シャワーの水を出す時の水漏れの原因は？混合水栓の切替弁部を修理する方法

シャワーの水圧が弱いと感じますか。シャワーを浴びている時、水栓から水が漏れていませんか。そうであれば、切替弁部を修理して汚れや不具合を解消する必要があるかもしれません。幸いなことに、シールテープと水栓用シリコングリース使うだけの作業で簡単に水漏れを解消することができます。ここでは、混合水栓の切替弁部の修理に必要なあらゆるポイントを説明していきます。

知っておくべきこと

シャワーバス水栓を掃除して、切替弁部の水漏れが解消するかどうか確認しましょう。
現在切替弁部についているパッキンが劣化している、または汚れが大量にこびりついている場合は、パッキンを交換します。
修理が難しいけれど費用をあまりかけずに水漏れを解消したい場合は、古い水栓を新品と交換しましょう。

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水栓を酢に浸す

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水栓を掃除すれば、シャワーを出す時の水漏れが止まるかもしれません。蒸留ホワイトビネガーをビニール袋に7割ほど入れます。水栓をその袋で覆って、吐水口が完全に浸るようにします。水栓を覆った袋を何本かの輪ゴムで止めてしっかりと固定します。そのまま12～24時間放置したら、袋を取り外して、切替弁部に水を流して試してみましょう。^{[1]X出典文献}
- 汚れが水栓内に蓄積し、切替弁部と吐水口の間に隙間を作ってしまうことがあります。
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2

排水口を塞ぐ

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たいていの水栓は壁面に手ではめ込まれているので、その場合は締め具で固定されていませんが、締め具が使われている水栓もあります。水栓を取り外す時に大切な部品をなくさないよう、事前にバスタブの排水口を塞ぎましょう。^{[2]X出典文献}

3

水栓を取り外す

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水栓を反時計回りにひねって、手前に引きます。水栓を反時計回りにまわせない場合は、水栓の下にある六角ナットやネジを探して、六角棒スパナやスクリュードライバーで取り外しましょう。水栓をひねる時は、少し思い切って力を入れます。^{[3]X出典文献}
- パイプからスライドさせて着脱する水栓もあります。このタイプは通常、溝のあるパイプにねじ込まれています。いずれの場合も、反時計回りにひねると取り外せます。
- この手法は、切替弁部が水栓についている場合に適用します。切替弁部が独立している場合は、キャップを取り外してから中央のネジを緩めて引き抜きます。キャップを緩められない場合は、残念ながら切替弁部を丸ごと交換することになります。その場合、ネジを締め上げてみて、不具合が解消するかどうか確認しましょう。^{[4]X出典文献}
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切替弁部を分解する

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ペンチを使って多少力を加えながら、切替弁部を分解します。具体的に言うと、切替弁部は、上下に動く小さなピンとそれを固定する（通常白い）ブラケットで構成されています。ピンを固定しているブラケットを、ペンチやスクリュードライバーを使って力を加えながら開きます。同時に、ピンのつまみ部分を引き出して取り外します。^{[5]X出典文献}
- 手元には、ピンまたはつまみと、水栓の内部にあり水流を調整する切替弁の2つのパーツがあるはずです。
- 2方または3方切替弁部の場合は、一式交換する必要があります。壊れた切替弁部をホームセンターに持ち込んで、同じ型番のものを新たに購入しましょう。

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てこの要領でゴムパッキンを取り出す

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錆びたり、劣化したりしたパッキンが水漏れの主な原因になることがよくあります。パッキンは丸いゴム製の部品で、切替弁についています。爪やマイナスドライバーでパッキンを取り出して調べましょう。^{[6]X出典文献}
- パッキンが汚れて見える場合は、洗浄すると水漏れが大抵収まります。
- パッキンが劣化して見える場合は、交換しましょう。
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6

パッキンを洗浄する、または交換する

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汚れているだけであれば石鹸と水で洗浄し、そうでなければ新品を購入して交換します。化学洗剤を使うとパッキンが徐々に劣化する恐れがあるので、使用してはいけません。石鹸を少しつけてから、パッキンを流水ですすぎます。パッキンが壊れている場合は、ホームセンターに持って行き、同じタイプのパッキンを購入して取り換えます。パッキンにシリコングリースを塗布してから、切替弁部を元の位置に取り付けましょう。^{[7]X出典文献}
- 必ずシリコングリースを塗布しましょう。パッキンにグリースを塗布しないと、切替弁の内側でうまく滑らないので、最終的に破損の原因になります。
- シリコングリースはオンラインまたは地元のホームセンターで購入できます。
- 通常、シャワー切替弁部は4、5年ごとに交換する必要があります。^{[8]X出典文献}

7

水栓の内側の汚れをやすりでこすり落とす

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水栓の内側を掃除すると、水が飛び散らずに流れるようになります。水栓の吐水口の内側を見ると、カルシウムの付着や水垢が見えるはずです。平やすりを使って、汚れをきれいにこすり落とします。水栓をすすいで、新品同様になるまでこの工程を繰り返します。^{[9]X出典文献}
- 平やすりがなければ、ナイフやマイナスドライバーの先端を使って、水栓の内側を掃除しましょう。
- それでも水栓の内側の汚れを落とせない場合は、ホワイトビネガーに一晩浸してみましょう。
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8

切替弁部を元に戻す

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水栓の内側に切替弁部を再び取り付けます。水栓の内側に切替弁を滑り込ませて、ピンを水栓の上方開口部から押し込みます。ピンを切替弁に元のように差し込む時、若干強めに力を入れましょう。ペンチでタブを開いた状態にして差し込むとよいでしょう。ピンが切替弁にはまったら、つまみを上下に動かして、正しく動作するか確認しましょう。^{[10]X出典文献}
- ピンについた窪みに、切替弁のタブがスライドしてはまるようになっています。

9

パイプに新しいシールテープをつける

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このテープで水栓とパイプがしっかりと連結されます。古くなったシールテープを残らず手やピンを使って剥がします。パイプのねじ部にシールテープを4～5回巻きます。^{[11]X出典文献}
- シールテープを用いないと、水栓から水漏れする恐れがあります。
- シールテープは、ねじシール剤とも呼ばれます。
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10

水栓を元のように取り付ける

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水栓を取り外した時と同じ要領で、元に戻します。給水パイプの上に水栓をスライドさせ、時計回りにひねります。水栓がタイルに触れて、吐水口が下向きになるまでまわします。^{[12]X出典文献}
- 締めすぎないようにしましょう。水栓が給水パイプにしっかりと密着したら、作業完了です。

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切替弁部を2、3回操作する

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水を出して、ピンを上下に動かし切替弁部を操作します。水を半分の勢いで出して、切替弁部のピンのつまみを引きます。切替弁部が引っかかる、または捉まる感触があっても心配ありません。滑らかに動くようになるまで、つまみを押して戻すことを繰り返します。^{[13]X出典文献}
- 切替弁部が適切に開閉しない場合は、ピンが曲がっている、または切替弁が壊れている可能性があります。その場合は、水栓本体を交換する必要があります。
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必要があれば、水栓本体を一式交換する

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水栓が正しく動作しない場合は、本体を交換します。シャワーバス水栓は驚くほど高価ではなく、しかもパイプの上に滑らせて時計回りに回すだけで簡単に交換できます。水栓本体を交換する必要がある場合は、ホームセンターに持っていき、同じ型番のものを探しましょう。^{[14]X出典文献}
- 交換用の水栓は比較的手軽に購入できますが、必ず型番を確かめてから購入しましょう。

ポイント

シャワーの水を出す時に、水栓から水が多少出てくるのは問題ありません。^{[15]X信頼性の高い出典文献United States Environmental Protection Agency出典を見る}
ハンドルが1つで独立した切替弁部に保護カバーがある場合は、カバーをスクリュードライバーを使って緩めてから取り外します。^{[16]X出典文献}パイプから取り外したら、ホームセンターに持っていきます。交換用の切替弁部を購入して、元の位置に取り付けましょう。^{[17]X出典文献}