1990 FIFAワールドカップ・南米予選

1990 FIFAワールドカップ・南米予選は、南米地区の1990 FIFAワールドカップ・予選である。南米サッカー連盟(CONMEBOL)から、前大会優勝で予選を免除されたアルゼンチンを除く9チームが参加した。出場枠は2.5(前大会優勝国の枠を除いた数)。

方式 編集

9チームを3チームずつ3組に分け、ホーム・アンド・アウェーの2順の総当たり戦を実施。各組1位のチームのうち、成績上位の2チームは直接本大会出場権を得る。また残る1チームは大陸間プレーオフに進出する。

組み合わせ抽選 編集

9チームは以下の通りにポット分けされ、各グループに各ポットから1チームずつが割り当てられた。

グループ1 編集

国名勝点得点失点点差
ウルグアイ64301725
ボリビア64301651
ペルー0400428-6

1989年8月20日
ボリビア 2 - 1 ペルー

1989年8月27日
ペルー 0 - 2 ウルグアイ

1989年9月3日
ボリビア 2 - 1 ウルグアイ

1989年9月10日
ペルー 1 - 2 ボリビア

1989年9月17日
ウルグアイ 2 - 0 ボリビア

1989年9月24日
ウルグアイ 2 - 0 ペルー

グループ2 編集

国名勝点得点失点点差
コロンビア54211532
パラグアイ4420267-1
エクアドル3411245-1

1989年8月20日
コロンビア 2 - 0 エクアドル

1989年8月27日
パラグアイ 2 - 1 コロンビア

1989年9月3日
エクアドル 0 - 0 コロンビア

1989年9月10日
パラグアイ 2 - 1 エクアドル

1989年9月17日
コロンビア 2 - 1 パラグアイ

1989年9月24日
エクアドル 3 - 1 パラグアイ

グループ3 編集

国名勝点得点失点点差
ブラジル7431013112
チリ54211945
ベネズエラ04004118-17

1989年7月30日
ベネズエラ0 - 4 ブラジル

1989年8月6日
ベネズエラ1 - 3 チリ

1989年8月13日
チリ 1 - 1 ブラジル

1989年8月20日
ブラジル 6 - 0 ベネズエラ

1989年8月27日
チリ 5 - 0 ベネズエラ

1989年9月3日
ブラジル 2 - 0
(*1)
チリ

(*1)ブラジルが1-0でリードしていた後半、チリのゴールキーパー・ロベルト・ロハスに、観客の投げ込んだ発炎筒が当たり負傷したとして、チリ側は試合の続行を拒否。試合は67分で中断された。しかし後の調査でロハスの負傷は捏造であったことが判明し、没収試合とされたため(ブラジルの2-0での勝利扱い)グループ3はブラジルが1位となった。またチリは次回大会の予選参加権を剥奪された。

各組1位チームの成績 編集

国名勝点得点失点点差
ブラジル7431013112
ウルグアイ64301725
コロンビア54211532

ブラジルウルグアイが本大会出場権を獲得。コロンビア大陸間プレーオフに進出。

外部リンク 編集