土気駅

千葉県千葉市緑区土気町にある東日本旅客鉄道の駅

土気駅(とけえき)は、千葉県千葉市緑区土気町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)外房線。外房線内の駅で標高が最も高い所に位置する(79.4m)。

土気駅
南口(2016年9月)
とけ
Toke
誉田 (5.5 km)
(4.8 km) 大網
地図
所在地千葉市緑区土気町1727-1
北緯35度31分51.1秒 東経140度16分11.3秒 / 北緯35.530861度 東経140.269806度 / 35.530861; 140.269806座標: 北緯35度31分51.1秒 東経140度16分11.3秒 / 北緯35.530861度 東経140.269806度 / 35.530861; 140.269806
所属事業者東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線外房線
キロ程18.1 km(千葉起点)
電報略号トケ
駅構造地上駅橋上駅
ホーム1面2線
乗車人員
-統計年度-
[JR 1]10,706人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日1896年明治29年)11月1日[1]
備考業務委託駅
テンプレートを表示
北口(2018年4月)

歴史 編集

駅名の由来 編集

駅名は周辺の地名に由来する。土気の読みの由来は、大網からの長い峠を取って「とけ」となったという説もあるが、真偽は定かではない。周辺は南関東ガス田と呼ばれる水溶性ガス田の範囲内であり、古来天然ガスが湧出する気配を示す土地は「土気」と呼ばれ、これが地名由来と考えられている[7]

駅構造 編集

島式ホーム1面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有する。かつて非電化単線だった頃は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線であったが、電化および複線時に相対式ホーム2面2線となった。さらに橋上駅舎化に際して現在の配置となる。橋上駅舎ではあるが、南口側は地表面レベルに出入口がある。北口の道路へ出るには階段エレベーターを経由する。この他、エレベーターはコンコース - ホーム間に設置されている。また、ホーム大網方の階段に上りエスカレーターが設置されている。

千葉統括センター(蘇我駅)管理の業務委託駅JR東日本ステーションサービス受託)であり、自動改札機指定席券売機が設置されている。みどりの窓口2013年2月4日限りで営業を終了した。鎌取駅委託化前は同駅の被管理駅であった。

のりば 編集

番線路線方向行先
1外房線下り大網東金勝浦方面
2上り千葉東京方面

(出典:JR東日本:駅構内図

利用状況 編集

2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員10,706人である[JR 1]。外房線内では千葉駅蘇我駅鎌取駅に次いで4番目に多い。

JR東日本および千葉県統計年鑑によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年)7,174[* 1]
1991年(平成03年)7,995[* 2]
1992年(平成04年)8,789[* 3]
1993年(平成05年)9,746[* 4]
1994年(平成06年)10,535[* 5]
1995年(平成07年)11,119[* 6]
1996年(平成08年)11,527[* 7]
1997年(平成09年)11,685[* 8]
1998年(平成10年)12,039[* 9]
1999年(平成11年)12,367[* 10]
2000年(平成12年)[JR 2]12,642[* 11]
2001年(平成13年)[JR 3]12,760[* 12]
2002年(平成14年)[JR 4]12,853[* 13]
2003年(平成15年)[JR 5]12,951[* 14]
2004年(平成16年)[JR 6]13,056[* 15]
2005年(平成17年)[JR 7]13,326[* 16]
2006年(平成18年)[JR 8]13,502[* 17]
2007年(平成19年)[JR 9]13,788[* 18]
2008年(平成20年)[JR 10]13,896[* 19]
2009年(平成21年)[JR 11]13,861[* 20]
2010年(平成22年)[JR 12]13,913[* 21]
2011年(平成23年)[JR 13]13,847[* 22]
2012年(平成24年)[JR 14]13,765[* 23]
2013年(平成25年)[JR 15]13,856[* 24]
2014年(平成26年)[JR 16]13,495[* 25]
2015年(平成27年)[JR 17]13,658[* 26]
2016年(平成28年)[JR 18]13,553[* 27]
2017年(平成29年)[JR 19]13,390[* 28]
2018年(平成30年)[JR 20]13,335[* 29]
2019年(令和元年)[JR 21]13,078[* 30]
2020年(令和02年)[JR 22]9,979
2021年(令和03年)[JR 23]10,240
2022年(令和04年)[JR 1]10,706

駅周辺 編集

駅南口にはワンハンドレッドヒルズで有名なあすみが丘ニュータウンが広がる。あすみが丘周辺は豊かな森林に囲まれ、千葉県内最大の森林公園である千葉市昭和の森公園にも隣接する。

北口 編集

駅北口を出るとすぐに千葉県道20号千葉大網線(大網街道)である。

南口 編集

ホキ美術館
千葉市昭和の森公園

バス路線 編集

特記以外は千葉中央バスによって運行されている。

北口 編集

1番のりば
2番のりば

南口 編集

1番のりば
  • あすみが丘南(大椎町南)行
2番のりば
3番のりば
  • あすみが丘ブランニューモール行

隣の駅 編集

東日本旅客鉄道(JR東日本)
外房線
快速(京葉線経由)・快速(総武線経由)・普通(各駅停車)
誉田駅 - 土気駅 - 大網駅

脚注 編集

記事本文 編集

出典 編集

  1. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 31号 内房線・外房線・久留里線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年2月21日、22-23頁。 
  2. ^ 「停車常設置」『官報』1896年10月28日(国立国会図書館デジタル化資料)
  3. ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、613頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ 「しゃれた橋上駅舎 国鉄土気駅が変身」『読売新聞読売新聞東京本社、1986年8月29日、千葉 第二県版、19面。
  5. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '96年版』ジェー・アール・アール、1996年7月1日、182頁。ISBN 4-88283-117-1 
  6. ^ a b みどりの窓口廃止は、駅業務外注化に向けた攻撃だ! 乗客の不便よりも機械化 合理化を優先するJR”. 国鉄千葉動力車労働組合. 2019年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月30日閲覧。
  7. ^ 会社の歴史 > 写真で見る歴史”. 関東天然瓦斯開発. 2021年7月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月31日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料 編集
  1. ^ Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月30日閲覧。

利用状況 編集

JR東日本の2000年度以降の乗車人員
千葉県統計年鑑

関連項目 編集

外部リンク 編集