ハロー張りネズミ

ハロー張りネズミ』(ハローはりネズミ)は、弘兼憲史による日本漫画、またそれを原作とした実写映画、テレビドラマOVA。1980年から1989年まで『週刊ヤングマガジン』(講談社)に連載された。単行本は通常版、スペシャル版ともに全24巻、後に文庫化された際は全14巻で刊行されている。

ハロー張りネズミ
ジャンル青年漫画
推理漫画
漫画
作者弘兼憲史
出版社講談社
掲載誌週刊ヤングマガジン
レーベルヤンマガKCスペシャル
巻数全24巻
文庫版全14巻
映画
原作弘兼憲史
監督松本泰生
脚本井川公彦
音楽久米大作
製作大映
配給大映
封切日1991年11月16日
上映時間91分
OVA:ハロー張りネズミ〜殺意の領分〜
原作弘兼憲史
脚本遠藤明範
キャラクターデザイン河南正昭
音楽槌田靖識
アニメーション制作スタジオディーン(協力)
アニメイトフィルム(協力)
製作ソニー・ミュージック
エンタテインメント
発売日1992年9月1日
話数全1話
ドラマ:スペシャルドラマ
脚本友澤晃
演出佐々木章光
製作TBSテレパック
放送局TBS
放送期間1996年6月10日 - 同日
話数全1話
ドラマ:連続ドラマ
脚本大根仁、二宮孝平、 関えり香
黒住光、オークラ
演出大根仁
製作オフィスクレッシェンド、TBS
放送局TBS
放送期間2017年7月14日 - 9月15日
話数全10話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画映画アニメテレビドラマ
ポータル漫画映画アニメテレビドラマ

東京都板橋区下赤塚の「あかつか探偵事務所」に所属する探偵・七瀬五郎とその仲間たちが、数々の事件に挑む。日常的な事件から超大規模なサスペンスまで扱う娯楽探偵漫画だが、超常現象タイムスリップを扱ったエピソードもあるのが特徴である。

1991年に映画化、1992年にOVA化されたが、2017年7月から連続テレビドラマ版も放映された。

登場人物 編集

各員の年齢は、基本的に初登場時のもの。なお、本作の話数は「ファイル1」、「ファイル2」と数えているが、単行本に最初に収録されているのは「ファイル以前 あかつか探偵団」[1]と題されている(事実上の第1話となっている)。

あかつか探偵事務所のメンバー 編集

全員、独身である。
七瀬 五郎
あかつか探偵事務所の探偵で、本作の主人公。山口県の農家出身で、年齢は25歳(「ファイル以前」[2])。
ハリネズミのような髪型と、寝ずに相手の尾行する(「張リ寝ズ視」[3]と本人がボヤいている)ことから、「ハリネズミ」のあだ名[2]で呼ばれる。
機会があるたびに、「××で国体出場の経験がある」と述べる陽気な青年。その内訳は、各スポーツ種目から「ケンケン(片足とび)の日本選手権で優勝」にまで及ぶ(さすがにケンケンの時はウソだと認めた[4]が、これは相手をリラックスさせるためである)。いずれの種目も自称の域を脱していないが、身体能力が高いことには間違いなく、その才能を生かして探偵として活躍している。
島耕作』シリーズでは、スターシステムとして、下記の小暮の会社の新人探偵(探偵業・アーバンリサーチの社員)として登場する。その際の経歴は、陸上自衛隊第一空挺団に10年所属し、探偵に転職して一年目、とされている。
2011年のヤングマガジン創刊30周年記念本『青春ヤンマガ』に収録された『島耕作』シリーズとのクロスオーバー短編『耕作meets久作』では、1978年の時点であかつか探偵事務所に所属し、小暮とかほるの会話から、四俵蘭子と肉体関係を続けていることが示唆されている[5]
木暮 久作
あかつか探偵事務所所属の探偵。七瀬の相棒で、通称「グレさん」[2]。年齢は36歳(「ファイル以前」[2])。
最終回近くになり、「1945年8月6日広島市生まれ」と判明する[6]広島原爆投下時に父親が住友銀行広島支店前(人影の石参照)で被爆死しており[7]、七瀬の尽力で直接被爆を免れ、久作を出産した母親も二日後に亡くなっている。
元はプロのギャンブラーで、洞察力は鋭い。また、その手際も現役である。
暗い過去の持ち主だが、普段は明るい性格。失禁するほどお化けが苦手。
島耕作』シリーズでは、スターシステムとして島耕作の友人(探偵業・アーバンリサーチの木暮)として登場し、企業間抗争などのエピソードで水面下のトラブル処理を請け負っているが、島の加齢に合わせてある程度の歳を取っているため、近年のシリーズでは登場回数が減少している。
『耕作meets久作』では、島の大学時代の隣人(早稲田大学社会科学部を2年で中退)で、1978年に新宿の雀荘で再会。その際にあかつか探偵事務所と並行し、秘密裏に営んでいる個人事務所・アーバンリサーチの名刺を渡したことが描かれている。
風 かほる
あかつか探偵事務所所長で、28歳の独身女性(「ファイル以前」[8])。
普段は事務所で飲んだくれていることが多いが、人望はある。『耕作meets久作』では、他の所員に内緒で小暮と付き合っているという描写がある。
梓 夢子
あかつか探偵事務所のアルバイト。東京大学の1年生で18歳(「ファイル1」[9])。のちに大学院へ進学。
科学的調査を行う際には、彼女のコネを使って東大で調査をすることが多い。
中盤から出番が激減し、登場しなくなっていく。
四俵 蘭子
あかつか探偵事務所の一員。5人の中では一番登場が遅い(「ファイル25」、単行本第4巻[10])。瀬戸内海の白神島出身[11]
世田谷区成城に実家があり、元はサンダー交易の社長の養女だった[12]。数々の犠牲を払った「サンダー交易疑獄事件」の解決後、メンバーに加わる。
七瀬とは男女の関係を持ったが、その後はつかず離れずの関係。後述する双子[13]の姉の尾津蓮子と瓜二つ。

その他の登場人物 編集

尾津 蓮子
四俵蘭子の姉。
「ファイル20」で登場[14]し、七瀬と恋人関係となったが、「ファイル22」(単行本第3巻)で事件に巻き込まれ、死亡[15]
マスター
氏名は不明(御厨との表記あり)。あかつか探偵事務所の向かいにある喫茶店、「リバティーハウス」のマスター。年齢不明、独身。
「ファイル以前」から登場しており、七瀬と木暮はここの常連である[16]。事件の発端となることもある(依頼の他、目撃者となる、など)。
朝子
苗字は不明。元々は夢子が家庭教師をしていた令嬢。9歳(「ファイル10」、単行本第2巻[17])。
七瀬になついており、途中まで準レギュラーの扱いだった。
五十嵐白梅
アップルソースのママ
南 謙次郎
元記者で、蘭子の元恋人。
「サンダー交易疑獄事件」において、東京拘置所内で刺客に射殺される[18]
河合 節子
霊能力者の中年女性。「ファイル133」(第14巻)で初登場した[19]。オカルト絡みの事件で度々登場する。
家庭を持っており、普段は専業主婦として暮らしている(子供が何人かいる模様)。書道家でもあり、事件の際は「出張で習字を教えに行く」と説明しており、家人には能力の事は伏せてある[20]

単行本(サブタイトル)リスト 編集

弘兼憲史『ハロー張りネズミ』講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉版、全24巻

第1巻(1983年7月18日)

ファイルサブタイトル備考
以前あかつか探偵団七瀬、木暮、所長、マスターが初登場。
1ローバの休日夢子が初登場。
2白い悪魔麻薬を取り上げている。
3人間蒸発失踪者を扱っている。
4離愁記憶喪失を扱っている。
5反発
6シャイニングポルターガイストを扱っている。
717歳のプレリュード

第2巻(1983年8月18日)

ファイルサブタイトル備考
8旅の重さ
9戦火の中で
10黄色いリボン朝子、初登場。
11スター誕生
12二人のクリスマス
13初夢天国編
14約束
15黄昏大陸中国残留孤児を扱っている。
16銀雪の嶺

第3巻(1983年9月18日)

ファイルサブタイトル備考
17スティング木暮が、元ギャンブラーの腕を初披露。
18さらば愛しき女(ひと)木暮の過去を七瀬が探る。
19名犬ミサイル前回、木暮が拾ってきた子犬の話。
20マラソンマン尾津蓮子、初登場。
21探偵日記尾津蓮子と七瀬の仲が急接近する。
22闇からの誘い(いざない)尾津蓮子、退場。
23狼の挽歌
24おかしな二人朝子、再登場。
朝子の両親が海外赴任のため、七瀬が預かる。

第4巻(1983年10月18日)

ファイルサブタイトル備考
25復活四俵蘭子、登場。
26夕日の中で四俵蘭子が尾津蓮子の件を知り、七瀬と接近。
27見えない手「サンダー交易疑獄事件」編、開始。
28獅子と蟻四俵蘭子が過去を明かす。
29祭りの準備南謙次郎、久米、登場。
ロバート・バレンタイン、来日。
30カンバセーション-盗聴-米原、登場。
31裏切りの報酬久米、退場。
32張りつめた糸ロバート、退場。
33赤い遺言
34能登へ仲井、登場。

第5巻(1983年11月18日)

ファイルサブタイトル備考
35北陸コネクション蘭子と仲井の再会。
36殺しの前奏曲
37激突
38裁きの時米原、退場。
39粛正するは我にあり南が自らの手で事件に幕を下ろす。
40河の流れ南の父親が明らかになる。
41春の宵,風吹き渡る南、退場。
42春の終焉「サンダー交易疑獄事件」編、終了。
43足ながおじさん
44リトルロマンス

第6巻(1983年12月18日)

ファイルサブタイトル備考
45残された時間(とき)七瀬がジープを譲られる。
46空白の奔流
47真夏の夜の夢
48ある家出少女の情景
49愛するってこわいスナック「アップルソース」開店。ママに木暮が惚れる。
50真夜中のベル

第7巻(1984年2月18日)

ファイルサブタイトル備考
51コインロッカー物語コインロッカーベイビーを扱っている。
52誘拐
53こいつぁ春からいい仕事※新春(新年)の意味。
54娘の結婚

第8巻(1984年4月18日)

ファイルサブタイトル備考
55亡霊調査IKGB編、開始。
56亡霊調査II
57亡霊調査III
58閉ざされたカーテン
59邪魔者は消せ
60潜行
61闇の侵略
62再会
63生存に乾杯!KGB編、終了。七瀬がダイヤを手に入れる。

第9巻(1984年6月18日)

ファイルサブタイトル備考
64国境の町I北方領土編、開始。
65国境の町II
66連環
67炎の洗礼
68帰還せず
69雌伏の日々
70完膚なきまでに
71寒い国からきた手紙
72オホーツクに散る

第10巻(1984年8月18日)

ファイルサブタイトル備考
73決闘
74St.バレンタインin釧路
75故郷は遥か遠く北方領土編、終了。
76白梅は悲しからずや「アップルソース」のママの出生の秘密が語られる。
五十嵐白梅(いがらし・しらうめ)という名前が明かされる。
77宴が終わった時
78ちょっとこわいお話幽霊を扱っている。
79囮大作戦
80緋牡丹お蝶
<未来編>彼方より愛をこめて2021年を舞台にしたSF。5人の内、蘭子は登場しない。

第11巻(1984年10月18日)

ファイルサブタイトル備考
81或る夜の勝負
82ゼロファイター
83轢き逃げ-前編-
84轢き逃げ-前編-
85不透明なる存在
86星降る夜に
87赤の錯綜3件の未解決事件に絡む事件の前編。
依頼者は作者そっくりの漫画家。
88緑色の風景中編。
89赤と白のコンチェルト後編。

第12巻(1985年4月18日)

ファイルサブタイトル備考
90誰かが聴いている
91遥かなる謝礼生命保険に絡む事件の始まり。
92疑惑
93不覚
94明日のために事件の結末。
95さらば族よ
96さよなら聖徳太子〈前編〉新年早々の事件。
一万円札が旧札(聖徳太子)から新札に替わる時期の事件。
97さよなら聖徳太子〈後編〉
98虹色のブルース〈前編〉
99虹色のブルース〈後編〉

第13巻(1985年9月18日)

ファイルサブタイトル備考
100異形の良薬新薬開発と利権に絡む事件の始まり。
101志摩へ
102アリバイくずし
103癒着の構造
104饒舌なる寡黙
105影の男
106逆襲あかつか探偵事務所が放火され、全焼する。
107追いつめる
108瓦解
109輝ける海事件解決。探偵事務所も改築された。

第14巻(1986年3月18日)

ファイルサブタイトル備考
110殺し蜂 狂い蜂
111源さんの煙突
112ママ 淋しかったのPart I悪霊を扱った事件の始まり。
113ママ 淋しかったのPart II霊能力者・河合節子が初登場(事件解決まで関わる)。
114ママ 淋しかったのPart III
115ママ 淋しかったのPart IV
116ママ 淋しかったのPart V事件の解決。
117盗作
118玄待屋の女
119夢で逢いましょう

第15巻(1986年11月18日)

ファイルサブタイトル備考
120魔性の系譜 Part I吸血鬼を扱った事件の始まり。
ただし、オカルトではなく、科学考証(SF考証)で対応している。
121魔性の系譜 Part II
122魔性の系譜 Part III
123魔性の系譜 Part IV夢子が大学院に在籍している、と判明。
河合節子、再登場。
124魔性の系譜 Part V
125魔性の系譜 Part VI
126魔性の系譜 Part VII河合節子が事件から降りる(いわゆる「オカルト」ではないので)。
127魔性の系譜 Part VIII
128魔性の系譜 Part IX
129魔性の系譜 Part X事件に幕が下りる。

第16巻(1987年1月17日)。本巻より目次が設置されている。

ファイルサブタイトル備考
130目明五郎江戸初夢
(めあかしごろうえどはつゆめ)
新春特別編。江戸時代に舞台を移し、赤塚組5人の活躍を描く。
五郎と久作は目明し(江戸時代なので、苗字は登場していない)。
東洲斎写楽の正体に迫っている。
131差出人なき手紙Part I死者からの手紙で依頼された事件の始まり。
132差出人なき手紙Part II
133差出人なき手紙Part III事件解決。
134モーニングコール(前編)
135モーニングコール(後編)
136翔べないアヒル
137プッシュボタン ラバー(前編)
138プッシュボタン ラバー(前編)
139田舎道の祝福

第17巻(1987年7月17日)

ファイルサブタイトル備考
140墜落せずPart I
141墜落せずPart II
142墜落せずPart III
143墜落せずPart IV
144闡明されし者Part I
145闡明されし者Part II
146闡明されし者Part III
147初雪16時
148目明五郎京都酔醍第一幕
(めあかしごろうみやこのよいざめ)
昨年同様の新春企画。夢子は登場せず。
今回は京都の目明しとなっており、坂本竜馬暗殺に出くわす。
前作と違い、「ハリネズミ」、「グレさん」と呼び合っている。
149目明五郎京都酔醍第二幕

第18巻(1987年12月17日)

ファイルサブタイトル備考
150いざなう光Part IUFOに絡む事件の始まり。
151いざなう光Part II
152いざなう光Part III
153いざなう光Part IV
154いざなう光Part V
155いざなう光Part VI事件の終わり。
156夢のかけら脇役として、第16巻「プッシュボタン ラバー」(ファイル137-138)に登場した宮坂が再登場。
157心 乱れてPart I
158心 乱れてPart II
159春立ちぬ

第19巻(1988年7月16日)

ファイルサブタイトル備考
160ハワイアン哀歌Part Iハワイへ移住した日本人の、第二次世界大戦での悲劇を扱っている。
161ハワイアン哀歌Part II
162ハワイアン哀歌Part III
163がんばれビーバーズ
164黒の弾道Part I
165黒の弾道Part II
166さらば風の玩具
167目明五郎恋緋桜第一幕
(めあかしごろうこいのひざくら)
恒例の新春企画。夢子は登場せず。今回の事件は八百屋お七
前作同様、「ハリネズミ」、「グレさん」と呼び合っている。
蘭子は髷を結っていない。
168目明五郎恋緋桜第二幕
169目明五郎恋緋桜第三幕

第20巻(1989年1月17日)

ファイルサブタイトル備考
170殺意の領分Part I
171殺意の領分Part II
172殺意の領分Part III
173殺意の領分Part IV
174殺意の領分Part V
175待つ女達
176過去との遭遇Part Iグアムでの休暇中、七瀬と木暮が首長竜に出会う。
177過去との遭遇Part II
178雨の物語
179雨の物語 第2話「雨の日」というシチュエーションは同じだが、前回とは関係ない話。

第21巻(1989年5月17日)

ファイルサブタイトル備考
180長い黒髪の女Part I自殺に偽装された殺人事件の解決を依頼される。
181長い黒髪の女Part II
182長い黒髪の女Part III
183長い黒髪の女Part IV
184呪の輪廻Part I古代の悪霊に絡む事件。河合節子、登場。
185呪の輪廻Part II
186呪の輪廻Part III
187ラスト・オーダー
188パパは出張中
189ラストプレゼント木暮のギャンブルの師匠が登場。

第22巻(1989年8月17日)

ファイルサブタイトル備考
190価値の死角Part I株取引に絡む事件。
191価値の死角Part II
192価値の死角Part III
193価値の死角Part IV
194価値の死角Part V
195価値の死角Part VI
196価値の死角Part VII
197価値の死角Part VIII
198価値の死角Part IX
199落ちる女Part I
200落ちる女Part II
201父の贈り物

第23巻(1989年11月17日)

ファイルサブタイトル備考
2021945年夏物語Part I年末、広島での仕事を終えた七瀬は、昭和20年8月5日にタイムスリップしてしまう。
そこには、木暮の両親がいた。原爆投下まで20時間しかない。
彼らを救うべく、七瀬は奮闘する。
2031945年夏物語Part II
2041945年夏物語Part III
2051945年夏物語Part IV
206浮気な女房にご用心
207東京の狐火
208眠る埋蔵金Part I徳川埋蔵金に絡む事件。
209眠る埋蔵金Part II
210眠る埋蔵金Part III
211眠る埋蔵金Part IV
212眠る埋蔵金Part V

第24巻(1996年4月5日)

ファイルサブタイトル備考
21310階のモンスター河合節子、登場。
214北の国から来た女

第24巻には、その他に漫画家との交流を描いた「ハリネズミ交遊録」と、シリーズとは関係ない初期短編「六本木心中」が収録されている。

2011年、ヤングマガジン創刊30周年記念で刊行された『青春ヤンマガ』には『島耕作』シリーズとのクロスオーバー短編『耕作meets久作』が収録されている。

映画(1991年度版) 編集

1991年11月16日に実写映画が公開された。

キャスト(映画) 編集

スタッフ(映画) 編集

OVA 編集

1992年9月1日発売のOVA。「ハロー張りネズミ〜殺意の領分〜」のタイトルで制作・販売されている。単行本第20巻に収録されている「殺意の領分編」を原作としている。

キャスト 編集

スタッフ 編集

テレビドラマ 編集

スペシャルドラマ 編集

「初夏の鎌倉-箱根・消えた子供を探せ!完全犯罪のトリックは崩せるか?」という副題が付いて、1996年6月10日に、TBS系「月曜ドラマスペシャル」で放送された。

キャスト
七瀬五郎:緒形直人
川上恵美(五郎の元恋人):有森也実
木暮久作:内藤剛志
梓夢子(「赤塚探偵事務所」事務員):村田和美
長田節子(「天野屋」の店員):山村美智子
古川秀樹(「天野屋」の客):石井洋祐
高橋克実
遠藤憲一
福留(警部):田山涼成
かとうかず子
米田一也(瞳の息子):塙翔平
松澤一之
今井和子
市川勇
遠山俊也
諸江みなこ
片岡富枝
久保晶
山崎満
向井恭介
渡辺寛二
牧村泉三郎
岡元次郎
橋本恵子
野中博之
飯塚恭平
高岩成二
長谷川稀世
庄司永建
米田瞳:杉田かおる
北村啓二:峰岸徹
風かほる(「赤塚探偵事務所」所長):小林幸子
スタッフ
脚本:友澤晃
演出・プロデュース:佐々木章光
ロケ協力:箱根登山鉄道箱根ロープウェイ箱根観光船
殺陣:西本良治郎
技術協力:ビデオフォーカス
美術協力:KHKアート
スタジオ:砧スタジオ
プロデュース:石田義一
製作:TBS、テレパック

台湾のドラマ 編集

2005年から、范植偉の主演により公視で連続ドラマ化。原題『偵探物語』。日本未公開。

キャスト(台湾のドラマ) 編集

  • 刺蝟 - 范植偉(ロバート・ファン)
  • 香露 - 陶晶瑩(マティルダ・タオ)
  • 老灰 - 徐錦江(エルビス・ツイ)
  • 小艾 - 楊雅筑(ゼニア・ヤン)
  • 美蓮 - 張惠春(サヤ)
  • 鬍子 - 羅北安(ルオ・ペイアン)

連続ドラマ 編集

ハロー張りネズミ
ジャンルテレビドラマ
原作弘兼憲史『ハロー張りネズミ』
脚本大根仁
二宮孝平
関えり香
黒住光 (脚本協力、第7話)
オークラ
演出大根仁
出演者瑛太
深田恭子
森田剛
中岡創一
片山萌美
蒼井優
リリー・フランキー
山口智子
エンディングSOIL&"PIMP"SESSIONS feat.Yojiro Noda「ユメマカセ」
製作
プロデューサー韓哲
市山竜次
製作オフィスクレッシェンド
TBSテレビ
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2017年7月14日 - 9月15日
放送時間金曜22:00 - 22:54
放送枠金曜ドラマ
放送分54分
回数10
公式サイト

特記事項:
初回は22:00 - 23:09の15分拡大。
テンプレートを表示

2017年7月14日から9月15日まで、TBSテレビ系の「金曜ドラマ」枠で放送。主演は瑛太[21]

キャスト(連続ドラマ) 編集

主要人物 編集
その他 編集
ゲスト(連続ドラマ) 編集

スタッフ(連続ドラマ) 編集

放送日程 編集

各話FILE放送日サブタイトル[27]脚本視聴率[28]
第1話FILE No.17月14日代理娘大根仁10.3%
第2話FILE No.27月21日蘭子という女-前編-07.6%
第3話7月28日蘭子という女-後編-06.6%
第4話FILE No.38月04日ママ、淋しかったの-前編-04.8%
第5話8月11日ママ、淋しかったの-後編-06.7%
第6話FILE No.48月18日死者からの手紙大根仁
黒住光
二宮孝平
06.9%
第7話FILE No.58月25日下赤塚ロマンス大根仁
関えり香
08.1%
第8話FILE No.69月01日残された時間大根仁
黒住光
08.1%
第9話FILE No.79月08日下赤塚戦士レッドマン大根仁
オークラ
06.6%
最終話LAST FILE9月15日眠る埋蔵金大根仁
黒住光
06.8%
平均視聴率 7.3%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)
TBS 金曜ドラマ
前番組番組名次番組
リバース
(2017年4月14日 - 6月16日)
ハロー張りネズミ
(2017年7月14日 - 9月15日)
コウノドリ(第2シリーズ)
(2017年10月13日 - 12月22日)

出典 編集

「ヤンマガKCスペシャル」全24巻を出典とする場合、以下の共通情報は省略する。

脚注 編集

  1. ^ 第1巻、1983年、3頁。
  2. ^ a b c d 第1巻、7頁。
  3. ^ 第1巻、4頁。
  4. ^ 第23巻、1989年、54頁。
  5. ^ この設定は『島耕作』シリーズの時系列に合わせたものであり、『ハロー張りネズミ』作中の時間の流れとは、いくつか矛盾が生じている。
  6. ^ 第23巻、76-87頁。この設定追加で、初登場時の年齢と生年が合わなくなった。
  7. ^ 第23巻、63-71頁、94頁。
  8. ^ 第1巻、6頁。
  9. ^ 第1巻、36頁。
  10. ^ 第4巻、1983年、21頁。
  11. ^ 第4巻、14-15頁。
  12. ^ 第4巻、79頁。
  13. ^ 第4巻、15頁。
  14. ^ 第3巻、1983年、78頁。
  15. ^ 第3巻、185頁。
  16. ^ 第1巻、6-7頁。
  17. ^ 第2巻、1983年、62頁。
  18. ^ 第5巻、1983年、158-169頁。
  19. ^ 第14巻、1986年、95頁。
  20. ^ 第14巻、169-170頁。
  21. ^ a b c d “瑛太、4年ぶり連ドラ主演 深田恭子、森田剛、山口智子と名作探偵漫画に挑戦”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年3月23日). https://www.oricon.co.jp/news/2087922/full/ 2017年3月23日閲覧。 
  22. ^ a b ““新グラビア女王”片山萌美、瑛太主演ドラマ『ハロー張りネズミ』出演”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年5月2日). https://www.oricon.co.jp/news/2090126/full/ 2017年12月3日閲覧。 
  23. ^ a b “蒼井優が謎の霊媒師役 監督をキュンキュンさせた”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2017年5月17日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1824826.html 2017年5月17日閲覧。 
  24. ^ a b c d “瑛太主演『ハロー張りネズミ』追加キャストに伊藤淳史、ムロらバイプレーヤー集合”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年6月9日). https://www.oricon.co.jp/news/2092101/full/ 2017年12月3日閲覧。 
  25. ^ a b c d e “橋本マナミ『ハロー張りネズミ』で魔性のOL役”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年8月18日). https://www.oricon.co.jp/news/2095792/full/ 2017年12月3日閲覧。 
  26. ^ “野田洋次郎『ハロー張りネズミ』最終話ゲストでフィナーレ飾る「盛大にお祝いできれば」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年9月8日). https://www.oricon.co.jp/news/2096942/full/ 2017年12月3日閲覧。 
  27. ^ ハロー張りネズミ - U-NEXT
  28. ^ “瑛太主演「ハロー張りネズミ」最終回は6.8% 前回から0.2ポイント上昇でフィニッシュ”. スポーツ報知. (2017年9月19日). オリジナルの2017年9月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170920165124/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170919-OHT1T50073.html 2017年9月19日閲覧。 

外部リンク 編集