オオアリを駆除する方法

オオアリはどこにでもいて、特に有害な害虫であり、放っておくと直ぐに蔓延します。そのため、できるだけ早くオオアリを識別して根絶し、修理に費用のかかるような建物への被害を防止しましょう。コロニーが制御できないほど大きくなる前に、下記のステップ1から始めてアリを根絶しましょう。

パート 1

パート 1 の 3:

侵入を見つける

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オオアリを識別する　オオアリは1,000種以上の種類がいる「オオアリ属」に属します。南極以外の全ての大陸に生息していて、同一種として様々な分化特性を持ったものが存在します。しかし、全オオアリ属に一般的に適用される特徴を知ることは、家に侵入しているアリが、オオアリなのかその他の種なのかを見分けるときに大いに役立ちます。一般的な特徴として、下記のような点が挙げられます。^{[1]X出典文献}
- 色：通常赤、黒、その中間の色
- 形：楕円形の腹部と細長い箱型の胸部　オオアリの胸部の端は一般的に、不均一のでこぼこではなく、スムーズな均一のカーブを描いています。
- サイズ：階級により約9.5mm～12.5mm
- 触角：あり
- 羽：一般の働きアリにはないが、比較的珍しい女王アリとの生殖専門のオスのアリにはある
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オオアリの住処を知る　オオアリは様々な種類の建造物の内外に巣を作ります。木に小さなトンネルを掘るため、木造の住宅は特に危険です。また、白アリと違いオオアリは木を食べずに、巣を作るためだけにトンネルを掘ります。^{[2]X出典文献}湿った木は乾燥した木よりもトンネルを掘りやすいため、家の中にいるアリは大抵、水漏れしたシンクや浴室等の湿った所で目にします。
- オオアリは2つ以上のサテライトコロニーや親コロニーのネットワークを、建造物の「外」に作りコロニー間を移動して、小さな隙間から建造物へ侵入する足掛かりにすることがあります。この場合、屋外のコロニーは木の切り株、造園用木材、木材置き場、その他の湿った木であることが多いでしょう。コロニー間の行列は、狩猟採集の時間帯の朝早くか夕方に目にすることが多いでしょう。行列は、細い線のような形をしています。
- アリがトンネルを掘る際は、微細な木の削りくずやおがくずに類似した物質「粉くず」を残します。粉くずには虫の死骸が含まれることがよくあり、これを頼りに巣の場所を特定することができます。家の周りに、この粉くずを見かけたら、近くにトンネルがないか確認しましょう。細いスクリュードライバーを使用して、念入りにチェックすると、空洞が見つかるかもしれません。
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アリが集まっている場所を知る　巣は木の中にありますが、家の壁の中にコロニーがある場合、見つけるのが困難です。オオアリがいると思われるときは、見つけやすくてアクセスしやすい場所を探しましょう。家の中のある一定のエリアにアリが集まっている事もしばしばあります。特に、湿っていて食べ物がある場所はアリがいる可能性が高いため、下記のような場所を探してみましょう。
- カーペット：ドア、暖炉、外へアクセスしやすい場所をチェックしましょう。
- パティオや基礎
- 植生エリア：アリは家の基礎やパティオの近くにある植物や切り株、枝等に隠れて巣を作り食べ物を探し回ることがよくあります。植物をのけてアリを探してみましょう。食べ物を探してうろうろしているアリを見つけたらコロニーに帰るまで追ってみましょう。
  - 根覆いや落ち葉はオオアリの他にもトビイロシワアリやカミアリ、アルゼンチンアリ等様々な種類のアリの隠れ家になります。根覆いの裏や地面をくまなくチェックしてコロニーを探しましょう。
- 床：鉢植え、配合土、その他地面に直接触れる適当なものにはオオアリがいることがよくあります。
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パート 2

パート 2 の 3:

オオアリを根絶する

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起こることは稀ですが、注意すべき点がいくつかあります。アリや巣を直接触らないようにしましょう。オオアリはそれほど攻撃的ではなく、普段人を咬む事はありませんが、刺激を受けたり命が脅かされた時には咬む場合があり、痛みを伴います。オオアリは噛んだ場所にギ酸を噴射し、痛みを増幅させます。オオアリに咬まれても世界の終わりというわけではありませんが、本当に必要な時以外はアリや巣に触らずにいれば、痛い思いをせずに済みます。アリや巣に触らなければならないときは、長袖と手袋を装着しましょう。
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コロニーを見つける　オオアリのコロニーを根絶する初めの一歩は、巣を見つけることです。家の中で正確な位置を特定するには、アリ、小さな穴、パート1の粉くずを探したり、湿った木がある場所を注意して見ましょう。木の表面近くを強めにコツコツと叩いて、アリがいないかチェックしてみましょう。トンネルが掘られている木からは、普通の木より弱い音もしくは響く音がします。木を叩くとアリが動揺して巣から逃げ出し、アリを簡単に見つけることができることもあります。
- 成長しきった巣の近くには小さなサテライトコロニーがあることがほとんどです。こういったコロニーは全て見つけ出してアリを完全に根絶させましょう。
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コロニーを壊す、移動させる　小さなコロニーやアクセスしやすい場所にあるコロニーは、コロニー自体を取り壊すことが可能です。屋外にある場合は、防水シート等のアリが入り込めない素材で体をガードしながら、巣のある木を慎重に処分しましょう。ある害虫駆除のウェブページのガイドでは、コロニーが屋内にある場合は、掃除機のノズルでコロニーを破壊して、アリを吸い取る方法が載せられています。^{[3]X出典文献}
- 掃除機を使った方法を試す際は、ごみパックを慎重に密封して、アリが逃げ出さないようにしましょう。
- 家の壁の広範囲にわたって巣が形成されている場合でも、家の構造統合性を損なう恐れがあるため、木材を切ってはいけません。プロに連絡しましょう。
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直接処理できないコロニーには毒餌を使用する　オオアリのコロニーを見つけられないときもありますが、大量のアリを見つけたときは、行列に殺虫剤を置くとコロニーを小さくそして消滅させることができます。毒餌、トラップ、その他殺虫製品が簡単に手に入ります。使用可能なものをホームセンターでチェックしてみましょう。
- 小さな子供がいる家庭では、アリの毒餌を扱う際には十分に注意しましょう。毒餌を食べないように子供にしっかりと教えるか、子供が小さい場合は目を離さないように気を付けましょう。
5
害虫駆除業者に連絡する　コロニーを特定して消滅させることができない、または殺虫剤で効果がない場合には、害虫駆除業者に連絡しましょう。プロは普通では手に入らない殺虫剤やツールを所有しているはずです。それに加えて、訓練され経験を積んでいるため、普通の人よりスマートにオオアリの巣を探し出して駆除してくれるでしょう。
- 業者のアリ駆除の方法次第では、1、2日家から避難する必要がある場合があります。
- 早めに業者に連絡しましょう。オオアリの侵入を長い間許していると、コロニーはますます大きくなり、建造物の損傷も広範囲に広がります。
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パート 3

パート 3 の 3:

侵入を防ぐ

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湿気の元を排除する　湿気はオオアリ被害の大きな要因です。木材に湿気があると、アリの被害に遭いやすくなります。家に水漏れの箇所がある場合、すぐに修理するかシーリング処理して、アリが巣を作りにくい環境にしましょう。アリ被害の一因となる湿気を取り除くためには、下記のようなポイントが挙げられます。^{[4]X出典文献}
- 窓のシール材に損傷がないかチェックする
- 屋根と雨が当たる壁から水漏れがないかチェックする
- 地階、屋根裏、物置の換気をよくする
- 水漏れするパイプを探して修理する
- 雨樋が詰まって水が溢れないように掃除する
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割れ目や隙間等の侵入口を塞ぐ　アリが家に出入りできなくなると、屋外の大きなコロニーからえさを調達している屋内のサテライトコロニーは孤立して、消滅するでしょう。アリの侵入を許す隙間、穴、その他小さなスペースがないか家の外側をチェックしましょう。特に、基礎や地面に近い外壁には注しましょう。穴を見つけたら全てコーキング剤や強力なパテ剤で塞ぎましょう。
- 水廻りや電気系統のラインの家への入り口もアリの被害を受けやすいためチェックしましょう。^{[5]X出典文献}
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家の近くに木材を置かない　オオアリは建物の内外に巣を作るため、屋外でアリの巣になっている木を見つけて排除すると、家への侵入を防ぐことができます。家の周りの木材製品を丁寧に調べ、見つけたら移動するか慎重に壊しましょう。チェックすべき場所は下記のようなエリアです。^{[6]X出典文献}
- 切り株
- 積み上げられたまき木
- 枝が家と接している古い木
- 庭ごみの山
オオアリの被害が繰り返し起こる場合、家の周りに砂利や石製の板を設置してみましょう。このバリアゾーンはアリにとって不都合なため、家の基礎の近くの穴から家の中に侵入することがなくなります。家にこのようなバリアを設置することの実現性やコスト等を建設業者に相談してみましょう。もしくは、手先が器用なら、自分で家を修繕しても良いでしょう。
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ポイント

オオアリは夜行性です。懐中電灯を持って外に出て、木、木材、その他アリの巣になりそうな場所からアリの行列ができていないか探してみましょう。または、建物から巣に戻るアリを追っても良いでしょう。
アリの巣コロリ等の毒餌を屋外で使用しましょう。オオアリはアブラムシを餌にするため、アブラムシの甘い蜜に似たものを仕掛けておびき寄せ、長期間毒餌を持って帰らせましょう。