国母
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国母(こくも/こくぼ)は、東アジアにおいて皇帝や天皇、国王の生母を指して用いられた呼称。また、「国の母」、「国民の母」の意で、皇后・王妃や国家指導者(国民の父)の配偶者等を指して使われることもある。
日本における国母 編集
近代以前 編集
日本における「国母」は、江戸時代に記された壺井義知『職原抄通考』に「国母、治世天子御母也」と見えるように、「天皇の生母」を指す呼称とされ[1]、皇后・皇太后などの地位(称号)とは異なる概念である。ただし、その初見史料は『日本三代実録』元慶3年3月25日(879年4月20日)条に、太皇太后正子内親王(淳和天皇皇后)の崩御の記事として「淳和太后崩、既曰国母、可謂至尊」と見えるものである[1]。正子内親王所生の皇子女は、恒貞親王が廃太子となっているのみで、天皇の生母にはあたらない。
一条天皇生母の藤原詮子が出家して東三条院となって以来、国母は出家後に女院号を受けるのが通例となり、「国母仙院」(こくぼせんいん)とも呼ばれた。後には出家しなくとも女院となったり、また国母以外にも女院号を受ける例も出た。また、平安時代末期より、天皇の生母が不在の時等に、生母以外の皇后や未婚内親王を「准母」として、国母に擬するようになった。