川内エクスプレス

JR九州の特急列車

川内エクスプレス(せんだいエクスプレス)は、九州旅客鉄道(JR九州)が川内駅 - 鹿児島中央駅間を、鹿児島本線経由で運行していた特急列車である。

川内エクスプレス
川内エクスプレスに用いられていた787系
概要
種類特急列車
現況廃止
地域鹿児島県
運行開始2011年(平成23年)3月12日
運行終了2016年(平成28年)3月25日
旧運営者九州旅客鉄道(JR九州)
路線
起点川内駅
終点鹿児島中央駅
運行間隔1日1往復
使用路線鹿児島本線
技術
車両787系電車
大分車両センター
軌間1,067 mm
電化交流20,000 V 60 Hz
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概要 編集

特急「川内エクスプレス」は、鹿児島都市圏内での通勤・通学用ライナー列車として485系電車で運行されていた「さわやかライナー」・「ホームライナー」を特急に格上げする形で2011年3月12日に運行を開始した[疑問点][1]。鹿児島本線の川内駅 - 鹿児島中央駅間では2004年の九州新幹線鹿児島ルート部分開業時に在来線特急「つばめ」が「リレーつばめ」に改称の上で新八代駅発着に、寝台特急「なは」が熊本駅発着に短縮されて以来、特急列車の設定がなかったが7年ぶりに運行されることになった。

しかし利用客数の伸びの低迷などから2016年3月26日のダイヤ改正で廃止され、代替として朝の下り列車の時間帯に伊集院駅 - 鹿児島中央駅間に新たに普通列車を設定した[2]

運行概況 編集

川内駅 - 鹿児島中央駅間で1往復運転され、鹿児島中央駅行きは朝、川内駅行きは夜の運転となっていた。

停車駅 編集

川内駅 - 隈之城駅 - 串木野駅 - 市来駅 - 湯之元駅 - 伊集院駅 - 鹿児島中央駅

使用車両・編成 編集

2011年3月12日現在の編成図
川内エクスプレス
← 川内
鹿児島中央 →
1234
G
凡例
G=グリーン車座席指定席
自=普通車自由席

大分鉄道事業部大分車両センターに所属する787系電車4両編成が充当されていた。九州新幹線鹿児島ルートの全線開業以前は主に「有明」に使用されていた編成である。グリーン席指定席普通車は全席自由席となっている。

JR九州管内の優等列車は下り列車の先頭車を1号車とするのが原則[要出典]であるが、車両は「にちりん」「ひゅうが」「きりしま」との共通運用であったため、当列車は例外的に全区間で上り列車の先頭車を1号車としていた[注 1][要出典]

沿革 編集

脚注 編集

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  1. ^ 川内エクスプレスが廃止されたのと同時に、「九州横断特急」は熊本駅 - 人吉駅間を廃止の上で上下方向を入れ替えたため、2016年3月26日ダイヤ改正以降、JR九州管内を運行する優等列車はすべて下り列車の先頭車を1号車としている(なお783系電車の「みどり」編成のみで運転される列車では1号車が存在せず、下り方の先頭車は5号車である)。ただし「みどり」「ソニック」「にちりんシーガイア」では途中でスイッチバックを行うため上り列車の先頭車が1号車になる区間がある。

出典 編集

  1. ^ 南国 "鹿児島" を走る…九州南端に残された "鹿児島" 本線”. GetNews. 東京産業新聞社 (2016年6月1日). 2022年12月15日閲覧。
  2. ^ a b 平成 28 年春ダイヤ改正” (pdf). f (2015年12月18日). 2022年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月19日閲覧。


外部リンク 編集