林陵平

日本のサッカー選手

林 陵平(はやし りょうへい、1986年9月8日 - )は、東京都八王子市出身の元プロサッカー選手、サッカー指導者、サッカー解説者。現役時代のポジションはフォワード

林 陵平
名前
愛称リョウヘイ、リオ
カタカナハヤシ リョウヘイ
ラテン文字HAYASHI Ryohei
基本情報
国籍日本の旗 日本
生年月日 (1986-09-08) 1986年9月8日(37歳)
出身地東京都八王子市
身長186cm
体重80kg
選手情報
ポジションFW
利き足左足
ユース
2002-2004東京ヴェルディユース(工学院大学附属高等学校
2005-2008明治大学
クラブ1
クラブ出場(得点)
2009東京ヴェルディ 32 (6)
2010-2012柏レイソル 37 (11)
2012モンテディオ山形 (loan) 16 (2)
2013-2016モンテディオ山形 91 (20)
2017水戸ホーリーホック 41 (14)
2018-2020東京ヴェルディ 46 (12)
2019FC町田ゼルビア (loan) 4 (0)
2020ザスパクサツ群馬 (loan) 36 (2)
通算300 (67)
監督歴
2021-2023東京大学
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

来歴

編集

ジュニアからユースまで、生粋のヴェルディ下部組織育ち。高校卒業時、プロからのオファーがなかったことから明治大学へ進学。大学では2年時の後期リーグから頭角を現すと3年時には渡邉千真に次ぐランキング2位の14得点を挙げリーグ優勝に貢献。ベストイレブンに輝く。また、6月には出場こそなかったものの、当時J1の横浜FC特別指定選手として登録される。

第87回天皇杯全日本サッカー選手権大会ではJリーグ相手に3得点(京都サンガF.C.戦1得点、清水エスパルス戦2得点)を含む、計5得点を挙げチームの4回戦進出の原動力となる。

2008年7月、チームメイトの藤田優人とともに、古巣東京ヴェルディ入団を決める。

2009年シーズンは32試合出場6ゴールと、1年目としてはまずまずの成績を残すもののチームの財政難の影響もあり、2010年よりJ2に降格した柏レイソルに完全移籍となった。同年3月28日、柏移籍後の初ゴールを古巣の東京V戦で決める。

2012年7月、モンテディオ山形に期限付き移籍。2013年より山形に完全移籍、同年には中島裕希と並ぶシーズン12得点でチーム得点王の活躍を見せた。

2017年シーズンより、水戸ホーリーホックに完全移籍。41試合に出場し、チーム最多の14得点を挙げた[1]

2018年、東京ヴェルディへ9年ぶりに復帰[2]

2019年8月、FC町田ゼルビアに期限付き移籍で加入[3]

2020年、東京ヴェルディへ復帰[4]。2020年3月、ザスパクサツ群馬へ期限付き移籍[5]

2020年11月19日、2020年シーズンをもって現役を引退すると発表された[6][7]

2021年1月30日、東京大学運動会ア式蹴球部の監督就任が発表された[8]

所属クラブ

編集
ユース経歴
プロ経歴

個人成績

編集
国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点出場得点出場得点 出場得点
日本リーグ戦 リーグ杯天皇杯期間通算
2007明大11---3535
2009東京V27J2326-10336
2010172410-212611
201111J11011010121
201230--30
山形39J2162-21183
201383412-213613
201430-2050
2015J12324000272
2016J2306-22328
2017水戸4114-004114
2018東京V11287-21308
2019165-00165
町田2240--40
2020東京V2700--00
群馬13362--362
通算日本J13635010423
日本J226464-13627770
日本--3535
総通算3006750171132278
  • 2007年、特別指定選手としての出場はなし

その他の公式戦

国際大会個人成績 FIFA
年度クラブ背番号出場得点出場得点
AFCACLクラブW杯
201111-21
201220-
通算AFC2021

タイトル

編集

柏レイソル

個人

エピソード

編集
  • プロ初先発となったサガン鳥栖戦では、開始9秒で菅原智が一発退場[9]となり、ほぼ90分を10人で戦うという苦しい展開となったが、先制点をアシストすると自身もプロ初得点を決め勝利に貢献した。
  • 柏レイソルでは日テレ・ベレーザ出身の小野寺志保スカイパーフェクTVのレポーターとして中継にしばしば参加している。小野寺は同じグラウンドで練習していた林の事を以前から知っていて、その事をアナウンサーから聞かれた際には「林の事を母のような気持ちで見守っている」と答えている。
  • 自他共に認める海外サッカー通である。好きな選手はズラタン・イブラヒモヴィッチであり、自身のゴールの際にゴールパフォーマンスの真似を披露した事もある。山形在籍中のオフシーズンには、現役選手にも関わらず欧州サッカー中継の解説者(いわゆるゲストではない)を複数回務めた実績がある。

脚注

編集
  1. ^ J2東京V 経営難で手放した選手が9年ぶり復帰「私には緑の血が流れています」”. スポニチアネックス (2017年12月18日). 2017年12月18日閲覧。
  2. ^ 林 陵平選手移籍加入のお知らせ”. 東京ヴェルディ (2017年12月18日). 2017年12月18日閲覧。
  3. ^ 林陵平選手 加入のお知らせ”. FC町田ゼルビア (2019年8月12日). 2019年8月17日閲覧。
  4. ^ 林陵平選手復帰のお知らせ”. 東京ヴェルディ (2020年1月10日). 2020年1月10日閲覧。
  5. ^ 【トップチーム】林陵平 選手 東京ヴェルディより期限付き移籍加入のお知らせ”. ザスパクサツ群馬 (2020年3月13日). 2020年3月13日閲覧。
  6. ^ 林陵平選手引退のお知らせ”. 東京ヴェルディ (2020年11月19日). 2020年11月19日閲覧。
  7. ^ 【トップチーム】林陵平 選手 現役引退のお知らせ”. ザスパクサツ群馬 (2020年11月19日). 2020年11月19日閲覧。
  8. ^ 林陵平監督就任のお知らせ』(プレスリリース)東京大学運動会ア式蹴球部、2021年1月30日https://todai-soccer.com/2021/01/29/newheadcoach/2021年1月30日閲覧 
  9. ^ 高崎理貴菅野孝憲のJリーグ記録(開始1分)を大幅に塗り替えるとともに、プロリーグでは世界最速記録

関連項目

編集

外部リンク

編集