により、湿っている生地が伸びやすくなります。
   • 天然繊維は伸びやすく長期間そのままの状態を維持しやすいため、混紡生地を伸ばした場合に最良の結果が得られるでしょう。

   注意事項：ポリエステル100％のシャツの場合は、一時的に伸ばすだけの応急処置しかできないことを覚えておきましょう。純粋なポリエステルの衣服は、最終的には常に元のサイズに戻ります。

   広告

方法 2

方法 2 の 2:

湿らせたシャツを着用して形状を記憶させる

PDF形式でダウンロード

1. 
   1
   普段どおりシャツを洗濯する、または整える　手間をかけて手作業でシャツを伸ばしたくない場合は、別の方法としてシャツを身につけて伸ばす方法があります。まず最初にシャツを通常の洗濯コースで洗うか、湯とヘアコンディショナーを混ぜ合わせた溶液に約30分間浸します。その後、シャツを押さえつけたり絞ったりして余分な水分を落とし、わずかに湿っているだけの状態にしましょう。

   • ポリエステルやその他の合成繊維を伸ばす際は、必ず湯で洗うようにします。繊維を柔らかくしてほぐすには、熱の働きが重要です。
   • 天然の綿やウールの繊維が混ざっている衣服は乱暴に扱わないように注意します。扱いが荒いと、衣服が伸びすぎた状態が永久的に元に戻らなくなる可能性があります。
2. 
   2
   シャツが湿っている間にシャツを身につける　濡らしたばかりのシャツを引っ張る作業に時間を費やすのではなく、身につけるだけの簡単な方法です。シャツを着用した状態にしておけば、多大な労力を必要とせずに素材を伸ばすことができます。さらなる利点として、自分の自然な体型に合うようになります。

   • ボタンダウンシャツ（襟の先に小さなボタンが付いているシャツ）を伸ばす場合は、上から下へボタンをかけるようにして生地を最大限に伸ばしましょう。
   • 湿っているシャツを着るのは不快かもしれませんが、手作業で伸ばすよりも効果的で、時間と労力を節約できます。
3. 
   3
   シャツを着たまま動き回り、さらに伸ばす　シャツを身につけたら、体を曲げる、前にかがむ、体をひねったり伸ばすなどして、可能な限り生地を伸ばします。このような動作は、腕や胸、背中などのきつすぎる部分の生地をほぐすのに役立ちます。衣服が自然に見えるように伸ばすには、動くことが有効です。

   • 湿っているシャツを身につけたまま、短時間のヨガレッスンやストレッチ体操を行いましょう。汗をかくほど激しい動きは控えるようにします。

   ポイント：特にきつい箇所が伸びにくいと感じる場合は、自然な動きに加えて手で集中的に伸ばす動作を組み合わせてシャツを伸ばしてみましょう。
4. 
   4
   シャツが乾くまで身につけたままにする　シャツを着用して体型に沿わせたまま乾燥させると、繊維がすぐに収縮するのをある程度防ぐことができます。生地に含まれている水分が体の熱によって蒸発するため、乾燥にはそれほど長くかからないはずです。シャツが完全に乾いたら（または十分乾いたら）着用可能な状態になり、いつでも外出できるでしょう！

   • ポリエステル100%の衣服は、最終的には常に元のサイズに戻るでしょう。そのため、小さすぎるシャツは着用する度に伸ばす必要があるかもしれません。
   広告

ポイント

• 普段は衣服をドライクリーニング専門店などに持ち込む場合は、合成繊維の衣服を伸ばす方法があるかどうか聞いてみましょう。クリーニング店であれば、蒸気による手入れやその他の方法を用いてシャツを体型に合わせ、快適に着られる状態にできるかもしれません。

広告

注意事項

• シャツをうまく伸ばすことができたら、その後は乾燥機に入れるのは控えましょう。高温の影響により生地が収縮し、今までの努力が無駄になってしまいます。

広告