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この記事の共著者 : Klare Heston, LCSW. クレア・ヘストンはオハイオ州に住む認定医療ソーシャルワーカーです。バージニア・コモンウェルス大学にて社会福祉学の修士号を取得しています。
この記事には13件の参照文献があり、文献一覧は記事の最後に表示されています。
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好きな人とセックスをせずに本当の意味で親密になる方法はいくつもありますが、それにはまず精神的な繋がりを深めることから始めましょう。親密感は強い感情を抱くと生まれるものです。自分を取り繕うことはやめ、そして、パートナーの話をしっかりと聴きましょう。二人の関係にセックスを持ち込みたくない理由が「心の準備が出来ていない」または「急がずに交際をもっと有意義なものにしたい」というものであれば、セックスをしない方が、かえって強い結びつきを生み出します。
ステップ
- 自分をさらけだして、ありのままの気持ちを伝える 精神の面で親密になるには、例えそれが気まずい内容であっても、自分の気持ちや考えに正直にならなければなりません。希望や不安、そして欲求について、進んでパートナーと共有しましょう。自分の本来の姿を見せるのは怖いことかもしれませんが、良きパートナーであれば、あなたを支え、理解をしようと努力してくれるはずです。[1]
- 自分をオープンにすると、お互いのことについて知ることができます。そしてもっと深い部分から、今までとは違った方法でお互いを支い合えるようになります。
- 例えば、パティシエになる夢や、学士号取得の夢を持っているなら、それをパートナーに知ってもらいましょう。
- 信頼関係を築く 信頼関係がうまくいかないと、行き違いが起きたり、不安になったりします。これは特にパートナーに対して、身体的にも精神的にも自分をオープンにできない場合に起こります。信頼関係において、誠実であることは何よりも大切です。「言いたいことはきちんと言う、言う以上は本気で言う」を実践しましょう。いつでもパートナーの力になれることを示しましょう。そしてパートナーも同じようにあなたの力になってくれることに気付きましょう。パートナーとの間に引かれた身体的、精神的、社会的な境界線は尊重しなくてはなりません。[2]
- 例えば、パートナーがプライバシーを大切にする人ならば、知り合いに二人の関係について詳しく話をしてはいけません。物事をプライベートにとどめて置くことに同意したなら、その約束を守らなくてはなりません。
- パートナーの話しをきちんを聴く 揺るぎない関係はお互いの話を「聞く」だけではなく「聴く」ことで成り立ちます。話をしている間はお互いにしっかりと向き合いましょう。携帯電話を置き、テレビを消しましょう。パートナーの話を注意深く聴きましょう。自分の物差しで決め付けず、励ましの意見を述べましょう。また、パートナーもあなたの話を真剣に聴いてくれるようでなくてはなりません。本心を口にしても批判されないと分かると、親密感が深まります。[3]
- アクティブ・リスニング(積極的傾聴)を実践しましょう。話を聴いて理解して欲しい時に、お互いのパートナーに頼れることが分かると、親密感が深まります。
- 個人的な質問をする パートナーの内面を理解しましょう。個人的な質問をすると、お互いの内面がオープンになり、今まで影響を受けてきたものや、やる気を起こさせるもの、二人を結び付けるものを見つける役に立ちます。打ち明けたくなるような、そして親密感が深まる種類の質問をしましょう。[4] 答えに決まりのない質問をすることを心がけます。答えを分析してそこから新たな会話を生み出しましょう。[5]
- 例えば、「実在する人物でも、架空の人物でもよいから、なれるとしたら誰になりたい?なりたい理由は?」そして「会えるとしたら子供の頃と未来の自分に何を伝える?」というような質問をします。
- 二人の関係についての質問もしましょう。例えば、「二人がうまく行くには何が必要だろう?」、「どうしたらもっと上手にコミュニケーションをとれるだろう?」そして「これから一緒にどんなことをしたい?」というような質問をします。
- パートナーに助けを求める 嫌なことがあった日に自分を支えてくれる人に寄り掛かかること程、心が安らぐものはありません。パートナーに助けを求めたり、目の前で泣いたりするのは簡単ではないかも知れませんが、パートナーの慰めには、それだけの価値があります。そして助けを求めることで、パートナーが辛い時に頼れる人だということが分かるかもしれません。
- 例えば、「今日は一日大変だったんだ。話を聞いてくれる?」というように話を切り出します。
- あらゆる機会を利用してパートナーを抱きしめる ハグは衣服を付けたままでパートナーに触れて近くに感じる方法として、重要な役割を果たします。一緒に映画を見ている時や、ベッドに横たわっている時に、パートナーに腕を回し、抱きしめて肉体的な親密度を感じるようにしましょう。[6]
- パートナーの手を握り、ウエストや肩に腕を回し、ボディタッチを増やす努力をしましょう。
- 二人のどちらかがアクションを起こさなければならない場合があります。
- 時間をかけて抱きしめる ハグにはストレスを軽減し、パートナーとの結びつきを深める効果があります。[7] パートナーと一緒になったり離れたりする時にハグをする習慣をつけましょう。例えば、朝仕事や学校へ出かける時、そして再会した時(仕事や学校から帰った時など)にお互いを抱きしめましょう。
- しっかりと抱きしめましょう。腕をパートナーの体全体に回してすぐに離さないようにします。
- パートナーが自然にハグをするタイプではない場合は、言葉にして抱擁を求めましょう。
- 一緒に呼吸をする 一緒に呼吸をすると、お互いの体にふれることなく、肉体的にも精神的にも親密になれます。まず初めに向い合せに座ります。目を閉じて自分の呼吸に集中します。準備が整ったら目を開き、パートナーの腹部が呼吸に合わせて動いているか確認します。[8]
- 自分の吸う空気がパートナーの吸う空気になり、呼吸のタイミングに関係なく、パートナーとの一体感が生まれます。
- 他の状況では話しづらい奥の深い話題は、この呼吸方法を実践した後に切り出すとよいかもしれません。
- 情熱にあふれたキスをする 軽く唇にふれるキスが習慣になっているなら、気持ちの入った、愛撫の時にするようなキスの情熱を取り戻しましょう。特に交際期間が長い場合は、キスが親密度を改善する役に立ちます。キスを頻繁にするカップルは関係の満足度が高いと報じられています。[11]
- あらゆるタイプのキスをしましょう。唇や頬、または首や手など、唇以外(セックスに至らない部分)にキスをします。
- 性的なボディタッチをする 実際の行為はせずに、セックスと同じ感覚や興奮を得る方法は沢山あります。例えば、お互いの体にふれる、体にキスをする、舐めるなど試してみましょう。セックスによるリスクを心配することなく、親密感を深められます。
- パートナーに自分のコンフォートゾーン(心地良さのレベル)を知ってもらいましょう。例えば、キスはできても衣服を脱ぐことに抵抗があるなら、それを伝えます。意図的にセックスを避けている場合は、体における具体的な境界線を明確にしましょう。
- 二人で新しいことにトライする 新しいことに挑戦するには勇気が必要です。そしてパートナーや自分の新しい側面が現れたりします。パートナーについて今まで知らなかったことを発見したり、予想以外に何かを楽しんでいる自分に出会えるかもしれません。[12]
- 例えば、ボクシングのクラスに参加したり、ゴーカートレースを楽しんだり、ダンスのレッスンを受けてみましょう。
- 今までの会話から得た情報をもとに、二人が一緒に楽しめることにトライしましょう。もしくは、どちらかにとって特別な意味があるものに、もう一人が挑戦してみてもかまいません。
- デートに「アドレナリン」を加える デートに少々の緊張感や興奮が加わると、パートナーに一層惹かれ、親密感が深まりやすくなります。[13] スカイダイビングやロッククライミング、ジップラインなど、楽しくて、冒険的なことにトライしてみましょう。
- 高い覚醒状態に置かれている状況で行動を共にすると、カップルの間にさらに強い結びつきが生まれます。
- 恐怖心を煽ることをする 長い時間に渡って恐怖を感じるようなものではなく、楽しくてお互いにすがることを強いられる、軽い肝試しのようなことをしてみましょう。感情的なサポートが必要な時に相手に頼れることが分かると、パートナーとの距離が縮まり、信頼がうまれます。
- 例えば、お化け屋敷に行ったり、暗い道を散歩してみましょう。
- 古い写真を一緒に見る パートナーと一緒に思い出を遡ります。心をオープンにして、昔の自分をパートナーに知ってもらいます。子供の頃の写真や、当時の大切な人達の写真を見るのはとてもプライベートな行為です。影響を受けた人達や出来事、自分にとって大切なことを話すと、パートナーにいくつもウィークポイントを見せることになります。
- パートナーと一緒に故郷の町を訪れ、子供の頃の思い出を語りましょう。そして、次はパートナーの故郷を同じように訪れることを提案します。
- 家族に関する事柄を話すのは難しい場合もありますが、パートナーの質問には全て答える努力をしましょう。
ポイント
- お互いの境界線を尊重しましょう。自分自身の境界線を守ることも大切です。
- お互いを褒め合いましょう。
- ボディタッチや性的に親密な行為をする場合には、パートナーの明確な同意が必要です。また、パートナーもその事に対して熱意を持っていなければなりません。許しを得ずに体にふれると、相手の境界線を侵害をすることになります。
注意事項
- この記事内のヒントに従うと、セックスに至ることがあるかもしれません。嫌な場合ははっきりと口にしましょう。意思表示することを恐れてはいけません。
出典
- ↑ https://www.psychologytoday.com/blog/emotional-fitness/201205/why-intimacy-makes-us-feel-vulnerable
- ↑ http://www.loveisrespect.org/healthy-relationships/trust/
- ↑ https://psychcentral.com/blog/archives/2014/06/01/5-things-that-make-a-good-partner/
- ↑ https://www.psychologytoday.com/blog/attending-the-undervalued-self/201501/36-questions-intimacy-back-story
- ↑ http://polaris.gseis.ucla.edu/jrichardson/dis220/openclosed.htm
- ↑ https://www.psychologytoday.com/blog/all-about-sex/201504/why-cuddling-is-so-crucial
- ↑ https://psychcentral.com/blog/archives/2014/03/10/the-surprising-psychological-value-of-human-touch/
- ↑ https://psychcentral.com/lib/mindfulness-in-relationships-breathing-together/
- ↑ https://www.psychologytoday.com/blog/cutting-edge-leadership/201404/5-secret-powers-eye-contact
- ↑ https://www.psychologytoday.com/blog/intimacy-path-toward-spirituality/201403/in-your-eyes
- ↑ https://www.psychologytoday.com/blog/insight-therapy/201311/what-s-in-kiss
- ↑ https://www.psychologytoday.com/blog/happiness-in-world/201004/trying-new-things
- ↑ http://www.scienceofrelationships.com/home/2012/5/17/top-5-classic-studies-in-the-psychology-of-attraction.html
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