西大路駅

京都府京都市南区にある西日本旅客鉄道の駅

西大路駅(にしおおじえき)は、京都府京都市南区唐橋西平垣町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線である。駅番号はJR-A32。「JR京都線」の愛称区間に含まれている。

西大路駅
南口(2007年3月)
にしおおじ
Nishiōji
*JR-A31 京都 (2.5 km)
(2.8 km) 桂川 JR-A33
地図
所在地京都市南区唐橋西平垣町19番地
北緯34度58分51.7秒 東経135度43分56.4秒 / 北緯34.981028度 東経135.732333度 / 34.981028; 135.732333座標: 北緯34度58分51.7秒 東経135度43分56.4秒 / 北緯34.981028度 東経135.732333度 / 34.981028; 135.732333
駅番号JR-A32
所属事業者西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線A 東海道本線JR京都線
キロ程516.1 km(東京起点)
京都から2.5 km
電報略号ニオ
駅構造地上駅(ホームは盛土上)[1]
ホーム2面4線[1](乗降は2面2線のみ)
乗車人員
-統計年度-
16,910人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日1938年昭和13年)9月16日
備考直営駅
みどりの券売機プラス設置駅
京 京都市内
* この間に京都貨物駅(貨物駅)有り(当駅から0.7 km先)。
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北口(2023年2月)

歴史 編集

京都市電西大路線が西大路九条駅から延長されたのに合わせて開業した[1]

年表 編集

駅構造 編集

盛土上に島式ホーム2面4線を有する地上駅[1](12両編成対応)であるが、乗降は内側線の2線のみが使用されている。駅舎および1番のりばの頭上を東海道新幹線が通過する。当駅の桂川方で上り外側線から京都貨物駅への線路が分岐しているが、この分岐の信号機は京都貨物駅の場内信号機であり、当駅自体は絶対信号機がなく停留所に分類される。

エレベーターは設置されており、バリアフリー対応。但し、南口側からはエレベーターが設置されていない。

直営駅高槻駅の被管理駅のため駅長は配置されない)。ICOCA利用可能で、ICOCAの相互利用対象カードも利用できる。JRの特定都区市内制度における「京都市内」の駅である。

のりば 編集

のりば路線方向線路行先
1A JR京都線下り外側線(通過列車のみのため閉鎖)
2 JR京都線下り内側線大阪三ノ宮方面[6]
3上り京都草津方面[6]
4A JR京都線上り外側線(通過列車のみのため閉鎖)
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で記載している。

ダイヤ 編集

日中時間帯は普通列車(大阪方面行きは高槻駅から快速)が1時間に4本停車する。朝夕は本数が多くなる。なお、朝ラッシュ時(平日は8時以前、土休日は7時以前)は7両の普通電車のみの停車である。

利用状況 編集

京都府統計書[7]によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度一日平均
乗車人員
1999年14,374
2000年14,395
2001年14,395
2002年14,296
2003年14,519
2004年14,852
2005年15,115
2006年15,496
2007年15,798
2008年15,282
2009年15,003
2010年15,332
2011年15,423
2012年15,337
2013年15,375
2014年15,556
2015年15,951
2016年16,049
2017年16,186
2018年16,521
2019年16,910

年度別1日平均乗車人員(1930年代—1940年代) 編集

各年度の1日平均乗車人員は下表の通り[8]

年度1日平均
乗車人員
1939年(昭和14年)1,189
1940年(昭和15年)1,754
1941年(昭和16年)1,687

駅周辺 編集

西大路通(市電廃止前の1978年9月撮影。かつては京都市電西大路線の西大路駅前電停が当駅のすぐ近くにあった)上には、東海道新幹線が通っている。画像の車両は、0系1000番台(小窓車)[9]である。

駅は、JR線が西大路通を跨ぐ部分のやや西に位置する。駅の西側を南北に西高瀬川が流れている。駅の北側には、ボークス本社、日本新薬本社、ジーエス・ユアサコーポレーション本社(旧・日本電池)、堀場製作所本社などがあり、また駅の南側には ワコール本社がある。

バス路線 編集

駅から徒歩2分の西大路通沿いにある「西大路駅前」停留所にて、京都市バスの路線バスが発着する。これは駅直下の立体交差が掘割構造となっており、その位置にバス停を設置する事が不可能な事によるものである。

備考

※「西大路駅前」停留所はかつて「西大路九条」という停留所名であったが、1982年(昭和57年)9月1日に改称が行われ、現在の停留所名となった。なお、「西大路九条」停留所はこの改称に併せて、(駅南側にある)西大路九条交差点付近に新設された停留所の名称として引き継がれた。

隣の駅 編集

西日本旅客鉄道(JR西日本)
JR京都線(東海道本線)
新快速・快速(京都駅 - 西明石駅間で快速。朝のみ運転)
通過
普通(高槻駅 - 西明石駅間は快速となる列車を含む)
京都駅 (JR-A31) - 西大路駅 (JR-A32) - 桂川駅 (JR-A33)
  • 当駅 - 京都駅間には京都貨物駅があるが、当駅からの出入りはできない。上りは当駅 - 桂川駅間の分岐からの入線となり、下りは向日町駅構内で旅客線と合流する。
  • 東海道本線は、当駅と桂川駅との間で京都市西京区を通過するが、この区内に駅は設置されていない。

脚注 編集

  1. ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 02号 大阪駅・神戸駅・鶴橋駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年8月12日、22頁。 
  2. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-119-8 
  3. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、189頁。ISBN 4-88283-124-4 
  4. ^ 琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・大阪環状線の駅のホームで使用している「入線警告音」の音質を見直します
  5. ^ JR京都線 西大路駅バリアフリー設備の供用開始について 〜3月20日(日)から使用開始〜』(PDF)(プレスリリース)京都市/西日本旅客鉄道、2022年2月9日。 オリジナルの2022年2月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220209062317/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220209_03_nishiooji.pdf2022年2月9日閲覧 
  6. ^ a b 西大路駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月10日閲覧。
  7. ^ 京都府統計書 - 京都府
  8. ^ 京都市統計書より、記載された数値を当該年度の日数で除して算出。
  9. ^ 小窓改良型の2000番台は登場していない。

関連項目 編集

外部リンク 編集