金山 勝巳(かなやま かつみ、1933年5月22日 - )は、群馬県出身の元プロ野球選手投手)。1953年から1959年までの登録名は布施 勝巳[1]

金山 勝巳
基本情報
国籍日本の旗 日本
出身地群馬県山田郡川内村
生年月日 (1933-05-22) 1933年5月22日(90歳)
身長
体重
176 cm
71 kg
選手情報
投球・打席右投右打
ポジション投手
プロ入り1953年
初出場1953年
最終出場1962年
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
コーチ歴
  • 東映フライヤーズ
    日拓ホームフライヤーズ
    日本ハムファイターズ
    (1963 - 1976, 1983 - 1988, 1995 - 1998)

経歴 編集

群馬・川内中学校卒業時にプロ野球・東映入りの話があったが年齢も関係して、社会人野球・全桐生、山藤商店でプレーするがいずれも解散。常磐炭礦を経て、1953年東急フライヤーズへ入団。同年10月4日の毎日オリオンズ戦に先発。布施は当時20歳4か月、毎日の先発・若林忠志は45歳7か月であり、先発投手の最大年齢差(25歳3か月差)という当時のNPB記録を作った(2012年5月6日横浜DeNAベイスターズ国吉佑樹(20歳7か月)と中日ドラゴンズ山本昌(46歳8か月)が先発で投げ合い更新)。1年目から9勝を挙げ、その後東映の先発陣の一角として活躍する。

1958年5月18日南海ホークス戦では9回を無安打無失点で抑えたが、延長戦で広瀬叔功に初安打を打たれその後1失点し、ノーヒットノーランを逃した上にチームも敗れている。1962年引退

引退後は球団に残って二軍投手コーチ(1963年 - 1965年1969年 - 1974年, 1976年1983年 - 1988年1995年 - 1998年)、一軍投手コーチ(1966年 - 1968年1975年[1]、スカウトを歴任。横手投で、スライダー、シュート、カーブなどを武器とした。

在任中は柴田保光投手に対し、「その投げ方じゃコントロールはつかないぜ」とアドバイスし、サイドハンド気味のスリークォーターに変更させた。

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集





















































W
H
I
P
1953東急
東映
352153199----.500653160.11341048--4753060502.801.14
19542518201411----.267498117.0122646--3562064554.231.44
19554016210413----.235610144.213654507753170523.231.25
19564221322812----.400726183.0148740331064260432.111.03
1957441832099----.500710176.115473904933059452.291.09
19583614300711----.389591149.112042722740050352.100.98
1959441321084----.667576144.112482540632050422.611.03
1960321411055----.500449112.19951922551032221.751.05
1961251300033----.50028467.16451603300028233.041.19
19624300001----.000377.1141100100655.632.05
通算:10年327151211045778----.42251341262.011155830611286281834793722.651.13
  • 東急(東急フライヤーズ)は、1954年東映(東映フライヤーズ)に球団名を変更

背番号 編集

  • 16 (1953年 - 1963年)
  • 65 (1964年 - 1970年、1974年 - 1975年)
  • 76 (1971年 - 1973年)
  • 71 (1976年)
  • 75 (1983年 - 1988年)
  • 72 (1995年 - 1998年)

登録名 編集

  • 布施 勝巳 (ふせ かつみ、1953年 - 1959年6月4日)
  • 金山 勝巳 (かなやま かつみ、1959年6月5日 - )

脚注 編集

  1. ^ a b プロ野球人名事典 2003(2003年、日外アソシエーツ)、155ページ

関連項目 編集

外部リンク 編集