光陽市

韓国・全羅南道の市
東光陽市から転送)

光陽市(クァンヤンし/こうようし)は、韓国全羅南道東部にある市である。慶尚南道と接する。光陽湾に面した港湾工業都市で、ポスコ光陽製鉄所がある。光陽湾には蟾津江(ソムジンガン)が流入している。サッカー・Kリーグ全南ドラゴンズの本拠地でもある。市のスローガンは「Sunshine GWANGYANG」。

全羅南道 光陽市
位置
各種表記
ハングル:광양시
漢字:光陽市
日本語読み仮名:こうようし
片仮名転写:クァンヤン=シ
ローマ字転写 (RR):Gwangyang-si
統計(2023年
面積:458.89 km2
総人口:152,666[1]
男子人口:79,892 人
女子人口:72,774 人
人口密度:332.69 人/km2
世帯数:70,162 世帯
行政
国:大韓民国の旗 大韓民国
上位自治体:全羅南道
下位行政区画:1邑6面5行政洞10法定洞
行政区域分類コード:
光陽市の木:イタヤカエデ
光陽市の花:ツバキ
光陽市の鳥:カモメ
自治体公式サイト:光陽市
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光陽市庁

概要 編集

市街地は、光陽邑を中心とする西側のエリアと中馬洞を中心とする東側のエリアに分かれている。光陽駅・光陽総合バスターミナルは西側に、市庁は東側に所在し、両者は10km離れている。

歴史 編集

行政区画 編集

行政区域図

光陽市は1邑・6面・5洞により構成する。市の面積は458.89㎢、人口は2016年11月末時点で60,530世帯、154,211人である[4]

行政洞・邑・面法定洞・法定里世帯人口面積
骨若洞黄金洞、黄吉洞、城隍洞、桃李洞、中軍洞1,0262,07835.62
中馬洞中洞、馬洞20,44256,5099.823
広英洞広英洞5,15412,9153.254
太仁洞太仁洞1,0172,2316.102
金湖洞金湖洞5,04313,70518.342
光陽邑牛山里、亀山里、七星里、邑内里、木城里、草南里、益申里、紗谷里、竹林里、龍江里、仁東里、仁西里、道月里、世豊里、徳礼里19,82350,05854.464
鳳岡面具書里、鳳堂里、釜楮里、石社里、莘龍里、鳥嶺里、紙谷里9892,15855.593
玉龍面東谷里、山南里、龍谷里、雲谷里、雲坪里、栗川里、竹川里、秋山里1,4983,07366.287
玉谷面大竹里、墨栢里、仙柳里、水坪里、新錦里、元月里、荘洞里1,5023,21540.299
津上面錦梨里、飛坪里、蟾居里、於峙里、旨元里、青岩里、黄竹里1,5723,14965.495
多鴨面高士里、錦川里、道士里、新院里、荷川里9061,83363.624
津月面馬龍里、望徳里、船所里、松琴里、新鳩里、新鵞里、烏沙里、月吉里、真亭里、車蛇里1,5583,23437.163
光陽市60,530154,211458.89

行政 編集

警察 編集

消防 編集

経済 編集

主な産業 編集

重工業が発達した都市である。地域の大部分が農業など1次産業が発達した全羅南道ではまれな経緯をたどる。1970年代、POSCOの製鉄所が建設されて以降、南東臨海工業地域に成長している。

2000年代は光陽湾圈經濟自由区域に指定され、現在は物流産業と製鉄業が主な産業となっている。2005年韓国ガス公社SKグループが共同で光陽港にLNG受け入れ基地を完成させている[5]

特産物 編集

光陽市に工場・拠点を置く主な企業 編集

スポーツ 編集

光陽サッカー専用球場は東側市街地に所在している。

種目チーム名創立年度ホーム競技場
Kリーグ全南ドラゴンズ1994年光陽サッカー専用球場(ドラゴンダンジョン)

交通 編集

鉄道 編集

バス 編集

東西市街地にそれぞれバスターミナルがあり、高速・市外バスは両方を経由するものが多い。

高速道路 編集

  • 南海高速道路
    • 光陽インターチェンジ - 東光陽インターチェンジ - 玉谷インターチェンジ - 津月インターチェンジ - 蟾津江サービスエリア 

国道 編集

港湾・フェリー 編集

  • 光陽港
    • 光陽ライン 日本下関港と結ぶ国際航路。週3回運行で、所要時間12時間~13時間
      • 就航当初は門司港発着便も設定されていた[6]が、2011年3月をもって下関に集約された。2012年2月、光陽フェリーが運休になった。

姉妹都市 編集

国内 編集

国外 編集

脚注 編集

  1. ^ 주민등록 인구통계 - 행정안전부”. 行政安全部. 2024年1月3日閲覧。
  2. ^ 法律第4050号・烏山市等の12市及び泰安郡の設置と郡名変更に関する法律(1988年12月31日
  3. ^ 法律第4801号・全羅南道光陽市等の2つの都農複合形態市の設置等に関する法律(1994年12月22日
  4. ^ 광양시 주요 통계
  5. ^ KOGASの経営戦略” (PDF). 日本エネルギー経済研究所 (2006年). 2019年12月3日閲覧。
  6. ^ 日本の寄港地を下関および門司と決定。2011年1月に就航。産経新聞ウェブ版2011年1月25日

外部リンク 編集